【金字塔】横溝正史 第肆章 [無断転載禁止]©2ch.net
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なんつーか行きも帰りも滝で水を飲んだとか言ってたから、
普段から葡萄酒でベロンベロンの身としては、
特に夏なら水源の近くに吸い寄せられる習慣でもあるんだろう >>786
土曜ワイド劇場で蝶々殺人事件をやってる
由利麟太郎を石坂浩二 >>791
> 由利麟太郎を石坂浩二
それはそれで、また映画の金田一役とゴッチャになり紛らわしいんだけどね 1000人の金田一耕助ってイベント今年もやるのかなぁ (´・ω・`)
イベント代表がアレだけど••••• 悪魔が来たりて笛が吹くの犯人?
作中で台詞がほとんど無いのに
ぽっと出であなたが犯人ですと言われてもピンと来なかった
動機は頭の弱い母に遠因があり
これは貴族間の同族結婚により、おかしい人が出来たということなのね・・・ 蝶々殺人事件って何年か前に白黒で放送してた
その時シリーズで放送してた獄門島が、えらい改変されていたのに比べ
こっちは結構原作に忠実で面白かったよ
昭和30年代の映画だろうから
多分、歌舞伎役者が由利先生だったと思う 高倉健主演映画「悪魔の手毬唄」は、破天荒というかアナーキな作り込みらしいが、まだ見る機会がない。 原作の犯人が、そもそも登場しないという驚きの設定。
健さん唯一の失敗作との評まであるようだがw 横溝先生が一番気に入った金田一役は石坂浩二かな?
それとも古谷一行? 杉本一文より和田誠が気に入っているのは知っている
杉本氏の絵はグロ方向にイメージが固定される感じで嫌なのかね
先生的には和田氏の温和な絵が好きなようだね この前BSで放送してた、西田敏行の悪魔が来たりて〜を観たんだが
多分冒頭の人物紹介の部分をカットしたため
誰が誰だかさっぱり、何年か前に原作読んだ
自分でさえ、あやふやなまま殺人が起きてしまう
初見の人は、どう思ったんだろう このスレ、映画の話題が多すぎだが
別に構わないのか?
肝心な本の話題がおざなりになっていると思うぞ ネット動画で古谷一行さんの金田一しか見てませ〜ん、テヘぺろっ 冗談でなく横溝正史が認め愛した金田一は中尾ヒッピー金田一だったという
ウソのようなホントの話
石坂金田一は当初からかなり難色を示していて、撮影段階まで拒絶反応を
示し続けていたからね
それを実力でねじ伏せたへーちゃんがまた凄いんだけど 悪魔の手毬唄の犯人は原作は情感が薄い
市川崑監督版の映画の犯人は台詞もちゃんとあったし
そこは何度、犯人が分かる場面を見ても涙をそそられる 横溝氏は犯人が誰なのか最後まで決めておらず
ラストになってそれをでっち上げてるんだと思う
https://i.imgur.com/Gduv23Z.jpg >>808
何が気に入らなかったんだろう
年齢かな?当時としてはアッサリ顔だったからかな 単純に二枚目過ぎるし、頭の良さを見せつける「主役芝居」をするような
演出になるんじゃないか、と危惧していたらしいね >石坂金田一
カーのフェル博士やヘンリ卿じゃないけど、ドラマの核として話を引っ張るのは
「八つ墓」なら辰弥と典子、「犬神家」なら珠世と佐清、といった若い男女で
探偵は狂言回し、だから松竹が「八つ墓」を作っていた時も
「探偵は二枚目じゃ困る、おたくなら渥美清の役どころだろう」
と言っていたくらいで
ところが石坂金田一は心配をよそに茫洋とした天使キャラで、存在感がありながら
影に回る探偵役を見事に作り上げて、正史が「さらば石坂金田一」に書いたような
絶賛と信頼を得た
(逆に大いに期待していたはずの渥美金田一については、公開後パタッと沈黙…) ただ市川崑は、石坂の慶応の同窓ということで紹介された大野雄二を、
「たかがCMの人に何ができるの」といたく不満で、
その後自作品には全然使わなかったようだから、やっぱりあの音楽には不満なのな 岡山に疎開するまでは
家柄という言葉は死語だと思っていたという話が面白い 横溝正史疎開宅
博物館・資料館・テーマパーク
横溝正史が60年以上前の疎開中に家族とともに暮らした家が、当時のたたずまいのまま保存されています。
ここでの疎開中、『本陣殺人事件』等の金田一シリーズが発表されました。
つまり、この家で金田一耕助が誕生したのです。
また、清音駅(JR伯備線・井原鉄道)を始点として、疎開宅周辺の見どころを巡り、
川辺宿駅(井原鉄道)にいたる、「金田一耕助の小径」(ウォーキングコース)の道中には、
金田一耕助シリーズ登場人物のキャラクター像が6体立っており、金田一耕助の世界を楽しく味わうことができます。
https://www.kurashiki-tabi.jp/see/252/ >>809
> 悪魔の手毬唄の犯人は原作は情感が薄い
サイコパスっぽい感じかな? 獄門島といい手毬唄といい、働き者で体力のある犯人には感心させられる
まあ殺すまでは何とかできても、死体を見立てに整える気力までは無いよね、ふつう 「三つ首塔」の犯行は、犯人の体力を考えると不可能ではないか?
いちおう犯人は一般人より身体を鍛えている設定にはなっているが、それでも無理がある。 三首塔はラストの一文で救われた
女王蜂は臭い感じかな
いずれにしても必ず救いを持たせる構成は見事
横溝先生へのファンレターでも
先生の作品は必ず最後には良い話があるという話が来てたとか >>819
「夜歩く」は全く救いのないラストだな
「本陣」は滅んでいく一家の物語だな。美しいが同じく救いがない。
「仮面舞踏会」も真の犯人の悪意がエグ過ぎて、その犠牲になる人物の扱いに救いがないな。辛味亭辞宛で都筑道夫が説明しようとしたように、そこがミステリとしての感心させどころなんだけど。 仮面舞踏会の真の犯人って少女じゃなくっておばあちゃんのこと? ↑バカじゃない?こいつ。
>>820がせっかくぼかして書いてる配慮が台無し >>820
あんたも「犯人」なんて書くから、バカがダイレクトに聞いてくるんだよ
せめて真の「悪人」(犯人では無い) って濁せば良いのに この作家って田舎が舞台の作品のほうが面白いな
都会が舞台のものは大抵ウンコ 都会もので有名なのって「悪魔が来たりて笛を吹く」ぐらいだっけ? 長編の都会もので有名なのは、「夜歩く」、「三つ首塔」、「白と黒」、「病院坂首縊りの家」、
知る人ぞ知る作品に 「迷路の花嫁」、「スペードの女王」、「扉の影の女」、「死仮面」 など
あと、「女王蜂」 も後半は舞台が都会に移るね 「吸血蛾」はホラーものとしては良い出来。
テレ東の深夜ドラマにしてほしい。 >>827
扉の影の女は登場人物が個性的で好き
箒を逆さにひっくり返したような枯れ木が出て来る冒頭も好き 都会物といってもやっぱり、蝶々、びっくり箱、悪魔が来りて、
あたりの戦後すぐの作品が印象深いな
女シリーズでは「夢の中の女」だけが妙によくできていて
読みやすいというか肌に合うなと思ったら、一作だけ
早い時期の作品だったんだね >>829
> 箒を逆さにひっくり返したような枯れ木
自分も「扉の影の女」のその描写を覚えている
おそらく、武蔵野一円に街路樹として植えられているケヤキでしょうね
http://blog-imgs-35.fc2.com/i/n/o/ino1127/100124keyaki-tate.jpg
金田一は(死仮面など)銀座に事務所を構えていた時期もあり、けっこう都会人
だから、鬼首村みたい辺鄙な場所へ静養に行こうなんておかしなことを考える
夏あんな田舎にでかけたら、草むらにはアオダイショウ、石垣の隙間にマムシ
夜になったら、外灯へはアゲハチョウよりも大きな蛾が何匹も群がっているはず
虫嫌いなら、ワーッと叫んで逃げ出したくなるはず そもそも悪魔が来たりてって
孤島とか山村が舞台ではないだけで
信州の没落貴族の屋敷とか
全く都会ではないだろ >>827
夜歩くや三つ首塔も田舎編がそれなりの分量あるのでは…
病院坂は映画をテレビで見て???になったけど、原作はとても面白かったです
3割ほど減量してほしいけど… 作家人生どころか人生そのものの最晩年に書いた
悪霊島と病院坂がそろってシリーズ1,2を争う長さなのは内容はともかく凄いよな 横溝は笛吹くでは金田一の須磨明石〜淡路行きのあたりが好きなんだよね。 >>831
なるほど、
こちらが箒を逆さにひっくり返したような木ですか
横溝氏が読んだ本に同様の表現があったのでしょうか?
オリジナルだとすると
氏の巧みな表現力と物体観察力に敬意を評さざるを得ません
あの金田一事務所の紹介から始まる冒頭は冬めいた季節感が出ていて良かったですね >>839
今ちょっと本に目をとおしてみたところ、箒をさかさに立てたような木は、
銀杏だと記されており、こちらの記憶違いに少々ガッカリしているところ
とほほ・・・
扉の影の女は12月下旬の事件、物語はクリスマスに終わるんですよね 犬神家を最近読破した横溝初心者です
すごい文体だね
グイグイ引き込まれた
昔の、少しレトロな言い回しがたまらなく雰囲気ある
久しぶりに、いい作家に出会えて嬉しい
次に読むべきなのはどれですか?
八つ墓村と悪魔が来たりてを買って来てるのだけど >>797
脚本家が1ページも原作を読んでなかったっていう
例のアレか、まあありえねぇ事をやってるわww >>837
「仮面舞踏会」も文庫本の分厚さにゲンナリしたな。
読んでる途中で、スカパーで放送してたドラマの方を
見てそれで満足してしまい、結局完読してないw >>842
> 次に読むべきなのはどれですか?
もちろん、八つ墓村
あと、獄門島、悪魔の手毬唄、本陣殺人事件は必読 >>837
こちらは、むしろ作品の長さよりも、『病院坂の首縊りの家』 冒頭で紹介される
法眼と五十嵐家みたい複雑怪奇な家系を考えつく横溝翁の頭脳に圧倒された
病院坂の場合、法眼と五十嵐、複雑な両家の紹介部で挫折する人が多いよね
物理の標準モデルに出てくる素粒子の分類とおなじくらい関係が複雑で難しい ああいうのは俺は、紙に書かないと絶対に覚えられないん
だよな、だから書いた(笑) 病院坂はまさにあの人間関係が核の話だったんだよなあ
「顔がそっくり」というありがちな設定が数十年前の謎を
一気に解明するっていうのは八つ墓村でも扱われていたけど
横溝正史が中編にするつもりだったというのも最初はムチャだろと
思ったけど、あのアイデア一発勝負の話だったら短編程度の長さに
できないこともない…ような、気が、する >>849
病院坂は未読だけど長編で登場人物複雑なものは大体書いてるわ
横溝あるあるなんじゃないか 市川崑の病院坂は、原作を好きな人には「ハァ?」だろうが(綾辻行人がそう言っていた)、
あの小説をちゃんと料理した、という点では実によく出来ている。 真犯人の子供の将来の為に、
真犯人殺して、身代わりに自殺する話が多すぎwww
それを金田一がそれを隠蔽しちゃう
コンナが怒っちゃうよwww >>849
病院坂はもちろん夜歩くも笛も手毬唄も系図書きました
同僚に何人か横溝ファンがいて好評でした >>852
まったく同感です。映画化しようと思う蛮勇には腰を抜かしますが 病院坂は、12話連続ドラマとかじゃないと到底収まらないだろ(笑) 病院坂はミュージカルにすれば(レ・ミゼラブルみたく)短くできると思う 法眼病院には内科外科はあるようだが
眼科はあるのかどうか不明。 >>859
医療訴訟に対応する法科はあるんじゃないか >>842
文体は確かに良いですね
他の小説を読んでも横溝氏ほどの筆力のある方には出会えません 湖泥 読書完了
これ、田舎と都会人?の融合の事件だけど
発表された当時は
田舎の人:よそ者は怖いな
都会の人:田舎こええええ
って感じだったのかなwww
でも一番は、バイアグラが当時有ったら事件起きてないな
って言うのが率直な感想wwww 『犬神家の一族』について特集してる番組見つけたのだけど、なかなか興味深かった
https://youtu.be/cCdjNg1hVP0 これが初見の横溝初心者も居る
紹介してくれるのは凄く嬉しい
ベテランの人は生暖かく見守ってください 何かのきっかけで横溝にハマるようなのはいるだろうな、何10年か前の
俺達のように。
未だにこうして取り上げてもらえるなんて、全く大したもんだよな。 結構知られてる番組だったのねw
源氏物語に通ずるものがあるっていう切り口は新鮮だった
悪魔の手毬唄が次回なのか!それは楽しみ 百日紅の下にて 読書完了
戦後の市ヶ谷、1年経ってもガレキだったんだな
なんか感嘆深い
死なれた奥さんのダンナ、被害者ぶってるけど
今の価値観だったら、かなり気持ち悪い。 書斎がいないと思って舐めたレスはやめてね。
書斎ミス住は永遠にスレリーダーだから。 乱歩は日本に探偵小説を根付かせたパイオニア
正史は作品本位の巨匠
島田荘司に言わせたら、乱歩はフレッド・アステア、正史はジーン・ケリー
または乱歩は郷ひろみ、正史は西城秀樹
これには同意出来なくても、高木彬光=野口五郎にはみな賛成してくれるだろう >>867
自分は2008年のNHK教育の番組、
知るを楽しむにおいての真山仁氏による評伝で
横溝作品を深く知るようになりました
真山仁氏は横溝ブームの第三次が来ると力説していましたが
未だにメディアのタイアップが起こらないのは悲しい限りです・・・ >>873
郷ひろみ西城秀樹野口五郎の立ち位置というかキャラが分からないんで
できればもう少し最近の例で示して 性犯罪者老人の書斎って座敷牢から出られたのかな
それとも完全に座敷牢の生活が定着して、昭和の思い出に浸るだけの
妄想人生の中で死ぬことを受け入れたのかな 主に活躍した時期が乱歩が戦前、横溝が戦後と全く違うからな。
その時代背景の違いを反映したのだろう、同じ探偵小説でも作風が
全然違って、横溝の方がよりトリックや謎解きに凝った本格的な
ミステリーになってる。
>>863 で取り上げられてる「犬神家の一族」などは当時としては
トリックが斬新で読者が付いて来られず、さほど人気がなかったようだ。 指導がないと乱れるなら書斎が不在でも粛々とやるよ。 横溝正史の場合YMSS、YMCAとはちょっと語呂が悪い 乱歩がデカルトだとしたら、横溝正史はカントだと思う >>882
山風は中邑だろう
探偵小説から伝奇小説への転向も、新日からWWEへ行った中邑と被る
でも乱歩はともかく、高木彬光や山風とは親子ほど世代が違うよ
山風は乱歩の弟子だし、高木も本人は横溝の弟子のつもりだったらしい
横溝や乱歩と並べて語るなら夢野久作とか木々高太郎だな 乱歩=近藤勇
→人望があるが個人的能力は高くない
横溝=土方歳三
→圧倒的能力があるが、表に出たがらない
木々高太郎=伊藤甲子太郎
→知的で人望もあるが、乱歩近藤に反旗を翻す
沖田総司=高木ではなく俺的には山田風太郎
斉藤一=大坪砂男
→なに考えてるか分からん
以降は任せる 夢野久作=坂本龍馬
→破天荒だが、早逝
勝海舟=谷崎潤一郎
岩倉具視=久生十蘭
芹沢鴨は……… 角川文庫「真珠郎」がジュンク堂限定で復刊しててワラタwww
ええ、勿論即買いしましたけど何か? 普通に乱歩=島荘、正史=東野圭吾、山風=京極でよくないですか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています