【白痴小五郎の推理】
犯行に用いられた「睡眠薬」には、自殺の偽装のみならず、「書斎の密室性」を突破する目的もありました。
まず犯人は一旦、ゴーダ氏を「睡眠薬」で眠らせます。薬は昼食に仕込んだのかもしれません。
その後は以下の通りです。

・眠るゴーダ氏をキャスター付きの椅子(台車)に乗せて書斎前へ行き、ゴーダ氏の指で解錠して入室。
・書斎のゴーダ氏のパソコン(恐らくこれも生体認証)を使って遺書を作成し、窓を開け、睡眠薬などの偽装を行う。
・書斎内にゴーダ氏愛用の香水を振りまく(室内の自分の匂いを消すため)
・書斎の扉を再びゴーダ氏の指で解錠し、眠るゴーダ氏と共に室外へ。密室完成。(※書斎で投げ落とすと外に出られない)
・書斎の上下何れかの階の室(空き部屋)までゴーダ氏を運び、窓からゴーダ氏を落とす(※ゴーダ氏はビルの所有者)

白痴:恐らくコンタクトレンズは、ゴーダ氏が実際に落とされた部屋からみつかるはずだよ。
   当然だけど、この一連の犯行が可能なのは妻しかいない。

《おしまい》