こういうとこあんま書いたこと無いんでこんなです。あと問題勝手に借りてごめんなさい。

とある研究室にA,B,C,D,Eの5人の研究者が訪れた。彼らは研究室所長に、ここを貸してほしい、しかし極秘プロジェクトなので研究内容は教えられないと言う。研究室所長は迷ったが、彼らがそれぞれある分野で評価を得ている選りすぐりのスペシャリストたちだったので承諾した。

研究に集中したいという彼らの要望により、一ヶ月間は彼ら以外は研究室に入らないという約束になった。
5人が研究室に入ると、研究室所長はたった一つのドアに外から鍵をかけた。この鍵は中からは開けられない。研究室に窓は無く、連絡を取り合う方法も無い。水や食料は十分に用意してあるので大丈夫だ。ドアの外側は防犯カメラで監視された。

5人は研究に没頭した。ところが数日後、一つの事件が起きる。なんとAが胸にナイフが刺さった状態で死んでいたのだ。4人はどうすべきか考えた。しかし、みんな研究の方が気になる。それにどうせ助けを呼ぶ方法は無いのだ。彼らは研究を続ける事にした。
数日後、今度は胸にナイフが刺さったBが死んでいた。だが残る3人は研究を続けた。

研究の末、プロジェクトはついにある一定の成果を得るに至った。C,D,Eの3人は、2人亡くなった事も忘れ、歓喜の声を上げた。後は一ヶ月が過ぎ、ドアが開くのを待つだけだ。3人はお互いに距離を置きながらその日を待った。

数日後、胸にナイフが刺さったCが死んでいた。
疑心暗鬼に陥ったDとEは、お互いがお互いを疑い、犯人ではないかと責め立てた。
そして極限状況に耐えかねたEは、自室に駆け込み鍵をかけて閉じこもった。(各自の寝室だけはあった)

E(Dが3人を殺したに違いない。Dと戦うべきなのか?…いやそんな恐ろしい事は出来ない。このまま待つんだ。あと一週間もすれば所長が来る。そしたら警察を呼べばいいんだ。)
Eは震えながらその日が来るのを待った。

一か月後、研究室所長がドアを開けると、目の前にEが真っ青な顔で立っていた。足元には、胸にナイフが刺さったDが死んでいた。

(続く)