【綾辻行人】改めて読む「館」シリーズ【新本格】
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「密室の中でなぜかゾンビ化して、恋人を食べちゃった」というのが本格か否かという低レベルの
議論が進むなか、王道の(新)本格「館」シリーズをみんなで読み進めましょう!
・だいぶ前に読んだ人も
・まだこれから、という人も
どちらも歓迎です。本格ファンなら絶対おもしろいです
また、古参の方は、ぜひ「これから」の人に注意点、ヒントなどお願いします
もちろん、ネタバレ禁止ですので、必ず「寸止め」で
あと、順番は、「十角館の殺人」から順番に
あとから来た人が上から読んできてネタバレ(?←後続作の従前設定引用くらいの意)に
ならないように、「だいたいいま水車あたりだな」とか空気を読んで、その前後のレスをしましょう!
親スレ
綾辻行人 44
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1516054015/
VIPQ2_EXTDAT: none:default:1000:512:----: EXT was configured 犯人は、1グループですが、単独犯ではなく共犯です
ただ、目的ひとつの共謀犯であって、偶然犯行が重なったとか、愛する誰かの犯行を
かばうため証拠を隠滅したとかの「ややこしい」複合犯罪は出てきません
ストレートな共犯です
次は、古川トリック 次の事実は真実です
・古川は午後10時半ごろ2階へ上がったこと
・森と三田村は確かに一晩中チェスをしていてその後、古川を目撃していないこと
後者は、「さすがにトイレ行ったり、部屋に戻って休憩したりするだろ?」という常識は
消してください。2人はずっとそこに居て古川はみていません
これを前提に推理してください
なお、島田探偵が検証したとおり、この別館には中村青司の仕掛けはありません
次は、「真相を細部に至るまで直感に頼ることなく推理し尽くす」を具体的に列挙
もちろん、これは自分で考えたほうが楽しいです
なので、「一体全体何を解けばいいのか?ヒント!」っていう方以外はここで離脱してください 「真相を細部に至るまで直感に頼ることなく推理し尽くす」具体例
(中村青司パートを除く)
その前にまず優しい方から
・文江を突き落としたのは誰か()
・森証言に該当する人は?
解くべき細部
・古川はどのようにして消滅したのか(森・三田村がずっと下にいた前提で)
・裏口を開けたのは誰か
・「噴水」を盗んだのは誰か
・なぜ「噴水」は地下室入り口にあったのか
・倉本を襲った人物とその理由
・なぜ「噴水」は消えたのか
・地下室の死体?あれは何?
・三田村を殺したのは誰?なぜ?
・朋子は誰になぜ殺されたのか? 「真相を細部に至るまで直感に頼ることなく推理し尽くす」具体例
(中村青司パート)
・幻の絵はどこにあるのか?
・なぜ、書斎が開かずの間になっているのか?
・野沢朋子が「何だかときどき変な臭いがして」と言ってるがその原因
・「出て行け」の意味は?誰が書いたと誤解した(させた)のか?
・書斎の鍵を開けたのは誰か
(以下、14章。難しいですw)
・「ぎぎぎ」の音の正体
・私がおそれる「あの男」とは誰のことか?
・なぜそこから現れると予想したのか
↓最後は、フーダニットがどうしてもわからない、という方向け。ほとんどネタバレw 主語の人称(1人称なのか3人称なのか)の「法則」を見破ってください
ただし、プロローグとか一部の記述(さすがに、ここで変えられないだろ?的なww)では
「法則」が守られてませんので、あまり深読みはしないように・・・
こんなとこかな
気づいたら、書き足します (2ちゃん全般でいえることだけど)「こんなスレ意味ない」言うくらいなら黙ってスレ閉じればいいのに?
そのスレで「意味ない」「意味ない」連呼するのは荒らしでしかない >>35
これも追加で
@文江を殺害した理由
A正木の交通事故の後遺症は何か。あわせてそもそもこの館の絨毯の色は何色?
B地下室の遺体は、なぜバラバラになっていたのか?その必然性
C「追い返す」という方針だった島田の滞在を許した理由
新本格といえど新「本格」なので、全部必然性がある点に注意
たまたまではない 水車のあとがきに例のトリックについてそんな事書いてあったっけ?
読み忘れたか加筆されたかいずれかだとは思うのだが、まったく記憶にない。 >>37
> 主語の人称(1人称なのか3人称なのか)
だいたい、20〜30人にひとり(つまり、ミステリー研究会で議論すると必ず一人くらい)
「ここは邪道(アンフェア)だ」って噛み付く人いますよね?
確かに1人称と3人称を逆にすれば、アンフェアでなくなるのに。しかも1人称がいなくなっちゃったから、
3人称(神様視点)にせざるを得ない、で説明がつき、フェアになるのに・・・
ここみなさんどう思います?
自分的には、こここそが、「新本格」の「新」本格の所以であって、従来型の本格ならありえない邪道
要素をこっそり目立たず入れ込んだって解釈してます・・・ だよな
未読をだまくらかしてネタバレすんのが目的なんだから嫌なら見るなってことですよ >>40
新装版以降。だから、2008年版以降だね? 43
なんでだよwww
古参の人たちが気を使って、まず出題編どこまであたりを、そんでもって、十角館が
アレだったんで、新参は動機が推理できるか悩むからそのあたりをまず書いてくれてる
上から読んできてとりあえずここで止めて本に戻る
推理がうまく進まなければまたスレに戻ってきて1レスずつヒントもらう
「ありがたい」としか言いようがないんだが? ミステリ板なんだから、キンドルや新版じゃなくて、みんなが持ってる旧版のページ
で引用するほうが良いと思うの >>47
未読は必ず新装版だべ?kindleかは別にして
あと、パーセント→ページは簡単。逆は無理 懐かしいなー
当時の推理ノート読み返したわ
俺からのヒント(俺が当時苦しんだ部分)
ときどき、水車が止まって停電になりますが、あそこは推理から除外
ただし、思わぬ結果を産み、犯行につながるが
また、しばしばエレベータが故障するが、あれも推理対象外
むしろ、エレベータ故障してるのにどうやって2階へ?という方向で ミス研とかで、先輩(必ずしも年上ではなく、先に当該作品読了した者)が後輩(同趣旨)
をリードするとき、「あ。これは推理から除外していいよ」って言うときって悩むよね?
「何でこんな設定入ってるんだろ?自分もここで躓いて時間の無駄したわ」ってのは
教えるべきだろうけど、「明らかに作者がミスリード誘ってきてる部分」を教えてしまうと
これはもうネタバレだよね・・・・(悩) 「探偵が犯人とか、一人称私が犯人とかそういうのはありません」←これ言ってあげたいんだけど
同じメンバー(サークルとか)でリード役だと「言わないとき」がヒントになってしまうし(´・ω・`)
水車館がまさにこれwww >>55
人形館いいよね?
「世の中」的にはやっぱ時計館が人気? 人形館は一つ目の結末までしか気が付かない人が多い。その先にあるお約束で
無かったら?に気が付いていない。
だから駄作呼ばわりされている。
綾辻の特徴だとは思うのだけど、二段階式にトリックを持ってくる場合、一つ目は
あえてネタバレクラスにわかりやすくトリックを提示し、2つ目の衝撃を大きく
しようとしてくる。水車と人形が顕著で、だから駄作扱いされやすい。 を。ちょうど話題に
このスレに刺激されて、いま人形館の殺人を読み始めて(初見)、、、
「ペンネーム辻井行人、本名は、森田行雄」でフイたとこ
こういうお茶目な一面、あるんだなぁ ネタバレすべー、続き。人形館(読んでる人がいるからバレまで行かない程度に)
日本家屋と欠損したマネキンが置かれた洋館が隣接した不気味な「館」を舞台に、通り魔殺人、奇妙な手紙、
ついに起きた殺人と、まるでゴシックホラーといった作品です。
あまり評価されていない点ではあるのですが、今作の面白さはプロットにあります。
主人公の変調、通り魔、欠損したマネキンといった小ギミックを用いて、大ギミックである過去を使い、
本来の真相を撹乱し、読者は何度も真相を右往左往させられるのです。それこそ主人公が過去と現在に右往左往された
ように。
賛否わかれる大トリックについては伏せましょう。読まれたという方が最後、本を壁に叩きつけた
か、それとも感動したか想像もつきません。
だが、館シリーズの中で本作がとりわけ強烈な異臭を放ち、妙に記憶に残る作品となった
事だけはお約束します。 時計は黙ってても話題になるだろうから、黒猫ー
クッソつまらん作品。
じーさんが記憶ねえって言って、島田が思い出させるお話。ここまで館シリーズ
読んでると残ってるのはアレぐらいだろうなと。本作がオマージュ作品になって
いる事も明らかで、あーはいはいあれですか程度の想いしか感じない。
密室トリックもひどいもんで、手抜き感がすげー。
ただし、ロジカルさだけは非常に優れていて、有栖川有栖が好きだって方は
本作も好みかもしれない。 黒猫は一番つまらない気がする
あとがきでも苦労して書いた作品って言ってるし 58ですが、読み終わりました
やはり、1987年当時ならまだしも、今だとちょっとねー、って感じです
ドラマの定番ですし
前期も福士蒼汰とか鈴木保奈美がやってた
ただ、後半の狂気の世界は、文学として純粋に楽しめました あと、辻井行人(森田行雄)が全く犬死だったのにまたまたフイた
よくもあそこまで自虐的に・・・ 人形館ですが、1月以降の黒電話の部分は、妄想とわかるのですが、12月のピンク電話で
島田父と話した部分は現実なのでしょうか???
現実だとしたら、折り返し電話がかかって来ないのは変ですし??? あんまり覚えてないが、主人公はイッテしまっているので、折り返しがあろうがなか
ろうが関係ないんだと思いますよ。
ところでそこじゃないですよ。辻井殺しは誰がやったのか?その部分がメインですよ。 >>65
全然メインじゃねぇわ。ふつうに第2人格(小説どおり)
第3人格が作家
この部分、妙な解釈を講釈する馬鹿がサークルとかに必ず居たが、もはやネット時代、
ネタバレブログみてもそんな珍説書いてる人皆無で、FA出てる それはもちろんそうなのだが、綾辻はそこで語り手の不在を用いている。
ここを考えるのが人形館の面白いところ。
電話は伏線としては意味があるのだけど、折角人形館読んだんだからもうちょっと
楽しんでもらおうかと思ったまでの事。 なんでもいいけど、折角だから辻井の死について読み直してほしいな。
はい、終了じゃもったいないよ、バカ。 >>64
ピンク電話の前後は妄想です。
今の若い方にはわかりづらいかもしれませんが、この当時、最大手の商社とかでも
自分のデスクから自由に電話してよかったのは市内(東京03とか)のみで、市外電話
かけるときは、常務まで決済が必要だったほどです。
商社なので「イランへのテレックスは自由なのに、金沢に電話するのに稟議かよ」
と愚痴ってたのを覚えてます(同僚と、当時流行のノーパン喫茶で)。
また、私用で、和歌山に電話した記憶があるのですが、黄色電話(百円玉が使えた)
に、千円札をゲーセン(ブロック崩しとかインベーダがブームでした)で崩して、
電話したのですが、新幹線で新大阪に何時に着いて、和歌山到着は何時ごろに
なりそう、というのとちょこっとした前後の挨拶とかでガッチャガッチャ百円玉が
落ちてあっという間に10枚使ってしまい、話が最後尻切れトンボだった記憶があります。
なので、「(当時の)ピンク電話で、京都から九州に電話する」なんて絶対無理で、
当時ならここで「あっ妄想だ」とわかる部分です。今だとかえってわかりづらい。
書いてて色々懐かしことを思い出しました。
当時の商社は各社とも、アメリカでブームを起こしつつあった「コンピュータ
と通信回線をつなぐ(いまで言うインターネット)プロジェクト」を企画して
郵政省(今の総務省)に持ちかけるのですが、官僚は「コンピュータと
電話回線をつなぐのは、犯罪です!」と言って、通信の規律の建前の下
ガンと認めませんでした。公専公とかVAN戦争とか言われた時代。
あのあたりから日本の没落が始まった気がします。
話がそれた。失礼。 バカはほっといて、暗黒館ネタバレすべ
霧に包まれし森に建つ漆黒の館、棲みたるは他人の生き血をすするドラキャラの如き、
浦戸一族。迷い込んだ記憶を失った青年・河南。
この館はこれまでの集大成のような館で、最低でも十角館、水車館、時計館を読ん
でおく必要があります(実際は全て読んでいないとつかみにくい部分もあるのですが)この作品における最大のトリックは視点の錯誤。
錯誤が錯誤を呼び、最終的には驚きの展開が待っています。
メイントリックについては多くの読者が気が付く点ではあるのですが、そのほかに
もう一点、ここが実はメインではなかったかと思うのですが、ある人物の真実が
語られています。ここが面白い。
非常に長い本の上、だらだらとした展開が続く為、途中何度か欠伸が出るところも
あるのですが、我慢して読み切れば、ちょっとした感動が味わえます。 >>57
一つ目がバレバレで二つ目でやられるのは黒猫もでは?
あと密室トリックがしょぼいと言っても
あれはその二つ目との合わせ技でいつもの隠し通路みたいに主眼ではないだろう まず、完バレ専用に書いたんだから、過去と現在とか書かないように。
黒猫舘は二つ目でやられるタイプじゃなかったと思いますよ。
すさまじくロジックに主眼が置かれた作品で、それで結果的に密室がしょぼくなった。 では鬼面舘の殺人スベ
雪に閉ざされし何百もの仮面が掛けられた館・奇面館。仮面をつけた招待客。誰が
誰であるかわからない状況で起きた殺人事件、
ミステリー自体は凡作です。指をミキサーに、首を切断というのも手口は猟奇的で
あるが、目的は非常に論理的です。しかし同時に飛びぬけた要素もない。
また、首の切断と仮面という時点で、察するのは容易であろうかと思われます。
が、ここでただで終わらないのが綾辻行人という作家。
むしろこの状況を利用して、とんでもない仕掛けを施しています。この仕掛けが
発覚した瞬間、読者は推理を放り投げたくなるでしょう。
隠ぺいの方法もさすがの一言。
しかしながら、やはり小粒な印象は否めません。名探偵コナンぽいとでも言いま
しょうか、びっくり館を子供向けに出して悪魔の子オチで子供にトラウマ植え付けるなら、こっちでよかったんじゃないかという。 うわっ
迷路館のヒントで悩んでたら、みんな人形館からさらにその先に行ってるww
(迷路館はメタの部分をどうヒント出すか難しい)
人形館先にさらっとやっちゃいましょう。もうだいぶヒント書かれてますが 人形館、出題編は、第6章十二月まで。56%
上のほうでもチラチラ出てますが、一月以降は、主人公もかなり進行しちゃってるので
あまり意味がないパートに突入です
トリックは、読んだらすぐにわかるアレです。ドラマとかでおなじみのw
特にヒネリもないです。書かれた時代が時代だけに
面白みという点では、「何人出て来るのかな?」って視点をもつといいかも?
要注意点としては、この手のミストリーでは綿密な推理ノートつけないこと!
メンタル弱い人だと、あまり考え込むと感染るかも?
メンタルかなり強い人でも、精神に破綻を着たしている人(マジキチ)の書いた論理的
な文章を「理解しよう」とか無理すると、かなりの確率で感染るそうです
ま、綾辻先生自身は健常者なので、そこまでの破壊力はありませんが・・・
「こういうの苦手」って人は「読まない」という選択肢もあります
「人形館は館シリーズではない」っていう人もいるぐらい
次、ちょっと大きなヒント 人形館ですが、島田潔は出てきません(手紙は本物です)
1月以降に出てるような気がしても、それはアレです
かなり進行している訳ですね
叙述といえば叙述ですが、あまり爽快な感じではないです
なので、あえて大ヒント 上に書いたとおり、迷路館ちょっと悩んでますが、簡単なヒントだけ2レスほど
出題編は、見てまんまの第8章「第4の作品」まで
もっとも、作中作のあとがきまで出題編という読み方もできますが・・・
動機は、推理不能です 前全作・水車館がアレ(後作もアレだしw)でしたが、迷路館では、
探偵役の島田、事実上の
ストーリーテラー宇多山は、殺人犯ではありません。ご安心して推理から外してください
なので、フーダニットっとあと第一のホワイダニット(ほとんど島田推理であたってます)
がメイン 月舘の殺人(館シリーズ外伝)だべ
佐々木倫子&綾辻の共作。
過去に鉄道オタクにより事故とはいえ父親を殺されてしまった主人公。母も亡く
なり、ひとりぼっちになった彼女に救いの手を差し伸べたのは会った事さえない
祖父。祖父に会う為、寝台列車幻夜に乗った主人公は連続殺人に巻き込まれてしまいます。
漫画ならではと言いますか、漫画だからこそできる叙述トリックが用いられてい
ます。ここが秀逸で、綾辻すげーなと感心しました。
が、真相が非常にチープです。特にある人物の死に関しては、主人公がトラウマ
を乗り越えるギミックとしての意味はわかるのですが、おいおいそれかよと。
しかし、前記した漫画でなければならない仕掛けだけでも本書を読む価値はあり
ます。未読の方は是非一読を。 それから、黒猫はこのスレでも評判今いちですので、時計館までやったら、ちょいと、
「霧越邸殺人事件」にでも寄り道しましょう!(Kindle版が安い上、綾辻先生のインタビュー
部分もちゃんと収録されてます) これから迷路館ですが、仕事が忙しくてなかなか読めない(泣)皆さんいつごろ読んでますか? 迷路館はたしか大学の頃に読んだと思うな。十角館が面白くて、クローズドサークル
物探していたら偶然。シリーズとは知らずに読んだら島田を発見という。
迷路館の性質を考えると、ある意味では理想的な読み方ができました。 迷路館って今読んだら鹿谷門実が誰かバレバレだしもう一つの男性と見せかけて女性でしたもあるあるだしなー いつごろ読んでますか?で大学生の頃って返答はさすがにでは アスペと表現する人間の浅慮さには、語彙能力の低さに辟易すると共にこんな事を言う事でしか日常への憂さ晴らしができないのだろうという憐憫が入り混じった感慨を持つ。
読破した人間に対する質問だと考えれば、当然のごとくいつ頃というのはどの年齢でとしか取れないのだが、他にどんな取り方が?
まさか時間ではあるまいな。館スレだよ、館シリーズを読んだという前提でのスレ。
いつ頃とは一体何を指すのか、愚かな私にもわかるように教えて頂きたいのだが。 >>95
仕事が忙しくて中々読めない→いつ頃読んでる?
どう考えても時間では そういえば館シリーズに限らず、殺人の起きる時間は夜間が多いのだろうか?
探偵役などが寝てる間に殺害、朝発見されるパターンは多いイメージだが実際の統計とかどうなのか クローズドサークルものでは寝てる間が多いんじゃない? >>95
本当に理解できてないならヤバイよ
冗談ではなく本当に病院行ってみたら? 「迷路館」の話題です。。。。
昨日所属サークルのOB会があって、「迷路館」でどこで悩んだってきいたら
・「作中作中作」とかよくいわれる(レスにもありますよね)ので、どこまでディープな
内側があるのか(数段構造なのか)と勘違い
・人間心理として、「リアルでは推理作家さんには生きていてほしい」という感情が
自然なので、上記とあいまって、「作中作中作」のなかでは死亡したものの、それは
作品の中だけで、実は生きてて、全員エピローグで懐古談(解決編)みたいのを
ついつい期待してしまう
ってあたりでした。なるほどー
このあたり踏まえてヒント出します。ヒントいらない人はここで止めて、読み終わってから
来てね 問題の「メタ構造」ですが、割と単純で2段階の額縁小説。鹿谷門実作品の内側(作中作)と
その外側(リアル)だけ。あまり深く考えないこと
0%プロローグは、外側で、2行目あたりから推理開始。前作水車(プロローグは推理対象外)と
異なります。推理ノートは冒頭から注意深くキッチリと
すぐに出てくるあとがきは、内側のあとがきと同じもの(同じ文章が後から出てくる)です
また、7行外側に戻ったあと、表紙があり、内側のプロローグ〜内側のあとがきまでが作中作です
各推理作家が作品を書く、という設定があるので、さらに「作中作」の中の「作品世界」に引き込ま
れるのではないか?という感覚に陥りますが、そんなことはないです。彼らはふつうに全員殺害
されますw
(互いの作中で死んだという設定だけでその外側では生きてる、とか推理しだすと混乱します
彼ら4人はふつうに殺害されてます。リアルでも作中でも)
出題編 >>86 のところで書いたとおり、第4の作品まで読んだところで、一度本を閉じて、推理開始
内側の残りの章で一応の解決が内側でなされて(仮の)犯人がわかります
92%のあとがきは、冒頭で読んだのと同じもの
そして、93%からの<エピローグ>は外側で、さきほどの仮の犯人をひっくり返して真犯人(と鹿谷門実
の正体)がわかります
なので、内側の仮の犯人を推理すること(←必ずしも必須ではないような?)、外側の真犯人を推理する
こと、鹿谷門実は誰かを推理することが出題となります。フーダニット
もちろん、4つの殺人のハウダニットも
(なお、98%からのあとがきは綾辻行人先生のあとがきで何のトリックもないです) さて、動機ですが、、
内側(仮の犯人)の動機は、芸術性というか狂気というか。外側(真犯人)は単純な財産目的 wwh
↑
さすがに今の時代、「親指シフト」なんてわからないでしょう
ここはずばりネタバレしますw
「かがみ(鏡)」です
このダイイングメッセージ(風)は、誰が書いたのか?どんな目的で
・・・ってあたりでしょうが、解決編でも明確な唯一の解答は確定しません
なので、あまり深く考えないこと。ここで悩んでも意味ないです 宇田山夫については、「宇田山」、宇田山夫人については、「圭子」表記になっています
ここから、「宇田山」表記についての(叙述)トリックがあるのでは?と思われるかも
しれませんが上記表記は、最後まで守られてます。夫人は必ず「圭子」
しかし、この部分に疑問をもったあなたはなかなか鋭いですw
このトリック、別の部分に転用されてます。気づいたら、一番最初に戻って念入り
に読みましょう(つまり、「宇田山」「圭子」がそれのヒントになってる訳ですね・・・)
姓が一致するのは夫婦だけでなく・・・ メイントリック
第一の犯罪(須崎。血液トリック)ですが、島田推理でほぼあたってますが、鼻血とかではないです
内側では、仮の推理がなされてますが、違和感を覚えると思います
そこをさらに深掘りしましょう。「血」といえば・・・
このホワイからフーダニットにつながります あ。これもサークルで不満の多い部分だった。「アンフェア」なんて言い方も
前2作と異なり、中村青司の設計が基本トリックに大きくかかわってます(前2作では、基本トリックは
館の隠し構造とは関係なく独立して解けて、中村青司パートは上級者向けだった)
ズバリ、迷路館では、「各部屋には隠し通路を使って自由に出入りできる」ようになってます
ちょっと安易w
その仕掛けを知り得る人といえば?
そんな秘密を共有する人がいたら、その「関係性」は? 犯人の人数ですが、真犯人は1人
仮の犯人には共犯者というか協力者が何人かいます(という作中島田探偵の推理)
次レスから容疑者リストを減らしていきます
「何度読んでもどうしても消去しきれない」という方以外はここでストップ! 【登場人物が多すぎる1】
秘書・井野満男は、犯人でも鹿谷門実でもありません
もっというと、かなりの初期段階で死亡しています 【登場人物が多すぎる2】
黒江辰夫なるドクターが登場しますが、彼も犯人でも鹿谷門実でもありません
ミステリーでは、大概(探偵の古くからの知り合いの場合を覗いて)「自分でドクターと名乗る人物は
ドクターではない」のがお約束ですが、彼も例外ではありません
彼の場合、4月1日という日付も重要
次、門松フミヱについて述べますが、ここは作者が読者のミスリードを誘ってる部分と思いますので、
ここで一旦本文に戻ってどうしても犯人等が絞りきれない場合戻ってきてください 【登場人物が多すぎる3】
門松フミヱという老婆がでてきて思わせぶりですが(名前も似てるし)、犯人でも鹿谷門実でもありません
東野の回廊邸といい、ミステリーでは老婆の正体はたいてい若い女だったりしますが、本作では全くの
第三者です。どうしても推理が進まない場合「門松フミヱは存在しなかったもの」として推理して
構いません
推理上も「門松フミヱ」が若い女性の変装、とかだと真犯人が絞れなくなります
その関連で、宇多山圭子の妊娠も本当で、想像妊娠とかお腹にスポンジを入れたトリックとかでは
ありません
第一の殺人のトリックの意味と真犯人がこの3人(犯人、門松、圭子)に絞れたら「正解」でいいと
思います 鹿谷門実は、「シシYA KADOMI」のアナグラムです。これは当たった方も多いのでは?
「SHI」を2文字とも崩さずそのまま使ってるし
そうすると、「外側」の最初と最後のもう一人が問題となりますが、十角館との関係から
別のもう一人(修氏)と思った方はそれで正解で良いと思います。勉氏のほうが小説と
してはパンチが効いてますが、(プロローグでの)推理は不可能ですので(そもそも存在
すら)。最後のあそこは純粋に文学性というか「味わい」を楽しむ部分でしょうw
こんなとこでしょうか? 秘密の抜け穴は今後も何度か出てくるけど、密室殺人における読者側の目的は
「可能だったのは一体誰か?」
という点であって、密室トリックの解明はその前提条件。そこが秘密の抜け穴で
解消されているだけとも言える。
迷路館にしろ他の館にしろ、実はこの目的を果たす意味のある
秘密の抜け穴。目的論から言えばフェアなんだよね。
これは十角館におけるマスターキーの存在にも言える事だけど。 面白いスレだな。。。
こういうの見ると、綾辻作品って、ミス研でゼミ形式で取り上げて、未読者が水内容を発言、
既読者がすこしずつ「そこは推理から外して「うーん。流石に今回は主人公は犯人じゃないよ」
とか誘導してくのに適してるよな? 面白いスレですね
いろんな意味で 。
まあ、なんだ、頑張って。 。 。 主人公が犯人は、フリークスでテーマにして書いちゃってるから、綾辻は書かないよ。 水車は別に主人公じゃないし、人形はメイントリックじゃないよ。 このスレでみんなで読み進めているのが4作で、今現在2/4がアンフェア系ってだけ。
シリーズ全部で見ればさほどではない(猫が微妙かな?) そろそろ時計いきましょうよぉ。
人形は >>84 で十分だろうし、「ああいうの苦手」って読まない人も多いでしょうし。
あと、「詳しいヒント」が出た後は、ネタバレおkでいいよね?
今話題の「私が犯人」はここまで(時計詳しいヒント後だったら、前期5作までで)どれとどれ、みたいな? >>89
> それから、黒猫はこのスレでも評判今いちですので、時計館までやったら、ちょいと、
> 「霧越邸殺人事件」にでも寄り道しましょう!
いえ。猫までは一気にやったほうがいいでしょう
あそこまでが「前期」でその後8年のブランクですから。。。
猫→霧越→暗黒の順で。
霧越ってどこまで幻想ワールドでどこまで本格か切り分けるのが大変なので、ミス研
在籍時、このスレみたいに部長にリードして貰ってすごい楽しめた思い出。。。 >>127
了解です。ではまず、時計館の殺人
出題編は第15章「悪夢の果て」下巻66%までです。その後、浅い推理(仮の推理)と、福西の意識が
戻って事情を聞いた後の深い推理(真の推理)が続きます
メイントリックはかなり単純で、推理ノートつけるくらい注意深く(特に地の文の語尾)読んでいる人は
すぐにわかるでしょう
(少し拍子抜けかもしれません)
フーダニットとそのアリバイ崩しですね
なお、密室トリックは、単純な中村青司の抜け道です。下巻42%でこずえちゃんが見つけたアレです
なお、その直後43%で、こずえちゃんが何でそんなに驚いたか?がメイントリックにつながります 動機は、よく読めばわかります
ただ、犯人の殺害対象は、ややアバウトです。本当に恨むべき人だけではなく、彼らを含むグループ的な?
それ以外の学生は、一人は名前が似てたため誤爆(出題編で明かされます)。一人は脱出しようとしたため
大人のほうでも江南以外全部殺されますが、それぞれ理由がありますので、そのホワイも推理対象 シリーズ最高傑作として名高い本作ですが、そのトリックはちょっと拍子抜けかもしれません
キッチリ読んでれば、初見でもわかってしまうレベル
こんな単純なアレじゃないだろ?と逆にかんぐってしまうので、推理ノートきっちりつけるような
人ならあまり深く考えずに解決編に進みましょう
(いま精読せずに軽く読み流す程度の読者が多いのでしょう)
フーダニットですが、実は出題編からは絞れないと思います
場合分け程度で。でもって一番怪しくなさそうな人でも犯行可能になるアリバイ崩しになるのですが
あまり厳密にはできません(出題編のみからは) とにかく注意深く読みましょう
地の文であるパターンでは「客観的事実」が書かれ、別のパターンでは「音がした」「・・・と読み取れた」
みたいな?
あと、残念なことにトリック自体は簡単にわかっても、「どのくらいの速さ」というのは全くわかりません
なので、ここだけは「中が早くて1.2倍」です。これないと完全なアリバイ崩しはできないと思います
(本作では、意識を取り戻した福西君から真犯人を知り、その人が犯行可能となる「速度」を割り出したと
なっており、劇中の論理展開は完璧なのですが、これだと「速度」を読者が推理できない。ちょっと残念な
部分。さりげなく外界との接点を1か所くらい描いてほしかった。純喫茶<A>の老店主の体験談とか) 犯人の人数ですが、単独犯です
ま、ほとんどの者が殺害されてしまい、残った人が少ないのでこれで共犯は出題設定上
ありえないですがw
なので、「容疑者リストが多すぎる」パターンはないと思いますが、それでも絞りきれない
ので(出題編から完全に消去しきれない。条件不足)、次のレスから大ヒントで容疑者を
消していきます
なので、まずはいったんここで止めて(場合分けで良いので)フーダニットとそのアリバイ
崩しをやってみてください ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています