【綾辻行人】改めて読む「館」シリーズ【新本格】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
「密室の中でなぜかゾンビ化して、恋人を食べちゃった」というのが本格か否かという低レベルの
議論が進むなか、王道の(新)本格「館」シリーズをみんなで読み進めましょう!
・だいぶ前に読んだ人も
・まだこれから、という人も
どちらも歓迎です。本格ファンなら絶対おもしろいです
また、古参の方は、ぜひ「これから」の人に注意点、ヒントなどお願いします
もちろん、ネタバレ禁止ですので、必ず「寸止め」で
あと、順番は、「十角館の殺人」から順番に
あとから来た人が上から読んできてネタバレ(?←後続作の従前設定引用くらいの意)に
ならないように、「だいたいいま水車あたりだな」とか空気を読んで、その前後のレスをしましょう!
親スレ
綾辻行人 44
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1516054015/
VIPQ2_EXTDAT: none:default:1000:512:----: EXT was configured なんでもいいけど、折角だから辻井の死について読み直してほしいな。
はい、終了じゃもったいないよ、バカ。 >>64
ピンク電話の前後は妄想です。
今の若い方にはわかりづらいかもしれませんが、この当時、最大手の商社とかでも
自分のデスクから自由に電話してよかったのは市内(東京03とか)のみで、市外電話
かけるときは、常務まで決済が必要だったほどです。
商社なので「イランへのテレックスは自由なのに、金沢に電話するのに稟議かよ」
と愚痴ってたのを覚えてます(同僚と、当時流行のノーパン喫茶で)。
また、私用で、和歌山に電話した記憶があるのですが、黄色電話(百円玉が使えた)
に、千円札をゲーセン(ブロック崩しとかインベーダがブームでした)で崩して、
電話したのですが、新幹線で新大阪に何時に着いて、和歌山到着は何時ごろに
なりそう、というのとちょこっとした前後の挨拶とかでガッチャガッチャ百円玉が
落ちてあっという間に10枚使ってしまい、話が最後尻切れトンボだった記憶があります。
なので、「(当時の)ピンク電話で、京都から九州に電話する」なんて絶対無理で、
当時ならここで「あっ妄想だ」とわかる部分です。今だとかえってわかりづらい。
書いてて色々懐かしことを思い出しました。
当時の商社は各社とも、アメリカでブームを起こしつつあった「コンピュータ
と通信回線をつなぐ(いまで言うインターネット)プロジェクト」を企画して
郵政省(今の総務省)に持ちかけるのですが、官僚は「コンピュータと
電話回線をつなぐのは、犯罪です!」と言って、通信の規律の建前の下
ガンと認めませんでした。公専公とかVAN戦争とか言われた時代。
あのあたりから日本の没落が始まった気がします。
話がそれた。失礼。 バカはほっといて、暗黒館ネタバレすべ
霧に包まれし森に建つ漆黒の館、棲みたるは他人の生き血をすするドラキャラの如き、
浦戸一族。迷い込んだ記憶を失った青年・河南。
この館はこれまでの集大成のような館で、最低でも十角館、水車館、時計館を読ん
でおく必要があります(実際は全て読んでいないとつかみにくい部分もあるのですが)この作品における最大のトリックは視点の錯誤。
錯誤が錯誤を呼び、最終的には驚きの展開が待っています。
メイントリックについては多くの読者が気が付く点ではあるのですが、そのほかに
もう一点、ここが実はメインではなかったかと思うのですが、ある人物の真実が
語られています。ここが面白い。
非常に長い本の上、だらだらとした展開が続く為、途中何度か欠伸が出るところも
あるのですが、我慢して読み切れば、ちょっとした感動が味わえます。 >>57
一つ目がバレバレで二つ目でやられるのは黒猫もでは?
あと密室トリックがしょぼいと言っても
あれはその二つ目との合わせ技でいつもの隠し通路みたいに主眼ではないだろう まず、完バレ専用に書いたんだから、過去と現在とか書かないように。
黒猫舘は二つ目でやられるタイプじゃなかったと思いますよ。
すさまじくロジックに主眼が置かれた作品で、それで結果的に密室がしょぼくなった。 では鬼面舘の殺人スベ
雪に閉ざされし何百もの仮面が掛けられた館・奇面館。仮面をつけた招待客。誰が
誰であるかわからない状況で起きた殺人事件、
ミステリー自体は凡作です。指をミキサーに、首を切断というのも手口は猟奇的で
あるが、目的は非常に論理的です。しかし同時に飛びぬけた要素もない。
また、首の切断と仮面という時点で、察するのは容易であろうかと思われます。
が、ここでただで終わらないのが綾辻行人という作家。
むしろこの状況を利用して、とんでもない仕掛けを施しています。この仕掛けが
発覚した瞬間、読者は推理を放り投げたくなるでしょう。
隠ぺいの方法もさすがの一言。
しかしながら、やはり小粒な印象は否めません。名探偵コナンぽいとでも言いま
しょうか、びっくり館を子供向けに出して悪魔の子オチで子供にトラウマ植え付けるなら、こっちでよかったんじゃないかという。 うわっ
迷路館のヒントで悩んでたら、みんな人形館からさらにその先に行ってるww
(迷路館はメタの部分をどうヒント出すか難しい)
人形館先にさらっとやっちゃいましょう。もうだいぶヒント書かれてますが 人形館、出題編は、第6章十二月まで。56%
上のほうでもチラチラ出てますが、一月以降は、主人公もかなり進行しちゃってるので
あまり意味がないパートに突入です
トリックは、読んだらすぐにわかるアレです。ドラマとかでおなじみのw
特にヒネリもないです。書かれた時代が時代だけに
面白みという点では、「何人出て来るのかな?」って視点をもつといいかも?
要注意点としては、この手のミストリーでは綿密な推理ノートつけないこと!
メンタル弱い人だと、あまり考え込むと感染るかも?
メンタルかなり強い人でも、精神に破綻を着たしている人(マジキチ)の書いた論理的
な文章を「理解しよう」とか無理すると、かなりの確率で感染るそうです
ま、綾辻先生自身は健常者なので、そこまでの破壊力はありませんが・・・
「こういうの苦手」って人は「読まない」という選択肢もあります
「人形館は館シリーズではない」っていう人もいるぐらい
次、ちょっと大きなヒント 人形館ですが、島田潔は出てきません(手紙は本物です)
1月以降に出てるような気がしても、それはアレです
かなり進行している訳ですね
叙述といえば叙述ですが、あまり爽快な感じではないです
なので、あえて大ヒント 上に書いたとおり、迷路館ちょっと悩んでますが、簡単なヒントだけ2レスほど
出題編は、見てまんまの第8章「第4の作品」まで
もっとも、作中作のあとがきまで出題編という読み方もできますが・・・
動機は、推理不能です 前全作・水車館がアレ(後作もアレだしw)でしたが、迷路館では、
探偵役の島田、事実上の
ストーリーテラー宇多山は、殺人犯ではありません。ご安心して推理から外してください
なので、フーダニットっとあと第一のホワイダニット(ほとんど島田推理であたってます)
がメイン 月舘の殺人(館シリーズ外伝)だべ
佐々木倫子&綾辻の共作。
過去に鉄道オタクにより事故とはいえ父親を殺されてしまった主人公。母も亡く
なり、ひとりぼっちになった彼女に救いの手を差し伸べたのは会った事さえない
祖父。祖父に会う為、寝台列車幻夜に乗った主人公は連続殺人に巻き込まれてしまいます。
漫画ならではと言いますか、漫画だからこそできる叙述トリックが用いられてい
ます。ここが秀逸で、綾辻すげーなと感心しました。
が、真相が非常にチープです。特にある人物の死に関しては、主人公がトラウマ
を乗り越えるギミックとしての意味はわかるのですが、おいおいそれかよと。
しかし、前記した漫画でなければならない仕掛けだけでも本書を読む価値はあり
ます。未読の方は是非一読を。 それから、黒猫はこのスレでも評判今いちですので、時計館までやったら、ちょいと、
「霧越邸殺人事件」にでも寄り道しましょう!(Kindle版が安い上、綾辻先生のインタビュー
部分もちゃんと収録されてます) これから迷路館ですが、仕事が忙しくてなかなか読めない(泣)皆さんいつごろ読んでますか? 迷路館はたしか大学の頃に読んだと思うな。十角館が面白くて、クローズドサークル
物探していたら偶然。シリーズとは知らずに読んだら島田を発見という。
迷路館の性質を考えると、ある意味では理想的な読み方ができました。 迷路館って今読んだら鹿谷門実が誰かバレバレだしもう一つの男性と見せかけて女性でしたもあるあるだしなー いつごろ読んでますか?で大学生の頃って返答はさすがにでは アスペと表現する人間の浅慮さには、語彙能力の低さに辟易すると共にこんな事を言う事でしか日常への憂さ晴らしができないのだろうという憐憫が入り混じった感慨を持つ。
読破した人間に対する質問だと考えれば、当然のごとくいつ頃というのはどの年齢でとしか取れないのだが、他にどんな取り方が?
まさか時間ではあるまいな。館スレだよ、館シリーズを読んだという前提でのスレ。
いつ頃とは一体何を指すのか、愚かな私にもわかるように教えて頂きたいのだが。 >>95
仕事が忙しくて中々読めない→いつ頃読んでる?
どう考えても時間では そういえば館シリーズに限らず、殺人の起きる時間は夜間が多いのだろうか?
探偵役などが寝てる間に殺害、朝発見されるパターンは多いイメージだが実際の統計とかどうなのか クローズドサークルものでは寝てる間が多いんじゃない? >>95
本当に理解できてないならヤバイよ
冗談ではなく本当に病院行ってみたら? 「迷路館」の話題です。。。。
昨日所属サークルのOB会があって、「迷路館」でどこで悩んだってきいたら
・「作中作中作」とかよくいわれる(レスにもありますよね)ので、どこまでディープな
内側があるのか(数段構造なのか)と勘違い
・人間心理として、「リアルでは推理作家さんには生きていてほしい」という感情が
自然なので、上記とあいまって、「作中作中作」のなかでは死亡したものの、それは
作品の中だけで、実は生きてて、全員エピローグで懐古談(解決編)みたいのを
ついつい期待してしまう
ってあたりでした。なるほどー
このあたり踏まえてヒント出します。ヒントいらない人はここで止めて、読み終わってから
来てね 問題の「メタ構造」ですが、割と単純で2段階の額縁小説。鹿谷門実作品の内側(作中作)と
その外側(リアル)だけ。あまり深く考えないこと
0%プロローグは、外側で、2行目あたりから推理開始。前作水車(プロローグは推理対象外)と
異なります。推理ノートは冒頭から注意深くキッチリと
すぐに出てくるあとがきは、内側のあとがきと同じもの(同じ文章が後から出てくる)です
また、7行外側に戻ったあと、表紙があり、内側のプロローグ〜内側のあとがきまでが作中作です
各推理作家が作品を書く、という設定があるので、さらに「作中作」の中の「作品世界」に引き込ま
れるのではないか?という感覚に陥りますが、そんなことはないです。彼らはふつうに全員殺害
されますw
(互いの作中で死んだという設定だけでその外側では生きてる、とか推理しだすと混乱します
彼ら4人はふつうに殺害されてます。リアルでも作中でも)
出題編 >>86 のところで書いたとおり、第4の作品まで読んだところで、一度本を閉じて、推理開始
内側の残りの章で一応の解決が内側でなされて(仮の)犯人がわかります
92%のあとがきは、冒頭で読んだのと同じもの
そして、93%からの<エピローグ>は外側で、さきほどの仮の犯人をひっくり返して真犯人(と鹿谷門実
の正体)がわかります
なので、内側の仮の犯人を推理すること(←必ずしも必須ではないような?)、外側の真犯人を推理する
こと、鹿谷門実は誰かを推理することが出題となります。フーダニット
もちろん、4つの殺人のハウダニットも
(なお、98%からのあとがきは綾辻行人先生のあとがきで何のトリックもないです) さて、動機ですが、、
内側(仮の犯人)の動機は、芸術性というか狂気というか。外側(真犯人)は単純な財産目的 wwh
↑
さすがに今の時代、「親指シフト」なんてわからないでしょう
ここはずばりネタバレしますw
「かがみ(鏡)」です
このダイイングメッセージ(風)は、誰が書いたのか?どんな目的で
・・・ってあたりでしょうが、解決編でも明確な唯一の解答は確定しません
なので、あまり深く考えないこと。ここで悩んでも意味ないです 宇田山夫については、「宇田山」、宇田山夫人については、「圭子」表記になっています
ここから、「宇田山」表記についての(叙述)トリックがあるのでは?と思われるかも
しれませんが上記表記は、最後まで守られてます。夫人は必ず「圭子」
しかし、この部分に疑問をもったあなたはなかなか鋭いですw
このトリック、別の部分に転用されてます。気づいたら、一番最初に戻って念入り
に読みましょう(つまり、「宇田山」「圭子」がそれのヒントになってる訳ですね・・・)
姓が一致するのは夫婦だけでなく・・・ メイントリック
第一の犯罪(須崎。血液トリック)ですが、島田推理でほぼあたってますが、鼻血とかではないです
内側では、仮の推理がなされてますが、違和感を覚えると思います
そこをさらに深掘りしましょう。「血」といえば・・・
このホワイからフーダニットにつながります あ。これもサークルで不満の多い部分だった。「アンフェア」なんて言い方も
前2作と異なり、中村青司の設計が基本トリックに大きくかかわってます(前2作では、基本トリックは
館の隠し構造とは関係なく独立して解けて、中村青司パートは上級者向けだった)
ズバリ、迷路館では、「各部屋には隠し通路を使って自由に出入りできる」ようになってます
ちょっと安易w
その仕掛けを知り得る人といえば?
そんな秘密を共有する人がいたら、その「関係性」は? 犯人の人数ですが、真犯人は1人
仮の犯人には共犯者というか協力者が何人かいます(という作中島田探偵の推理)
次レスから容疑者リストを減らしていきます
「何度読んでもどうしても消去しきれない」という方以外はここでストップ! 【登場人物が多すぎる1】
秘書・井野満男は、犯人でも鹿谷門実でもありません
もっというと、かなりの初期段階で死亡しています 【登場人物が多すぎる2】
黒江辰夫なるドクターが登場しますが、彼も犯人でも鹿谷門実でもありません
ミステリーでは、大概(探偵の古くからの知り合いの場合を覗いて)「自分でドクターと名乗る人物は
ドクターではない」のがお約束ですが、彼も例外ではありません
彼の場合、4月1日という日付も重要
次、門松フミヱについて述べますが、ここは作者が読者のミスリードを誘ってる部分と思いますので、
ここで一旦本文に戻ってどうしても犯人等が絞りきれない場合戻ってきてください 【登場人物が多すぎる3】
門松フミヱという老婆がでてきて思わせぶりですが(名前も似てるし)、犯人でも鹿谷門実でもありません
東野の回廊邸といい、ミステリーでは老婆の正体はたいてい若い女だったりしますが、本作では全くの
第三者です。どうしても推理が進まない場合「門松フミヱは存在しなかったもの」として推理して
構いません
推理上も「門松フミヱ」が若い女性の変装、とかだと真犯人が絞れなくなります
その関連で、宇多山圭子の妊娠も本当で、想像妊娠とかお腹にスポンジを入れたトリックとかでは
ありません
第一の殺人のトリックの意味と真犯人がこの3人(犯人、門松、圭子)に絞れたら「正解」でいいと
思います 鹿谷門実は、「シシYA KADOMI」のアナグラムです。これは当たった方も多いのでは?
「SHI」を2文字とも崩さずそのまま使ってるし
そうすると、「外側」の最初と最後のもう一人が問題となりますが、十角館との関係から
別のもう一人(修氏)と思った方はそれで正解で良いと思います。勉氏のほうが小説と
してはパンチが効いてますが、(プロローグでの)推理は不可能ですので(そもそも存在
すら)。最後のあそこは純粋に文学性というか「味わい」を楽しむ部分でしょうw
こんなとこでしょうか? 秘密の抜け穴は今後も何度か出てくるけど、密室殺人における読者側の目的は
「可能だったのは一体誰か?」
という点であって、密室トリックの解明はその前提条件。そこが秘密の抜け穴で
解消されているだけとも言える。
迷路館にしろ他の館にしろ、実はこの目的を果たす意味のある
秘密の抜け穴。目的論から言えばフェアなんだよね。
これは十角館におけるマスターキーの存在にも言える事だけど。 面白いスレだな。。。
こういうの見ると、綾辻作品って、ミス研でゼミ形式で取り上げて、未読者が水内容を発言、
既読者がすこしずつ「そこは推理から外して「うーん。流石に今回は主人公は犯人じゃないよ」
とか誘導してくのに適してるよな? 面白いスレですね
いろんな意味で 。
まあ、なんだ、頑張って。 。 。 主人公が犯人は、フリークスでテーマにして書いちゃってるから、綾辻は書かないよ。 水車は別に主人公じゃないし、人形はメイントリックじゃないよ。 このスレでみんなで読み進めているのが4作で、今現在2/4がアンフェア系ってだけ。
シリーズ全部で見ればさほどではない(猫が微妙かな?) そろそろ時計いきましょうよぉ。
人形は >>84 で十分だろうし、「ああいうの苦手」って読まない人も多いでしょうし。
あと、「詳しいヒント」が出た後は、ネタバレおkでいいよね?
今話題の「私が犯人」はここまで(時計詳しいヒント後だったら、前期5作までで)どれとどれ、みたいな? >>89
> それから、黒猫はこのスレでも評判今いちですので、時計館までやったら、ちょいと、
> 「霧越邸殺人事件」にでも寄り道しましょう!
いえ。猫までは一気にやったほうがいいでしょう
あそこまでが「前期」でその後8年のブランクですから。。。
猫→霧越→暗黒の順で。
霧越ってどこまで幻想ワールドでどこまで本格か切り分けるのが大変なので、ミス研
在籍時、このスレみたいに部長にリードして貰ってすごい楽しめた思い出。。。 >>127
了解です。ではまず、時計館の殺人
出題編は第15章「悪夢の果て」下巻66%までです。その後、浅い推理(仮の推理)と、福西の意識が
戻って事情を聞いた後の深い推理(真の推理)が続きます
メイントリックはかなり単純で、推理ノートつけるくらい注意深く(特に地の文の語尾)読んでいる人は
すぐにわかるでしょう
(少し拍子抜けかもしれません)
フーダニットとそのアリバイ崩しですね
なお、密室トリックは、単純な中村青司の抜け道です。下巻42%でこずえちゃんが見つけたアレです
なお、その直後43%で、こずえちゃんが何でそんなに驚いたか?がメイントリックにつながります 動機は、よく読めばわかります
ただ、犯人の殺害対象は、ややアバウトです。本当に恨むべき人だけではなく、彼らを含むグループ的な?
それ以外の学生は、一人は名前が似てたため誤爆(出題編で明かされます)。一人は脱出しようとしたため
大人のほうでも江南以外全部殺されますが、それぞれ理由がありますので、そのホワイも推理対象 シリーズ最高傑作として名高い本作ですが、そのトリックはちょっと拍子抜けかもしれません
キッチリ読んでれば、初見でもわかってしまうレベル
こんな単純なアレじゃないだろ?と逆にかんぐってしまうので、推理ノートきっちりつけるような
人ならあまり深く考えずに解決編に進みましょう
(いま精読せずに軽く読み流す程度の読者が多いのでしょう)
フーダニットですが、実は出題編からは絞れないと思います
場合分け程度で。でもって一番怪しくなさそうな人でも犯行可能になるアリバイ崩しになるのですが
あまり厳密にはできません(出題編のみからは) とにかく注意深く読みましょう
地の文であるパターンでは「客観的事実」が書かれ、別のパターンでは「音がした」「・・・と読み取れた」
みたいな?
あと、残念なことにトリック自体は簡単にわかっても、「どのくらいの速さ」というのは全くわかりません
なので、ここだけは「中が早くて1.2倍」です。これないと完全なアリバイ崩しはできないと思います
(本作では、意識を取り戻した福西君から真犯人を知り、その人が犯行可能となる「速度」を割り出したと
なっており、劇中の論理展開は完璧なのですが、これだと「速度」を読者が推理できない。ちょっと残念な
部分。さりげなく外界との接点を1か所くらい描いてほしかった。純喫茶<A>の老店主の体験談とか) 犯人の人数ですが、単独犯です
ま、ほとんどの者が殺害されてしまい、残った人が少ないのでこれで共犯は出題設定上
ありえないですがw
なので、「容疑者リストが多すぎる」パターンはないと思いますが、それでも絞りきれない
ので(出題編から完全に消去しきれない。条件不足)、次のレスから大ヒントで容疑者を
消していきます
なので、まずはいったんここで止めて(場合分けで良いので)フーダニットとそのアリバイ
崩しをやってみてください 大ヒントですが、光明寺美琴(光江)は、かなりの初期に殺されています
彼女の犯行ではありません となるとほとんど二択ですがw 古蛾由季弥も犯人ではありません
(そもそも古蛾由季弥ならアリバイ崩しの必要性も無い訳で) こんなとこでしょうか?
ものすごく評判の高い本作ですが、
・トリックは(推理ノート派、精読派からすると)さほど難しくなく
・他方で「論理」だけでは、フーダニットが確定できず
・しかも、アバウトに殺し過ぎ
という特徴があります
既読者に上手にリードしてもらえれば、いろいろ楽しめますが、「ぼっち」で挑むと拍子抜けというか、
「条件不足じゃないか!」となるかも(これは綾辻先生の作品全般にいえるかも?) 「ある重要証言がウソ」「その人しかその証言をしておらず、そこでウソをつかれると全部のストーリー
に影響する」「もちろんウソついた人が犯人」も、ヒントに追加で! なんだかんだいって
水車が一番バランスがいい
次が奇面かな では、「黒猫館の殺人」をチャチャっとやって、>>127 のとおり、「霧越邸殺人事件」に寄り道しましょうw
上のほうでも書かれてるようですが、「黒猫館の殺人」のあと、リアルでは、8年のブランクです
>>60-61 あたりでボロクソいわれてますが、本格推理としてさほどおかしなところはないです
本格推理の正道w
ただ、「トリックがあまりにもスケールが大き過ぎて、さすがにこれは無理だわ」となるかも
でも、投げ出さずにできるところまで推理してみましょう!
どっちかっていうと、「ぼっち」で推理ノートきっちりつけて解くというより、サークルでわいわいがやがや
ヒント出しながらやる系の?
そして、「あの部長、ヒント超下手くそ」とか言われそうな?ww 出題編(本書の天羽氏のいう「問題編」)は、素直に71%「手記その四」まで
第八章「1990年7月 阿寒」から解決編ということになります
「動機」もわかりづらいですねー
次のレスで動機
.
.
.
.
.
.
. 見つかる死体は3つ
・椿本レナ
37%あたり精読していただければわかるとおり、まず事件性そのものが・・・w
なので、「動機」もへったくれもありません
・隠し通路の少女の死体
動機はロリコンですねw
少女が大人の女になることが許せない、ってやつ。一種の狂気でしょうか?
・麻生謙二郎
理性で支配するため・・・ううむ。理解不能ですね。やっぱ一種の狂気でしょうか
マジメ過ぎるが故の殺人といいますか
「その前のファジーな状況に耐えられなかった」的な? で、出題要素は、
フーダニット2題
@隠し通路の少女と
A密室浴室の麻生
ま、もう一人も「空集合」という解もアリならアリですがw
ハウは、A密室浴室
でもって、実は一番壮大なトリックは
ホエアダニット(?)
です。ズバリ、「黒猫館は、どこにあるのでしょうか???」
ここ実は、まず、
・ハウダニットを解く(あまり8月とか考えずに)
・「形状」からすると、古典的なアレで簡単に密室にできる
・でも8月だし、装置も壊れてるし(51%)
・む?8月といえば???
で、ホエアダニットを解くって感じでしょうか?
次はラストヒント。「鮎田冬馬は誰か?」
もちろん、精読してもわからない人だけね?(ぼっちだと「え?登場人物リスト眺めただけで
わかるじゃん?どして?」 実は、これ、サークルだと結構多発w) 鮎田冬馬の正体ですが、もちろんアナグラムでもいいですし、公式正解は「鏡文字」ですね
全部左右対称だから、どっちで解いて同じ
でもって、毎年、「絶対おかしいですよ。そうなりません。特に相手の名前(ファーストネーム)が
全然おかしいーーたわくや?」っていう人が複数ww
ええとですね。この人「鮎田冬馬」です。 鮎 「田」 冬馬
ミステリー好きな人はつい、鮎川冬馬になって(しかも気づかない。最悪Aを押しただけで「鮎川」
が入力されたりww)、鏡文字は「AWAKUYA」、冬馬余ったTで、「たわくや」ってなんだ?
毎年やってると、「たわくや?」ってだけで、「鮎川じゃないよ!」ってツッコミが入るレベル
でもこれって他人に指摘されないとなかなか気づかない=自分の文章の誤字脱字に気づき
にくいのと同じ原理w
とりあえずこんなとこでしょうか?
次は、寄り道で、「霧越邸殺人事件」(予定w)。週末かな? 黒猫は有栖寄りで好みじゃないんだよなあ。スケールまあ距離としては館史上
最大かもしれないけど、叙述の濃度としては小さい気がする。
鏡のアリスオマージュは生きていて・・・ん?そこもあれなのか?有栖川有栖
っぽい感じで書いたって意味も含まれているのか?
そう考えると、なかなか面白い気も。 >>144
こういう嫉妬荒らしが出て来るのは良スレのあかし 鮎田冬馬の正体ですが、もちろんアナグラムでもいいですし、公式正解は「鏡文字」ですね
全部左右対称だから、どっちで解いて同じ
でもって、毎年、「絶対おかしいですよ。そうなりません。特に相手の名前(ファーストネーム)が
全然おかしいーーたわくや?」っていう人が複数ww
ええとですね。この人「鮎田冬馬」です。 鮎 「田」 冬馬
ミステリー好きな人はつい、鮎川冬馬になって(しかも気づかない。最悪Aを押しただけで「鮎川」
が入力されたりww)、鏡文字は「AWAKUYA」、冬馬余ったTで、「たわくや」ってなんだ?
毎年やってると、「たわくや?」ってだけで、「鮎川じゃないよ!」ってツッコミが入るレベル
でもこれって他人に指摘されないとなかなか気づかない=自分の文章の誤字脱字に気づき
にくいのと同じ原理w
とりあえずこんなとこでしょうか?
次は、寄り道で、「霧越邸殺人事件」(予定w)。週末かな? 鮎田冬馬の正体ですが、もちろんアナグラムでもいいですし、公式正解は「鏡文字」ですね
全部左右対称だから、どっちで解いて同じ
でもって、毎年、「絶対おかしいですよ。そうなりません。特に相手の名前(ファーストネーム)が
全然おかしいーーたわくや?」っていう人が複数ww
ええとですね。この人「鮎田冬馬」です。 鮎 「田」 冬馬
ミステリー好きな人はつい、鮎川冬馬になって(しかも気づかない。最悪Aを押しただけで「鮎川」
が入力されたりww)、鏡文字は「AWAKUYA」、冬馬余ったTで、「たわくや」ってなんだ?
毎年やってると、「たわくや?」ってだけで、「鮎川じゃないよ!」ってツッコミが入るレベル
でもこれって他人に指摘されないとなかなか気づかない=自分の文章の誤字脱字に気づき
にくいのと同じ原理w
とりあえずこんなとこでしょうか?
次は、寄り道で、「霧越邸殺人事件」(予定w)。週末かな? 1で示唆したとおり、「後続作の前作までの(設定)引用があるので、順番にはこだわったほうが
いいです
読むならこの順で
↓
十角館の殺人
水車館の殺人
迷路館の殺人
人形館の殺人
時計館の殺人
黒猫館の殺人
暗黒館の殺人
びっくり館の殺人
奇面館の殺人
ってことで、まず、「十角館の殺人」から語り合いましょう 綾辻スレでもちょっとした言い合いになったが、例のオチを理解している僕らみたいな人と、していない言い方は悪いがミステリー初心者がいる。特に名前について。
そこをどう考えているのか、ぜひお聞きしたいところだね。
(カー風に聞いてみる) 「新本格」読み慣れてない人の注意点として、「本格文言がない」ということがあり、オーバースリップ
して、解決編に突入してしまうというのが「一般論として」まずあります
なので、「どこまでが出題編なのか」がとても大切で、事前情報収集してください(このスレは
そのためでもありますw)
その上、(おそらくまだ読んでない人もミステリーファンなら聞いたことがあるかと)、十角館には
衝撃の一行
というのがあり、うかつにそこまで行ってしまうと、推理の楽しみが半減です
(なお、濃いミステリーファンなら「衝撃」でしょうが、周りの「薄い」人に聞くと、
全然衝撃受けず読み飛ばしたって人も結構います。そういう方たちは、
その次のページで人数があわないので気づいた、となるようですw)
でもって、衝撃の一行は「第10章 六日目」の一番最後です
Kidle版だと87% あ。そうだ
今回、改めてKindle版買ったのですが(携帯する都合上)、Kindleだと「解説」がないです
「新本格キックオフ作品」なので、やはり、解説が読みたいところ
これから買う形には、紙の本をおすすめします ■動機
動機はわからないです(手がかりなし)
もちろん、解決編では、そのあたりも説明されますが、出題編にはヒントなし
純粋なフーダニットものです
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
↓このあとは、個別のヒントです。寸止めにはするつもりですが、「そんなのいらねーよ」
という方は読み終えてから来てください ■ヒント集
まず思わせぶりな「プレート」ですが、「特に意味はない」ですw
これ、解決編でも自問自答して何であんなものを用意したのか?と言ってるくらい
プレートを貼る必然性はまったくありません。推理から除外してください
煙草トリックで殺害される人ですが、「彼は、人に勧めるときは、煙草入れごと渡す
癖がある」というのを推理に付け加えてください
よくやる、箱をポンポンと叩いて頭を出したタバコ一本を勧める人だと成り立ちません
解決編の方法でもそれ以外でも彼の「癖」がないとわからないです
犯人は単独犯で共犯とか複合殺人で他人の犯行と別の人の犯行とまじることは
ありません
また、プレートの表記はミスリードで、犯人以外は全員被害者で殺されます
次のレスでオルツィのヒント書きます。読みたくない人はここでとめて
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
さっき空白後の一番下に次レス予告書いてしまったがそれでは目に入っちゃいますね。すみませんww そして誰もいなくなったのオマージュと死体検案の状況から、「オルツィは、実は生きてて島内の
どこかに潜んでいるのではないか?」と思わる方が多いのですが、最初の段階で死亡してます
彼女が生きている場合と死んでいる場合と場合分けすると面倒ですので、最初に除外しちゃって
ください
犯人が一番最初に殺した理由は、メ欄
そんな瑣末な隠れんぼトリックではなく、もっと大きいトリックが隠されています
推理できずにそこまで読み進むと、思わず「うわっ」っと声を上げるレベルのが・・・
ヒントはこんなもんでしょうか?
やっぱ改めて読んで、しみじみと歴史に残る名作と感じ入りました
未読の方はぜひおすすめ!! シリーズ最高傑作として名高い本作ですが、そのトリックはちょっと拍子抜けかもしれません
キッチリ読んでれば、初見でもわかってしまうレベル
こんな単純なアレじゃないだろ?と逆にかんぐってしまうので、推理ノートきっちりつけるような
人ならあまり深く考えずに解決編に進みましょう
(いま精読せずに軽く読み流す程度の読者が多いのでしょう)
フーダニットですが、実は出題編からは絞れないと思います
場合分け程度で。でもって一番怪しくなさそうな人でも犯行可能になるアリバイ崩しになるのですが
あまり厳密にはできません(出題編のみからは) そろそろ時計いきましょうよぉ。
人形は >>84 で十分だろうし、「ああいうの苦手」って読まない人も多いでしょうし。
あと、「詳しいヒント」が出た後は、ネタバレおkでいいよね?
今話題の「私が犯人」はここまで(時計詳しいヒント後だったら、前期5作までで)どれとどれ、みたいな? 【登場人物が多すぎる3】
門松フミヱという老婆がでてきて思わせぶりですが(名前も似てるし)、犯人でも鹿谷門実でもありません
東野の回廊邸といい、ミステリーでは老婆の正体はたいてい若い女だったりしますが、本作では全くの
第三者です。どうしても推理が進まない場合「門松フミヱは存在しなかったもの」として推理して
構いません
推理上も「門松フミヱ」が若い女性の変装、とかだと真犯人が絞れなくなります
その関連で、宇多山圭子の妊娠も本当で、想像妊娠とかお腹にスポンジを入れたトリックとかでは
ありません
第一の殺人のトリックの意味と真犯人がこの3人(犯人、門松、圭子)に絞れたら「正解」でいいと
思います 「迷路館」の話題です。。。。
昨日所属サークルのOB会があって、「迷路館」でどこで悩んだってきいたら
・「作中作中作」とかよくいわれる(レスにもありますよね)ので、どこまでディープな
内側があるのか(数段構造なのか)と勘違い
・人間心理として、「リアルでは推理作家さんには生きていてほしい」という感情が
自然なので、上記とあいまって、「作中作中作」のなかでは死亡したものの、それは
作品の中だけで、実は生きてて、全員エピローグで懐古談(解決編)みたいのを
ついつい期待してしまう
ってあたりでした。なるほどー
このあたり踏まえてヒント出します。ヒントいらない人はここで止めて、読み終わってから
来てね >>64
ピンク電話の前後は妄想です。
今の若い方にはわかりづらいかもしれませんが、この当時、最大手の商社とかでも
自分のデスクから自由に電話してよかったのは市内(東京03とか)のみで、市外電話
かけるときは、常務まで決済が必要だったほどです。
商社なので「イランへのテレックスは自由なのに、金沢に電話するのに稟議かよ」
と愚痴ってたのを覚えてます(同僚と、当時流行のノーパン喫茶で)。
また、私用で、和歌山に電話した記憶があるのですが、黄色電話(百円玉が使えた)
に、千円札をゲーセン(ブロック崩しとかインベーダがブームでした)で崩して、
電話したのですが、新幹線で新大阪に何時に着いて、和歌山到着は何時ごろに
なりそう、というのとちょこっとした前後の挨拶とかでガッチャガッチャ百円玉が
落ちてあっという間に10枚使ってしまい、話が最後尻切れトンボだった記憶があります。
なので、「(当時の)ピンク電話で、京都から九州に電話する」なんて絶対無理で、
当時ならここで「あっ妄想だ」とわかる部分です。今だとかえってわかりづらい。
書いてて色々懐かしことを思い出しました。
当時の商社は各社とも、アメリカでブームを起こしつつあった「コンピュータ
と通信回線をつなぐ(いまで言うインターネット)プロジェクト」を企画して
郵政省(今の総務省)に持ちかけるのですが、官僚は「コンピュータと
電話回線をつなぐのは、犯罪です!」と言って、通信の規律の建前の下
ガンと認めませんでした。公専公とかVAN戦争とか言われた時代。
あのあたりから日本の没落が始まった気がします。
話がそれた。失礼。 なんか「荒らし」が暴れてる。コピペ荒らし
どしたー? 荒らしのおかげで勢いがぶっちぎりのナンバーワンにwwwwww 綾辻は奇面館で見切ったわ。もう本格ミステリー書ける才能は枯渇してる。 ■霧越邸殺人事件■
久しぶりに(Kindleだけどw)霧越邸読んだら、今度は島田荘司の御手洗シリーズ(特に
斜め屋敷w)読みたくなってきたw あとで寄り道しようwww
さて、本作、科学とか論理を超越した幻想的部分と、きっちりと論理で処理できる本格部分の
峻別が必要です
本作も「ぼっち」で解こうとするとちょっと苦労が・・・
とはいっても幻想部分は(心理には影響しますが)、それが犯人の推理に影響することはないです
ゾンビが恋人を食い殺す、みたいのはさすがに無いのでご安心をww ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています