何故海外では本格ミステリは衰退したのか
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>>93
だから、本格に限った話ではない
そもそも、海外で衰退したのかどうかという話なんだから日本の出版事情は関係ない 海外でもミステリは衰退していない
ただし昔風の日本でいう新本格は(生まれて)ない
なぜかは、知らん 書き手が続いてないんだからそれを衰退してるって言ってるんだろ >>96
衰退していない派は、書き手は続いているといっている
ただ、日本の本格オタが海外の現代本格を本格作品と認めないだけだと ヴァン・ダインの短編集のあとがきだったかな
乱歩がベスト10とかに推していた時代でも、すでに欧米では読まれてなかったとかなんちゃら。うろ覚え
他の多くの分野と同じで、いい意味でも悪い意味でも日本はガラパゴスなんじゃないの >>99
その時代はニコラス・ブレイクやマイケル・イネスとかの本格ミステリを大人の
読み物のにしようという英国教養派が活躍していた時期だな >>99
日本のミステリも乱歩ベストや横溝正史的なのがずっと続いてたわけじゃなくて
一回衰退して、新本格がでたわけだから、ガラパゴスというよりジュラシックパークw
なぜ日本だけ前世紀の恐竜みたいのが復活したかというとやっぱりオタク気質? >>101
新本格前も別に本格が衰退していたわけではない
鮎川哲也、佐野洋、都筑道夫、土屋隆夫など、社会派時代にも本格ミステリの
書き手は横溝正史全盛期と同じぐらいた。
正確にいうと、衰退していたのは本格ミステリではなく、名探偵小説だな >>102
たしかに衰退したのは名探偵小説だね
そういう意味だと、海外でもコーンウェルでもディーヴァーでも名探偵小説じゃないけど十分に本格だし
>>1への答えは「日本も海外も衰退してない」になるな
海外と日本の違いはやはり新本格があるかないか ライム物は名探偵小説じゃないか
ウォッチメイカー(時計師)は人殺しをする二十面相で、
電話でライムとなごやかに会話したりもするし >>104
あくまでも海外では名探偵小説が衰退したという話であって、絶滅したとはいってないよ そう言えば、本格の一要素である「読者への挑戦状」って、海外現代ミステリーではもう登場しないよな。
挑戦状と言うとクイーンのイメージが強いが、
クロフツ辺りでも登場したり、「挑戦状」と言うほど大袈裟じゃなくても、読者に対して「考えてみてください。」なんて一文が挿入されることもあった。
日本の新本格だと未だに時々目にするけれど、最近の海外作品で「挑戦状」や、それらしき読者への挑戦は殆ど見られない。
これって、読者にフェアに挑戦する作家が減ったことの、証明とまでは言えないにしろ傍証の一つにならない? 未だにそんなことやってる日本のミステリーが幼稚なだけだろう 減ったんじゃなくてもともといなかったんだろ
解決の時に誰も知らない手がかりを持ち出さなければいいだけのことで
ロビンズ一家とかアルカード城とかお遊びならともかく
作家が読者に挑戦することに何の意義もない
あとクロフツに読者に挑戦した作品なんてあったか クロフツ「黄金の灰」に読者への挑戦がある
カーのバンコラン「グランギニョール」にもあったが
「夜歩く」では犯人がすぐわかるとみえ無くなっている。 まあ、挑戦状なんか挟むと、
そこで物語世界から一度引き出されて冷めるからね
小説自体を楽しむにはない方がいい
最近のだと日本の影響だと思うけど
「元年春之祭」に読者への挑戦状があったが この前出たばかりの「数字を一つ思い浮かべろ」、雪の上で消失する足跡の謎なん
か出てきて今時珍しいと思ったけどトリックがしょぼかった。でもまあこういうの
書く人もまだいるんだね。
元年春之祭は麻耶と三津田の作品に感激して書いたそうだから完全に日本の新本格
の影響だね。 >>112
同じ海外でも西欧はもう、あまり本格ミステリは期待できないが
アジアはむしろこれから育っていくのではないだろうか? >>115
カササギ殺人事件が傑作なのは知っている。
だけど問題は量なんだよ
欧米で1年間に発売された本格ミステリだけで
日本のようにベスト20が組めるかという話 A Gentleman's Murder
by Christopher Huang (Author)
Publisher: Inkshares (July 31, 2018)
"黄の印象的なデビューは、黄金時代の探偵小説のファンを喜ばせるだろう...
プロット、文字、そして雰囲気はすべて一流です。
「黄金時代の探偵小説を思い出すミステリー。新鮮なキャラクターと独特の紆余曲折で、
Huangは古いものと新しいものをうまく組み合わせたものを作った。
「ドロシー・セイヤーズは生きていて、クリストファー・フアンの名のもとに書いている」
「アンソニー・ホロウィッツ、チャールズ・トッド、アン・ペリーのファンのために読まなければならないのは、
およそ一世紀前から完全に取り込まれた雰囲気と雰囲気、複雑なキャラクター、
そして魅力的な謎であるクリストファー・ホアンの「紳士の殺人」です。
「1920年代のロンドンにあなたを運ぶ、目を見張る雰囲気のあるデビュー。紳士の殺人は、
あなたがアガサ・クリスティとジリアン・フリンの両方のファンを最後まで推測し続ける細心の謎です。
"進化を続けているジャンルを助けながら、
そのインスピレーションに正義をもたらすロックルームの伝統的な謎。 現代劇じゃ無理なのが固定観念ならアシモフのようなSFミステリはさらにないのか ハードボイルドやサスペンスミステリーにトリッキーな仕掛けをほどこしているものならそれなりにある
ただ、それはあくまでもハードボイルドやサスペンスであって本格ではない
日本でいえば、横山秀夫や初期の原りょうみたいな感じ SFだと奇妙な設定が出しやすいところはプラスだと思うんだけどな
「ジャック・グラス伝」は楽しかったし、本格じゃないけど「六つの航跡」の設定も好きだ
犯人含めて全員死んだけど、クローンで全員が復活してその記憶はない宇宙船内とか ディヴィッド・マクドナルド・ディヴァイン(David McDonald Devine, 1920年5月31日 - 1980年)
ヒラリー・ウォー(Hillary Baldwin Waugh、1920年6月22日 - 2008年12月8日)
ジャック・リッチー(Jack Ritchie、1922年2月26日 - 1983年4月25日)
リチャード・マシスン(英:Richard Burton Matheson、1926年2月20日 - 2013年6月23日)
エドワード・デンティンジャー・ホック(Edward Dentinger Hoch、1930年2月22日 - 2008年1月17日)
アーロン・エルキンズ(Aaron Elkins, 1935年7月24日 - )
レジナルド・ヒル(Reginald Charles Hill、1936年4月3日 - 2012年1月12日)
サラ・コードウェル(Sarah Caudwell、1939年5月27日 - 2000年1月28日)
ピーター・トレメイン(Peter Tremayne、1943年3月10日 - )
キャロル・オコンネル(Carol O'connell、1947年5月26日 - )
トマス・H・クック(Thomas H. Cook、1947年9月19日 - )
マイケル・スレイド (Michael Slade) (born 1947)
ミネット・ウォルターズ(Minette Walters、1949年9月26日 - )
ジェフリー・ディーヴァー(Jeffery Deaver, 1950年5月6日 - )
ピエール・ルメートル(Pierre Lemaitre, 1951年4月19日 - )
アン・クリーヴス(Ann Cleeves、1954年 - )
ボリス・アクーニン(Борис Акунин, Boris Akunin、1956年5月20日 - )
ポール・アルテ(Paul Halter、1956年6月19日 - )
マイクル・コナリー(Michael Connelly、1956年7月21日-)
フレッド・ヴァルガス(Fred Vargas、1957年6月7日 - )
ロバート・ジェームズ・ソウヤー(Robert James Sawyer, 1960年4月29日 - )
ギジェルモ・マルティネス(Guillermo Martínez、1962年7月29日 - )
ルイス・ベイヤード(Louis Bayard、1963年11月30日 - )
サラ・ウォーターズ(Sarah Waters, 1966年- )
デイヴィッド・ゴードン(David Gordon、1967年 - )
陳浩基(1975年 - )
ケイト・モートン(Kate Morton、1976年 - ) >>121
明らかに本格の書き手じゃない人が何人もいるのだが 根本的なところで、このスレで言うところの本格ってどういうミステリを言うの?
1)隔絶された人工的な空間で、
2)現実の世界じゃそんなのあり得ないよっていうような超絶技巧的殺人計画/トリックがあり、
3)天才型の名探偵が関係者一同の前で謎を解き犯人を名指ししてみせて、
4)メタ的特徴として読者への挑戦コーナーが挟まる
この理解でおk? >>123
単に、謎解きメインの作品であり、その謎解きの材料は作中に提示されていて
読者も推理可能な作品のことだよ
アクションや人間ドラマはあってもいいけどあくまでもメインは謎解きでなければならない
名探偵や超絶技巧のトリックなんてものは本格ミステリの本質ではない ふむふむ
という事は、謎解きが主体で、その材料はプロットの中に配置されていて、読者にも推測可能
ならハードボイルドに区分されている作品でも本格に入れていいモノもある、という事かな
ロスマクの一部の作品とか >>125
違うよ、ロスマクは謎解き要素はあってもメインはハードボイルドドラマにあるのだからあくまでもハードボイルド作家だ
謎解きが主体とはいえない そこは人によって分かれるね
ロスマクはハードボイルドでもあり本格でもあるって人はそれなりにいるわけだし ハードボイルドであることを尊重しつつ、本格としても読めるって感じじゃないか >>127
まあ、最終的な線引きはそれぞれの主観になるだろうね
ただ、ロスマクって数冊しか読んでないからよくわからないのだけど、そんなに本格指向強いの?
謎解き要素が強いのはごく一部で、他はそこまで謎解き要素はないのではないの? 「ウィチャリー家の女」は法月先生が掘り下げて論じてたし(あの評論で俺は
法月先生を知ったんだよなー)、それ以降、中期からの「縞模様の霊柩車」とか
「さむけ」なんかは本格のプロットを十分兼備してるんじゃないかと まあ何となく本格の本格たるゆえんを把握した(本当か?)ところで
スレ原点に回帰したい
なぜ海外では謎解き主体の本格は廃れたのか?
ルヘインのシャッターアイランド(これももう10年以上前ですか)は
わりと本格志向と思ったけどな、あの袋綴じは翻訳版だけなのか? なぜ海外では衰退したのか というより
なぜ日本では特殊なサブジャンルが一定支持されてるのか
そっちのほうが興味深いと思うけどな
あちらにはそもそも「本格」みたいな括る名前すらないそうじゃないか >>134
英米で本格ミステリに相当する言葉は
パズラーじゃなかったっけ? 俺は笠井先生好きだし、彼の大量死理論も「そうじゃん!」ってなったクチだから
現代日本は大量生社会(=裏返された大量死)だから、そこに本格の様式がハマった
というのは一理あると思ってる
ただその場合、これからの強いられた大量生社会は中国だから、
今後中国にどういうミステリが現れるかが気になってる 日本のミステリーは
戦前は短編の探偵小説が中心で、戦後は長編探偵小説が大人気
60年代になると探偵小説が没落、80年代にはハードボイルド・冒険小説が人気と
周回遅れで英米の流行を追っていた感じだったんだけど
その流れをぶったぎったのが新本格ブーム
以後、日本は独自路線を歩むことになる ドラマじゃホームズリブートやら探偵やら特殊刑事やら廃れてる様子はないんだけどな >>134>>135
whodunitでいいのでは >>139
フーダニットでは範囲が狭すぎでは?
本格にはフーダニットだけでなく、
ハウダニット以下諸々があるわけだから 日本でいまだ支持されてて
海外だとすたれちゃったのは主にHowの部分じゃね?
要するにトリック使って犯罪をいかにごまかすかって部分が
日本ではデフォルメされた通俗娯楽として生き残ってるけど
海外じゃそんなもんリアリティなさすぎだろって受け入れられにくくなっちゃった そうそう
だから海外で生き残ってる本格はほぼフーダニットだけだよね >>134
formal detective story
>>140
語義にとらわれすぎ HOWがないっていうか、密室ものみたいのがない印象
どうやって毒を入れた?とか、奴にはアリバイがあるのに、とかはあるよね。
あと、『探偵ガリレオ』的なありえない現象を科学で解くみたいのはドラマでも小説でもよく見る気がする
そういう意味では本格ものがないってより、黄金期のカー的なガジェット謎解きがないってことじゃねえのかなあ。
クリスティーの遺伝子って呼ばれるフーダニットものは綿々と受け継がれてるよね 密室モノは視点が変わってSAWとかCUBEみたいなワンシチュスリラーものに吸収された感じがする >>144
formal detective story は生まれて初めて聞いた
出典を知りたい
「十角館」や「孤島パズル」の英訳本ではshin-honkaku 、new orthodoxになっていた 13・67
陳 浩基 (著), 天野 健太郎 (翻訳)
出版社: 文藝春秋 (2017/9/30)
天野健太郎(1971年5月6日−2018年11月12日) >>147
訳がある本では『推理の芸術』の原本
formal deductive puzzleとかformal detective fictionとか書かれてる 島田や綾辻がいなかったら今でもそんなに読まれていない気もする 後かまいたちの夜のスマッシュヒットが大きい気がする
あれの反響が上々だったから構造は古典ミステリで舞台が現代ってものの需要が見込まれた
と、適当言ってみる 日本のミステリー界における金田一少年と名探偵コナンの功績はかなり大きいよな
まあ弊害もあったりするけど、特に金田一少年は 金田一が島田のアレをパクッたのは空気読めないと思うけど弊害って他にあるかな 漫画とアニメ見れば本格成分はもう十分で小説までいかないみたいな? 漫画とアニメ見れば十分なんて状態は、もう本格はすたれたってことだな >>156
違う、違う
初心者のために入門編として役立ってもらおうと思ったら
初心者は漫画やアニメで満足してしまったと言う話だろ?
マニアは今も昔も小説を読んでるよ コナン君見て小説でもああいうのが読みたいと思った人が綾辻に行くかどうか >>158
たとえば、コナンの単行本に描かれている名探偵図鑑とかを見て
紹介されている探偵が登場する小説を読んでみたいと思ってくれるかどうかだな >>157
なら、>>153のいう漫画の本格に対する功績はほとんどないってことだね 漫画の影響は大きかったよ
当時のミス研でも興味を持ったきっかけが金田一って人はかなりいた
あと上でも言われてるけどかまいたちの夜も
ただそういう人は同時代の新本格から入って古典はあまり読んでない場合が多かったな それが大体20年以上前位?
今ミス研に入ろうって位の人はどういうルートなんだろうね 欧ではともかく米で本格ミステリが流行る土壌がある気がしない ポーもカーもクイーンも米国作家なんだから土壌というか国民性に下地はあるだろ 英語でコナン君を見て(多分本格)ミステリを読み始めたって言ってた人はいたし
同名のアメリカの大物コメディアンがトーク番組で名探偵コナンをネタにする位だし下地位はありそ
コナン君でさえ左程普及はしてないみたいだけど 新保博久
note では画像が一部しか表示されないのですね。貼りなおしておきます。
この表は我ながらよく出来ていると夜郎自大。
https://pbs.twimg.com/media/DotI_NpVAAAOwNo.jpg
2018年10月4日 本格はともかくミステリ自体は需要あるんでないの?
海外ドラマでエレメンタリーのホームズとかやってるわけだし
ディーライフで推理系の作品多いしな
ただ科捜研みたいな最先端技術でみたいなやつばっかだが >>166
孤島とか吹雪の山荘とかだとまたかよみたいに言われそうだしね
それを誤魔化しつつ書くってのは主流になりそうな気がしない >>166
それでは答えになっていない
問題はなぜ日本や中華圏では飽きられていないのに、西洋では飽きられたかだ 西洋でもアンソニー・ホロヴィッツとか人気あるし、別に廃れてないし飽きられてない どれか忘れたけどヘレン・マクロイの小説のあとがきでアメリカで本格推理が下火になった流れの話があったな 映像化される事を狙って書いてるからな
単なるパズルストーリーだったら映像化してもらえない >>174
アガサ・クリスティー的なミステリは欧米でもある程度の需要があるみたいね
クィーンのようなロジカルなミステリは欧米ではジェームズ・ヤッフェ辺りを最後に絶滅したかな?
カーのようなトリッキーなミステリはフランスでポール・アルテが頑張っていたけど、
アルテはフランス人らしくだんだん心理サスペンス寄りに傾いている印象 >>174
海外のネットを拙い英語力で閲覧してるけど現状としては西洋の本格ミステリの市場は小さいそうで新作がなかなか出て来ない
西洋の本格マニアはもっと本格が読みたいと嘆いているけれどニッチな市場なので出版社がなかなか本格に肩入れしない
アンソニー・ホロヴィッツはクリスティー原作ドラマの脚本、ホームズのパスティーシュでの実績があるから認められた稀有な例ではなかろうか
ホロヴィッツに続いて本格派の人気作家が続々出ている状況でもなさそうだし
西洋でのミステリの主流はサスペンスとノワールなのが現状 昔の本格で今のコージーにあてはまるのはミス・マープルとかか
ホームズもポワロもエラーリーも玄人探偵 >>180
コージーでは日本の本格マニアは満足できないだろ
なぜ、戦前の黄金期のようなコテコテの本格は日本や中華圏では発展して欧米では衰退したのかという話 欧米の本格マニアは旧作を読んでると思うよ
今復刊ブームでコーチホイップパブリケーションとか
ディーンストリートプレスとか新しい出版社が大量に
刊行しているから、カササギの作中作程度のなら
より取り見取りだろう
現代に立脚した作品は歓迎するだろうが中々でて
こないんだよ
天才が必要かもな すまん、本格は全部まともじゃないって意味だったのか
俺はまた、最近の(新?)本格はまともなのがないって意味かと思った エラリー・クイーンのアメリカ本国での忘却と日本での神格化という対立する現象が起きた過程は興味がある
この辺の日米比較評論は誰かアメリカの文壇事情に詳しい評論家に論じてほしい
またイギリスではクリスティ影響下の作家はしばしば現れるのに、アメリカではジェームズ・ヤッフェを最後にクイーン影響下の作家が途絶えたという英米比較論も含めて 日本の場合はまず乱歩による「Yの悲劇」称賛があって
横溝ブーム時に論じられたクイーン「Yの悲劇」「エジプト十字架の謎」の横溝への影響
ダネイが来日して当時の流行作家、松本清張や夏樹静子らと交流
さらに新本格ブームという流れの中で日本におけるクイーンの神格化が進行
しかしそれは皮肉にもダネイとリーが捨て去った初期の作風を絶対視する流れに進み、
クイーン自身が志したミステリの理想とは逆行する偏った方向への神格化が進んで行った
これに対してアメリカでは70年代のクリスティ・ブーム、レヴィンソンとリンクのミステリ・ドラマ、
英国ミステリの輸入等があったにも関わらず国産作家のクイーンやヴァン・ダインは忘れ去られ、ディクスン・カーは英国でのみ読み継がれた
そして本格謎解き小説が米国エンターテイメントの傍流へと追いやられて滅びて行った過程の詳細な評論は読んでみたい 単純に考えるとトリックメーカーが映画とか流行りの最先端なショービズに流れていったんだろうな ドラマだけどdeath in paradise長く続いてるし
海外でも需要自体はあるんだろうね 社会問題をとりあげると、書評などマスゴミで褒めてもらえて売り上げが伸びるからだろ
しかもテレビドラマ化や映画化もしてもらえるからな
ただしその社会問題の取り上げ方も、保守派的観点ではクソミソに罵られるから左翼的視点で取り上げざるをえない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています