【生ける屍の】山口雅也【遠吠え】
■山口による本格ミステリ大賞の選評■
『屍人荘の殺人』が大賞候補となった件に対して異議があるので投票棄権いたします。
拙著『生ける屍の死』のアイディアの核は、死者が甦る設定における本格推理の設定とそれによる推理のミスリードであり、これは前例のない私のオリジナル・アイディアです。
それをアイディアの基盤とする『屍人荘』は先行作のアイディア流用という点でオリジナリティに関して疑義があります。
一方で、「先行するアイディアへの挑戦」という本格ミステリ作法の考え方もあります。
例をひくなら異世界設定を用いた西沢保彦氏の『死者は黄泉が得る』や米澤穂信氏の『折れた竜骨』、阿津川辰海氏の『名探偵は嘘をつかない』が挙げられるでしょう。
しかし、これらの作品は安直な流用には当たりません。三氏は作中で先行作への敬意を明記してくれています。
それゆえ、先行作への挑戦という意味でフェアであり、私はこれらの諸作を全面的に支持賞讃するものであります。
その点で、『屍人荘』には先行作について何の言及もされていない。
それどころか、本作を巡る様々な論評には『生ける屍』との関連ついて不自然なほど触れられていない。
本ミス候補選考会においても、この点に関する議論が全くされていない点についても納得できません。
他の賞選考ならいざ知らす、アイディアのオリジナリティを重んずるべき本格ミステリクラブの選考においてこの状況では失望を禁じ得ません。
ところで、いっぽう私は『屍人荘』の作者が『生ける屍』を読まずに書いたという話も耳にしています。
これが事実だとすると、これはこれで一般論として更なる問題ありと考えます。
本格ミステリの進化発展は、先行作を読み重ねることによってトリックなど被らないようにするという倫理観に基づいております。
そうした研鑽を経ずしてミステリを書くというのは、クリスティーの『そして誰もいなくなった』を読まずして同一設定の作が書かれ、
それが何ら議論されることもなく評価されてしまうという、本格ミステリにとって不公正な状況がまかり通ってしまうということになるのではないでしょうか。
私は『屍人荘』そのものを叩きたいわけではなく、本格ミステリを巡る問題提起として本稿をしたためた次第。
(「ジャーロ」No64より) びっくりするくらい誰ものってこなかった (画像略) 781 名前:名無しのオプ (オッペケ Sr3d-e2ki) [sage] :2018/08/23(木) 14:42:38.39 ID:ZbJO5lDZr
今、何かと話題の映画「カメラをとめるな!」
どこかの年老いた作家が「○○○が出てくるミステリーは、どのような媒体の作品でも全て私の作品の模倣であるから私に敬意を表さなければならない、しかし今だに何もない」
冗談抜きに言いかねないな 生ける屍の死と屍人荘の被ってるところって、アレが出てくるところしかなくない?それに生ける屍って、べつに読まなきゃいけないと思われるほどの先行作品でもないと思うんだが 同意。屍人荘の方がコンパクトにまとまっているし読みやすいし 「絶対レス伸びるぞ!」ってわくわくしながらスレ立てたけど長いこと伸びなかったので自演で伸ばしとるwwwwwwwww >>12
あくまで主観だけれど、屍人荘かなあ。でも生ける屍の方も、想像するとかなり凄い状況だけれど
>>11
どちらも面白いんだよ。でも屍人荘の方が面白いと思ったんだよね。仰るとおりコンパクトなのがよかったんだと思う。あとキャラクターと、それぞれの方法とか。最後のもう一度トドメ刺すところとかもう一回読んだもんな…… 生ける屍は「犯人しか知らない事を口走ってしまう」っていう特定のされ方がしょぼいし古いんだよ
せっかくの特殊設定であれだけ長いのにそんな終わりかよと
屍人荘は見取り図が推理に関わってくるのが面白かったところ ていうかリビングデッドが存在するって設定以外何もかもが違うのに
山口どんだけだよ >>14
屍人荘のほうがすごいんだ。
屍人荘のほうはまだ読んでないので
ブックオフで買おうかな。 >>17
言わなくてもいいのにわざわざブックオフで買うと宣言するなんて性格悪いやつだな
>>15
見取り図推理に関わってきたっけ。
もう忘れてるわ ラノベ作家が書いた、なんちゃって推理小説だろ
こんなゴミを認める、ということ自体が推理界隈の疲弊だよ
結局、売れればなんでもあり主義が横行してるだけ
もういいからこれからの推理小説は擬音を書きまくっとけ
くだらん 結局山口の主張は、『屍』がアクロイドやそして誰もいなくなった並みの、
ミステリーの必読の古典の仲間入りを既にしていると勝手に思い込み、
今村も当然自作を読んでいるに違いないのに何の挨拶もない、
リスペクトがないということでしょ。
でも今村は実は『屍』を読んでいなかったというオチ。
結構みっともない結末。 こんないちゃもんつける老害になってしまったのが悲しい http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1810/03/news136.html
山口を思い出した。
礼儀知らずな人ですね。ゾンビミステリを勝手に書くのはやめなさい!マネジャに許可をとりなさい!
ゾンビ使うなrら僕にひと言挨拶して欲しいですね。 >>25
常識だ
日本人も中国人並みに著作権意識が希薄
今回の件は国会で取り上げて欲しい そして誰もいなくなったを例に挙げているのが痛過ぎるわ 屍人荘をラノベとかいって貶すの、感覚が旧態依然の老害って感じだな。 ラノベはラノベ
老害とかいう奴は己の低脳を晒してるだけw あえて低レベルな返しするけれど、安易にラノベとか言うやつこそ低脳だぞ。時流についていけない老害だ ここ最近批判するとラノベラノベしか言えない奴が確かに多い ラノベというレッテルを貼ることが、イコールその作品への批判になるという考えが老害だわ。ここ数年の新人賞受賞作には、ラノベっぽい作品がたしかに散見されるが、俺は良い意味でラノベっぽいと思ってる。
ラノベっぽい作品が嫌なら、そうではない作品を書く新人を応援するなり、自分で書いてデビューすればいいんじゃないかな。
スレチすまんな 595 名前:名無しのオプ [sage] :2018/12/06(木) 07:32:58.29
https://natalie.mu/eiga/news/310913
映画化決定! このミスのキング・オブ・キングス1位おめでとうございます
これで屍人荘よりも上であることが証明されましたね スレ立てて誰にも相手にされず
自演で保守してた遊井かなめの遠吠えw >>41
なぜ急に遊井かなめの名前が?
遊井かなめって山口雅也のアンチなの? >18年前の1月に僕が書いたのは、山口雅也氏の〈キッド・ピストルズ〉シリーズのパスティーシュだった。
↓
山口にすりよって超絶無能ぶりがばれて切られる
>この案については山口氏の鶴のひと声でご破算となってしまった。
↓
ミステリーなんか知らない、はなから大嫌い、とヒステリーを起こす
>〈狂人の論理〉なんて、クソ食らえ
>ミステリ、特に推理と論理を重んじる本格ミステリというジャンルには、〈狂人の論理〉を重要視した作品がいくつかある。
>「狂人のこの突拍子もない行動も、名探偵の推理を通して見ればほらこのとーり、ちゃんと彼らなりに筋道立ったことをしていたのですよ」というやつだ。
>名探偵の推理であれば、妄想も狂気も論理的に説明できるというのが彼らの言い分だ。
>本作『ヘブン』は、そういう陰キャの言い訳のような小説ではない。そんなヤワなものではない。
http://ue-kaname.hateblo.jp/
↓
>遊井かなめ(sister morphine)@ue_kaname
>陰キャ野郎にかまっている暇はないし、人間としてとにかくキモいのでどうでもいいんだけど、それ以上やるなら俺は受けて立つぜ?
https://twilog.org/ue_kaname/3 遊井かなめって何者だよ。
ここ数日で各ミステリスレで見るけどさ いちいち説明するのもめんどいくらいの小者だよ。スルーすればいいよ。 このミステリーがすごい!キング・オブ・キングス 「生ける屍の死」1位おめでとう 古野まほろ先生の「ぐるりよざ殺人事件(背徳のぐるりよざ)」、「屍人荘殺人事件」「水族館事件」、
この3作を押さえておけば大丈夫です。 『死の相続』という黄金時代に書かれたミステリを借りてきたんだけど、
目次見たら、章のタイトルの一つが「ゾンビ!」だった
もしかしたら、元祖ゾンビミステリーはこの作品かもしれない
読み終わったら、またレスする 読んだけど、ネタバレになるといけないので詳細は書かないことにする 自分はパンクロックな主人公書いてるくせに
似た設定の新人賞作家に噛みつくのか 俺もシジンソウは盗作だと思うよ
先行作品へのリスペクトがない
特殊設定ミステリのハシリともいうべき『生ける屍の死』を知らないなんてミステリファンとしてもありえないことだ
なによりもフリーメイソンにとってゾンビというシンボルはキリスト教徒イスラム教徒への愚弄だからね
「復活信仰」を馬鹿にしているんだよ
そこが気に入らない
まあもちろん著者はフリーメイソンではなく、たまたま「表紙が左目になっているだけ」、「偶然の一致」だとは思うけどねえ >>58
それ、くそ面白えな。
冷静な筆致でそこまで容赦なく一人の作家(ミステリ界ではわりと大家)の人間的な評価をさげられるのが。 奇想天外の本棚、期待してるんだけど大丈夫かなあ(特に『吸血鬼ヴァーニー』)。
版元が原書房から国書に変更されたのもたぶん山口の人間性に問題があったんだね。 山口って元々おかしな人だったの?
年とっておかしくなったの? 菊地成孔が"権威主義で気が狂った山口雅也"とかボロクソに書いているので、あっちの業界でもなんかやらかしたんかと思ったら別の山口雅也ってのがいるんだね。 >>58
さいしょに買ったこのミスの第一位が「ミステリーズ」だった自分には、
いろいろちょっと悲しいな。 生ける屍の死、長すぎてダレるのよな
ページ数半分くらいでいいわ 最後の書き込みが5ヶ月近く前のスレなんて誰も見てないだろうけど、
吐き出したいから一応書くわ。
奇想天外の本棚の第一回配本の、
九人の偽聖者の密室読んだけどかなり微妙だった。
国書刊行会の叢書って面白いの多いし(ちょっと前のベル・エポック怪人叢書のジゴマとかドーキーアーカイヴとか)今回も期待してたんだけど第一回がこれかぁ……って感じ。
本編の前に山口雅也がクドい上に原書房への恨み節含めた序文書いてて不安になったけど、その不安が的中してしまった。
原書房と何があったのか知らんけど、普通にチョイスが微妙で売上が上がらなかったから打ち切られたのでは……?と思ってしまう。 >>71
へえ、こういうのが出てたんだ。
ググったけど、アマゾンのレビューで厳しいことが書いてあるな。 >>58
>一方で、容疑者X問題[1]を蒸し返した作家もいて、
>話はますますややこしくなっていきました。
連投ごめん、改めてこのブログ読み返してみたけど、蒸し返したのって誰? >>58
山口雅也ですら、授賞式当日になってもその年の鮎川賞受賞作を読んでないのか。
本格系のミステリー作家ならたいてい読んでるものと思ったが。 >>58
山口雅也が、『屍人荘の殺人』の内容知って激怒したとき(2017年10月)、
もうすでに『本ミス2018』(2017年12月発売)のアンケート原稿はすでに提出済みだったのかな。
遊井かなめ氏は「『奇想天外アンソロジー』について」を寄稿してる(135頁)し、
投票でも、山口雅也『落語魅捨理全集 坊主の愉しみ』を1位にしている(53頁)。
山口氏も「ミステリ作家新作近況会」に寄稿している(134頁)。 連投。
『本ミス2019』(2018年12月発売)だと、遊井氏は投票欄で、
「私にとって平成三十年は『生ける屍の死』の復刊を実現させた年であり、
本格ミステリに嫌気がさした年でもある」(52頁)と、意味深なコメントしてるな。
この年はまだ、山口氏も寄稿している(98・136頁)。 『屍人荘の殺人』は、『生ける屍の死』と比較にならない
もちろん後者のほうが圧倒的に上だ
本の売れ行きとは関係ない
カルトに媚び売って売れるような本は無価値 >>71
>第一回がこれかぁ……って感じ。
普通は叢書の第一弾にはトップクラスの小説をぶち込むだろうから、
この叢書の先がちょっと不安になるなあ。 >>71 >>78 九人の偽聖者って扶桑社ミステリーからも翻訳出版されてるよね?
まさか二重契約? >>79
『密室の魔術師 ナイン・タイムズ・ナインの呪い』 (海外文庫) 文庫 – 2022/9/28
アントニイ・バウチャー (著), H・H・ホームズ (著), 高橋 泰邦 (翻訳)
これか。解説が乱歩と都築道夫らしいし、過去に雑誌掲載されてたのを、
改訳したって感じなのかな? てか、ホームズってバウチャーの別名義だっけ? >高橋 泰邦(たかはし やすくに、1925年5月31日 - 2015年2月12日)
>日本の翻訳家、小説家。
ウィキによると翻訳者はもうお亡くなりだから、やはり過去の物を再刊するといった感じか。
こっちは文庫で1300円くらいだけど、さてどうするか。 >>80 そう、何故かバウチャーは時々殺人犯の名前H.H.ホームズをペンネームに使っていた。犯罪者の名前を使うあたり阿部サダヲの源流みたいな人だな。 >>83
阿部サダヲも、芸名付けたときはまさか将来自分が大河ドラマで準主演を張るとは、
思ってもみなかっただろうなあ。
>>79
出版がかぶったのは偶然だろうけど、出鼻をくじかれた奇想天外側からするとダメージだな。 >>79
出版が被ったのって、本当に偶然なのか?? >>58
『屍人荘の殺人』は、『生ける屍の死』と全然違うだろ。
なんで山口雅也はこんなに怒ってるんだ?? >>86
事実上のデビュー作が最高傑作、というのが関係してるのかもしれませんが、
遊井さんの記事を読んでいてちょっと悲しくなりましたね・・ 山口雅也は、1年目がピークだった西武清原みたいなもんだからなあ 事実上のデビュー作がいつまでもその作家の「最高傑作」と言われるのは、
その作家にとって辛いだろうなあ。 >>91
何について?
そういや「奇想天外の本棚」シリーズ、第一弾は投票対象作品だよね?
一票くらい入ってたのかな。 人間、ここまで愚かになるんだね…
売れなくなるって辛いよな、売れている若手が妬ましくてたまらないのもわかるが。 >>93
デビュー作の原稿渡したのに塩漬けにされた云々
創元に原稿渡したのに梨の礫みたいな話は他でも聞いたことあるしまあ気の毒ではある >>95
ありがとう。
塩漬け自体は気の毒だけど、今になってこの時期に蒸し返したってことは、
やっぱり屍人荘の件で創元社に……って邪推してしまうな。 >>96
補足しておくと、「最初の印税の使い道は?」って設問への回答だからデビュー当時の話が出てくるのは当然の流れだったよ
公の場でああまでハッキリ悪態ついちゃうのは大人気ないと思うけどね >>97
重ねてありがとう。
いずれにせよ大ベテランのそういう振る舞いは、ちょっと残念だね。 >>97
同じこのミスの青崎有吾(TS社デビュー)の初印税のエピソード読むと、
おいおいこの会社大丈夫か……という気にはなる。 たしかに俺も気になった
ミステリファンとして好きな会社なんだけどね