京極夏彦 Part.89
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妖怪作家・京極夏彦を語るスレ
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※コテハン荒らしは徹底放置・絶対に触れない事。
コテハン荒らしに構っているレスは全て荒らしの自演です。
釣られて反応しないようにしましょう。 >>199
それ肉彦のお得意だな
自分の個別のケースについて具体的に尋ねられているのに、逃げ道の多い一般論を語って有耶無耶にするやつ 宴瑕雫辺り読むともう無理して新作読まなくてもいいかなって気になるね
夏から理までと巷説をたまに読み返すくらいで満足できるわ >>199
>原稿書いたら必ず本になるものでもない
関口先生なら、そうかもしれないが、
天下の京極夏彦先生の場合は、絶対にそれはない。 >>204
頼まれもしないものを好き勝手に書いて
という前提の話だからさぁ
ま、なにしろ今の京極夏彦は頼まれてもいないものを勝手に書く時間は無いわけで >>201
本当に京極夏彦が嫌いなんだね。よく研究してるわw 宴も支度まではドキドキしてたよ
あんな大物を、っつーか前回ラスボスを退場させて新しいボスのヤバさ演出ってジャンプにありそうだが悪くないとか
○○よ意識飛ばしてる場合かしっかりしろ!死ぬぞ!と雪山遭難者を叱咤する気持ち味わったり
とにかく読後の感情の起伏が激しかった
こんなところで続くなんて殺生なと始末が出てアッハイになるまでは約半年が一日千秋の思いだった >>206
なぜ嫌いだと?一方的に決めつけてるから話し合いしても無駄なタイプっぽいけど >>205
京極夏彦が好き勝手に書いたもの、というのを読んでみたい。 邪魅の雫の、
犯人らしき女の不可解な言動にイライライライラさせられた読者が、
果たして、
作者の次作を他の楽しみに待っているだろうか 邪魅の雫の
冒頭の蜃気楼のところの文章、よかったな
ちょっと寂しい感じもするけど 雫はシリーズ以外の作品にしといた方が傷が浅く済んだと思うんだ
瑕の犯人も引っかかったがそれ以上に邪魅はコメントに困る
夏や骨と違って同情の余地が乏しく、かといって理のような頭脳犯でもない
架空の毒も都合よすぎてドラえもんのひみつ道具級の万能アイテムだったし >>208
言外の意味や行間を読み取れない輩とは文芸の話はできないね笑
如何に「書かない」か、が重要だと京極夏彦が言っているじゃないか。講演で。
197みたいな人と話すのは楽しい >>215
なんでそう、邪魅を下げるのか分からない。
蜃気楼みたいに、曖昧模糊な妖怪が仕組んだ邪魅の雫、
読んでいる間、十分いつもの恐ろしい雰囲気はしたし、
ラストは切なかった。 でもほんとに我儘で書かないんだとしたら「版元にいってください」なんて言いますかね?
公の場所ですよ。版元の耳にも当然入る訳で、京極さん側にしか落ち度がないなら一触即発になりますよ
版元との関係悪化させてシリーズ自体を終了させたいとか、捻くれた目的があるのかもしれませんが
スピンオフは稼働中だし、そんな無礼でハイリスクな発言を不用意にする人とは思えませんけどね >>217
>なんでそう、邪魅を下げるのか分からない。
好みや評価点が異なるから
恐ろしい雰囲気さえしてラストだけ切なけりゃいいとは思えないからだよ
ラストへ至る経緯がしっかりしてないんじゃ最後だけ格好つけられても空しいだけだ
それ以前に蜃気楼みたいにとか曖昧模糊な妖怪が仕組んだとかいつもの恐ろしい雰囲気とやらも
そんな物全然感じなくてその事がとても残念だった
連続殺人に見えたが実は不連続という種明かしで坂口安吾の不連続殺人事件の”タイトル”が頭に浮かんだがその程度だった
お約束の薀蓄も今回に限って何故か取って付けたように馴染みが悪いし読んでる間ずっと不思議だった
京極堂を出さない構想もあったという話を後日知って本当かな、でもあり得そうと思ったくらいだ 蜘蛛以降は作品から漂う香気というか、格調が低くなっている
百鬼夜行シリーズのピークは鉄鼠だね 10年前ファンになった人もいれば先月ファンになった人もいるだろうし… >>220
百鬼夜行シリーズに関しては、ネタ切れか…(´・ω・`) >>220
鉄鼠は面白いけど、一番取っ付きにくい話だと思う 鉄鼠で「こういう風景は次第に消えていくだろうね」と京極堂が示唆していたように、
戦後らしいどろどろした雰囲気の話は次第に作品から消えていったんだよ、と私は思ったんだけど
不連続というトリックも面白かったんだけどな、最後にあっと云わされて
邪魅の犯人も綺麗で、羨ましい立場だと思うんだけどな、京極堂、榎木津と旧知の仲で
オカルト風なのが読みたかったんだね
次回の百鬼夜行の作品は、百鬼夜行陰の墓の火でも見られるように、宗教関係の話みたいだから、
それはそれでまた面白くなるじゃないかな。碑ってどれくらいの大きさなんだろう・・
関口が鵺に憑かれた人間を見て、また彼岸に行きかけたり、そういうお話のかな
読みたいですね…! 鵺は放射能が原因で生まれたミュータントが出てくるんでしょ 理の頭脳犯のが出来すぎで万能犯人って感じだったけどな >>230
織作茜が、情報操作で人を思い通りに操る技術をどこで習得したのか謎だね。
京極堂が陸軍第十二研究施設で宗教的洗脳の研究を行った結果、
「憑き物落とし」の技術を身に着けたように、
茜も戦時中は、陸軍中野学校のようなスパイ養成機関で
スパイとしての教育を受けた結果、人を操る技術を身につけたかも… 操りには別に特別な能力は必要ないぞ
所謂プロバビリティの犯罪の進化系なんで、犯人はきっかけを与えるだけ
その辺のことは絡新婦の元ネタの太陽黒点にも書いてあるよ
まあそれでも常人には実現不可能な凄まじい努力は必要だけど
あと憑き物落としは別に軍での研究の成果ではない
参考にした可能性はあるけど少なくとも作中で明言はされてない >>233
憑き物落としの技術が有ったから宗教洗脳の研究に回されたんじゃなかった? 軍の研究なんか、京極堂には何の参考にもならなかったでしょw
「民族宗教の国家神道には布教という概念はない。無知な軍人が考えそうなことだ。だから真面目にはやらなかったがね」とかいってたじゃん
京極堂はあんまり憑き物落しの技術とか本人は意識してないでしょ
ただ事実を突きつけたら、本人がショックを受けて勝手に憑き物が落ちるだけで
本当にとり憑かれてる奴は京極堂にもどうしようもないし
せいぜい宗教家だから、妙に迫力のある声でマントラとか唱えて、ハッタリが上手いってだけでしょ あの中禅寺が軍からの要請とはいえ応じたのがすごいな
命が惜しかったのかな、チキンだな そもそも拒否する理由がない。優秀な人材が軍に入るのは常識だったわけだし。
当時、兵役逃れするほうが、臆病者(狂骨のやつみたいな)か、相当なアカだけだぞ 戦争に勝ちたかったら、京極堂と榎木津の二人を大抜擢して、
京極堂に戦略、榎木津に作戦&指揮を担当させるべきだったw 妖怪を駆使してアメリカ軍を滅ぼせばよかったのに
塗り壁なんて戦闘力ありそうだぞ 一反もめんが子泣きじじいを運んで軍人に背負わせてもいいし それこそ国民全員に「日本は勝った」と言う
呪をかければ実際は負けてても戦勝国になる
実際隣の国はその呪がばっちり効いてるし不可能ではない >>242
>実際隣の国はその呪がばっちり効いてるし不可能ではない
李承晩(建国の父)が韓国人に仕掛けた呪が強力すぎて、
日本との友好関係が崩壊しそうなんですが…
いや、別にそれでもいいかw
敵国を崩壊させるためには、どういう呪を仕掛ければいいか、というのは、
京極堂に研究してほしい分野だね。 儒教(と言うか朱子学)と全く新しい言語(ハングル)のせいで他人の話を見下してかかってちゃんと聞いてくれなくなったのが悪条件過ぎる
法が箍にならないし道徳も呪にならない 日本で言うと幕末期の一部の人達の精神状態
伯爵だって常信和尚だって話は割りと素直に聞いてくれたから呪が聞いたわけで 国民全体が仁秀さん更に酷くした檻の中にいるみたいな… ソ連が第一次大戦後に英国に仕掛けた左傾化や反戦ムード工作も
狐憑きみたいにヒステリックになってなかなか解呪できないあたり、見事な呪いだったと思う >>244
それは飽くまで傾向であって国民全てがそうではないよ
日本人だって全員が日本人のステレオタイプじゃないでしょ
中国に近いけど別の国だからこそ、尚更原理主義的になるんだよな
日本にも儒教は輸入されたけど徳目にしかならなかった
思想や情報工作まで呪いとか言い始めたら切りねーわ
むしろそういうふうに物事を矮小化して受け取ってしまう側の問題でしょ
過去の状況や文脈を無視して現在から都合良く逆算してるだけ 京極なっちのお話しましょー! ね、みんな❤ それもまたヘイトスピーチと言う「呪」だなぁ
自分を被害者、相手を加害者、と規定して
その規定を恣意的に自由に移動させる事によって相手の呪だけを制限する事ができる 自分は呪を相手にはいくらでもかける事ができる この優位性は大きい ――呪い(のろい)とは、人または霊が、物理的手段によらず精神的あるいは霊的な手段で、悪意をもって他の人や社会全般に対し災厄や不幸をもたらせしめようとする行為をいう。
この定義だと、思想によるマインドコントロールや、世論操作、情報工作も、呪いの性質に近いかもね! >日本で言うと幕末期の一部の人達の精神状態
「一部の人達」って水戸藩の武士たちのこと?
そういうことにしたがってる人がよくいるが、一部とはとても思えないなぁ。 水戸学派だってちゃんとロジックあるし、一部というのは特定集団というよりは下層の過激テロリストかね みなさんはどういう契機で京極作品を読み始めたんですか?
私は、直木賞受賞後巷説シリーズを読んでみたんですが、その時はあまりハマらず
その数年後小学校からの幼馴染が百鬼夜行シリーズを薦めてくれてからどっぷりです 島田荘司のお陰で長い本にハマって、その流れで気付けば手を出していました 雑誌ニュータイプのコラムでゆうきまさみが絶賛してるのを見て
名にもかも懐かしい… >>261
普通に現役だよ
ゆうきまさみの漫画で取り上げられたのは当時俺も読んだけど
今考えると高校の後輩の書いた小説だったんだよな
さりげなく宣伝してくれるいい先輩 >>261
月刊スピリッツで伊勢早雲(北条五代の祖)の漫画書いてる
その事で来月の歴史秘話ヒストリアに出演するとか
あと究極超人あ〜るの新刊も出た >>251
>この定義だと、思想によるマインドコントロールや、世論操作、情報工作も、
>呪いの性質に近いかもね!
呪いとマインドコントロール、世論操作、情報工作の違いは、
呪いは相手が不幸になることを目的としているのに対して、
マインドコントロール、世論操作、情報工作は、
自分たちが利益を得ることが目的で、
相手が不幸になろうが、幸福になろうが、どちらでもいい。
…と、ここまで書いて、平安時代の陰陽師は、
実はマインドコントロール、世論操作、情報工作のプロのことじゃなかろうか、と思った。
有名な安倍晴明は、藤原氏に雇われた情報工作のプロ、とか。 続巷説の死神読んでて気になったけど誰か谺って漢字の謎表現解説できる人いる?
「谺」に「こだま」ってルビ振って次の行の同じところに谺の牙の形が微妙に違う読み方の分からない字が出てくる
そんな表現が3回出てきたけどわからなくて気になる >>267
今確認したら2ヶ所だったかも
文庫版の605と676ページ 文庫版だけの誤植だね。単行本とノベルスで確認したら
力谺せ→力任せ。死谺こたァねェ→死ぬこたァねェ。なので >>269
おおありがとう
やっぱりただの誤植か
そういえば「意外に」が「以外に」になってる不細工な処も在ったし誤植が残って仕舞ッてるンだねぇ >みなさんはどういう契機で京極作品を読み始めたんですか?
自分は書店で「やたら推薦文が書いてあるノベルス群だなあ」と注目してしまった。
水木しげるの推薦文が書いてある「狂骨の夢」を最初に手に取ったよ。
金の帯がしてある、ちょっと高いやつね。
慣れない文体に片頭痛を起こしつつ、帝都物語の片鱗があって、ゲゲゲの鬼太郎のアレについ
てのシリーズなんだなあと。そうやって読書生活してきました。 金帯は塗仏くらいまで出てある程度ブームになってた時期だな
狂骨も最初は白地の帯だったし、絡新婦まではそんな感じだった
絡新婦までのノベルス版は裏表紙に推薦文しかないんだよね
普通ならあらすじが書いてある場所にないから、それも衝撃だったな
でも帝都物語はともかく水木テイストはそんなにねーだろ
同じ画図百鬼夜行の妖怪を扱ってるだけ
鬼太郎は味方=柳田國男の妖怪、敵=画図百鬼夜行の妖怪って図式だけど
京極作品で妖怪は敵として現れるわけじゃない >>274
妖怪の中で画図百鬼夜行で扱われたものにこだわってるのは水木の系譜と言っていいんでないの というか273は水木テイストなんて別に言ってないんでないか はいはい、「アレ」=妖怪ね。
べつにテイストどうこう言ってるわけではありません。 >>274
>絡新婦までのノベルス版は裏表紙に推薦文しかないんだよね
>普通ならあらすじが書いてある場所にないから、それも衝撃だったな
「姑獲鳥」が発売された時はどんな話かも分からないから、気になったけど買おうかどうかだいぶ迷ったな
当時の自分にとってハズレだったら痛い値段だったし
たまたま図書券を貰ったんでやっと手を出せた 京極堂シリーズの新刊、いつ出るの?
「鵺の碑」だっけ
まだ書き終わらないのか 京極堂シリーズの新作を何か書いてくれるとしたら、
どんなストーリーがいいと思う?
俺は、鷹羽学園高等部に関口と中禅寺が臨時講師として赴任したら、
学園内で連続殺人事件が起こるストーリーね。 そんなん小説で書かれても
マンガなら読むわ、マンガ向けだろそれ 漫画向けの原作でもいいよw
理事長役は榎木津で。
何か不祥事起こしたので、
罰として理事長の椅子に座らされている、とか。 榎木津「僕だけ罰ゲームなんて、納得いかん! あいつらも道連れだ」
↓
なぜか、関口と中禅寺が、学園に臨時講師として行くハメに… 鵺の碑の次は東北の事件ですか
先生、ちゃんと書いてくださいよ >>289
『東北の事件』ってのは、上レスの流れとは関係なくて
河童の二回目で言及されてた鵺の次の事件のことなんす そういや、鉄鼠のマンガの最終巻出てたよ
次作も書くって
塗仏かな? >>294
鷹羽女学院というのは、柚木加菜子や楠本頼子が通っていた私立学校ね。 >>295
あっそうなんだ。女学院女学園の名前って結構変わった名前つくよね。 >>292
塗仏だと思うけど、はっきりアナウンスされてないのがなんかちょっと嫌な予感
塗仏だといいなぁ 塗仏は「支度」のあの状況の入り組み方を雑誌連載で根気よくやれるだろうか? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています