京極夏彦 Part.89
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妖怪作家・京極夏彦を語るスレ
次スレは>>970。無理な場合は即申告のこと
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●大極宮(公式情報)
http://www.osawa-office.co.jp/
●お化け大学校
http://www.kwai.org/
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京極夏彦 Part.88
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1495753563/
※コテハン荒らしは徹底放置・絶対に触れない事。
コテハン荒らしに構っているレスは全て荒らしの自演です。
釣られて反応しないようにしましょう。 >>295
あっそうなんだ。女学院女学園の名前って結構変わった名前つくよね。 >>292
塗仏だと思うけど、はっきりアナウンスされてないのがなんかちょっと嫌な予感
塗仏だといいなぁ 塗仏は「支度」のあの状況の入り組み方を雑誌連載で根気よくやれるだろうか? ぶっちゃけ塗仏は相当端折っても全然問題ない
特に支度は短編集としてはアイデアもオチも弱すぎる
しょうけらが角大師、塗仏が三星堆の仮面とかって与太話は面白い
ただ本筋にはほとんど関係ないからな
中国からの文化伝来を百鬼夜行に見立てたいのは分かるけど
キャラやストーリーより妖怪の解釈の比重が肥大化してる
挙げ句八仙まで出してるのさすがにはしゃぎすぎだわ
まあ悪魔くんオマージュでもあるんだろうけど
ミステリの枠組みで伝奇やってるからディテールを制御しきれてない >鉄鼠のマンガの最終巻
まだ読んでないが前より持ち直してるといいな…
絡新婦のラストの駆け足といい出だしはいいのに段々手抜きじみてくるのは何故なんだぜ
魍魎や狂骨や姑獲鳥の漫画化は最後まで決めてお見事だったのに不思議だし残念だ いや、絡新婦は雑誌廃刊の煽りをもろに受けて、まきで終わらせるように言われたからだと思うよ
鉄鼠やらせる気あったんなら、次の雑誌で継続連載させてあげれば良かったのにとは思うけど コミック怪(角川書店)
↓
怪(角川書店)/月刊Asuka(角川書店)
↓
マガジンSPECIAL(講談社)
↓
少年マガジンエッジ(講談社)
掲載誌がよく変わるように思ってたけど
転職成功事例っぽいかも。 そういや、鉄鼠の小説読んでた時、坊主の名前覚えきれなかったのと、犯人やっぱこいつかーと、仏教知識多過ぎじゃね?みたいな色んな感想の結果忘れてたようなんだが、マンガ読んで思った
犯人の動機弱くない?というかすげー理不尽だよね、動機は嫉妬になるのかな?
これ以上書くとネタバレになるから避けるけど >動機は嫉妬
犯人以外の特に俗世の人間にとっては理不尽そのものだが動機としてはけっして弱くないと思った
他の全てを尻目に百年近くの生涯をかけてただひたすら追い求めた大悟
それを犯人から見れば新参の若造どもが次々手に入れていく
犯人は指をくわえて見てるしかないって相当にきついんじゃないの
真面目な人柄で本気で修行に励んだ者ほど辛いだろう
特に彼の場合は禅宗の中でも希少な既に滅んだはずの宗派の生き残りで
大悟できないまま死んだら個人だけでなく一派としてのむなしさにも繋がるわけだし 自分の空想では動機は嫉妬だけではない
犯人の前で僧侶が悟ったら殺される。というのは明慧寺の教義上のルールでもあったはず
つまり貫主としての灌頂という側面があると思う。北宗漸悟禅に悟後はない、悟ったら終わり
返本還源と入鄽垂手を処分したのと同じ動機だったのではないかと思う
嫉妬オンリーなら今川を殺さなかったのは変だ。僧籍になかったからに違いない
京極堂もそう思ったから、犯人に悟りをどう解釈しているのか質問したんじゃないかなぁ >>309
>自分の空想では動機は嫉妬だけではない
>犯人の前で僧侶が悟ったら殺される、
>というのは明慧寺の教義上のルールでもあったはず
そっちのほうが、動機として納得できるけど、
では、明慧寺というか、影の貫主の属していた宗派では、
なぜそんな教義上のルールになっているのか?
悟りを開いた人を殺したのでは、悟りを次の世代に伝えられなくなる、
と思うのだが。 >嫉妬オンリーなら今川を殺さなかったのは変だ。
>僧籍になかったからに違いない
今川の場合は、悟ったような気分になっただけで、
本当の悟りじゃないからだろうw 漫画版「鉄鼠」買ってきた
次回作予告では「京極堂シリーズ」であるかすら不明
少年誌での連載に合いそうな原作だと「ルーガルー」とか?
まさかの完全新作オリジナル? >>308
個人的意見だと、殺人に駆られるまで嫉妬したなら、燃える大日如来見て大悟しないまま死んで欲しかった
寺燃やしたあいつが、燃やした時に大悟して、嫉妬に狂い一緒に死んだ方が納得出来た
ただ寺燃やしたあいつが悟り開くわけ無いから無理なのは分かってるけど >>311
それで納得できるならそれでいいんじゃない
>>310
悟りの伝承は禅の目的ではないし、そもそも禅に目的はないって京極堂もいってる
なので悟りの伝承=嗣法である必要はまったくないと思う
犯人は常信に哲童を託す際に「正法でお導きくだされ。生きる禅を――」っていってる
これはつまり自分の禅は死ぬ禅だという意味だと思うんだ >>307
>犯人の動機弱くない?というかすげー理不尽だよね、動機は嫉妬になるのかな?
百鬼夜行シリーズでは、犯人の動機なんてみんな理不尽で理解不能なんですが… というか嫉妬なんて感情は殺人事件の動機にかなり収まりがよすぎて戸惑ったぐらいやんな
それまでが抱けよ!とか箱入り娘欲しい!とか殺しても生き返るのナンデ!?とかだったからさー 次は徳島を舞台にした憑き物落としをやってほしいね。
ちなみに、ワイは徳島市在住。 >>317
確かに今までがおかしかったのか
塗仏何て色々あり過ぎるし、傷も◯の概念ありませんでしたとかだもんな
弱いというか、普通だったのか 小説だと彼岸行きの動機もすんなり受け入れられるんだけど
漫画だとページの制限で描写があっさりしてしまうから
どうしても物足りなさと終盤の駆け足感があるな 巷説なら四国に行ってるし、豆狸も出た
差別化もあるから百鬼夜行はたぶん本州すら出ないんじゃないか
京極の好きな必殺シリーズがそういう構造なんだよな
中村主水の出るシリーズは主に江戸やせいぜい関東の話
主水の出ないシリーズは旅物で全国を回るものが多い
江戸怪談で刑部狸や佐賀の化け猫騒動とか読みたかったけど
寿命的にもう無理だろうね、あの体型で長生きできるわけないし ネタ…だよね、その長生きできないっていうの連呼するの
私は嫌よ、そういうの毎回聞くの
長生きして欲しい 予告されてた牡丹灯篭や里見八犬伝あたりも気になるとこ >>325
牡丹灯籠は骸骨フェチのなんちゃらなんだっけ? 真のファンなら巻末の参考文献も読むべきだと血気盛んな時期がありました
画図百鬼夜行と憑霊信仰論は読んだけど他の文献は入手するのを途中で諦めた >>326
自己解決。
お蔵の可能性に同意…
0400 名無しのオプ (ワッチョイ 8dd2-weOF [110.132.186.15]) 2018/01/20 14:54:58
>>390
>牡丹灯籠は骨フェチの同性愛者の話を書く
遅レスだがそんなこと言ってたのかw
原作の跡形もないが
いまだとそのネタの方が無理っぽいな…
なんにせよこのままお蔵入りの可能性高いね >>323
徳島県、剣山に眠るソロモンの秘宝、契約の箱!!!
で、一騒動起こる話をやってほしいんだわw >>313
寺燃やしたあいつは、禅を学びに来たのではなく、
明慧寺というお寺そのものが欲しくてやってきたのだから、
修行をあんまり真面目にやってないでしょう。
だから榎木津は「中身が空っぽ」と表現した。 絡新婦の理の三人の娼婦の一人は茜だったんだろうけど、茂浦に少し滞在してたのって無理がない?
あの辺の人が見かけたら織作茜に気付いちゃうんじゃない?
あと茜の父親は明かされてないよね? >>310
自己解決しますた。
>では、明慧寺というか、影の貫主の属していた宗派では、
>なぜそんな教義上のルールになっているのか?
宗派の分裂を防ぐためでしょう。
悟りを開いた坊主が二人いれば、明慧寺が二つに分裂する可能性が出てくる。
だから、悟りを開いた坊主が二人いれば、一方を撲殺し、
明慧寺には、悟りを開いた坊主が常に一人しかいないようにして、宗派の分裂を防ぐ。
これは、明慧寺が空海によって開基された伝統ある寺院でありながら、
今までまったく知られてなかった理由にもなっている。
明慧寺の中で行われていることは、外部の人間から見れば「殺人」だからね。
それから、犯人の仁秀さんに、悟りを開いた人間を殺すことに、
葛藤がまったくない理由にもなっている。
(彼は元々こういう世界に住んでいたので、抵抗感がまったくない ヒェツ) いろいろ考えてみると、明慧寺はもともと、
真言立川流よりも、はるかにヤバイ集団だったのだな、と思う。 魍魎の匣の
犯人の少女の動機は「魔が差したから」ですやん・・・ 円のようにカリスマブレイクしてくれるならともかくさ
ああも超然と「嫉妬なり」と言われてもああそうだったのとすんなり飲み込めないよね 本当はもっと殺された人いるんだろうな
かつての明慧寺 で最後の一人になっちゃったと >>333
何が自己解決だw妄想に妄想重ねて勝手に納得してるだけじゃねえか
大体、悟ったからって即分派に繋がるわけがないだろ
まず前提がおかしいわ
まあ作中の説明だけじゃ納得しがたいのは分かるな
犯人は普通に立派な人物だから、嫉妬に狂うってリアリティが全然ない
筆力や禅の蘊蓄で「そういう世界なんだ」って何となく誤魔化されるけど >>309
これは犯人の動機というより、中禅寺が想定した犯人の動機って言われた方がしっくりくる
でも明慧寺のルールじゃなくて、犯人の個人的なルールかな
今川を殺さなかったのは確かに謎。悟りが偽物って意見もあるけど
それをなぜ犯人が見切れたのか?って疑問と
そもそも今川の悟りは偽物なのか?って疑問が残る 雫は、物騒なもん海に捨てるんじゃない!というのが感想だった。 >そもそも今川の悟りは偽物なのか?って疑問が残る
本物だったら、骨董屋やめて坊主になると思う。 >>340
海洋汚染ダメ絶対!は比較的最近広まった概念だからね
檻は逆だと思ってる
普通なら立派な人物のはずがその一点に関してだけ箍が外れて狂う
それが宗教の世界のヤバさであのラストも悪に強きは善にもという諺を思い出させた
同時にあの寺が何重にも結界で仕切られた一般常識と一線を画す場であり
犯人も鈴も根っからあの異界の住人だった
それが寺と共に消えたあの結末に繋がったと思った
他の僧たちと違って放火したあの僧共々犯人らもまた現実の世界では生きる術も道もなかった
だからああなるしかなかった必然と呼べる結末だった お前の言う比較的最近てここ百年とかそういうレベル? なんか最近長文自己語りが目や鼻につくんだけど、>>301の「はしゃぎすぎ」っていうレスにスゲーつわもの感を感じる
ちょっと語って欲しい 長文自己語りは前からやぞ
前スレでは長文野郎とか言われて少しだけ揉めてたりしたからね
5chとしては可愛いレベルの揉め方だったけど あんなもん揉め事ですらない
短文煽りしか出来ないバカの独り善がりだろ
長文なんて論旨纏められない奴が多いんだから突っ込みどころも多い
そこを突かないで表面的な部分でしか攻撃出来ない奴の方がアホ
そもそも京極読んでるのに何でそんなに長文に過敏に反応するかね
5chに毒されすぎなんじゃねーの 作家京極夏彦の長文…面白い
便所の落書き長文…つまらない ほらな、可愛いレベルの揉め方としか言ってないのに
>>348
のこの反応、恐いだろ 昔の2chは煽り荒らしがたくさんいたからスルー能力ある大人も多かったけど、今はみんな子供っぽくなった 鉄鼠の漫画読んで、土間に置かれた了稔の死体が托雄に見付からなかったっての妙に納得した
あれじゃ背負子に隠れて見えませんやん 病室のど真ん中に死体が放置されていたにもかかわらず、誰も気がつかなかった!!
よりもはるかにマシ。 なにそのクソ設定
謎の超技術で人間を不死にしたり謎の超催眠術で操り人形にしたりする方がはるかにマシ >誰も気がつかなかった!!
榎木津や使用人の爺やは気づいたろ でも自分も目の前の机にあるリモコンをないないって探してたことあるからわかる >>358
心理的盲目ってブラウン神父の「見えない人」が有名だけど
基本一瞬、一時的な現象だから
実際にはすぐ「見えてる人」になっちゃうんだよね
あと全員が同時にそうなる事はまずないので、その差分で錯覚が解ける つきものおとしでお金もらってたか?
神社みたいなのがあるみたいだけどそのお賽銭か? ・古本屋
・憑き物落とし
・神主
いろいろやってるけど鍋を焦がしてトントンぐらい 関口くんの生活のほうが心配だわ
雪絵さんも働いてるんだっけ? まあ、別に物欲はなさそうだから、貧乏でも気にしてないんじゃないの?
神社とかうっぱらえば、そうとうの資産にはなるだろうけど、現金は持ってないと思うよ
京極堂がほしがるのは本ぐらいなもんだろうし、それは商売道具を勝手に読んでるだけだから、マイナスにはなってないんだろ >>364
たしか邪魅のあたりでパートに出始めたって書いてたような >>364
実はあの時代は作家の原稿料が高いんだよ
コンスタントに書いてれば印税じゃなく原稿料だけで家が建つ
関口は量産作家ではないけどカストリ誌の収入含めたら充分だと思う
雪絵が働きに出てるのは子供いなくて暇だからじゃないか
当時は近所の目も厳しいしな そういえばうしおそうじもちょっと絵がかける程度でかなりの原稿料もらって
マンガが引っ張りだこだって言ってたから出版関係は景気がよかったのかもなあ 中善寺は織作家や由良邸の貴重そうな蔵書の買い取りを任されてたりしてたから、
本屋としての収入は結構ありそう 関君の収入についての問題は
定期的に廃人期間があることだよな >>179
鵺が京極版「カーテン」なら、連続殺人を犯した関口を京極堂が殺害して逮捕されるという話では?
刑期を終えて、再び古本屋を開き、こち亀ワールドとニアミスすると。 >>371
関口君は、その廃人期間中に彼岸へ遊びに行って、
正気に戻ったときに、そこで見聞きしたことを小説にまとめているんだ。 はさみできっちゃった。ずっと話しかけてくるからあの子 まきっていう、あの奥さん、ずっと京極に迷惑かけているんだけど、知ってる? ごめんなさい。変なこと言ってしまいました。気にしないでくださいネ!わかる人だけ
分かってくれれば。 >>372
ネタにマジレス
容疑者か被害者ならわかるが犯人役は関口には荷が重い
連続殺人をこなせるだけのスタミナが関口にあるとは思えん
内に凶暴性を秘めつつ結局ヘタレるそれが愛すべき関口の個性(偏見) 結局、頭の中ではいろいろと妄想するけど、
それ以上は何もできないのが関口君だよw 本来簡単に向こう側行ける人だよね
魍魎のラストでは「自分は違う」みたいなこと言ってたけど
京極堂がいなかったらとっくに何かの事件の犯人か被害者でしょ
子供もいないし、姑獲鳥でも奥さんや家族の存在は全然ストッパーにならなかった 京極堂についてるどでかい付き物説
落としたら跡形もなくなる 「怪」に載ってる河童の二話目に小山田って刑事が出てきたけどルー=ガルーの小山田の血縁者かな?
それと第五福竜丸事件と核問題に対する敦子の意見が面白かった
マスカマダの鬱陶しさにも磨きがかかってた 京極堂はなんで関口くんの友達になってくれたんだろうな というか今回敦子が語り手だったけど
今新潮と怪、幽で連載してるシリーズって美由紀と敦子が主人公ってことでいいのかな? クロスオーバー最初は楽しんでたけど何故か近頃モヤってきたよ
多用しすぎっつうか京極ワールドどんだけ世間狭いのかと
全部同じ町内会で事件起こってる並みの手近さを感じる今日この頃 >>380
あの頃は鬱病を発症する前で、おまけに19か20くらいで若かった。 >>381
>本来簡単に向こう側行ける人だよね
関口が榎木津とともに向う側の世界に行って、大冒険wする話が読みたい。 戦前に帝国大学に通ってる身分だから関君って圧倒的にエリートだな 作中では一切触れられないが関口は生家もそれなりに余裕があった気がする
あの当時大学まで進学できたくらいだし
所属大学からの資金援助で粘菌の研究を行えたぐらいだから
研究者としてはそこそこ優秀でもあったんだろう >>390
おかん怖い
弟とうまくいってない
くらいしか情報ないよねあそこ >>382
科学かな?
京極堂がどうして霊魂を否定するのかよく分からん。
霊魂も現在の科学では解明できない存在、
もしくは現象と考えるべきだけど。 京極堂は霊魂自体を否定してないんだったっけ?
ただそれが肉体から離れて、地縛霊になって浮遊霊になったりするのを否定してるだけで
肉体にあるゴースト自体の存在は否定してなかった気がする 仁秀さん「百年修行しても、悟りを開くことができない。何故だ」
↓
臨済禅師「仏に逢うては仏を殺せ。祖に逢うては祖を殺せ。羅漢に逢うては羅漢を殺せ。
父母に逢うては父母を殺せ。親眷に逢うては親眷殺せ。始めて解脱を得ん。」
↓
仁秀さん「仏とか祖師とか羅漢とかを殺せば、悟りを得られるんやな」
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了稔さん「儂は昨日、豁然大悟した」
仁秀さん(悟りを開くチャンスや、ボコッ)
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仁秀さん、悟りを開いた坊主を三人ほど殺す。
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仁秀さん「拙僧が殺めたのである」
山下さん「悟りを開くために悟った人を殺した?何だろう、犯行動機が理解できない」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています