ぶっちゃけ塗仏は相当端折っても全然問題ない
特に支度は短編集としてはアイデアもオチも弱すぎる

しょうけらが角大師、塗仏が三星堆の仮面とかって与太話は面白い
ただ本筋にはほとんど関係ないからな
中国からの文化伝来を百鬼夜行に見立てたいのは分かるけど
キャラやストーリーより妖怪の解釈の比重が肥大化してる

挙げ句八仙まで出してるのさすがにはしゃぎすぎだわ
まあ悪魔くんオマージュでもあるんだろうけど
ミステリの枠組みで伝奇やってるからディテールを制御しきれてない