京極夏彦 Part.89
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妖怪作家・京極夏彦を語るスレ
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http://www.kwai.org/
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※コテハン荒らしは徹底放置・絶対に触れない事。
コテハン荒らしに構っているレスは全て荒らしの自演です。
釣られて反応しないようにしましょう。 >>570
>話すぐ終わらせない為だけに榎木田の目見えなくしたのはどうかと思った
このスレで前に書いたと思うが
榎さんって元々姑獲鳥の「見えてるものが見えない」をカモフラージュするためだけに
「見えないものが見えてる」設定を背負ったキャラだったわけで
ぶっちゃけ他の長編ではお邪魔存在でしかない。(短編では捜査過程を飛ばせるので便利だが)
だから姑獲鳥以降の作品では
榎さんを如何に真相に近づけるポジから排除するかが毎回のトライになってる
鉄鼠みたいに「出番が遅い」とかね 鉄鼠は言うほど遅くねーだろ、出てきてすぐ密室殺人も解決してるし
陰摩羅鬼は最初から制約状態で出てくるからあからさまで萎えるんだよ
誤魔化すんならもっと上手くやるべき
ただ百鬼夜行はもともと榎木津のためのシリーズって説があるんだよな
姑獲鳥の後に魍魎書いたんであの路線が本編になったけど
予定では姑獲鳥の後に薔薇十字探偵の連作をやるつもりだったらしい
言ってみれば長編の方が本来番外編
シェアードワールドも「京極堂文庫」とかじゃなく薔薇十字叢書だったしな
京極の中では百鬼夜行=榎木津シリーズなんじゃねえか 最初は漫画で描こうとしてたからねぇ
漫画の主人公として設定してたのは
恐らく榎木津探偵 そこから解決役として
話に幕を引く存在が必要になって中禅寺が分離した >>555です。もう少しでウブメが終わります…でもまだシリーズ八つもあるので楽しみ過ぎて幸せです! 電子書籍あさってて今知ったけど
「文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人VS.京極夏彦」
というのが出てた。 >>580
異常な連中が異常な動機で異常な犯罪を犯すので、
そういう犯罪を解決するために
京極堂や榎木津といった異常な人間が必要になってくる。
普通の人間が普通の動機で普通の犯罪を犯したのでは、
警察が普通に捜査して普通に解決するので、
京極堂の出番がないぞw エログロ要素はうぶめからしばらくは戦後まもなくという混沌とした時代背景もあると思う
特に狂骨なんてまさにあの時代ならではの事件だし あの異常な連中の考えがわかるってことは中禅寺も同じ性癖の持ち主ということだね >>585
レイプネタ頻出なのは単に趣味じゃないかと思うぞw >レイプネタ頻出
巷説とか他でもそうだったっけ
そんなら趣味だろうけど 和姦に見せかけた◯◯のパターンがあって普通の和姦は文章にしない事の方が気になる
いや書かれても顔出してる作家だから夏彦が浮かんで萎えるんだろうけどさ
実は◯◯だったのかーっミスリードされちまった(゚∀゚)ウヒョー!の体験をしてみたく候 妖怪は人間や文化の暗部を象徴化したものでもあるでしょ
妖怪や怪談を描く以上エログロは避けて通れない
巷説はそもそも悪人退治の話なんだから、エログロで当たり前
京極は結婚も早いしそっち系はおそらく淡泊
レイプや殺人だって行為そのものをねっとり描くことはない
大藪春彦や西村寿行くらいなら趣味って言って良いと思うけど >>588
巷説はしょっぱなからだし、数えずの井戸も、死ねばいいのにでもあるよね
数えずの井戸は途中までは好きなんだけど、それ関係の描写が嫌で後半はあまり読み返したくない エロでもグロでもストーリー上必要なら幾らあっても気にならないしねっとりでも別にいいや
西村寿行はなぁ
義務教育中の図書室で順に読破していったら犬笛から始まってなぜか尻に行き着いた
大藪春彦は最後ら辺は真面目にアルツハイマー患ってたんじゃないか
晩年の作品読むとデジャヴな内容より作者の容態が気になってしかたなかった >>579
いまさら?って思ったけど、漫画版のことか 読み返したら神保町に大叔父の持ちビルがあったとか書いてあったわ ということは、榎木津の兄の榎木津総一郎の孫か。
じゃあ、何か「見える」のかな。 榎木津平太郎は正体がなぁ
作品のオチとしてはありだけどなんつーかもったいなくねと思ったキャラだった 「天狗」三話の美弥子の講釈がめちゃくちゃ良かった
本筋の真相がどうなるかも気になるがすでに憑き物が落ちたような感がある セールいうてもサクラに☆5レビューつけさせてるような中華メーカーの品物しかないやんけ 今連載中の「河童」「天狗」は昭和二十九年の夏と秋の話みたいだけど、
それ以前、春先にあったとかいう「辻斬り」事件の話ってもう発表されてる?
その事件を敦子が解決して、ついでに美由紀と出会ったらしいが読んだことないわ
この感じだと冬にもまた事件があって春夏秋冬の4つで一冊にまとめられたりするのかな? >>606
辻斬り事件が三京祭企画の『鬼』
今昔百鬼拾遺は今のところポピュラー妖怪揃えだから、書下ろしがあるなら『幽霊』と期待
でも冬で幽霊はないか 僕は今「数えずの井戸」を読んでいるんですが、すごく読みづらいです
ようやく又市君が出てきたんですが、妾をあたしと読ませるなど普通じゃないし
菊とかいうお女中が莫迦じゃなくて考え過ぎなんだ。っていうのもよくわからないです
そういう人もいるかもしれませんが いったいこれからどういう話しになるのやら
最初に出てきたお侍さんが何かが欠けている?と感じているのは何か統合失調症とか
そういう病気なんじゃないでしょうか 人殺しという本を読んでみようかと冒頭のみ読んでみたのですが
薬屋の歳三とは土方歳三ですか?新選組の話しですか? >>608
あれか、ありがとう
ヒトごろししか買わなくて読んでなかったわ
単行本で読むのが楽しみだ
>>610
小説新潮10月号から連載してる 弔堂とかいまいち乗れなかったけどひとごろしは面白かった 土方の人生は波乱万丈なんだから、誰が書いてもある程度は面白くなるよ
むしろあの京極夏彦が書いてこの程度かって失望の方が大きかったな
土方である必然性もよく分からなかった
でも沖田のエピソードは笑えたな
土方もドン引きするサイコパスで、嫌いだから絶対畳の上で死なせてやるってやつ 燃えよ剣は読みましたが、土方歳三だけあんなニヒルなんでしょうか
芹沢鴨なんてただのバカじゃないですか。
ただのバカが新選組の局長にまでなれるものでしょうか
作り話なんじゃないでしょうか ヒトごろしはメチャ古いタイプの土方歳三だから若い読者にはかえって新鮮かもな
古い新撰組もの読むと無骨で重厚な近藤とその下に統制好きな陰湿な土方
酒乱で乱暴者の暴君芹沢がお約束だった
燃えよ剣でガラリと流れが変わって以後亜流が激増したけど
実像は特に土方が全然違ってて史実調べると小説家の力っつうものを思い知らされるよ >>619
なれると思うw
つーか結構リアルだと思うよ
現代でも企業の創業者とか地方政治家とか、声がデカくて威圧感があってバイタリティがあるただのバカみたいな人が結構成功おさめてるもんだし
暴力的な時代なら尚更じゃないですか >>620
2種類あんの?全部まとまった煉瓦の方を買うよ ついに電子書籍にしてしまった
京極さんのページ字数合わせがズレてしまうのが悪いけど、それ以外は快適…… 芹沢鴨は結局何者だったんだろうねえ。
最近の調べでは、芹沢鴨は茨城でちゃんと死んでるそうだね。
京都で殺されたやつは顔見知りだったんだろうか。 >>626
茨城では死んでないよ。創作を読んだか、何か勘違いして覚えてるのかと・・・
水戸では鴨に死刑判決が出たから、家族が死亡扱いにして墓碑に名前を刻んだというだけ それにしても今回の美弥子の台詞はすごい
今までも京極が散々書いてたり語ってたりする内容ではあるけど
杉田と45の事件で色んな人が色んな所で怒ったり議論したり馬鹿言ったりしてるけど
ここまで論理的で執拗に問題の根底までつまびらかに指摘した文章はないな
新潮であえてこれを書く京極はもはや恐ろしいわ まぁ結婚予定されていた相手が「勝った方が強い」「弱者は虐げられても文句は言えない」的な酷い奴だったからこその台詞な気はするがw
美由紀ちゃんが「分からない」と言ったのはそこまで自分に引き合いに考えるのは難しいからこそだし いくら考えたって結論なんて直ぐに出せない話だし いくら怒っても人の考えなんて簡単に変わらん 守ろう守ろうやり過ぎると逆に守るべき人を傷付けて本末転倒になるしな >>625本当、電子書籍は快適!寝転んで読むときなんか最高ですね。 電子書籍はそれでしか読めない本でもない限りほぼ使わないな
中身だけじゃなく本の形態そのものに愛着がある
確か京極も電子書籍についてはあんまり良く言ってないよね
全否定ってほどじゃなかったと思うけど 電子書籍の特性を活かせるような創り方を徹底しないとダメだ。的なことはいってたな
弔堂破暁の頃だから5年くらい前だけど ソニーもシャープも会社は潰れてないけど電子書籍はやめたから買った人は端末に残ってる分は読めるけど
壊れた終わりで再ダウンロードもできない。
楽天もコボを始めたら、それまでのラブーとかいう電子書籍はやめて同じ会社なのにコボに引き継ぎもできない
この状況で電子書籍を買うのはバカだよ アマゾンだっていつどうなるかわからないし
確かアップルのアイブックもなくなったんだよな 怖い怖い え!?
電子書籍って本体?にセーブしてるんじゃないの?
会社が止めるか潰れるかすると読めなくなっちゃうの? 買うじゃん、それでダウンロードすると端末にダウンロードされるじゃん?
でまあ端末の容量にも限界があるじゃん。そしたらDRMかかってて
バックアップはできないから削除するしかないじゃん。その段階で
「はーいみんなに愛された電子書籍も今日で終わりでーす」
やられたら終わりよ。二度とそれ読めない。 >>608
冬のポピュラーお化けといえば雪女でしょう
もっとも天狗が連載開始するときに最終章と銘打ってあったから書下ろしは期待薄かな 全部の漢字にふりがな振ってくれってお願いのおてまみ書いとけ 難しい漢字だろうか――――
莫迦には読めない漢字だろうか―――――
――――ああ――――――
――厭だ―― そういう難しい漢字とか難しくない漢字とかの陣営に分けたがるレッテル貼りは不要
日本人が知的な議論をできない理由として、意見を戦わせるのではなく意見を発した個人の戦いに持っていこうとする事が挙げられる
見解の不一致と相手との関係はうまく切り分ける必要がある
キリッ 探偵小説より冒険小説のほうが好きなんだけどどこかで続きかいたりしてるのかな >>645
ワロタw
あまりにも鬱陶しくなったら書きそうw >>645
魍魎の犯人が書きそうw
戦前の事件で鞄や行李に詰められた遺体というのがあるけどたいてい臭いで発覚してる
ということはミイラと化したあの娘も… 体積が小さいし、傷みやすい脳みそが頭蓋骨で覆われてるから臭いはどうだろう
匣にも入ってるしそれほどではないかも いやいや、ほんの100グラムのお肉をうっかり置き忘れて腐らせてごらん
におうぞお そうか、なかなか肉を腐らせた経験がないのでわからなかったな
実験するのも面倒だし 人肉も手に入らないし、これは確認できないわ
じゃあ臭うということで、今日のところは >>633紙の本へのこだわりは確かにありますねー。古本もカバーがヨレヨレになってて、ページの端が黄ばんでて、わら半紙の匂いがすると尚良い(笑)。 >>650-654
それを考えると加菜子の死体は、須崎の手に委ねて、
須崎式「部分を生かす方法」で、死んだ直後の状態のまま保存するのが、一番よかったかも。
最低限でも生命活動が続いている限りは、腐敗することはないし。
…これを書いているうちに気がついたんだけど、
ひょっとして、須崎は加菜子の死体を死んだ直後の状態で保存するつもりで、
狂言誘拐を行ったのかも…雨宮は、最初は須崎の本当の目的に気が付かずに
須崎に協力していたのだが、そのことに気がついて激怒して殺したのかも…
そして、雨宮は須崎を殺した後で、加菜子が「まだ」生きていることに気が付いたのかも… 二次の設定としては雨宮の心情が劇的で面白くなりそう
だが原作須崎はやっぱりただの身代金=研究資金目当てだったと思うな
美馬坂の目を盗んでの死体を死んだ直後の状態で保存は処理も維持も相当な困難を伴う
動機的にも須崎は陽子を脅してたが娘の加菜子へのこだわりはなさそうだった
だから純粋に研究者的な欲望としてパーツを生かすことにのみ尽力して
加菜子本体への執着はいろんな意味でさほど無かったと思う 時間の問題で死ぬことはわかっていただろうけど
防腐のための薬品までは用意していないんじゃないかな
防腐って簡単にできるのかな 塩でいいならそこらで買えるけど >>657
>動機的にも須崎は陽子を脅してたが娘の加菜子へのこだわりはなさそうだった
須崎は、健康で五体満足な加菜子には、ちっとも興味が湧かなかったが、
人身事故で瀕死の重傷を負った加菜子を見て、「恋に落ちた」
二次創作の面白そうな設定なら、こういうのを考える。 >>660
それは原作者に言わないと、あと出版社にも >>658
幕末ぐらいに重罪人の亡骸から中身抜き去って内部に塩をみっちり詰める
そののち塩の詰まった甕などに埋めて保存
後で引っ張り出して見せしめなんてことがよくあったらしい
だが後日改めて公開処刑で晒し者という時に蓋を開けると異臭が凄い
こっちも死にそうだとかいう記録が残ってるよ 関ヶ原とかで死んだ侍から刀とか金目のものを盗んでた連中は大変だったんだろうな まあそこまでいくと鼻が馬鹿になってあまり匂い感じなくなってそうだが 死体漁りは、服に染み付いた腐臭が洗っても取れないレベルになるから捨てなきゃいけなくなるみたいな話は聞いた 加菜子の死体を長期保存しようとすれば、
できるだけ早く、エンバーミング(死体の防腐処理)を行う必要があるな。
雨宮の前に、加菜子の死体のエンバーミングをやってくれる、親切な人wが現れた。
昭和27年は、朝鮮戦争の真っ最中で、
朝鮮半島で大量生産されたアメリカ兵の死体は、
日本に空輸されて、日本の米軍基地で、防腐処理が行われた。
そこでエンバーミングをやっていた日本人職員がいて、
加菜子の死体の防腐処理をやってくれた、という設定で。
そして、加菜子の美しい死体は、
第二、第三の殺人事件を引き起こすわけだけど、
それは、後日の話。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています