京極夏彦 Part.89
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妖怪作家・京極夏彦を語るスレ
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※コテハン荒らしは徹底放置・絶対に触れない事。
コテハン荒らしに構っているレスは全て荒らしの自演です。
釣られて反応しないようにしましょう。 頼子ちゃんのお話聞きたいな
加菜子ちゃんは、死体でも箱の中で美しいですね しかし幽だけじゃなく怪まで休刊とはな
幽は刊行できるのが不思議なレベルだったからまだ分かるけど
怪は歴史もあるし名前だけでも残せば良かったのに
統合して新雑誌となると、小説の連載にも当然目玉が必要だからな
創刊号では恐らく巷説の新シリーズが始まると見た
或いは陰摩羅鬼みたいに百鬼夜行の新作長編の一部だけ載るとか >>677
河童の最終回読まれました?
夫が最高傑作級の出来だってはしゃいでるんですが、私単行本派なので読めません。てか今は読みません。
でもあまりのはしゃぎっぷりに気になって仕方ありません。 >>675
加菜子ちゃんの匣の中の死体を、
どうやったら腐乱させずに美しく保存することができるか、
ということを話し合っていただけですw
真っ黒な干物になるのもイヤ。 八犬伝やらないかな〜。
小平次読んだ時に、文が575だったから、これは前兆!?と思ったものだった。 虚実妖怪百物語のゆうきまさみによる完全漫画化、を望む!!
ゆうきさんのはRとパトしか読んだことないけど(カラーうまくなったのかな?)。 八犬伝はやる予定だったけれど、分解して組み立てても八犬伝にしかならないって言ってた いや八犬伝を書くんだからそれでいいのでは?w
まあ江戸怪談みたいに現代的に話を作り替えるのが難しい作品だからな
京極だし、超能力や超自然現象を書くつもりは当然ないだろう
でもそうすると八犬伝の面白い部分が殆ど成り立たない 八つの宝玉を持った八人の勇者の物語だからな。
江戸時代にも、ラノベがあったんだ (´・ω・`) 八犬伝って、江戸時代の作品なのにキャラ萌え物のツボを押さえててすごいよね
腐女子の心をガッチリの女装できる美男剣士もいるし、ショタの心をガッチリのチビッコ剣士もいるし
ポジション的に全方位に対応できるキャラをそろえてる
狙ってつくってたとしたら、滝沢馬琴はすごい人だよ >>687
狙って作ってるんだろうな ナチュラルに書いたら偶然全方位のキャラができると思ったのか? キャラ萌えみたいな現代的な視点で読み替えれば何でもそう見えるんだよ
八犬伝じゃなく古事記や聖書だってラノベのように読み替えることができる
例えば白浪五人男だってキャラ立ちしてるって言えばそうだし、
八犬伝の原典の水滸伝だって個性的なキャラがウジャウジャ出てくる
キャラの描き分けは何も八犬伝だけが突出しているわけじゃない 三国志に女装やショタはいないだろ
8人のメンバーのなかにそれを厳選してねじ込んでるのが凄いじゃないか
男向けの冒険活劇に、女ファンも取り込める要素をしっかり入れている
老若男女楽しめるようにできているのがすごい 水滸伝や三国志は群像劇だから、キャラクターが多くて、それに一致するキャラを探そうと思ったら探せるでしょ
でも、それはいわば下手な鉄砲数うちゃ当たるでしかないじゃない
たくさんキャラを出したら、結果的にそれに食いついてきたというだけでしかない
ただいろんな個性にキャラを出せば、キャラ萌えになるというわけじゃないよ
ツボを心得ないと、バランスのいい配置にはならない
あくまでキャラ立ちではなく、キャラ萌えの話をしてるんだ
八犬伝は八人の主要メンバーの中でポジション的にバランスをとってるのがすごいんであって、何十、何百人と出てくる群像劇の水滸伝や三国志とはちがうでしょ
神話や水滸伝や三国志はいわばラノベの元祖かもしれないけど、それをさらに自覚的に無駄なく先鋭化しているという点で、エンタメ創作技術、エンタメ心理学として高度なんだよ
そこを踏まえないと馬琴の大衆作家としての凄みはわからないでしょ
ただ思いつくままに書いてるんじゃなくって、よく考えてつくられてるんだよ >>695
結論ありきでそこから逆算してるような語り口だから論理に無理がある
語るなら300人と8人と1人の差異について明確に語ってくれ 文庫虚実の付録小冊子ほしかったけど、楽天ブックスで買ったら付いてなかった( ノД`) まーたレンガだな
虚実妖怪百物語 序/破/急
買ったけど マジな話今昔百鬼拾遺の次には出ると思うよ
京極がまた出版社に難癖つけてヘソ曲げたりしない限りは
上手く行けば来年中には出るんじゃないか
水木全集が終わってから小説書きまくってるし 叔母上「播磨、この偽物の皿を家宝の皿と偽って大久保殿に差し出しなさい」
播磨「バレませんか?」
叔母上「本物を見たことがあるのはもはや私だけ誰に真贋の判定がつきましょうや」
播磨「さすが叔母さんだ、あったまいー」
菊(ほっ…) 雪女‥‥‥が、みたい
天狗読みたかった、どうだった? 俺は京極の累ヶ淵が読みたい
正直、豊志賀の死しか知らないけど 虚実序破急ページ数の割にはそんなに厚くない。ネズミやクモと比べるとだけど。
講談社文庫のほうが厚い紙を使ってるようだ。 河童読んだけどやたら人物多くて混乱した
誰が殺して誰が盗んで誰が裏切ったとかちんぷんかんぷんになる程
そう思ってたらクイズの正解者の名前を作中に散りばめるって企画だったのね 虚実妖怪百物語をキンドルのサンプルで呼んだら、帝都物語の加藤が出てくるけど、この作品は帝都物語みたいな伝奇スペクタクルなの?
あんまりそういう妖術バトルを期待して読んだらがっかりするタイプの本? >>710
逆
妖術バトルがメイン
ミステリを期待すると壁に投げることになる
俺はなげた 今の鬼太郎のボスが加藤だと思って見てたらただのロリコンだった ミステリーとして呼んだらがっかりするけど、妖術バトルものとしては面白いの?
本文はコメディっぽいけど、妖怪バトル物としても半端な感じ? 帝都物語みたいな妖術バトルなんてこれっぽっちもない
虚実は推理小説でも妖怪小説でもなくオタク小説
アニメや漫画の固有名詞がたくさん出てくるというかなんというか
京極作品らしくとにかく理屈っぽいが全編通して馬鹿馬鹿しくて贅沢な与太話
百鬼夜行とか巷説シリーズとはまるっきりベクトルが違う
南極とか虚言少年とかそっちの京極
怪ラジオとか東京ガベージコレクションとか聴いてたなら楽しめる要素がてんこ盛り 水木テイスト入った帝都物語のパロディだけど、まあ身内ネタ小説だよね
でもウロボロスシリーズみたいな大掛かりな仕掛けはない
○○が○○の小説を読んでいないのは○○だからだ!ってアイデアもしょぼい
ラジオも聴いてたような京極のコアなファンじゃないと楽しめないと思う
ただ帝都物語と対比的に読むとちょっと面白いかな
帝都物語は昭和天皇についての物語でもあるんだけど
虚実では昭和天皇のポジションに、京極の神・水木しげるを置いているw 姑獲鳥120点
十角館 50点
ロートレック70点
占星術 30点
そして誰も 10点
推理小説って自分には合わないのかな
京極夏彦は本当に最高なんだけど こんな作家ほかにいないなぁ いたら教えて >>719
キャラクター小説が好きなだけじゃないの? 京極の小説が読みやすいのは俺も同じだなあ
巷説シリーズ読んでなかったら読むべし
あとは、個人的な好みだと幸田露伴の「幻談・寛画談」、岡本綺堂の「中国奇譚怪談集」、小泉八雲の「怪談」
全部怪談じゃねえか!と自分でも思う
怪談以外だと梨木香歩が読みやすかった あ、岡本綺堂は「中国怪奇小説集」でした
すいません 帝都物語読んだことないけど、中禅寺だけがあんな圧倒するのはおかしいな
塗仏の最後に出てきたなんか押しの強そうな人。あれ以来出てこないけど
中禅寺を論破するくらいの奴出してこいよ もう堂島は出て込んでいいわ
安っぽい悪役にしか見えん 絶対的存在って印象はないけどなぁ
鉄鼠の犯人にビビってた描写あるし
探偵防御率もあんまりよくないしね
まあそれは計算です予想通りですって態度とるけども、人死が出るのは不本意なんだから言い訳でしょ 探偵防御率が一番高い探偵って誰なんだろw
でも、犠牲者の数なんて、作者の話の都合なんだから、探偵のせいにされてもねぇ
終盤に出てきて、話だけ聞いて解決するタイプならいいけど
最初っから出てくる探偵だと、どうしてもいきなり犯人を見抜くわけにもいかないから
話し終わっちゃうし 人が頃される事がサスペンスになって読書の愉しみとなるわけだからね 事件を未然に防げたらそれがまぁ一番良いけども それは探偵の仕事でもましてや古本屋の仕事じゃないわな
何人か殺されるところを死なずに済んだ人はいるけど 女学院の海堂さんとか
美由紀ちゃんはどうだろう 巣の中でほっとかれてたら死んでたんかな…… 金田一なんてひどいよ、あいつが現れてからの方が死ぬからね 明石先生とかいう中善寺より弁が立ちそうな人がなりをひそめてる 京極堂はクローザー
川島喜市を守りきっただけでもよしとすべし 名探偵は事件を解きほぐす人であって、防ぐのは警察の仕事だよ
ヴァンスや矢吹駆なんか平気で人殺しもするしな
金田一は一見快活だから誤解されがちだけど、元ジャンキーだぞ
元から倫理や道徳を守る側の人間じゃない
京極堂に至っては名探偵ですらない
真相を暴くことが憑物落としになるから名探偵の真似事やってるだけ
嘘ついて憑物落としができるならそうする人だよ
実際、絡新婦の事件は世間的にはあのおばあちゃんが犯人のままでしょ >>736
じゃあ自分が関わることで人が死ぬのは不本意だっていうのも嘘なの?
嘘だとしたらどんな合理的理由でそんな嘘付くの? 京極夏彦が本気で伝奇スペクタクルを書いた作品ってないの?
トリックがあるんじゃなくって、陰陽師や退魔師たちが秘術を尽くして妖術バトルする作品
帝都物語や孔雀王みたいな
京極の知識で書いたら面白くなりそうな気がするんだけど りん。
「黙って聞いりゃあ四の五の屁理屈捏ねやがって、おい、中禅寺とやらお前の御託はもうたくさんだぜ。ほら」
ちゅどーん
中禅寺「わー」
御行シ仕り候―― 小説新潮1月号読んだけど言葉遣いに違和感あってそのせいで物語にのめりこめなかった
全体に現代物めいて例えば「凹む」ってあの時代でも口語で広く使われていたのかな
「ムカつく」も気になったがこちらは地域差で関西なら結構古くからある言い方のようだ
とはいえこの時代に書かれたまたは描いた小説じゃあんまり見たことがない
細かいようだが話し言葉は世相を反映するし過去作じゃその辺もきっちりしてたのになぁ >>741
江戸時代から現在とほぼ同じ意味で遣われてたらしいよ
あとあれはその後の、「元々盛り上がってれば少し凹んでも平気」「凹んだ分だけ盛り上げたい」
とかの部分に効いてくる伏線比喩だったと思うから、仮に当時遣われてなくても京極さんなら遣ったと思うな 時代物を読む上で言葉使いについて気にしだしたらキリがないな
「おい」みたいな明治時代以降に標準語化した呼びかけ言葉は時代物で当たり前のように使われてるし
知ってても知らないフリして消化するのが一番だよ 「おい」や「おい、こら」は元は薩摩の言葉だったって武田鉄矢が言ってた。 今でもこんなに方言があるのに、各地を渡り歩いている又市はよく言葉がわかったな。
関東と言っても栃木あたりでもう何言ってるかわかんないくらいなまってるぜ。 >>739
>トリックがあるんじゃなくって、陰陽師や退魔師たちが秘術を尽くして妖術バトルする作品
>帝都物語や孔雀王みたいな
二次でこんなストーリー考えているんだけどね。
百鬼夜行シリーズで死んだはずの人間が生きている異世界が相模湖にあって、
そこでは、人間に霊能力を与える六つの匣があり、その匣を巡って争いが起きていた。
関口と榎木津は、その世界に迷い込み、六つの匣の一つを手に入れたことで、
その世界の匣バトルwに巻き込まれてしまう。
関口は、その匣を持ったときだけ、霊能力が使える、という設定。 「この世に不思議なことなどなにもないのだ」といっちゃってる手前、あからさまな超常現象とか魔術とかは使いたくないのかもね
和風伝奇ファンタジーとして割り切って、魔術物を書けばいいのに >>747
薔薇十字叢書にそんな話があるのかと思ったら自分で考えたのか
まあいいんじゃない 本人的には書かないんじゃなくて書けないらしいけどね
もともと荒俣宏とか夢枕獏とか伝奇SFの影響が強い人なのに
ただそもそもアクション書くこと自体下手糞なんだよな
ヒトごろしもひでえもんだった
そう言う意味じゃ分を弁えてるのかも知れない ヒトごろしのアクションシーンはなかなかよかった
お! なっちもアクション書けるじゃんって思ったね >>749
>和風伝奇ファンタジーとして割り切って、魔術物を書けばいいのに
平安時代を舞台にして、安倍晴明を主人公とする新シリーズはどうだろう。 よく考えたけど、結局それも、安倍晴明=平安時代の京極堂、というふうになってしまって
「この世に不思議なことなどなにもないのだよ、関口君」と、なってしまいそうだね。
平安時代に関口という姓があるかどうか知らんけど。 虚実妖怪〜を挫折しそうになりながら、読了したけれど、なんでフィクションが実体化したのか
理解できなかった。
フィクションが祟る、という話かな?
だれか若葉★レオみたいな私に教えて〜。 >>757
豆腐小僧みたいな感じじゃないのかな?豆腐小僧も最後、そんなかんじのフィクションが実体化するような、えって、驚くかんじだったから。 今昔百鬼拾遺はどの版元から出版されるんだろうって前から気になってたけど
大極宮で(来春それぞれ刊行予定)と書いてある。それぞれ?
まとめて一冊じゃなくて、鬼、河童、天狗で三冊出すってことかな? お財布に厳しいね このなかで一番美人なのって真ん中だよね?深キョンレベルだと思うのだが
ちなみに向かって右は目も鼻も整形してるって本人が公言してるけどそれ抜きにして誰が一番美人だと思う?
http://bigsta.net/media/1933567086757747003_3564907098 豆腐小僧はその趣向を理解する前に脱落してしまった
読み進めれば面白いんだろうけども 豆腐小僧はわけのわからない理屈を捏ねくり回してるだけで全くおもしろくなかった
あれが面白いと思う人もいるだろうが 俺は違う 豆腐小僧は、キャラの豊富さ、文章のレベルの高さが、お互いに見事に調和しているのがすごい
時代小説のなかに、ノリのいい妖怪たちが突然描かれていてそんなノリがいい 豆腐小僧、水木しげるで漫画化していたら…面白そうです 豆腐小僧もフィクションが実体化なのか
ネタバレは平気なほうだがなんかがっかり
京極に限らず同作者が何度も使うべきネタじゃないような
よほどうまく持ってゆけば初回はまぁありでも夢オチと同じで
二度三度と繰り返せば効果半減どころか信用の低下に繋がりかねないよ 妖怪好きなのに、妖怪そのものを出すと虚実や豆腐みたいな回りくどい話になる
本好きなのに、文章や文体の美しさを捨ててまで字面の並びにこだわる
最近だと「章の始まりや終わりを統一する」って感じのこともやってるな
一種の強迫観念なのかねえ
枷というか、それこそ檻や理がないと小説を書けない人
しかもそれが作品の完成度や読者に大して恩恵があるわけでもない
こんな無意味なこだわりを押し通す作家他に見たことない >>770
なんかいつも同じこと言ってる人と同一人物として書くけど
京極文体をどうしても価値のないものと思い込みたいのは自由だけど、それは思考停止だよ
あと理解できないからといって病気と判断するのはよくないよ。いじめみたいで気分悪い ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています