アガサ・クリスティ32
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前スレ
アガサ・クリスティ31
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1529747711/
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured >>633
ドクターノオ・007は殺しの番号、シルマー家の遺産とか、まえがきに早川書房への謝辞が入ってたと思うよ 「忘れられぬ死」を読み返してるけど、ストーリイはわかっててもセリフがうまいんで楽しめる
クリスティは浮気した男の心理を書くのうまいね
自分はひどい目にあってるからボロクソに書いてもよさそうなのに、非常にニュートラル
浮気される奥さんももちろん悪くは書いてないが、浮気される弱点も書いている
浮気相手の美人妻は頭カラッポに書かれてるがw >>616 修正 6ヶ月連続みたい
刊行済2020/5/26 予告殺人〔新訳版〕羽田 詩津子 旧)田村 隆一
2020/6/18 雲をつかむ死〔新訳版〕田中 一江 旧)加島 祥造
2020/7/16 メソポタミヤの殺人〔新訳版〕田村 義進 旧)石田 善彦←高橋 豊
2020/8 ナイルに死す〔新訳版〕 黒原敏行 旧)加島 祥造
2020/9 ポケットにライ麦を〔新訳版〕 山本 やよい 旧)宇野 利泰
2020/10 葬儀を終えて〔新訳版〕 加賀山 卓朗 旧)加島 祥造
加島 祥造訳のナイルに死すは、今やってる「名著50選」のフェアに入ってるのに、8月には新訳版に 読んだ事が無い作家なのですがどんな作風ですか?短編集でオススメ有れば教えてください >>637
「おしどり探偵」が個人的に好きだが
前作である長編「秘密機関」を先に読んでた方が良い作品だからなぁ 確かに。トミー&タペンスは長編先に読んだ方がいいね。
ポアロものは初見で短編集って言うとなんか困る。
ポアロ登場?ヘラクレスの冒険? 聖書とか除いたら
商業的な書物の中ではダントツ世界一位のベストセラー作家だから
その分感想・レビューなんかも世にあふれてるというのは
この作家の強みかもね クリスチィって特に短編集だと1冊読み終わったころには内容を忘れてる不思議な作家
忘れてるから何度読んでも楽しめる 版権独占の件でいえば、そもそも最初に創元社が刊行してたのは独占できなかったんだよな。
だから旧ハヤカワ文庫だと独占できた「そして誰もいなくなった」が最初に刊行された。 >>643
俺がポアロもの全巻揃えようとしたときは
「三幕の悲劇」が創元、「スタイルズ荘」と「ABC」は新潮にするしかなかった 早川の五匹の子豚(旧訳版)をポチろうとしたらAmazonで中古で6万近くするのな
何で? >>646
桑原千恵子訳文ならハヤカワ・ミステリ文庫 1-21なら100円くらいだし、解説 千街昌之は現行本で読めるし、カバー写真は量産型だし私はいらない >>647
両方持ってて見比べた。
同じ訳者だけど、後から出版された方がより現代的な言葉使いに直されてた 誤訳でなければ、旧い言葉遣いの方が原作の書かれた時代の雰囲気が出てるような気がして好きだな 村岡花子訳の王子と乞食なんてイギリス貴族が舎人だし
貴族の一人称が拙者だったわ 新訳がでるのは
新しい訳にすると「新刊扱い」できるから?
スレ違いだけど、レミゼラブルだったか
角川と新潮とで本の厚さが違うのは
訳の違い?注釈の違い?文字の大きさの違い?
なんて思ったよなあ あれなんで違うのかね
新潮は5冊 だけど角川は上下巻よね? >>654
原書が日本で紹介された時代の日本の言葉を感じられるのが好きなんだよね
拙者より我輩かなw ちょっと確認いいですか?
「不思議な足音」のあらすじを知りたいんですが。
ググっても出てこない。
子供と幽霊の話? 青い鳥文庫のアンソロジー「ふしぎな足音」か?
それなら『死の猟犬』に入っている「ランプ」のこと 名探偵ポワロ視聴してるけど愛憎劇多いんだな
こういうところは女性ならではなのかな 翻訳権に関してだけど、著作権が活きてる間は翻訳権獲得した社のみの独占契約が原則。
ただし、原書刊行後10年間どの社も翻訳権を取得しなかった作品については自由に翻訳して可
(逆に言えば、独占不可)という「十年留保」の特例があった時期があって、
クリスティやクイーン、カーなんかの初期作は、この「十年留保」のおかげでどの社でも出せる。 >>655
新潮文庫の延原謙のホームズは家族が現代語に直したり、チャタレイ夫人の恋人は伊藤整の息子が伏せ字部分補ったのかな?
そんなのは例外かもね
旧訳は全員故人なので手を入れにくいのかな?
加島祥造×3、田村隆一、宇野利泰、石田善彦
新訳は現役
羽田詩津子、田中一江、田村義進、黒原敏行、山本やよい、加賀山卓朗
海外文学の翻訳減ってるから喰わせるためなのかな? >>636 予告、雲、メソポタミヤは前に出たジュニア・ミステリ(今、挿し絵入りで出し直してるやつ)と同じ訳者なんだね。
そして誰も、オリエントなんかかも、その流れだった。
ナイルは、そのジュニアものともまた違う訳者みたいだけど。 旧訳で読んでるけど、言葉使いが古臭くて逆にいいね
「破廉恥」とかうけるんだけどw
刑事「奥さん、ぼくは一つの殺人事件を捜査しているのではない、二つの殺人事件ですよ! ぼくの知っているかぎりでは、この二つの事件であんたがくさいとにらんでいるのだ!」
夫人「まあなんてことを!よくもそんなひどいことをいって、わたしを侮辱できますわね! 破廉恥な!」
そりゃあんたが 「くさい」と面と向かって言われりゃねw ドラマ版アクロイド殺人事件見たけど、これが叙述トリックってやつか
楽しめた ねじれた家の映画化が始まっているけど日本で知名度低い作品ほど本国では人気あるな、国民性ってやつか >>675
それのことを言っているのじゃないの?
「ねじれた家の映画化が始まっているけど」
↓
「ねじれた家の日本での公開が始まっているけど」
てか、ねじれた家が公開されたのは2019年で今年公開されるのは
ナイル殺人事件のほうか ナイルは事件までの前置きが長いとか我慢して読めとか言われてたけど
そんなに気にせず読めた
同時期に読んだメソポタミアの方が登場人物を把握するのに苦労した 「ナイルに死す」は不穏な空気がサスペンスたっぷりに描かれるから
前書きの部分もかなり面白い 雲をつかむ死とメソポタミアの殺人が新約で出たね
また、微妙なラインついてきたな >>680
クリスティーデビュー100周年&生誕130周年記念刊行
企画として「ナイルに死す」メインに展開したかったのだろうな
映画進んでるのかな
ハヤカワはポケミスが主力なんかね?
最近文庫は創元の新訳シリーズばっかり増えてる 今更だけどもう新刊が出ない作者の売出し方に知恵を出し合ってキャンペーン打ったりする部署があることに感動を覚える >>683
順番変わってる
8月20日 ポケットにライ麦を〔新訳版〕 (クリスティー文庫)
9月4日 ナイルに死す〔新訳版〕 (クリスティー文庫)
名探偵ポアロ ナイルに死す (ハヤカワ・ジュニア・ブックス) 個人的にはライ麦とナイルしか買わないかなぁ、
なんでこのラインナップなんだろ べつに今の訳に不満があるわけじゃないから微妙
無理やり新訳出しての売らんかな感が・・・
それより独占権持ってるカーとかクイーンの新訳してほしい
売れるかどうかは知らないが カー、クイーンもいまの訳で問題ないでしょ
細かい誤訳とか心底どうでもいいし 『フォックス家の殺人』『十日間の不思議』はでるやん
カーはもう創元に権利渡してくれ >>688
翻訳本の権利は必ず一社が独占するものなの?
クリスティのオリエント急行の殺人とかはハヤカワ、創元、角川etcと
色々な出版社から出ているけど、同じようにはできないの? >>689
東京創元社が日本語翻訳権独占してた
レイモンド・チャンドラーの
『大いなる眠り』双葉十三郎 訳と
『かわいい女』清水俊二 訳は、
両方とも村上春樹 訳で『大いなる眠り』『リトル・シスター』として早川(翻訳権独占)から出てる。
元々早川が翻訳権独占してた、
清水俊二 訳『さらば愛しき女よ』『高い窓』『湖中の女』『長いお別れ』『プレイバック』の5作は、
村上春樹 訳『さよなら、愛しい人』『高い窓』『水底の女』『ロング・グッドバイ』『プレイバック』が出た後も珍しく
新旧訳書が併売されてる。 >>689
ハヤカワは
クリステイーはクリスティー文庫つくるくらい昔から力入れてるし、
クイーンは、『ダ・ヴィンチ・コード』等の翻訳していた 越前敏弥が、同じ角川文庫で出していたドルリー・レーン四部作、国名シリーズ、中途の家の新訳プロジェクトの続きを、自社独占の『災厄の町』『九尾の猫』『フォックス家の殺人』『十日間の不思議』で継続してる。
カーについては、昔から 出したっきり品切れ重版未定でずっと放置、古本価格が高騰みたいなパターンが殆ど、売れなかったんだろうけど
今も火刑法廷と三つの柩だけ出してフリーズ 。それに対して創元は、原書房や国書刊行会から出てたのの文庫化もあるが意欲的に新訳出し続けている。『貴婦人として死す』はハヤカワ独占ではなかったが『ユダの窓』は移籍組かな 翻訳権は、取得したものの訳が出せなかったり、初版だけで増刷しなかったりとかもままあるので、
大抵は「期限つきの」契約(完全に独占したければ、著作権切れまでの期間の契約になるけど、それなりの額が必要になる)。
この契約切れの時点で更新し直さなければ、仕切り直しで、新たな社が翻訳権を獲得できる。
マーガレット・ミラーや『ユダの窓』は、この例。
早川書房は、ポケミス時代に無闇矢鱈と翻訳権を取りまくったため、更新仕切れない分が多数ある。
細々とした増刷では割には合わないので、ミステリ文庫の創刊してからが、この更新対策。
最近の新訳、ジュニア版、電子書籍なんかも、やはり更新対策(か、満額の契約料の元を取るため)。 著作権の事とか刊行契約の事とか知らないけど
著作権おさえてる早川は、英米の短編集を翻訳してるけど
ポワロ短編全集、マーブル短編全集とかは出さないのかな
そこまで需要がない? 創元のクリスティをほぼ全巻読破したからハヤカワにも手を出すかな カーファンなんだけど映画「ねじれた家」をみた。
なるほど、この題材をクリスティ流に料理するとこうなるのかと感嘆した。
間違ってもカーには書けないね。まさにクリスティに脱帽だ。 >>698
作家ごとに持ち味があるからね
逆にクリスティーにはカーの曲がった蝶番みたいな話は書けないと思う カーもだけどどう思ってたんでしょうねぇ
同時代の作家って、お互いの作品読んでリスペクトしたんかなぁ
ねじれた家で言うとクイーンだよねえ
逆?にエジプト十字架読んだクリスティはどう思ったんだろ >>700
カーが英国推理作家協会会長時代、クリスティとは交流があったみたい。
なんでも、その会合では一番頭がよかったのがアンソニー・バークリーで
一番いやな奴もアンソニー・バークリーだったみたい。
第二の銃声は、クリスティーの某問題作品を、おれだったら、こう料理すると挑戦した作品 ルーシー・アイルズバロウの再登場やスピンオフを要望したファンは結構いたのかな すごい好きなキャラだ
でも誰と結婚したかを読者の想像に任せたい感じのラストだったから
ファンからもっと読みたい要望来ててもシカトしてただろうな
ドラマでは元パイロットを選んでた
まあ元パイロットが一番良さげだとは読みながら思ったけど
ミス・マープルは奥さんの言うことを聞かずにやらかした男を思い出してたから後が心配 原作では家族殺人など信じられないとか結構良識派なんですよね
だからそういうところも容赦ないマープルを引き立ててる面もあるわけで CSで放送してる名探偵ポワロを録画してちょこちょこ見てるんだけど
タイトルチェックしないまま何気なく見たのが「カーテン」でかなりのショックを受けてしまった
ポワロ最後の事件というのはぼんやり知ってたけどそういう話とは思ってなかったんだ
せめて先に原作を読めばよかった >>706
ドラマ版を先に見るのか、小説から読むのか迷うよねえ
いまBSで放映してるポアロも評判もいいのを
知っているし録画はしてるんだけど
クリスティー本もコツコツ集めてこれから初めて読むのもいっぱいあるからドラマ版は敢えてまだ見てないんだあ 見るの迷ってる
海外ドラマや洋画大好きだけど、特にクリスティーみたいな古典や名作で本も抜群に面白いのはやっぱり本から入りたいんですよね スーシェ版ポワロは決定版みたいに言われてるけど
玉石混交だと思う
まあマープルものほどではないが スーシェ版わりと原作からの改変もあるよね
オリエント急行の最後なんかはびっくりしたけどあれが原作を尊重しつつ
現代的な解釈を織り込んだぎりぎりの線だったのかな
原作ポワロのイメージに合うという点では確かに好き
でも海外ドラマが好きで見てるというよりは原作が好きで見てるから
やっぱり原作未読の状態でドラマを見るべきじゃなかったと後悔
カーテンでショック受けたけど後期の作品ってどうも陰鬱なんだよなあ たしかにスーシェは、原作のポワロに一番イメージが近いのだろうけど
あの歩き方とかコミカルすぎてちょっと
で悪乗りで笑わしにかかるのも・・・
とりあえず映画のピーター・ユスティノフが
原作と違うかもしれないが落ち着く スーシェ版オリエント急行ラスト改変してたとは
録画が消えたせいで未見だわ
ジェシカ・チャステインが出てるから今後絶対見ようと思ってたけど改変はなあ
アクロイドの時はドン引きした
葬儀を終えてもマイケル・ファスベンダーが原作では死亡済みの役でいることに驚いた
彼の演技は流石なのでそこは良かったが >>702
第二の銃声、未読だったんでポチってみたわ
あんがとな
自分ならこうする、みたいの以外とあんのかもね >>712
いえいえ、是非楽しんでください。
傑作かと。 個人的に好き上位ではある
映画も豪華キャストだし期待 傑作ではあると思うけど、
個人的には、次作の死との約束の方が好みだけどね
ってか、死との約束はナイルを遥かに超えてると思う 「死との約束」は好きなんだが
いかんせん地味すぎないかな
たしか死海殺人事件で映画化されてるけど
ロケーションが生きないとうか・・・
ナイルは船に乗る前の前半が結構面白いし
映画化にも向いてると思う そして誰もいなくなった
いつのまにか清水俊二訳じゃなくなってる 清水俊二訳「そして誰もいなくなった」は、若島正「明るい館の秘密」で誤訳を
指摘されたため、早川が新訳を出し旧訳を絶版にしたと言われている >>721
その誤訳なんだけど、後の方で清水俊二訳で訂正されてたよ
新訳の方が確かに読みやすいとおもうけと、旧訳の方が好きだな もちろん、自分も清水俊二訳の方が味わいがあり好き
ただし、清水訳の誤訳を訂正したのが誰なのか、そのあたりの経緯は明記されていない たしかチャンドラーの「長いお別れ」は
村上春樹の新訳後も出てた気がする
そして〜の新訳は真鍋表紙だったので買ってみた >>716
人気は高い作品だよ
そして誰も、アクロイド、オリエントが3大人気作としたら
その次ぐらいに人気がある
ミステリー要素だけでなく、ラブサスペンス風なドラマ性が評価されているのだと思う >>713
読み終えた、なるほどなぁ
1番頭が良くて、1番イヤなヤツがアレを処理?するとこうなるか
クリスティがポアロにできなかった事も含めて
楽しかったっすーありがとう >>719
一部のラストでの被害者の描写、ポアロの謎解きのスピード感、んで大団円と、完璧じゃんと俺は思う
一方、映え無いと言う意見もそうだなぁと思うわ >>727
読了おつかれ様でした。
クリスティ作品の本歌取りというか、俺ならこう書くぜ!作品の中では最高だと思う。
あんまりこの作品しられてないので(東西ミステリーの50位台だったにもかかわらず)
より広まればとおもう カーの「貴婦人として死す」もクリスティの某作品を意識した作品と言われたりしてるな >>730
カーファンとしてそのご指摘は大変重要だと思います。
これ以降カーは、この趣向を連発していきます(心理的に真犯人を隠す)
ただ、空中にはとんだが着地に失敗する、作品が多発してしまいます。
着地をおきちんと決めるクリスティとの差ですかね。
ただ「貴婦人」は奇跡的な大傑作です。 ポケットにライ麦を、の新訳買った
とりあえず、被害者がフォテスキューからフォーテスキューに変わったのは確認した ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています