横山秀夫は現在まで続く警察小説ブームの立役者だし、出版業界から見ればどでかい
金鉱を掘り当ててくれた人なワケで、まあそりゃ忖度というか恩人としての扱いになるよなぁ

素人は何らかの思い入れ思い込みを持って本を読んでも良い訳で、それが尖った書評になることもあるし、
それが面白味なワケだよね、評論家というのはそう言った物を全部脱ぎ捨てて本を読むから平たく本を
評価出来るはずだし、そう言った人間が集まって今年の一冊を選べば本来なら大体同じ結果になるはず

そこに個性を出そうとすれば、選者に偏ったことを言いそうな人を入れたり、きついネゴシエーターが
売りたい本を上位に突っ込んだりがあまり目につくとダメなランキング本と見られてしまうし難しい所
だろうけどね

同じ趣旨の本が3種類並び立つだけでも日本の21世紀は良いミステリーが良く書かれたと言っていいのかもね