角川文庫 横溝正史 由利先生シリーズ 4か月連続復刊
蝶々殺人事件
憑かれた女
あとは何だろうか?
特に由利先生について語っていただければ。 真珠郎は「よ5-40」としてすでに刊行されてるから、違うんでしょうね 蝶々殺人事件の一瞬の時間差トリックは単純だけど新鮮だったな あと残り2冊は、順当にいけば、仮面劇場と夜光虫かな 血蝙蝠だって?
収録作品は以下のとおり
・花火から出た話
・物言わぬ鸚鵡の話
・マスコット綺譚
・銀色の舞踏靴
・恋慕猿
・血蝙蝠
・X夫人の肖像
・八百八十番目の護謨の木
・二千六百万年後
でも、この中で由利先生は「血蝙蝠」と「銀色の舞踏靴」のみ?
にもかかわらず、これを選択した理由は何だろうか?、
なお、2冊目の『憑かれた女』の収録作品は次のとおり
・憑かれた女
・首吊り船
・幽霊騎手
最後の「幽霊騎手」は由利先生ではない?
残る1冊も、意外なものになるのかも・・・ 由利先生シリーズのドラマ化ありきの復刊企画なので、ドラマの原作が収録されている文庫を優先しているのでは 白蠟変化を希望
角川文庫では「花髑髏」に収録されてた? >>8
う〜、文字化けした
原作とは違う漢字を使えば「白蝋変化」ね 蝶々は改訂されちゃってるのかな?
一部のフェミさん達が怒りまくりそうな強烈なフレーズあるよね。 柏書房の「由利・三津木探偵小説集成(全4巻)」に収録されていない作品、すなわち由利先生モノではない作品が収録されている文庫をわざと選んでいるのかも?
だとしたら、4冊目は「悪魔の家」か「青い外套を着た女」か「空蝉処女」か?
でも、同じく柏書房の「横溝正史ミステリ短篇コレクション(全6巻)」のほうにすでにすべて含まれているのではないだろうか?
ドラマ化? なるほど
『蝶々殺人事件』以外のドラマ化作品が何なのかの情報があったら、お願いします 2020.4.20
TV情報 主演ドラマ「探偵・由利麟太郎」
吉川晃司主演ドラマ
「探偵・由利麟太郎」
2020年夏放送(予定)
カンテレ・フジテレビ系 火曜よる9時
※放送開始日等の詳細はTV局オフィシャルの発表をお待ちください。
http://www.kikkawa.com/information/detail/2955 明智小五郎は、明智光秀と桂小五郎だけど
由利麟太郎は、由利公正と勝麟太郎かな? 由利シリーズがドラマ化するなんて初めて知った
『蝶々殺人事件』と短編を二作しか読んでないんだよな
これを期に他の作品も読んでみるかな >>12
ドラマの情報ありがとうございます。
>>15
というファンを角川文庫がまさに狙ったということか 由利先生の長篇って、思ったほど長い作品がないんだね
「蝶々」が最長かもしれないけど、角川文庫では、2短篇が一緒に収録されている
もう少し書き続けていれば、もっと長くて複雑な作品が出てきたかもしれないのにな、残念 横溝正史、戦前は、長篇苦手だったのか?
いつも酒飲んでて喀血してるくらいだから、じっくり腰落ち着けて書くなんていうのは、無理だったんかな 戦前の探偵小説ってそもそも長編自体がすごく珍しいからな
全部合わせても数えるぐらいしか書かれてないはず
そういえばTwitterに出ててたけど、6月刊の4冊目は「花髑髏」だってさ >>20
「花髑髏」は、「白蝋変化」を挙げてた人、当たったね
そうすると、「仮面劇場」の復刊はないのか
盲聾唖の三重苦、ドラマには無理だったのかな?
神木隆之介とか虹之助にぴったりだと思うけどな(ただ年齢的に無理かも) 長編、戦前でも結構あると思ったが、そうでもないか
小栗虫太郎:黒死館殺人事件
浜尾四郎:殺人鬼
久生十蘭:魔都
夢野久作:ドグラ・マグラ(探偵小説とはもはや言えないが)
その他江戸川乱歩のいくつか(孤島の鬼、陰獣、明知通俗もの)
どこから長編と呼ぶか、というのもあるけど 新潮社の「新作探偵小説全集」10冊、春秋社の懸賞当選作3冊なんてのもある。
ここら辺は現代の基準でも充分長編。
「陰獣」は中編程度。 新潮社『新作探偵小説全集』(昭和7年、1932年)
・第1巻 :『蠢く触手』 江戸川乱歩
・第2巻 :『奇蹟の扉』 大下宇陀児
・第3巻 :『姿なき怪盗』 甲賀三郎
・第4巻 :『狼群』 佐左木俊郎
・第5巻 :『疑問の三』 橋本五郎
・第6巻 :『鉄鎖殺人事件』 浜尾四郎
・第7巻 :『獣人の獄』 水谷準
・第8巻 :『白骨の処女』 森下雨村
・第9巻 :『暗黒公使』 夢野久作
・第10巻:『呪ひの塔』 横溝正史
https://www.sangatukosho.com/blog/15223/
「春秋社の懸賞当選作3冊」はどれかわからんな 『船富家の惨劇』蒼井雄
『白日夢』北町一郎
『臨海荘事件』多田羅四郎 >>19
時代の趨勢かも。
探偵小説好きが長編を1年以上もかけて読む時代ではなさそう。 >>19
・結核の後遺症で体力が大幅に落ちていた(医者から一日当たり原稿用紙1枚までと制限された)
・療養で蓄えが減っていたので、短編を書きまくり金を貯めた
・長編は「雑誌連載→単行本化」が普通だったので、長すぎると読者が序盤を忘れる
という話を聞いたことがある 「船富家」って長編かな? 中編といってもいいな
とはいえ、結構面白いことには変わりないのだが
未だに、創元推理文庫の例の全集で読めるんだろうか? >>24
江戸川乱歩の『蠢く触手』、聞いたことないなと思ってURLの記事を読んだら、岡戸武平という人の代作だって。
でもむしろ読んでみたいかも。
今読めるのだろうか?
それにしても、聞いたこともない作家名だな >>32
>今読めるのだろうか?
数ある『江戸川乱歩全集』のなかには合作・代作・中絶作を収録している
バージョンも多いから、簡単に見つかるとおもいますよ。
>聞いたこともない作家
・『大阪時事新報』時代には江戸川乱歩と同僚
・1935年に第1回直木賞の候補となる
(ウィキペディアより) 『蠢く触手』は、
新潮社・新作探偵小説全集(ハードカバー箱入り。古書価万〜)
同改装版(同)
戦前・新潮文庫(古書価2,3千円。最近はめったに見かけない)
戦後・光文社(ソフトカバー。古書価万〜。レアというだけで無意味に高い)
春陽文庫(運がよければBOOKOFFで110円)
の5種あり。
読んでしまえば、こんなものかと気が済む程度の内容なので、安値で見つかるまで気長に探すのが吉。 蝶々は原稿用紙換算では何枚程度なんだろうか?
蝶々よりも『呪いの塔』のほうが長い?
そういえば、由利先生モノで一番の長篇はどれだ? >>35 『蝶々』は450枚、『呪いの塔』は550枚。
由利・三津木ものの最長は『蝶々』。
因みに戦前の長編の長さは、『雪割草』>『覆面の佳人』>『呪いの塔』の順。 最近の角川文庫は、以前よりも文字が大きくなっているように思うが、その結果、蝶々殺人事件もページ数が増えている
目次のページ数を見てみると、最近刊行されたものは、
蝶々殺人事件 5
蜘蛛と百合 301
薔薇と鬱金香 355
解説 大坪直行 419
全体で448ページ
昔の1973年のものは、
蝶々殺人事件 5
蜘蛛と百合 277
薔薇と鬱金香 329
解説 大坪直行 389
全体で400ページ
全体で50ページ弱も増えている 整理すると、今回の「4か月連続復刊」は
1.蝶々殺人事件(蝶々殺人事件、蜘蛛と百合、薔薇と鬱金香)2020年3月刊
2.憑かれた女(憑かれた女、首吊り船、幽霊騎手)2020年4月刊
3.血蝙蝠 2020年5月刊
・花火から出た話
・物言わぬ鸚鵡の話
・マスコット綺譚
・銀色の舞踏靴
・恋慕猿
・血蝙蝠
・X夫人の肖像
・八百八十番目の護謨の木
・二千六百万年後)
4.花髑髏(白蝋変化、焙烙の刑、花髑髏)2020年6月刊
以上 >>39
血蝙蝠なんて「銀色の舞踏靴」と「血蝙蝠」以外は由利・三津木ものじゃないからドラマとタイアップの復刊ならこのどっちかがドラマ化されるんだろうな >>24
横溝正史の『呪いの塔(呪ひの塔)』は角川文庫で読んだことがあるが、中身はすっかり忘れてしまった。
そんなに面白くなかったのか?
それとも、読んだという記憶がそもそも間違っているのか?
==========
軽井沢の丘にバベルの塔なる遊戯場が建つ。放射状に伸びる七つの外階段を持つそこで演じられた仮想殺人劇。役割どおりに怪奇作家大江黒潮は倒れていた。役割にない白目を剥き、どろりと血を流しながら…。巨匠の名長篇推理、ここに復刊。 >>40
意表を突いて「二千六百万年後」のドラマ化とか >>37
『覆面の佳人』は翻案だというし、入手しにくそうだから、まあいいかな
『呪いの塔』でも探してみようか
『雪割草』は角川文庫から出ないのだろうか 呪いの塔は、パロディ的だが良いよな
乱歩ファンなら楽しめる
さすが乱歩番の横溝! 「呪いの塔」は、時間的には全く逆だが、設定だけを見ると、むしろ戦後の新本格や島田荘司のパロディのように感じる
横溝正史がこの「呪いの塔」書くときに参考にした作品というのは、どの作品なんだろうか? >>38
字がデカくなったのは、もう25年は前からだなあ
昔のは、字が小さくてかなわん >>37
ありがとうございますね
そうか、由利先生の作品は、思った以上に短いんだな
ほとんど長篇とは言えない 由利先生、長篇(中篇?)リスト(順不同)
・蝶々殺人事件
・仮面劇場
・夜光虫
・真珠郎
・白蝋変化
こんなものか >>48
以下のはどう?
・憑かれた女(原型作品? 大衆倶楽部:1933年10月号〜12月号)
・幻の女(まぼろしの女。富士:1937年1月号〜4月号)
・双仮面(キング:1938年7月号〜12月号)
短編との境界をどうするかの問題につきるけどね 「幻の女」や「双仮面」は、長さとしては中編なんだろうけど、
プロットの紆余曲折は長編の造り(その分やはり窮屈)。
戦前はこの程度の長さでも“連載長編”扱いだったし、
戦後のカストリ雑誌、倶楽部雑誌では150枚ぐらいでも“長編読切”なんて銘打ってた。
だから発表時の表記をそのまま鵜呑みにすれば“長編”は増える。
逆に枚数で機械的に分けるなら、
〜100枚 短編
100枚〜300枚 中編
300枚〜 長編(『本陣』が300枚くらい)
(境目はどうなんだとなると、また考慮が必要だけど) 部数を絞ってるのか、中規模書店でも新刊では回ってこない
(月遅れで在庫の棚には並ぶが帯がなくなっている)。
帯つきで欲しければ、大型書店へ行くか、ネットで注文しないとならない。 >>53
とても楽しみな反面、設定が現代で京都が舞台になってるのがとても不安
できれば原作に合わせた作風にしてほしいところ >>51
このご時世、部数も書店も絞っているのではないかと思う >>57
蝶々殺人事件
憑かれた女
血蝙蝠
花髑髏
真珠郎
で全5回じゃないか? このシリーズ、実は1冊も読んだことないのですが、
今読んでも普通に面白いのでしょうか?
金田一シリーズは面白かったです。 既出の作品にも連載情報を追加
・蝶々殺人事件(ロック:1946年5月号〜1947年4月号)
・仮面劇場(サンデー毎日:1938年10月号〜11月号)
・夜光虫(日の出:1936年11月号〜1937年6月号)
・真珠郎(新青年:1936年10月号〜1937年2月号)
・白蝋変化(講談雑誌:1936年4月号〜12月号) >>60
由利先生は金田一と違ったおもしろさがあるよ
サスペンスとして面白いのは「真珠郎」、本格ミステリとして楽しめるのは「蝶々殺人事件」 >>61
仮面劇場って、連載の後、単行本化の際に、かなり追加したんだろうね?
角川文庫のページ数のそこそこの多さを想像すると、2か月の連載というのは短期間すぎるから >>62 >>63
ありがとうございます。
新刊買って読んでみますー ('ω')ノ 角川文庫の由利モノで、1作品で1冊を占めているのは「夜光虫」のみなんだなあ
いまさら気づいた >>41
戦前の"探偵小説"としては秀作。
ちゃんと謎解きミステリとなってる。 仮面劇場が復刊されないのは残念だな
でも、ドラマ先行で考えると、虹之助は、三津木俊助役の志尊淳と「かぶる」から無理だったのかも 「呪いの塔」も由利先生を出せばよかったのにね
1932年だから、まだ由利先生が生み出される前か? チョイ役で出てくる東都新聞の南条記者が「幽霊騎手」での主要人物だったりはする https://www.ktv.jp/yuri/
公式に追加キャストでてるね
下のほうにゲストキャストが載ってるけど、このメンバーだと高岡早紀が原さくらかな?
コントラバスケースの中にはいるのかな <ゲスト出演者>
■第1話<花髑髏>
6月16日(火)新川優愛 他
■第2話<憑かれた女>
6月23日(火)水上京香 他
■第3話<殺しのピンヒール>※原作タイトル「銀色の舞踏靴」
6月30日(火)村川絵梨 浅利陽介 他
■第4話・第5話<マーダー・バタフライ 前編・後編>※原作タイトル「蝶々殺人事件」
7月7日(火)・7月14日(火)高岡早紀 大鶴義丹 鈴木一真 吉谷彩子 佐野岳 板尾創路 他 >>73
なるほど、「4か月連続復刊」の4冊とも網羅しているね >>67
「呪いの塔」は、今は入手できないのかな?
まあ、古本か、Kindleを探せばいいか 徳間文庫の 横溝正史 Kindle
蜘蛛の巣屋敷―お役者文七捕物暦 2002/11/1
比丘尼御殿―お役者文七捕物暦 2002/11/1
花の通り魔―お役者文七捕物暦 2003/2/1
謎の紅蝙蝠―お役者文七捕物暦 2003/3/1
江戸の陰獣―お役者文七捕物暦 2003/8/1
髑髏検校 2006/6/1
呪いの塔 2006/11/1
夜光虫 2007/4/1
山名耕作の不思議な生活 2007/8/1 徳間文庫って、知らぬ間にたくさん出してるんだね
そういえば、時代物だが、髑髏検校も、戦前の長篇か >>75
その状態ならば、
「由利・三津木探偵小説集成(全4巻)」
「横溝正史ミステリ短篇コレクション(全6巻)」
に続いて、日下三蔵さんと柏書房に
「横溝正史ミステリ長篇コレクション(全?巻)」(金田一、由利・三津木以外)
を出版してもらわないとね(笑) 真珠郎も由利先生でドラマ化してほしいけど、現代が舞台ではDNA鑑定とか鑑識技術が進み過ぎて難しそう。 なぜ元々一冊の「恐ろしき四月馬鹿」から文庫化のため分冊した
「山名耕作の不思議な生活」だけ単体で出てるんだろう
こういう場合版権は二冊セットじゃないのか >>80 当事角川から出てた電子版にはなぜか
「片腕」「二人の未亡人」が入ってなかったから
その隙間狙い 片腕はなんとなく理由がわかるが
二人の未亡人は何が問題なんだろう
あれ舞台が戦後になってても全く違和感ない話だよな
大正時代の世相は戦後とそのまま陸続きで、昭和初期の15年がむしろ異常
だったというのがよくわかる あと恐ろしき四月馬鹿の方も「赤屋敷の記録」が抜けてたはずだよね >>83 そっちはさすがに隙間狙いでも出せなかったw
徳間文庫も差別表現は直してるしね 事実を言うとポリコレらに引っかかるご時世だけど
「赤屋敷」の問題部分は本当に科学的的にも間違ってる偏見だからなw