京極夏彦 Part.94
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妖怪作家・京極夏彦を語るスレ
次スレは>>970。無理な場合は即申告のこと
関連リンク
●大極宮(公式情報)
http://www.osawa-office.co.jp/
●お化け大学校
http://obakedai.jp/
前スレ
京極夏彦 Part.93
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1573360389/?v=pc
※コテハン荒らしは徹底放置・絶対に触れない事。
コテハン荒らしに構っているレスは全て荒らしの自演です。
釣られて反応しないようにしましょう。
VIPQ2_EXTDAT: default:vvvvv:1000:512:: EXT was configured >>129
言われて過去ログ読んでみたけど楽しいよね。
批判とかなんとかじゃなくて意見交換の場として優良。
みんな親切だし。 なんか妙に持ち上げる人居るわな確かにw
京極がいかに現代社会の矛盾を見抜いて古い価値観や常識に捕われず巧みにアンチテーゼを提言し続けているか---みたいな事をとうとうと語る人が
そういうメンドクサイところから距離を置いて下世話な通俗娯楽小説の範疇に自己を律しているのが好ましい所だと俺は思っているのだけど
全く違う見方をする人が居てびっくりしたものだ 世間に受けることは当然考えてるだろうけど、普通にああいう世界や
小難しい漢字が好きなんだろ。それがたまたま今の社会に受け入れられた。
それ以外になんもあるまい。ああ厭だ。 別に社会的なことだけじゃなくてしょーもない事だって語るけどな
お粗末な発言する政治家から試食売り場のオバさんまでバッサリと論理の刃で斬ったり
禅について語るのからアニメや漫画まで滔々と語って見せる
どっちが高尚だとか低俗だとか関係なく等しく小説というエンターテインメントに昇華してる
守備範囲の広さとそれらへの造詣の深さと理屈を並べる巧みさとユーモアのセンス
それらの非凡さが京極夏彦の魅力だと思ってる すごい周りと楽しそうにしながら、
ひそかに苛めして楽しんでいるから、
この作家あんまり好きじゃない
好きだった頃が多かったから、すごい残念で、
なかなか見捨てられない そんな男のことなんかとっとと忘れちまいな!
未練なんか引きずるんじゃないよ、みっともない。 なんか意味深なツイートしてる
とりあえず弔堂は再開しそうな気がする あんまり好きじゃないんだよな弔堂
オリキャラが歴史的人物に神託みたいなもん与えるってのが偉そうで
何か作家の肥大したエゴがそのまんま出てる感じ 以前は妖怪の考察とストーリーばかり夢中になってたんだが、ミステリー的に新しい事やってる
京極作品ってなにがあるんだろうか?
姑獲鳥の夏は分かり易いんだが キャラクター小説として読むからだろうな
歴史上の人物を使ってるだけでいつもの京極小説なのは変わらないし 弔堂のおじさんは京極堂より偉いんだぞう
憑き物落としのハウツー本も勧めてそう 弔堂あんまり面白くない。
内容がまじめすぎて、堅苦しいし 明石散人氏はもう本出してないの?
明石先生のモデルなのに、このままだと作中でも消える?
堂島より偉そうな唯一のキャラなのになぁ 今週のヤンジャンに絡新婦の理の講談社文庫版でてて笑った yahoo!ニュースで、20人の力士が川に飛び降りた女性を救出した事を知った。
地響きが聞こえて来た。と――思って頂きたい。 毛長川かあ
足立区のあんなショボい川で自殺を図った事といい
すぐ近くに境川部屋があった事といい
スマンが絶妙なコント要素を感じてしまう 傍観者「おおやったやった!(救い) ・・・ええっ何で!?(投げ)」 虚無への供物読むぞ
今は極大射程読んでる
鵺早く旋回 >>143
魍魎:寝台少女消失事件
狂骨:何度殺しても現れる死者事件
鉄鼠:雪密室僧侶死体突如出現事件
絡新婦:落下死少女入れ替わり事件(?)
ミステリー的な謎っていうとこんなもんかね? >>159
天って天狗のこと?
一瞬合本がもう出たのかと勘違いしてしまった 中禅寺「あなたが、クモだったのですね」
織作茜「え?違いますよ」 ヒトでなしは、ちょっと前によくあった「何もしない系主人公」のラノベとかへのアンチテーゼなんじゃないかなと思うんだよな。
だりー、意味ねー、つまんねー、くだらねー、とか、そんなことばっかり言ってるどうしようも無い奴、ってキャラクター造形の究極を目指したって気がする。
俺としては続編の胎蔵界の章を心待ちにしてるくらいに面白いと思ったよ。 またそういうアンチテーゼとか言い出すw
意識高過ぎだろお前w >>163
ミステリかどうかと聞かれると個人的には違うと思うけど
要素があるかどうかなら「ある」かなぁ
平山さんがこのミス受賞した横メルカトルをミステリだというなら
ヒトでなしも十分ミステリといえるんだろうなぁ多分 アンチテーゼとか使っただけで意識高いとか言う方がおかしい >>170
違う違うw
アンチテーゼという言葉に反応した訳じゃないよ
京極の書くものは全てなにかしら既存の枠組みや常識に対する問いかけやアンチテーゼになっているのだ!
的な牽強付会っぷりがおかしかっただけだよw
信者目線で歪んだ見方するとあれがラノベのアンチテーゼになるのか、それは意識高いねえっていうねw どんな小説だって作者が生きてきた背景を反映してるんだから、全ての小説は、そりゃなんかのアンチテーゼだったり問いかけだったりするに決まってるだろ。京極小説に限った話じゃねーよ。
むしろ何のテーマも感じないまま小説読み流してる方が、ちょっと鈍すぎるっつーか、意識低すぎなんとちゃうか? 「死ねばいいのに」では作中人物たちが死を望まないと答えるのに対して
「ヒトでなし」の作中人物たちは死のうとしたり殺したり死にたがったり殺したがったりする
そういう人間に「自殺してはいけない」「殺人をしてはいけない」とヒューマニズムに訴える説教にはなんの意味もなくて
「生きてることに意味はない」「他人が死のうと生きようと自分には関係ない」そういう尾田の言葉で彼らは気がつかされる
型破りな手法は何事も理屈で丸め込む京極の十八番だし、宗教を中心に据えられるのもそれこそ京極以外には無理だろう
金剛界と対になる胎蔵界の章もあるらしいからぜひ続きが読みたい 人でなし!は本が重すぎて読む気になれない
歳を取るとのう、ゴホッゴホッ ルーガルーはいつになるんだ?
あのシリーズはシャフトあたりにアニメ化してもらえればウケると思う。
映画みたいに普通にアニメ化したのではダメ。 そらシャフトにアニメ化してもらえばウケるやつなんかたくさんあるやろ 姑獲鳥ゴールドの仕掛け人の栗城とかいう編集者なかなかだな
突然自分で姑獲鳥の愛蔵版作り出した太田といい勝負 2020.07.06→08.05に延期
講談社ノベルス
今昔百鬼拾遺 月
京極夏彦
https://bookclub.kodansha.co.jp/calendar 姑獲鳥ゴールド、京極もデザイナーも自腹で購入したみたいだけど新手の嫌がらせかな? 最初は加菜子と頼子でやるつもりだったんだよな
その代替案として敦子と美由紀になった
二人とも死んでるし、事件の根幹に関わりすぎてるからな
でも加菜子と頼子の話の方がマシだった気もする
京極はもうジジイだから、美由紀みたいな活発な女学生をまともに描けてない
最後にガキがキレて丸く収まるって構成もすげえオヤジ臭い発想だし 終始敦子が一人でいいんじゃないかな
兄ちゃんみたいな知識はないんだし、あれこれ考えたり
調べたりしてるうちに「そうか!そうだったのね!謎はだいたいとけた気がするは!
真実はだいたいいつもひとつだしさ。犯人はこの中にいるかもしれない」
でいいじゃん 作中で栃木の事件とか東北の事件とか出してたから敦子美由紀はウォーミングアップで百鬼夜行の続き書く気になったと思ってる
きっと五年後くらいには新作読めると信じてる 俺はあの美少女コンビがずっと主役でいいと思ってるよ。
藍童子率いる悪の軍団としのぎを削ってほしい。 その昔、三国志データファイルっていう分冊雑誌で購入者特典として金箔装の吉川英治三国志の一巻貰ったが
一巻だけもらってもその後がないからどうしようもないな、と思った >>187
>最初は加菜子と頼子でやるつもりだったんだよな
そのコンビだったら、事件を解決するどころか、
この二人に関わった人間が次々に犯罪を起こすので、
二人が何かするたびに、事件が増殖してゆくでは… みゆきに解決能力がなにもないのになぜ主役?
ただ聞くだけなら、織作みどりでいいじゃん。
行く先々で「ふわっとしたような美少女」ってことで情報を聞き出しやすくなると思うぞ 今更ながら未読だった死ねばいいのにを読了した
・・・なんかイマイチというのが素直な感想だなあ
3人目までは没頭して読んでいたが4人目5人目になると同じことの繰り返しの構造そのものが鼻につく
やってることは憑き物落としを現代風にお手軽にしただけのものだし
馬鹿だ無能だと言いはる主役がその時だけ急に鋭くなってんじゃねーよwってのがどうしてもね
分かってても読みすすめるのが気恥ずかしくて4人目5人目はもう流し読みに近くなってしまった
同じようなカタルシスであれば人でなしの方が小説として上手く落とし込めていると思うわ
死ねばいいのにはなんか中学生が勢いで書き上げたような青臭さがあって読んでるこっちが恥ずかしくなってしまう 「死ねばいいのに」懐かしいな。iPhoneアプリで売られてた奴買ったんだよな。
昔読んだときの感想は確か、主人公よりも殺された女性のパーソナリティがよくわからない、って思ったんだよな。なんなんだよ、菩薩なのかよこの女、って感じだった。
いま思ったんだけど、これをリライトして「ヒトでなし」の胎蔵界の章です、って出されたら納得してしまうかもな。 死ねばいいのには京極小説の中で最もシンプルな傑作だと思うわ
一行たりとも無駄なく京極の言葉の力が発揮されてる
これに比べたら他のシリーズは蘊蓄だの理屈だのキャラ萌えだの厨二要素だの多すぎの厚すぎだと思えるくらい >>199
なんかもう良くも悪くもこれが京極小説だなあって思った
キャラの性格や生い立ちや設定があってもそこに人間は居ない感じ
精密なレゴブロックで出来た人造の世界の物語を見ているような
それかずっと劇中劇を見ているようなと言ったら良いのかな
属性として人間らしい小市民的なエピソードは書かれるんだけどまったく現実感が無い「お話」なんだよねえ
江戸の情緒風情とかご一新とか終戦直後の混乱みたいな時代性のベールを被せないとちょっとキツイものがある
その意味では人でなしの方が現実を小説に落とし込む腕が上がってるんだなと素直に思った >>198
あれをイマイチなんて、君は心の広い人だな。
俺の感想「金返せ」 全く同じ構造の話を繰り返す、っていうのは京極小説の特徴だよね。全く別の話を同じ構造に落とし込んで語り直してる、みたいなこともしてる。
昔話の「三回の繰り返し」とかを意識してるのかな。余韻の残り方がすごい。 >>199
実際アサミは菩薩として書かれてるんだろうね
文庫版の張子写真に菩薩ってサイン入ってるし
他の章も六道がモチーフになってるし京極さんはほんとに仏教が好きだなぁ 常に話題の中心でありながら最後まで姿を表さない、パーソナリティすら判然としないキャラクター。
押井守みたいだな。 ツインピークスのローラ・パーマーみたいなキャラなのか?それ。
読んだことないけど。 不在の中心ってやつだよ
小説や映画でもわりとよくあるパターン
リリィ・シュシュのすべてとか、霧島部活やめるってよとか
象徴的な「神」かそれに近いものを描くときによく使われるかな この世には不思議なことなど何もないのだよ→『鉄鼠の檻』の鈴子…… >>209
実は鈴子は全然不思議じゃない
成長が止まったとかって大袈裟に表現してあるけど、実質身長が伸びてないだけ
13歳から身長が伸びてない人なんてざらにいる
20代後半なら顔だけは子供と見分けが付かない人もざらにいる
愛情の欠乏が子供の成長を阻害することがある。とか文庫版で補足がしてあったけど
あれも要らないくらい、まったく不思議じゃない >>211
うっかり忘れてたけど関口のモノローグが終盤に一行だけあったね
でもそこのことではなくて、中禅寺が風呂上りに大禿の解説をするシーンに加筆があって
具体的には222頁(ノベルス版では136頁に相当)
多分関口だけだとやや説得力不足と思ったんでしょう 強いて変と言えば何で鈴子 あの僧侶誘惑するようなことわざわざしてんの?ってぐらい
勝手に僧侶の方が誘惑されただけかもしれないけど それにしては割と鈴は「そういうことする子」って誰かの評があったから
じゃあ好きな人に一途過ぎる鈴子とは違うかって思ったわけだし それとも好きな人に顔でも似てたんかあの僧侶 んだから、鈴子はド淫乱の痴女性癖なわけで、仁秀老人はそれを見抜いていたわけでしょ。
兄であるところの仁如は妹に誘惑されて、犯した罪の重さに堪えきれず狂乱して実家に火を放った。
ロリコン菅野は鈴子のイタズラ心で誘惑されて修行を台無しにされた。
こんだけ人の人生狂わせてるんだから、そりゃガチの化け物と言っていいんでないの? 兄貴が本当に好きだったのだろうけどそれだと
本当は兄貴とヤリたかっただけだったんかな…
漫画で描かれる過去鈴子はほんとやたら可愛い 少女の兄への慕情に肉欲なんて無かろうよ
あっても抱きしめてほしいとかそんなのだろ
本気で愛情を示して流れでってのはあり得るかもしれんけど 言うても、京極作品に出てくる少女ってそんなんばっかやん。
姑獲鳥では涼子は多重人格でド淫乱の面があって、
魍魎では頼子は実はみんなから嫌われてる腹黒だし、
絡新婦に至っては女学院生徒の多数が組織的に売春してたなんてことになってるし、
なんか「少女」って象徴にトラウマでもあんのかってくらいに設定がヒドイ 鈴子は淫乱てわけじゃなくて情欲をかきたてる妙な色気のある娘なのかなと思ったなあ
そういう少女はいるだろう 体を売る女が出ない方が珍しいよね
そういう作劇技法もどうかと思うw まあぶっちゃけミソジニーなんだよな、作家本人は意識してないだろうけど
ミステリってもん自体、論理が絶対的な男性原理の世界観だし
更に百鬼夜行の世界では男同士のホモソーシャルな連帯が崩れることがない
塗仏で関口じゃなくあの人が殺されたことが象徴的だった
乱暴に言えば、死ぬのは女だけで男は常に生き延びるって世界観
あの世界で女が生き残るには敦子や美由紀みたいな男勝りになるしかない
或いは千鶴子や雪絵みたいに存在感を消すかw ミソジニーと言うほどの偏見や悪意は無いと俺は思うがなあ
要は探偵ものでは必ず人が殺されるっていうのと同じ次元で体を売る女ってのが定型化され記号化されてるってだけなんだと思うよ
その無頓着さ自体がミソジニーの発露だと言われればそうなのかもしれないが 世界観というか美意識っていうか、江戸川乱歩のエログロ世界の影響ってやっぱりあるんだろうね。むごたらしく殺されるのは女性の方が絵になるっていうか。
まあどうしてもエロスに関わる話になっちゃうから、男性的世界観で構築されてるって言われてもしょうがないんだけど 塗り仏で殺されたあの人だって「女のまま」居場所を早く作れたら
そこで止められただろうけど満足出来ずに居場所も作れなかった感
身体を売る男も出てこなくはないんだけど(覗き小平次の歌仙とか)
明治以前の世界観でないと商売の存在自体が成立しなくなって「おかま」になるからな
同性愛蔑視は明治維新の影響も何だかんだデカい
天狗ではそこら辺が高慢だと詰られてるわけで
それこそ妖怪大禿だって本来は男の子の妖怪だし 京極作品に出てくる女って女の目から見てどうなんかね?
男目線のステレオタイプでしか描かれてないとは思うけど
とは言えそもそも京極作品の登場人物自体が様式美の枠の中にある「役柄」みたいなものだから気にならないのかも知れないが 女の内面が描けてるとは思わないけど、男目線からの女の厭らしさみたいなのはこれでもかってくらいに書き込んでるよね。
女が言い寄ってくるときの、あのあざとさ、わざとらしさ。リアルタイムに直面してるときには抗えないんだけど、時間を置いて考えてみるとものすごく厭らしいし、恐ろしい。
そういう描写を「少女」っていう童貞的観点では聖性を持たせやすいキャラクターで書き込むのは、やっぱりそれなりの効果を狙ってるんだろうけど、根本のところには、ミソジニーがあるんだろうなあ。
そういう意味では狂骨の朱美がいさま屋を家に招き入れるシーンなんかも、恐怖を感じさせる効果を狙ったのかな。多分落語の鰍沢なんかを参考にしてるんだろうけど。 >>221
>あの世界で女が生き残るには敦子や美由紀みたいな男勝りになるしかない
>或いは千鶴子や雪絵みたいに存在感を消すかw
主な生き残った女一覧
陽子、民江、朱美、セツ、飯窪季世恵、佐伯布由、神崎宏美
そうでもなくない? 確証バイアスでは? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています