>>302
「推理モノにはお約束があって、だからこそこれだけ少ない情報でも問題になるんだろうな」
「何が言いたいんですか?」
「まず、犯人は容疑者3人の中に居る。現実なら、まだ見つかっていない容疑者が居てもよさそうだが、この世界で容疑者以外が犯人でしたってするには、何か根拠がないといけない。
俺かお前が犯人だった場合も同じだ。その根拠を見つけ出せれば、それは作者の意図しない別解として、それも正解な気がする。ただ俺たちは立場上、作者の正解を考えるべきだ。

 容疑者1の渡辺にだけ完璧なアリバイがあると俺は言ったな。それを崩すのは100%無理だと。これを覆す根拠が俺には思いつかないから、容疑者1の渡辺は除外する。

 イタコによる情報が100%信じてもいいとされているな。じゃあ被害者は犯人を容疑者1の渡辺だって言ったんだ。それは事実とする。ただ、被害者の証言が信用できない場合はどうなる?」

「被害者が嘘をついたっていうことですか?」
「たとえばもしそうだったなら、イタコの情報は真で、被害者の証言は偽という状況になる。あとは、何かしら根拠を見つけ出してこじつけられればいいんだがな」
「根拠はあるんですか?」
「なさそうだから、いくらでも別解がありそうだな。作者はそれを期待したんじゃねーかな」


容疑者は二択。
さて、被害者の証言はどうして事実と違ってしまったのだろうか?
>>310
毎度着眼点が素晴らしい。
作者の正解は今晩にでも出します。