ミステリー関係の賞を取れなかった作品
ミステリー関係の賞を取れなかった作品と、その経緯と理由を語ろう。 >>3
駄作が受賞することはないが凡作が勢いで受賞することならある
刺青殺人事件(高木彬光)
第2回探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を「不連続殺人事件」に
取られ翌年「能面殺人事件」で受賞
能面殺人事件は現在では凡作扱い
名作「刺青殺人事件」に賞をあげられなかったので、その補填としての
受賞の感が強い >>5
『首無の如き祟るもの』は投票制が裏目に出たね
本格ミステリとしての完成度は圧倒的だったけど当時の学生アリスシリーズの
人気に負けちゃったって感じだよな
『女王国の城』20票
『首無の如き祟るもの』15票 土屋隆夫の「危険な童話」
第15回日本探偵作家クラブ賞を飛鳥高 「細い赤い糸」に取られ
翌年の第16回日本推理作家協会賞で「影の告白」が受賞となるが
3作の中で後年の評価が最も高いのは「危険な童話」 賞を取らせたいからとか、逆に取らせたくないからということで陰謀が渦巻いたりすることはあるんだろうか?まさか裏金が出回ったりはしないですよね? 第一国内のミステリー関連の賞なんて権威なんてないだろう、賞というより賞金目当てだろ皆さん、賞欲しさにあの手この手はないとは思うが。 投票制のは賞取らせたくなくて個人レベルで逆張りするとかはあるんじゃない 何かの賞をかっさらうと拍が付くとか、作家としての評価が上がるというのは確かにあるんだろうな、書いた本が売れればいいけど、売れないときは誰かのお墨付きを貰うのが結局は近道。 乱歩賞の有名落選作(そのときの受賞作)
第5回:笹沢左保『招かれざる客』(新章文子『危険な関係』)
第8回:塔晶夫『虚無への供物』・天藤真『陽気な容疑者たち』(戸川昌子『大いなる幻影』・佐賀潜『華やかな肢体』)
第15回:夏樹静子『天使が消えていく』(森村誠一『高層の死角』)
第17回:中町信『模倣の殺意』(受賞作なし)
第26回:島田荘司『占星術殺人事件』(井沢元彦『猿丸幻視行』)
第27回:岡嶋二人『あした天気にしておくれ』(長井彬『原子炉の蟹』)
第28回:小森健太朗『ローウェル城の密室』(岡嶋二人『焦茶色のパステル』・中津文彦『黄金流砂』)
第30回:東野圭吾『魔球』(鳥井加南子『天女の末裔』)
第34回:折原一『倒錯のロンド』(坂本光一『白色の残像』)
第43回:福井晴敏『川の深さは』(野沢尚『破線のマリス』) 審査員が選ぶタイプの受賞作はストライクでもボールでもとれるジャッジだろ、審査員の好みによって決まる。 『バトル・ロワイアル』日本ホラー大賞逃す
欠片もホラーではないので受賞を逃すのはいいとしても、ホラーの賞のくせに
「不快だから」「倫理的にアウト」という理由はどうなん?
編集側は金の卵だと分かっていたから「せめて特別賞を」と食い下がったが
審査員全員から反対され、大魚を逃してしまう >>13
『ローウェル城の密室』はかなりキワモノで有名作ではないだろ
当時、メフィスト賞があれば受賞の可能性はあったけど
普通の新人賞での受賞はちょっと無理 >>17
作家が金の卵じゃなくて、作品自体が金の卵という意味ね
それに、審査の時点では1作で消えるかどうか、わからんわけだし
あくまでも、『バトル・ロワイアル』単体での評価だよ 新人賞の最終選考で倫理的な問題で落とすってそれ一次二次は何故通ったんだって思う。 だいたい作品を選考する選考委員って、どんな基準で決まるんだよ、賞を催す出版社とのコネなんかで決まるんだろ、受賞できるかなんて所詮は運の問題だよ。 名作や傑作と評価されている作品ほど賞は取っていないように思える、この事実は何を物語っているのだろうか? 日本推理作家協会には日本推理作家協会賞賞を受賞した作家には二度目の受賞は認めないとの規則があるようですが、理由は何ですか? 名探偵に薔薇を
これの減点理由が前例があるからは未だに納得いかない >>22
複数回の受賞を認めないのは日本の文学賞の伝統的な慣例
芥川賞、直木賞をはじめ選考委員の合議型の賞はほとんどそう
なるべく多くの作家に受賞機会をあげて励みになるようにってのと
受賞作家を除外することで候補作選びの対象範囲を絞るのが目的かな >>19
一次二次の下読みさんや編集サイドは倫理面なんて気にせずに
単純に面白いから推したんだよ
最終選考委員の作家たちだけが
「中学生同士が殺し合いをする話なんかを世に出しては駄目だ」
と頑なに(しかも全員一致で)受賞を拒んだ) >>23
ミステリー小説でトリックに前例有は減点対象とされても仕方が無い
とは思うけどな。
特にあのネタは過去に使われまくりで、あまりにもポピュラーな
ものだったからということもあると思う。 貫井徳郎「慟哭」は、鮎川賞の選考で近藤史恵「凍える島」に
負けたかたちだけど、話題になった(売れた)のは慟哭の方だったような。 >>27
慟哭は50万部のベストセラーになったね
鮎川哲也賞でそれに匹敵するヒット作といえば『屍人荘の殺人』だけ
でも鮎川賞は本格ミステリの賞だから落とされるのはしょうがない
慟哭は確かに衝撃的な内容だったけど、本格ミステリとしてはネタがバレバレ
だったもの >>25
選考委員は荒俣宏、高橋克彦、林真理子か
林真理子は半落ちの直木賞にも関わってた気がする 審査員の方は一体何を重視して評価しているのかな?やはり自分の好みなのだろうか、作風とか、あるいは得意なジャンルとか。 将来性だろう。
高見も結局一発屋だったから、選考委員の目も節穴ではなかったってことか ミステリー作家さんが売りたいという理由で書いて何の賞にも入賞しなかった作品より、公募などに応募して書いて賞を取った作品のほうが名作は少ないでしょう、締め切りなどはないし、制約もないし。 今は、どの賞が一番人気なんだ?やはり賞金の高い順か?ファンに支持されているのも似たり寄ったりか?横溝正史賞みたいに威光に肖るヤツも多いのか?作家ファン共に。 賞金の高い賞に作家が群がるのは理解できるが、その受賞作にファンが集まる傾向はあるんだろうか、売れ行きまかせだろ、恐らく。 >>32
節穴だよ
バトルロワイヤルが大ヒットしたのは確かなんだから
当選者なしにするぐらいなら、バトルロワイヤルも入選させれば良かったんだよ
角川ならそれ一冊でいろいろメディア展開して利益を得ることもできたんだから >>33
公募などに応募して書いて賞を取った作品のほうが名作は少ないのは
新人が書いた作品だからだよ
プロの作家は新人賞を取ったうえでデビューしてキャリアも積んでいるのだから、
そのほうが名作が多いのは当たり前の話
公募の賞は素人の作品の中で優れたものを選ぶだけあって
プロの中で優れた作品というわけではない >>35
>その受賞作にファンが集まる傾向はあるんだろうか
直木賞や芥川賞をとった作品はよく売れるね
直木賞&芥川賞受賞=すごい作品に違いない
というのが世間一般の認識だから
逆にいえば、世間にあまり認知されていない賞をとっても
売上にはあまり関係ない 直木賞取った作家のファンならなぜこの作品で受賞?というのはあるあるだし、すごい作品に違いないと思い込んでるわけでもないと思うけどね
話題性はあるから読書のきっかけにはなるよね >>40
>>35のファンというのは作家のファンのことだったの?
>>39で言っている「すごいと思い込む」というのは作家のことなんてほとんど知らない
一般大衆、ミーハー層の話ね 人気の高い賞の公募ってだいたい何作ぐらい集まるんだろう、取れなかった作品は別の公募に回すヤツなんかいるのかよ、どうでもいいけど この国のバカなヤツらは国内にアガサクリスティー賞なんて作って、外国の作家の名を冠して、本家のイギリスあたりから批判は出ないんだろうか、バカばかりやるなよな本当に。 >>43
江戸川乱歩賞が初期は100作ぐらいで現在では350作くらい
鮎川哲也賞が初期は70〜120作を行ったり来たりしていたが、現在では150作を超えるようになってきている。
>>44
アガサクリスティー賞は英国アガサ・クリスティー社の協賛の元にやっている
国際的なミステリー振興のためにイギリス側が積極的に協力してくいるのであって
別に日本人が勝手にやっているわけではない
台湾に島田荘司推理小説賞があるのと同じ >>45
そんな量の作品を全部読めるのか、完全に読破できるわけないとは思うが、手抜きもあるだろ 逆に複数回の受賞を認めているのは何ですか、あと現在最も人気のあるミステリー賞は。 この賞を受賞した作品は面白いとか、あの賞を取ったのはダメだとか、いろいろとファンの間で話題が出回っていると思いますが、信用できるのは何ですか。 >>46
完全に読破って、一人で全部読むわけないじゃん
下読みの人間が何人もいて、手分けして読むんだよ
その人たちがA、B、Cといった具合に採点して
それに基づいて2次審査が行われる
そして審査員が読むのは最終選考に選ばれた数冊だけだよ
全体の9割以上は棒にも箸にもかからない作品なんだから審査員が全部
読む必要なんてない、下読みで十分 こち亀コラボ企画で東野が書いた両さんが乱歩賞目指すやつ面白かったな
下読み員の部屋に乗り込んで減点部分を片っ端から修正するやつ 一次選考で切られるやつが箸にも棒にもかからないようなやつっていうのはもうないらしいけどね >>50
完読しないなら、名作なのに落ちこぼれる作品もあるわな、逆に駄作なのに傑作に祭り上げらる作品なんてないだろ。 >>53
下読みが落とすのはどう考えても駄目な作品であって
好みに関係なく、一定レベル以上の作品は残すから名作が最終選考の前に
落ちこぼれるということはまずないよ
最終選考までいけば、あとは審査員の好みだけど 日本推理作家協会の二度目の入賞は認めないという規則だか掟を踏襲している賞はありますか、またそうすると受賞した作家は賞金欲しさに別の公募に参加して出版社は結局、損をすると思いますが。 >>55
アマチュアが応募する乱歩賞や鮎川賞みたいな公募新人賞と違って
推協賞みたいなデビュー済みの作家を対象にした賞は作家側が応募するんじゃなく
主催する側が出版された作品の中から勝手に候補作を選ぶんだぞ
直木賞も本格ミステリ大賞も本屋大賞も全部そう
作家は賞が欲しくても自分からできることは何もなくて、候補に選ばれるのを待つだけ >>55
何を言っているのか意味がわからない
>作家は賞金欲しさに別の公募に参加して
そもそも推理作家協会賞は公募の賞ではないってことは知っていますか?
推理作家協会賞は1年間に出版された作品の中から優れた作品に与える賞なので
この賞を与えるかどうかと、公募の賞に応募するかどうかは全くの別問題ですよ >>57
同じ作家が何度も公募可能な賞はあるのかっていうことですよ、説明が下手で申し訳ありませんでした。 >>58
公募の新人賞はプロデビューするためのものだから
一度その賞を受賞してデビューした作家が同じ賞にまた投稿することは普通はない
佳作とか優秀賞止まりだった作家が大賞狙って再チャレンジすることは
なくはないけど稀(黒川博行とか貴志祐介といった例はある)
デビュー後に仕事がなくなって再デビューするためとか、
箔を付けるために別の新人賞にチャレンジすることはある
でも基本的にデビュー済みの作家は本を出してその印税で稼ぐもの
黙ってれば本にしてもらえる原稿をわざわざ公募新人賞に出すプロは普通いない
「プロ作家が対象の賞で同じ作家が何度も取れる賞はあるか」という意味なら
本格ミステリ大賞や本屋大賞のような投票制の賞は複数回の受賞を認めてる >>60
その二つの賞だけですか、外国はどうなんですか、あと、本ミスや本大の複数回受賞可の理由や主旨は何ですか 本ミスや本大は下手な審査員が選考しなくてプロが選ぶからということでファン受けはいいのですか、受賞作は売れるのですか、また受賞を狙う作家も多いのですか >新人賞はジャッジではなくスカウト。応募者のポテンシャルと将来的な可能性をみています。
>だから完成された百点満点の作品である必要はない。この先何年も何十年も読者を楽しませてくれる小説をともにつくっていける新人を求めて、
>今年も千本以上の応募作をぜんぶ読みます!(編集長S)
で、優秀な人は加点方式で逃がさない。
■真実が知りたい■ポプラ社■真実が知りたい■
創作文芸 http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bun/1292508868/
■真実が知りたい■ポプラ社■真実が知りたい■ 02
創作文芸 http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bun/1339918531/ 【編集者は夏休み】メフィスト賞 第四十四章
****://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bun/1533449275/
155 【大吉】 2019/03/01(金) 18:16:46.91 売れる作家の全技術
デビューだけで満足してはいけない
大沢って人の小説講座。
大沢って人、講座の参加者を募集したんだけど、293項。 大沢 それは「随時作品を送ってください」というスタイルのものですよね。 省略
その作品を別の賞に応募すれば二重投稿になってしまいますから、現時点ではちょっと難しいと思います。
締め切りが随時ってのは、講談社のメフィスト賞のみ。 65、67、68 を一つにすると撥ねられた。なんの規制なんだろう。 女性を審査員にするべきではないという声は聞いていませんか 大学のミス研の先輩後輩のコネなんかで依怙贔屓なんてこともあるんだろうな、特に京大同士は結束が強いようだし 【編集者は夏休み】メフィスト賞 第四十四章
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bun/1533449275/
155 名前: 【大吉】 [] 投稿日:2019/03/01(金) 18:16:46.91
売れる作家の全技術
デビューだけで満足してはいけない
大沢って人の小説講座。
主要新人賞リストってのがある。
締め切りが随時ってのは、講談社のメフィスト賞のみ。
大沢って人、講座の参加者を募集したんだけど、293項。
大沢 それは「随時作品を送ってください」というスタイルのものですよね。 省略
その作品を別の賞に応募すれば二重投稿になってしまいますから、現時点ではちょっと難しいと思います。
締め切りが随時ってのは、講談社のメフィスト賞のみ。
角川の文庫本で新刊なんだけど、メフィストって締め切り無しの随時募集って、どういう意図なんだろ? 2003年版 このミステリーがすごい!
60項
メフィスト賞とは?
メフィスト賞は既存の賞とは何が違うのか?
そんな疑問を編集部の唐木厚さんにぶつけてみました!
--- 伸び悩んでいる人の壁はなんですか?
唐 個性です。その作者なりの作品世界がきっちり出せていない。端的に言えば、売りがあるかないかですよね。
うちは、限りなく加点方式ですから、作品が強ければ、何処かに弱点があってもいいです。
『うちは、限りなく加点方式ですから、』って、応募作すべてが対象となるって事だろ?
2002/12/23日発行
別冊宝島編集部・編
締め切り無しの随時ってんだから、所謂囲い込みってんじゃ?
自社採り溢し防止の為に他社公募に干渉などしないんだよね?