屍人荘の殺人が売れた理由
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屍人荘のヒットからミステリーが売れない状況を打破するヒントを見つけよう 歴代鮎川賞の中ではダントツの売上 もっとも、鮎川賞を落ちた慟哭は50万部売れたらしいが 美少女探偵だからだろ 西尾維新以前のオッサン作家たちは美少女探偵とか恥ずかしくて書けないが 西尾維新以降の若い世代は何の抵抗もなく書ける この差はとてつもなくでかい >>5 美少女探偵が登場するミステリー小説は他にもあるが、これほど売れた作品は他にない。 それだけでは考察不足だね ラノベの読みやすさ+ゾンビホラーとしての面白さ+本格ミステリとしての完成度の高さ という3要素の絶妙なブレンドというのが一番の要因だろ 色んなミステリーの賞取ったから売れただけでしょ 芥川賞・直木賞作品が毎回売れるのと同じ で、屍人荘作者の次(二作目)は売れたの? シリーズで売っていくには 森や西尾のような刊行速度が必要 その点でいえばだいぶ遅いよな >>7 >色んなミステリーの賞取ったから売れただけでしょ 本格ミステリ大賞しかとってないよ、それもベストセラーになった大分あとに 最初に公募新人賞の鮎川賞を受賞しているけど、鮎川賞なんてそれまで売れない 賞の代名詞だったからな そもそも、美少女探偵が出てきたから売れただけとか、賞をとったから売れただけとか みんなどうして物事を単純化するのか 世の中には美少女探偵が出てきても、賞をとっても売れなかった作品はあるんだよ 売れたのはランキング三冠とゾンビを伏せた口コミマーケティングの合わせ技の勝利 その上で「名探偵がクローズドサークルで連続殺人の犯人を突き止める」っていう 今だとかえって希少な、初心者にもとっつきやすいスタンダードな本格であるところだろう >>9 そうそう 売れた理由というのは そういう具合に、複合的に考えるもんなんだよ 単一の理由だけ売れるというケースなんて 皆無ではないがめっにあるものではない 初心者でも読みやすいのと、本格好きも満足させられるのを両立してるのは普通に凄いと思う (話を巻き戻して申し訳ないのだけど) 賞を獲ったから(ランキング上位だったから)という理由は違う気がする ランキング発表や本ミス大賞の前から「すごく売れてる」という話はあった >>3 それはもしや帯ですか? 本の発行部数を調べたいのですが、そういうサイトやツールはないっぽいですね >>14 不正解 それだったら、ラノベは全部売れているということになる 実際には売れないラノベはたくさんある ラノベというのは売れた要因の一つにすぎない >>16 つまんねーこというなよ ラノベっぽいことをラノベと表現していることぐらいわかるだろ 冒頭ヤカラのOBがいっぱい出てくるから いつ比留子がレイプされるのかわくわくしながら読んでたのに肩透かしだったわ >>18 映画化されたのはベストセラーになってからだよ 確かに映画化されてより売れたのかもしれないが 別に映画化がきっかけでヒットしたわけではない むしろ、話題になっていたから映画化されたのであって 因果関係が逆 売れてる作品がちゃんと本格してるのはいいこと 謎解きはディナーのあとでは売れたけどミステリとしてはレベル低かった 読んでる層は同じなのかもしれないけど >>19 好ましくは感じないが、そういう読み方もあるのだと勉強になった 書き手はそれを狙ってはいないと思う 売れたから面白い、文章が上手いとは限らない セカチューがいい例だ >>23 セカチューだって面白いと思う人がいたから売れたんだよ 面白いかつまらないかなんて人それぞれ 100人がくだらないと思っても他の100人が面白いと思えば 売れるんだよ >>23 セカチューだって面白いと思う人がいたから売れたんだよ 面白いかつまらないかなんて人それぞれ 100人がくだらないと思っても他の100人が面白いと思えば 売れるんだよ ランキング一位が大きいよ 忘れられてたゆきずりの街がこのミス一位の帯つけた途端に50万部売れたからかな 話題になったからランキング1位になったともいえる 宣伝、作品のインパクト、ランキングとすべて完ぺきだってことだよ 単一の要素で売れたわけじゃない そんなに良い内容ではなかったやろ トリックも少々雑な感じするし 完璧って言い方はアレだけど内容は良いね 登場人物の名前を覚えやすいようにしてたりその辺は好印象 >>31 内容の良しあしより大事なのは内容のインパクト ゾンビによるパニックホラーの最中に本格ミステリするという発想が新しかった 「生ける屍の死」もあるけど、あっちはゾンビが出てくるだけで パニックホラーという雰囲気じゃなかったし ゾンビのことは初期の売れ初めの頃はまだ伏せられてたでしょ 俺はだいぶ話題になった後、そのこと知らずに読んだし >>35 ゾンビは初期設定であってオチではないので問題ありません 密室殺人を描いたミステリーを紹介するのにトリックの仕掛けを説明するのは ネタバレだけど、密室殺人が起きることを説明するのはネタバレでないのと一緒です。 「初期設定であってオチではない」には同意するが、オチだけがネタバレではない 出版社が一貫して〇〇〇を伏字にした意図を無視してはいけないと思う >>39 出版がやったのは屍人荘を売り出すためのプロモーション戦略であって もうブレイクしたのだから、ネタバレかどうかも一般基準でいいやろ アクロイド殺しとかオリエント急行なんて、ネタがばれている前提で、映像作品が作られているからな あれ ゾンビってメイントリックに使ってるじゃん やっぱりネタバレじゃね? アクロイドにしろオリエントにしろ、ネタバレの危険があるからさっさと読んでしまえ、という作品はあるよね >>44 犯人の名前が載っているから登場人物一覧はネタバレだといってるようなもんだよなあw >>47 何が言いたいのか意味がわからん >だってゾンビが実行犯じゃん ↑ ネタバレをしているのは君であってゾンビが登場するというのはネタバレでもなんでもない だから、登場人物一覧には実行犯の名前も載っているけどそれはネタバレなのか?と言っている そう言っても理解できないのならさすがに頭悪すぎ 山口雅也のあれとの関連はどうなんですか? あんまり関連付けて言及されることがないよね ゾンビが出ること以外に関連性ないよ まったくの別物 >>50 あれはひどかったな 島荘が頓珍漢な発言するよりショックだったわ ここでも言われてるように 本格ミステリー語ってるのに ゾンビという突拍子もない設定がウケたのと 西尾維新の影響でオカルト要素を混ぜることでライトノベルの読者層が釣れたから売れたんじゃないかな? だからこそなんで アニメじゃなくて実写映画にしたのかわかんない。 二年前にアニメ化してたらもっと売れただろ メディアミックスが下手すぎる。 本格ミステリって概念をわかんないでみてる人もかなりいるでしょう クエンティン・タランティーノ脚本の From Dusk Till Dawnみたいに 全然違うジャンルがひとつになった奇妙さが新鮮だったのかも 山口の発言よりも、山口の発言と屍人荘を絡めた話を書いた 篠田真由子の方が相当にキツい事言ってる >読んでみたら「ゾンビ」以外の要素がいままでさんざん読んできた、 >大学青春トラブル→殺人以外のなにものでもなくて、 >おまけに探偵とワトソンが癖のある美少女にMっ気の心優しい青年で、 >実を言うと今回の大賞候補作5作のうち3作がそのパターンだったから、 >それだけで「えー」となってしまったのだった。 > 『屍人荘』を読んでいるとき、『生ける屍』は思い出さなかった。 >比べものにならなかったからだ。作品世界とそこで展開されるミステリのために、 >考え抜かれた「よみがえる死者」とくらべれば、こっちは映画からのいただきものを >従来的な青春ミステリにくっつけただけだ。劣化コピーというもおこがましい。 それで売れた理由だが、篠田の言う大賞候補の5作のうち3作が 美少女とMっ気の心優しい青年というコンビだったって所がポイントじゃないの 作家志望者も受け手も今はこういうキャラクターを好むと もっと言えばヲタ好きのするラノベ風のキャラだから売れたと >>54 そうえいば米澤の愚者のエンドロールも 俺の「探偵映画」が明らかに元ネタだろ! って我孫子武丸が怒ってたな 「映画からのいただきものを従来の青春ミステリにくっつけた」のは確かにそうだけど、「だけ」ではないから評価されたんだと思う 特殊設定ならではのトリックを盛り込んでいるわけだから 我孫子も老害だけど個人的にはまだ主張として理解はできる あとがきで自作に触れられたことに対する反論だと思えば 屍人荘の山口と容疑者Xの二階堂は意味不明レベル >>60 我孫子は別にパクられたことを怒ったわけじゃなくて 『探偵映画』は『毒入りチョコレート事件』の映画版と言われたことに怒ったんだよな? それって、そんなに怒ることか?って思う 多重解決物で一番有名なのが『毒入りチョコレート事件』で 『探偵映画』も多重解決ものだからそう言っただけで いわばミステリー初心者のたわいない一言。 そもそも、『探偵映画』は『毒入りチョコレート事件』の映画版という発言自体 広い意味ではその通りだと思うし、俺はミステリー初心者というわけではないけど 『愚者のエンドロール』のあとがきを読んで特に違和感は覚えなかった 正直、一体どこに怒る要素があるのかがわからない >>美少女とMっ気の心優しい青年というコンビだったって所がポイントじゃないの ハルヒやダンガンロンパの流れだな ただ、美少女探偵って需要がありそうに見えてもそこまで受けてないよな 美少女探偵が売れるというなら 有栖川のソラシリーズも人気がでるはずだよな そうは言っても有栖だってもう爺さんだから今のラノベの文法を抑えては いないでしょ 漫画で言えば80年代絵の美少女に今の若者は勃たない、みたいな >>56 きついことは言っているけど それは山口雅也をなだめるためじゃないの? 全文を要約すると「山口さん大人げないよ」とやんわりと 批判しているわけだし そこで、屍人荘を持ち上げると角が立つので 「生ける屍の死」を持ち上げて山口雅也の顔を立てつつ 反省を促しているという感じ 今まではクローズドサークルを作るのは天候だったけど、ゾンビは今風 それでゾンビパニックと密室殺人の両方が楽しめるか 密室トリックもゾンビが関係しているから、くっつけた物が乖離していない ゾンビの作り込みが安易だけどね 謎のゾンビ化薬とかコロコロコミックの設定レベル ウォーキングデッド観てそのまま借りてきましたって描写 ちなみに映画版しか見てない上で言ってるw でもどうせ原作も似たようなもんでしょ? 薬に瀬名秀明ばりの理系的解説を似非でもいいからデッチあげたとも思えんし ゾンビがどういうものかも詳しく解説したとも思えないし ましてそこにこの作者のオリジナル設定を付加したとも思えない まあ読者だってそういうのはイラネ。どこかで見た設定だけの組み合わせで 俺たちは楽しめるから余計な説明やアレンジは面倒って奴ばかりだろうから 需要と供給が合ってるっちゃ合ってる すべて原作は読まずに偏見で書いたが間違ってないっしょ? >>69 まあ、本作はあくまでもミステリーであって、ゾンビは 謎を提示するための道具立てにすぎないんでそこには力を入れてないんだろ 続編の「魔眼の匣の殺人」の予知能力も似たような感じ >>68 そうだな ゾンビはあくまでも大雪などと一緒で 閉じ込められる原因だけにしとけばいいものを メイントリックに使ったからおかしなことになる >>70 そこは西澤保彦と同じかな 超能力・超自然現象に関しては特にひねりなく先人の在り物を使う感じ でも謎解きレベルでは(映画よりは原作の方がマシなんだろうけど)、 それでも屍人荘は西澤作品には全く及ばないと思う 逆にそこが売れた理由じゃないかって思うけど 西澤は都筑道夫の薫陶を受けてるので、超自然によって起きた謎に対して クイーンばりに細かいロジックと証明を駆使するからミステリヲタしかついてゆけない感じ 言い方を変えれば、超自然を入れながらミステリーとしてもガチすぎる 本人もそれは分かってるのか神麻嗣子という萌えキャラを作ったりもしてるんだが… 文体がラノベだから、本ミスは取れても推協会賞は候補にも挙がらない >>72 西澤は エロ要素、とくにレズ描写が多くて そこで引く人が多いと思う 西澤は4冊しか読んでないけどどれもガチガチのロジックと言えるものではなかった たまたまかなあ 西澤さんってロジックの人なの? 7回死んだ男しか知らないのでそのイメージしかない オススメは? まあ一番ロジカルなのはチョーモンインシリーズか SFミステリーはアシモフとかで好きだったし水玉螢之丞の可愛いイラストに騙されてw 読んだらロジカル部分がくど過ぎて趣味に合わなかった 証明部分に文章を多く費やすクイーン、鮎哲、都筑タイプは正直苦手 西澤作品って映像化や漫画化が出来そうな設定の作品が多いのに、 吃驚するぐらい少ないのはロジカル派だからだと思う なので屍人荘ぐらいが映像化には丁度いいし、売れたのも分かる 超自然ミステリーとしては西澤よりレベル低いけどね >>78 今村もロジック派(というか今の新本格系の若手は大体ロジック派)で ミステリーファンから一番評価されているのはロジックの部分ですよ? それから鮎川哲也は別にアリバイを崩すプロセスがくどいだけで 証明部分は全然くどくないと思う いかにもトリックに使いますみたいに、銅像や体重制限がシビアなエレベーターが出てくるからな トリックだけなら金田一少年レベルの分かりやすさだと思う 個人的に収穫祭は西澤初心者におすすめしない作品トップ3に入る 屍人荘が売れるのはわかるけど ミステリーとしての評価が高いのはよく分からんわ 何冠も獲るような作品には思えないんだが 超自然的なものを推理ロジックに組み込むのに違和感を感じる人はいるよ 論理的に存在し得ないものを存在すると仮定してロジックを立てるのはどうなの? って 批判されてるのって超自然が入ってるからじゃなくて、 超自然要素が既存の先行作からの借り物に過ぎないって点でしょ しかもトリックを見抜かれるのを防ぐためか、それとも単なる手抜きか ゾンビ化に対する細かいデータを事前に提示してないし、そもそのもそういう データを必要としない緩めのトリックにしてる所もミステリーとして甘い ゾンビ目薬も、ゾンビを使ったエレベーターのトリックも、事前の仕込みで 成立するような時間的余裕のある使い方しかしてないんだよね こうしたら何分以内にゾンビ化するから(もちろんデータを提示)ギリギリ このトリックが成立するとか、事前の仕込みの時間もごく短いタイミングしかなく そのタイミングも巧妙なアリバイ工作で成立させた、みたいな 分単位、秒単位の緻密な使い方なら唸らされるんだけど >>87 その辺はシリーズ2作目で進歩しているよ だから、ミステリーマニアの評価は2作目の方が高い 「外は致死量の高い速効性ウイルスが蔓延しているのに、犯人はどうして離れの別室に行けたんだ?」 探偵「犯人はきっと抗体の持ち主だ。今から全員で外に出てください。生き残った人が犯人です。僕が中で見ていますから皆さん外に出てください」 コロナは斑目機関みたいなとこが人為的に作ったウイルスですよ 西澤は登場人物の名前が難読なのが多くていかん >西澤は登場人物の名前が難読なのが多くていかん しかも変態が多い 仮面病棟ってそこそこ売れたん? 結構ひどいんだけど >>87 時間的に余裕のあるトリックだからミステリとして甘いという理屈はよくわからないな トリックを推理できる情報はちゃんと事前に提示されてるからそこに瑕疵はないし ギリギリで成立するものじゃないと満足できないというのは単なる好みの問題では 個人的な好みなら犯人に時間的余裕があるものならもっと派手な物理トリックを 見たいってのがあるな 屍人荘の殺人は、明智ホームズがそうそう死んだと 見せかけて、あとから復活するんじゃないかと 思ったのだが。。。 結構、そうゆう感想を耳にする。 明智は歌野の作品の二番煎じぽいからしゃーないんだろうな >>59 うむ この人が書いたミステリーは今後も読む機会無さそうだわ 続編読むと明智さんがいなくなったのは勿体ないと思ってしまう 比留子さん明智さん葉村の3人で問題にあたっていくのもよんでみたかった 続編はイマイチだったな どうせ特殊設定を盛り込むのなら 秘密兵器を使って明智をよみがえらせるなんて禁じ手もありかもな 売れた原因かあ 神木きゅんが表紙にいるから買った俺にはわからない ってのがここまでの流れみたいだな >>104 スピンオフでやれば、と一瞬思ったが 公式時系列では絶対に無理なのかな? オカルトミステリーなんだから復活させる方法はいくらでもあるだろうけど 明智は最初から捨てキャラとして用意されたキャラクターだから復活することはまずないだろう キャラが立ちまくっていたのも「え?お前が探偵役じゃないのかよ!?」という意外性を演出するためだし オカルトじゃないよSFだよ? ヒルコの体質はまあご愛嬌。 死者をよみがえらせる薬品を作ってた! というストーリーにしてもOK >>114 そんな薬品を出してしまったら続編が作れなくなるじゃん 殺人が起きても生き返らせればいいのだから >>117 >クローズドサークルの本格ものに飢えてるんだよ 飢えてる? 日本の新本格はクローズドサークルだらけだぞ いやー、普通に新規性みたいなものがあり、なおかつ単純に面白かったからだと思うな マニアの心にも刺さり、マニアじゃない人たちの心にも刺さるっつうか >>119 それだよな 結局、王道と目新しさをほど良くMIXしたものが最強ってこと 単に、ゾンビが出たからクローズドサークルになったという設定思いつきました!というだけの話じゃなくて、 ちゃんとゾンビがトリックを成立させる上で必要な要素として組み込まれている点も高評価だと思う。 設定は奇抜だけどトリックは旧作の焼き直しで、単に設定が目新しいだけ、という駄作とは一線を画している。 エンタメ性と本格ミステリ性の両面に優れてたからじゃないかな >>121 「も」というより、 本格ミステリー(謎と推理を楽しむ作品)である事は大前提とした上で、 本格ミステリーを本格ミステリーたらしめる主要素(謎とか推理とかトリックとかフーダニットとかホワイダニットとかクローズドサークルとか)に対して、 如何にたくさん、如何に深くゾンビ設定を絡ませてこの設定の必然性を高めるかという遊びをしたんだと思ってる。 読んだがいまいち状況が頭に浮かんでこない 本格は自分に向いてないのかも 映画はおもろかった ミステリって内容全部知った上で買う人より知らないで買う人の方が圧倒的に多いだろうし、 売れた一番の理由、というかきっかけは出版社がゾンビを徹底的に伏せて、読者も乗ったことだと思う 美少女探偵とかゾンビとかは受けた理由であって売れた理由ではなくない? 映画から入った人ならともかく、実写化決まる前から売れてたんだし それで言ったらやっぱりタイトルとカバーじゃないかな 遠田志帆先生のイラストと『〇〇〇〇の殺人』といういうなれば本格派の古典的タイトル 自分は映画化のタイミングで文庫本を買ったけど、これらが合わさって新作として書店に並んでいるのを見てたら前情報が無くても手に取ってたと思う 本格作家にありがちな一般人から見て痛すぎるペンネームを使わない ミステリをネタバレ見て買う人は殆どいないだろうし、単純に「面白かった」という声が多いから売れたんだと思うよ 新人作家だから過去作ファンが買ったという事も無いわけだし その理由ならもっと多くの本格ミステリが売れてないとおかしいw すごく面白くなかった 称賛コメントでハードル上げすぎたかな トリック部分は面白いけどキャラが無理すぎてラストがきつかった 明智さんだったらなぁ 168ページまで読み進めた所だけど、この展開は全く予想してなかった。 『魔眼の匣の殺人』が文庫化されたら買うつもりだけど、もうそろそろかな? 明智さんが旧来のミステリーにいる探偵(ミステリー好き、理系、学生探偵)という いかにもな設定にたいして、剣崎さんはその対極にいる(ミステリー愛好者では ない、文学部、生き残るために推理をする)存在で、明智さんはそれを強調する ためだけかと考えていたけれど、2作目を読んでいて読者が考えるであろう 探偵像に一番近かったのは明智さんだったと再確認。 なまじ明智さんが探偵としての推理力は微妙だけれど、人間として、そして 探偵とはこうあってほしい存在でもあったから、亡くなったとはいえ 後輩たちの目指すべき後ろ姿になりそうなのが個人的には嬉しい。 処女作で探偵を殺すなんて メルカトル以来じゃねーか 銘探偵が一作目で殺される点ではそうですね(明智先輩はある種の事故死だけれど)。 たしか電子版のほうで明智先輩のシリーズがあるけれど、未読なので明智先輩が 普段どのような推理方法をとっていたかは私は知りませんけれど。 ゾンビゲーだっけ? ゾンビが出てきた時点でリアリティもクソも吹っ飛んでどうでも良くなった。 むしろ映画の方が面白かった。 どう見ても死んだ探偵の方が魅力的だったよなぁ あの萌えキャラみたいな探偵より ゾンビ出現で、どさくさに紛れゾンビの仕業にして 復讐を果たそうとするのはわかる この前数年ぶりに読み返した。 すげーつまらなかった。 本当に何で売れたんだろう。 再読しておもしろいミステリーとそうじゃないのはある ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる