>>290
ふだん角川文庫の横溝を言葉狩りと思っているなら買い。

角川文庫(というより歴代の児童書)が時代に合わせて語調やふさわしくない単語を言い換えているのを、初出の表記に正している方針を得難いと思えば買えばいいし、どっちでもよければ角川文庫で読めばいい。

ただ3巻の「夜光怪人」と5巻に収録の「蝋面博士」は、角川文庫では金田一耕助に書き換えられていた探偵役が、それぞれ由利先生と三津木俊助に戻されているので、後々このシリーズが底本となることを見越したら入手しておいたほうがいい。