ハードボイルド総合スレ Part3
原ォとかのチャンドラフォロワーもチャンドラというより清水訳チャンドラのフォロワーなんだよな 田口がべらんめえ調のマーロウとレノックスにしたら受けるわ >>214 『高い窓』みたいに戸田奈津子さんが補遺するのか 新訳が出ると盛り上がるなあ。清水訳はすばらしいが、田中小実昌の世界もあるわけだし田口訳には新しい印象のチャンドラーを期待したい >>223 そういう事を言ってるんじゃない 清水訳があればいいとは言ってない 春樹訳がいいと思う人は読み続ければいい 誤訳が少ない方が良ければ田口訳の方が期待できるかもしれない >>217 クリスティーとチャンドラーは仕方ない それだけ大きな足跡を残した人たち 今後もどんどん改訳は出るし、そうでないといけない 元の文章が素晴らしいんで、先人の翻訳を参考にどんどん良くしていかないと 創元の田口さんは『血の収穫』『動く標的』についでか 単純に日本語として清水訳の方が村上訳より完成度が高い いまだに清水党で春樹訳のチャンドラー読んでないや 大いなる眠りは双葉訳があれなんで春樹訳読んでみようかなあと思ったりもするが 大いなる眠りで稲葉訳では「僕のせいじゃない」だったのが「それは私の意図ではない」だったのには目が点になった。 一応全部読んだが、村上訳は直訳体と言うか、教科書みたいと言うか、何か小骨が多い感じ。 >>236 変える意味が分かんないよね 上手い訳を捨てる必要はない 原文は”I didn't mean to be.”で 「...するつもりじゃなかった」という軽い言い訳の常套句 do系じゃなくてbeだからちょっと面白い DRINK MEの逆方向のユーモア 原文は音節数も少なく一気に話せるが 春樹訳が新たにもたらしたものはなく、テンポも悪く、 この序盤のクラックワイズの雰囲気に合ってない >>236 > 村上訳は直訳体と言うか、教科書みたいと言うか 自分も村上訳についてはおなじ感想。 >>238 生の英語で読む楽しみもあるんだけど、それはずっとパン食を強いられているような感じの ところもあって、しばらく洋書ばかり読んでいると和食が恋しくなるようなところがある。 良い翻訳というのは、日本人向けにアレンジした洋食と同じで日本人の口に合うだけでなく、 ライスをつけたり箸で食べられたりするような、ホッとできる安心感があるんだよね。 逆に言うと、あちらのレシピ通りに作った料理でも、日本人の口には合わない場合があって、 村上春樹の翻訳も、これが本場の味だみたいな英語に寄せた感じで、あまり日本人向けに 作られていない料理みたいなところがある。 >>239 村上さんは ・下訳を自分の文体に直した ・名セリフの部分は自分で訳した しかやってないのでは? ほとんど原文と突き合わせてないのではないかと思う 翻訳専業でもそういう人がいるしね あれだけ偉そうにいうからには原文をまったく読まないということはないんじゃないの。下訳は当然使ってるだろうけど 小鷹さんも真面目過ぎる翻訳とか書いてたな>村上訳 全部訳すからまどろこっしくなると言うか 現代文学はピンチョンやギブスンついでに村上春樹もハードボイルドを下敷きにしてるからねえ チャンドラーの版権切れたのかな。他の作品も創元から出ることあるかな >>244 日米では切れてない 許可得たんだろう カナダとか昔著作権権利期間延長に合意しなかった国では切れてる >>235 双葉十三郎名義になってるけど 誰かが下訳やって監修しただけではないのかな 角川の新しい方のエラリイ・クイーン国名シリーズは越前さんと併記だし 創元のブラウン神父は福田恆存・中村保男の共訳→中村保男単独になってるしな チャンドラーは清水俊二、ホームズは延原謙と決まってるのじゃ フランシス・ライアルは菊池光、トールキンは瀬田貞二。 ハードボイルドの範疇に入るかどうか判らんがデビッド・ゴードンの「用心棒」 「続・用心棒」はNY裏社会の「保安官」が巨悪に挑んでいく設定が面白い。 ハードボイルドの定義というと、やはり非情な街で孤高の道を行く騎士、ということになるのかな でも御三家の主人公たちは騎士というよりこだわりのある職人という感じがする >>251 原題はthe bouncerとthe hard stuffか 「二流小説家」の人で、こっちはthe serialistだな >>252 ハードボイルドの定義についての多彩な意見は過去スレを読んでもらうとして マーロウを騎士と考えないのは珍しいと思う どんなきsh 西洋の騎士道物語や武勲詩で語られている騎士は、ハードボイルドで例えられる騎士のイメージとちょっと違うと思い 騎士道物語はドン・キホーテでパロディにされたけど、マーロウも一歩間違えると噴飯もののギリギリのキャラになりうる 途中で書き込んでしまってそのまま放置しちゃったけど チャンドラーのはパブリックスクールの紳士像だね ハメットのは見做し保安官 >>257 パブリックスクールの紳士ってどんなの? 探偵小説がそもそも形式的には聖杯伝説 しかしホームズやポワロがある意味超人的な騎士とするとハードボイルドは探偵の人間化と言える >>258 礼儀正しく、古典を愛し、規範的という感じ ミステリー板の「名無しのオプ」って ハメットのコンチネンタル・オプが由来っての最近知ったw チャンドラーは多分間違いなく自分の主人公に騎士のイメージを重ねて書いてたと思う 大いなる眠りのステンドグラスの符丁からそれは明らかでしょう >>211 今月末、楽しみだ ナガイワカレ 長い別れ レイモンド・チャンドラー 田口俊樹 訳 未刊 定価:1,210円 (本体価格:1,100円) ジャンル海外ミステリ > ハードボイルド レーベル創元推理文庫(M) 判型:文庫判 ページ数:592ページ 初版:2022年4月28日 ISBN:978-4-488-13107-4 Cコード:C0197 文庫コード:M-チ-1-7 >>264 田口 これから訳そうと考えているのは、レイモンド・チャンドラーの『The Long Goodbye』。村上春樹さんは『ロング・グッドバイ』のあとがきで、「マーロウの目によって切り取られていく世界の光景」、「精密なカメラのよう」なチャンドラーの視点に言及している。ただ、自分が昔、かっこいいなと思って読んだのは、清水俊二訳の『長いお別れ』の、一人称の語り口なんですよね。40前後のちょっと渋みがかったいい男の、語り口に酔った。そこに意欲が湧いています。 https://book.asahi.com/article/13790208 とりあえず田口訳は買うわ。清水訳を25年ほど前に読んで以来だ 俺僕私 全然気にならない 探偵は何でもいいんじゃないか チャンドラーを「僕」で訳したら本当に村上春樹の小説みたいになっちゃいそうw 清水マーロウが「ぼく」だぜ スターンウッド将軍やポッターおやじ相手でも わたし、が無難だよね。ぼくというのは子供の言い方だよ >>264 To say Good bye is to die a little. 「別れを告げるということは、ほんの少し死ぬことだ。」 >>211 の創元のページに(帯付き)書影が出てるが、帯にこの台詞が載ってる。 清水「さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ」 村上「さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ」 僕でもいいと思う、ロックシンガーがインタビューで「僕」で語ったりしてると かっけーと思うよ俺は まあ、地の文は無難に私だろうね 僕=自立出来てないマザコンこどおじのイメージでハードボイルドとは真逆 >>276 フランス語 Partir, c'est mourir un peu 別れると少し死ぬ(直訳) 別れは少し死ぬに等しい >>241 若い頃から英語で読んでたんでしょ ただ読んでたからと言って「読めてる」とは限らない 自身のベスト3に入れる小説を訳せてないことで 「読めてない」ことが分かってしまった ただ小説書くような人には 自分の読みたいようにしか読まない人は結構いる >>242 下訳そのままだから直訳体なのかと思ってた >>276 清水さんのは誤訳といえば誤訳なのかもしれないが この言い方も奥行きがあるよね 離別の悲しみは時間が解決するわけだし 内容からいっても永遠に悲しんでるとは思えない 田口さんは勝算あっての新訳なのかねえ 確か大いなる眠りの訳が既にあってそれを出す予定だったはず 10年以上前かな? たぶん商算の方がなくて出版しなかった ハードボイルド売れないのかな。村上がやれば売れるから全部出せたけど一般的な翻訳者の名前自体は売りにならないもんな >>287 創元はハードボイルドに限らず 「名作ミステリ新訳プロジェクト」と銘打って旧作の新訳、断続的に出してるよ 田口さんはこれまで『血の収穫』『動く標的』出してる >>290 「名作ミステリ新訳プロジェクト」は2019年1月から ttp://www.webmysteries.jp/archives/19227151.html 2020年 ttp://www.webmysteries.jp/archives/21228720.html 文庫コード:M-チ-1-7 大いなる眠り かわいい女 短編集4冊で6冊だからその次か 今どき赤い収穫やマルタの鷹やロスマク読む若い人はいるのだろうか 既レスで勧められてた彫師伊之助よんだけど、超良いわ。 時代物か、これは盲点だった。 大きな書店だとボチボチ長い別れが出回り始めたみたい >>292 血の収穫 【新訳版】 ダシール・ハメット 田口俊樹 訳 文庫コード:M-ハ-1-1 この文庫コードは田中西二郎訳と同じなんだな 入手 題名ウラには当然「翻訳権所有」とかの文字はなく THE LONG GOOD-BYE by Raymond Chandler 1953 とだけ 訳者あとがき にも 杉江松恋 の解説にも経緯はなし 「別冊宝石11号 世界探偵小説名作選2 レイモンド・チャンドラア傑作特集」1950年10月 『聖林殺人事件』は清水俊二さんだけど 『ハイ・ウィンドォ』(萩明二=訳) 『湖中の女』(二宮佳景(鮎川信夫)=訳)ですよ杉江松恋さん 後年ハヤカワ・ミステリ文庫で『湖中の女』、『高い窓』(途中で清水さんが亡くなったため、弟子の戸田奈津子さんが補訳)手がけるけどね 長いお別れは著作権切れてるんだな 戦時加算があるからその前に出版した著作でも まだ切れてないやつがある可能性ある 「私」だったな 翻訳はいい 初めての人は選択肢だろう 田口さんは出すんじゃないか 大いなる眠りはもうあるんでしょ ただ戦時加算があるから切れてから 小説版プレイバックも誰が翻訳してもいい状況か どこが境界なのかな こんなかんじか 1952年4月28日 アメリカ合衆国との平和条約批准日 戦時加算無し 1953年 長いお別れ 刊行 1959年3月26日 チャンドラー死亡(死後30年) 1989 1962年4月5日 - 死後33年に延長 1992 1965年5月18日 - 死後35年に延長 1994 1967年7月27日 - 死後37年に延長 1996 1969年12月8日 - 死後38年に延長 1997 1971年1月1日 - 死後50年に延長 2009 2018年12月30日 - 死後70年に延長 適用無し 村上春樹の『ロング・グッドバイ』の軽装版(新書サイズ)が2009年3月15日初版で 「翻訳権独占」かついてる2009年12月31日までか >>298 北村太郎が湖中の女を訳した記憶があると書いてる 二宮佳景は荒地の共同筆名だった可能性もある >>298 あれは段落変わって話変わって 全長編を翻訳した人の話してるんでしょう 分かりやすい文章じゃないが >>305 違和感の元は、清水さんの 『湖中の女』が1986年 清水さんが亡くなったのが、1988年5月22日 『高い窓』が1988年で死後出版、戸田奈津子補訳 2022年から振り返れば大差ないのかもしれないけど 『さらば愛しき女よ』、『かわいい女』、『長いお別れ』、『プレイバック』 中篇集『ヌーン街で拾ったもの』と 『湖中の女』、『高い窓』は一緒に考えられない >>306 同じハヤカワに田中小実昌さんの翻訳があったけど 断って許可もらって翻訳したんだよね その2つは 今日、村上『リトル・シスター』の2013年の版を見たが、翻訳権独占と印刷されてた。 原作は1949年であるが、アメリカ合衆国の場合は日本国との平和条約の発効日である1952年4月28日より前は戦争中。 アメリカ合衆国の戦後加算は3794日で10年5ヶ月弱 1959年3月26日にチャンドラー死亡→1969年に死亡に読み替えればいいのか? 日本は暦年主義なので、年が変わらなければ月は問題にならない、その年の12月31日までが保護期間になる。 死後50年で2019年。「2018年12月30日 - 死後70年に延長」の適用があって2039年なのかな? > 戦争期間(1941年12月8日又は著作権を取得した日のいずれか遅い日から日本国との平和条約の発効する日の前日までの実日数)を加算 1952-1949で3年加算なのか、50年で2012になると切れてることになるな >>310 70年に改正される2018年時点で著作権生きてるかだから 1943年『湖中の女』以前は生きてるんじゃないか チェイスのミス・ブランディッシの蘭の初版版を新訳で頼む。 同意です。俺に言わせればチャンドラー、ハメットの全作品より上。世界文学上の傑作! チェイスは面白い作品多いよね ちょっとやりすぎな感じのもあるけど 有名なやつはホント面白い 大沢さんの作品はなぜ地の文が少なく会話文ばかりになってしまったのでしょうか まるで脚本です 『ミス・ブランディッシの蘭』は全てのページに凄まじいばかりの緊張感がみなぎっている。よく格闘技の 試合で「瞬き厳禁」とか解説で言ってるけど、流し読み厳禁の小説だ。ページをめくる指先が震えるかと 思ったくらいで、読み終わった後、これを超える作品なんてありえねーなと思ったくらいだ。 俺はミス・ブランディッシはそれほどいいとは思わなかった。 チェイスなら世界を俺のポケットに、切り札の男、射撃の報酬五万ドルなどのほうが面白いと思う。 ソフトセンター ダイヤを抱いて地獄へ行け が好き と書いて分かったが チェイスの弱い男の話が好きなんだな 最近ゴダール映画の原作でもある気狂いピエロが訳されたライオネル・ホワイトってハードボイルド作家? >>318 『世界を俺のポケットに』はとにかく面白かったね。他にも面白いのは沢山あるし、今なぜ完全に忘れられた 作家になっているのかが不思議だ。いつか再評価される日が来るのだろうか? 逢坂剛も言ってたけど、日本では殆ど評価されてないと言うかスルーだよね。 何でだろう? 基本的には血と暴力、セックス、サディズム、タフな探偵、美女が定番。 ロス・トーマス面白いな 「女刑事の死」を読んだんだけど スパイが関係する話はは設定や展開が 何でもありなところがあるから敬遠してたんだけど 藤本和子翻訳のは4冊しかないから全部注文した >>320 ハードボイルドというよりクライムノベル、ノワール系の作家。 さすがに今は気ちがいピエロの題名では出せなかったか。 セリ・ノワールは仏流ハードボイルドだね チェイス風の話も多い フランスで何度か映画化されてる チェイスはイギリス人だから イギリス流ハードボイルドということになるのだろうか >>327 すまん。ジョバン二の気ちがいピエロとごっちゃにしていた。 >>323 何か御三家とかと比べると触れる人少ない気がして。 ジェイムズ.M.ケインは田口俊樹さんが『カクテル・ウェイトレス』刊行に合わせて『郵便配達は二度ベルを鳴らす 』の新訳出したりしてたけど、全作品翻訳は出来てないよな 昔は蕗澤忠枝さんの『殺人保険(Double Indemnity/倍額保険)』も出てたが、ビリー・ワイルダー監督の『深夜の告白』(R.チャンドラーと共同脚本)のリバイバルでもあったのかな E.S.ガードナー(A.A.フェア)なんか書店で見かけないし >>330 3人に比べて言及が少ないのは仕方ない 当時はよく出版されて古本も残ってるのに あまり言及されないのは残念だが 今は誰でも書評かけるから気に入った人が書くしかない >>331 ペリー・メイソンは最近10冊くらい読んだけど面白くなかった あれがハードボイルドの一種とされてるのがよく分からない 脳天気なスーパーマン小説だった 深井国の表紙は良い ハヤカワはミステリーでももっと起用すればよかったのに >>332 ロクな書評がないけどな ネットに転がってる素人のにしろ専門家のにしろ よくそれで「書評」って言い張れるもんだ、というのが多すぎて クリスエヴァンスをマーロウに「大いなる眠り」か「湖中の女」映画化してくんねーかな 意外とクラシックな二枚目なんでイケると思うんだが 6フィートの身長もマーロウに合ってる イメージじゃねえな。でも、寧ろ問題はシナリオと監督だな。 チャイナタウンとかLAコンフィデンシャルの様な傑作になるなら誰がマーロウ役でも構わないが。 ロスマクは映像化しにくいだろうなと思う 「マルタの鷹」はヒューストンが決定版をやってしまった(俳優陣も台詞を完璧に覚えられる人材揃いだったとか)。メアリーアスターは今見るとそれほど妖婦のイメージでもないけど。 そこでチャンドラーだ。そろそろ映画化してもいい頃合いだと思うんだが >>338 見た目がいかにもって感じだとストーリーとしてまずいよね 話の展開読めすぎるから 映画は容姿を小説みたいに曖昧なまま進められないので ああいう選択になるのはまあ仕方ない エンディングで単なる愚かな女みたいになってるけど 当時の映画のコードでは完全な悪女は厳しいんじゃないかな 「過去を逃れて」のジェーン・グリアは凄くうまくいった例 >>339 そのへんは本国アメリカのプロによる映画評でも言われてるけどね 「ひっつめ髪でスーツを堅苦しく着込んだアスターは、常に『予備の嘘』を用意してる女にはむしろ合ってる」とか >>341 ポールニューマンで映画化されてるね 初期のロスマクはまだそれほど個性出てないしね 10年後くらいに魔のプールも どっちも観たことない >>339 結局の所あの女は合理的な行動をしてるわけではない 嘘つきで行き当たりばったりに生きてきた女 それなりにいい女じゃないと成立しない >>343 ハメット先生って基本的に悪女が好きよね >>342 「動く標的」はよかった。 探偵の名はルウ・ハーパーに変わっていて ストーリーも細部がかなり違ってたと思うけど ハードボイルドの雰囲気がすごく出ていて 好きだった。 >>337 ボガードは老けすぎ。ミッチャムはベンツ乗ってたりロレックスしてたりでマーロウのイメージじゃない。かわいい女は未見。 チャンドラーは同時代に映画化されてるからなあ 今チャンドラーを映画化するならあの時代を再現する形かアルトマンのロンググッドバイみたいに現代に置き換えるのがいいのかな? >>344 悪女といえば、やはりハドリー・チェイスの定番でしょ。『悪女イヴ』はあまりにも有名。 あと悪女書きと言えばカトリーヌ・アルレー。 >>345 ニューマンはハスラーとかハッドとかイニシャルHで当たってきたからゲン担ぎ と聞いた >>350 ロスマクからアーチャーシリーズの権利を買えなくて 名前を変えないといけないことになって ニューマンの意見を入れてHで始めたらしい ローレン・バコールが大いなる眠りの自分と父親を合わせたような役割 ロバートミッチャムって意外にもマーロウを2回演じてるのか あんまり合ってるとは思わないが。 シャーロットランプリングはナチスの映画の退廃的雰囲気での上半身裸のイメージが鮮烈 和製の浅野忠信とかさ、マーロウって映像化すると何でああタフな容姿優先になるのかね(浅野が悪いと言ってるのではない) 原作を素直に読むと甘いマスクのお喋りでキザな野郎でしょあいつ 俺のイメージに一番近いのはむしろボンドの時のピアースブロスナンなんだが あ、現代だとブラッドリークーパーがいいかもしれませんね ここだろうとよその板だろうと普段は連投しない俺が今回は4連続!何だかんだでチャンドラー好きなのかもしれん >>354 ミッチャムは過去を逃れてでも狩人の夜でも良かったから マーロウもできたと思うけどねえ けど監督とカメラマンがいまいちなんで 大いなる眠りなんかいきなりネタバレ気味だしw >>357 カメラマンの問題じゃなくて予算の問題かもしれないが 室内シーンでセット組めてなくて狭い さらば愛しき女よのラストなんか悲惨 小説読む限りではマーロウってタフガイというよりイケメンではあるけど減らず口ばかりで周りの男からは疎んじられて酷い扱いばかりされてる男って印象なんだよなあ >>353 『ボギー!俺も男だ』という映画が作られたくらいだからね。 三つ数えろの印象が強すぎてマーロウ=ボギーだわな ボギー自身がハードボイルド文学の時代に相応しく現れたハードボイルド銀幕スターだったわけで 何とあのロバートダウニーJr.が「悪党パーカー」を映像化するというけど、ホントかな このキャラクターといえばステイサムが義賊なパーカーをやってたけど (彼が演るとだいたいいつも義理人情に篤い悪漢になるが) >>363 メルギブソンがやってたのを見たけど ステイサムの方がしっくりきた。 日本の俳優では原田芳雄がハードボイルド作品に合う。 長いわかれ読了。トータルで一番しっくり来たな。分かりやすかった。 セリフのキレでは清水訳に一歩譲るか。 村上春樹訳、田口俊樹訳と読んで チャンドラーご好きなんじゃなく清水訳のチャンドラーが好きなんだと気づいた 村上訳だと村上春樹だし 田口訳だと普通のミステリで これじゃない感があるんだよ 字幕翻訳者ならではのキレがあるよね 田口さんの訳もいいけどね >長い別れ >田口俊樹 訳 字が小さくて老眼には辛い(涙 ここの住人で、景山民夫の「トラブルバスター」って知ってる? ハードボイルド…と云うか、ハードボイルド風味でなかなか面白いんだが、 この場ではあまり評価されないんかな? 景山は幸福信者になってから書く事なす事つまらなくなったな。挙げ句焼死って。 >>369 老眼ひどくなる前に、字の大きさ変更できる電子書籍に慣れておくといいよ 俺はもう切り替えた けど、本棚に並べて満足するために書籍のほうも買ってるw >>325 ロス・トーマスのおすすめは 「女刑事の死」「欺かれた男」 スパイも:お好きならマック&パディロや ブース・ストリーミング五人組モノもいいかも 俺はスパイもの嫌いだから立風書房の入手困難なのは読まなかった >>373 ロス・トーマスは 第二次世界大戦後二十年くらい フィリピン、カンボジア、米、独ボン、ナイジェリアで スパイ活動してたんだな ぼやかして記者や政府機関の仕事してたことになってるけど 初期はOSS所属で 読んだ6冊くらい主人公も同じ経歴 人物設定と描写が上手い作家 どんどん登場人物が出てきて その人物像が詳しく語られるから 話の進行がゆったりで苦手な人もいるみたいね どこかに情景描写が長いという文句もあったなw あれそんなに情景描写長いかな? 同じロスでもマクドナルドの自然主義文学まがいの描写に比べれば全然 むしろシャレオツな会話とキビキビしたアクションで読ませる作家だと思うが 最近突如として自分が英語を読める事に気づいて(Aーha!体験なのか機が熟したのか) 積もりに積もった鬱憤と英語音痴の苦手意識を晴らすが如く読みまくってる そりゃフィネガンズウェイクを原書で読めと言われたらさすがに怯むが(笑) とりあえずチャンドラーをRetold版じゃなく読みたい。そこが第一目標かな ちなみにロストーマスは昔英語苦手だった高校生時代に翻訳頼みで読みました マック&パディロよりウー&デュラント(&アザガイ&ブルー&ストリングス)のほうが好き ウィリアム・ギブスンはハードボイルドSFなんですか? むしろG・A・エフィンジャーのほうがハードボイルドっぽい もっともらしくチャンドラーが引用されてる「重力が衰えるとき」とかな ギブスンのパターンレコグニションはもはやSFでもなく物語の構造は探偵物語、というか蓮實重彦の分析した宝探しの物語の構造そのままでハードボイルドファンは楽しめるんじゃないかな 昔短編集に入ってて読んだのが面白かった 会社に頼まれて異星へ出張中のアメリカ人社員の殺人を調査 その星は子供作るのに二人の女性と三人の男性がセックスするというような異界でガリバー旅行記みたいな話 これがハードボイルド調一人称小説だった 長い別れ読了村上訳よりは断然良い! 新訳ガラスの鍵以来の感動 >>381 そうなの? 読んでみようかな ちなみに清水訳と比べてどう? >>383 横レスだが 田口>清水>>村上 清水さんの文体が一番好きだが >>382 ガラスの鍵の新訳とは光文社の池田訳のこと? コーエン兄弟の「ミラーズ・クロッシング」は ガラスの鍵と血の収穫を元ネタに使ってるよね >>387 そもそもブラッド・シンプルが血の収穫からだし >>384 原りょうさんの文体に近いのはどなたですか? >>391 清水訳じゃないですかね 田口訳の素晴らしさは最終53章に集約されてる気がする 読んでて泣きそうになったわ 俺はロクでもなしのテリーより 時々恐ろしく可愛くなるリンダが好きだ 昔読んだプードルスプリング物語の感想には マーロウが金持ちのリンダと結婚してしまうなんて信じられない っていうのがあったがそれこそ信じられない 正直、マーロウって不思議な男だよな 独身貴族を気取ってる(わけでもないんだが、境遇と矜持を見るとそう言わざるをえない)のに、 女を口説きまくって寝まくってるプレイボーイかというと、そうでもない 友はチェス盤と棋譜。それとたまに関わりになるめんどくさい男、ムースとかテリーとか 俺なんか大いなる眠りのあの娘がベッドに裸で待ってたら「喜んで」となるけど(狡猾なスペードさんもそうするだろう…でもない?)、あの頑なな拒否 チャンドラーはなぜああも孤高の騎士像を造形しなければならなかったのかという疑問に誘われる カーメンって頭おかしい設定だろ? まともな会話皆無だし まあカーメンは確かにヤバめだが、さらば愛しき女よのアンは女のほうでかなり脈ありでマーロウもいい子だって認めてるじゃん。でも手出ししないんだよ、キザだね あそこまでお膳立てが揃ってたら俺なんか(中略)、エフィたんをこましてる(と俺は睨んでるが)スペードさん(以下略) 真面目な話、エフィ・ペリンとアン・リアードンは快活な職業婦人という事で似てると思う 400Get wild 一応ハードボイルドなので。漫画/アニメだけど。歌詞が。でも新宿鮫とコラボしてたし。 つーか子供の頃はあの歌詞何とも思わなかったけど、大人になるとよくわかるよなー、 野性を取り戻してタフにならなければ、ってつくづく思う >>394 いたした後、カマキリみたいに喰われそう 日本で一番ハードボイルドなキャラクターはゴリラーマンこと池戸貞治 そーげんの日本ハドボイ全集もあと傑作集1冊残すだけとなったは 売れてんのかなあ。日本は未だに本格一辺倒だからなあ。 過去スレはともかく1から読んでみて、ドンウィンズロウのニールケアリーシリーズとパーネルホールのスタンリーヘイスティングスシリーズには言及されてないようですが、スレチになっちゃうのかな? 私はスタンリーヘイスティングスシリーズの大ファンで7〜8回ずつは読み返しています。 後はどちらかと言うとコージーミステリー派です。 パーネル・ホール亡くなったよね スタンリーは面白いシリーズだったけど表紙とタイトルが悪い 軽めの作品と言ってもどっちも軽薄すぎる ↑↑↑そうなんですか。 ご冥福をお祈りします。 江口寿史の表紙好きだけどな。 いい作家のそれまでは全部翻訳されてるシリーズでも 20世紀末くらいから翻訳止まったよね >>411 そんな中でリューインの沈黙のセールスマンが再版されたのは喜ばしい。 出来れば文庫で出た分は全て出して欲しいが。 リューインは存命だけど 日本でハードボイルド小説売れなくなったのとほぼ同時に 作品書かなくなってるから ほぼ全て翻訳されてるね と思ったけど >>414 を読んで外に何が再刊されるのかと思ったらの 新作1つ サムスンの連作短編集(2018年;知らなかった) ミステリマガジン9月号 パウダー警部最新(2011年のやつだろうか)、サムスン書籍未収録(初か雑誌再録か不明) 80歳記念出版なんだね サンテレビが入るからアニメ『風都探偵』見てる 元の『仮面ライダーダブル』はハーフボイルドというかラストがウエットすぎたが 映像化はこんな感じでしか出来ないのかな 松田優作が『探偵物語』で使ってた事務所の机が、『ダブル』は同じ東映だから流用されてるが、その時点でパロディだし 松田大泉みたいなのはあったが ゴダール監督の冥福を祈ります 新潮文庫から出た気狂いピエロ、よかったです なぜ犯罪小説から新しい映画のスタイルが生まれ出るのだろうか? 今日の日経新聞文化面に北方謙三の「老年ハードボイルド」というエッセーが載ってる 日経取ってて気づいてない・未読の人は是非 取ってない人は図書館に行って読もう 面白いぞ ハードボイルドを何十年も読みちらかした俺が断捨離した結果 ハメットとジムトンプスンしか残らなかったわ 一生やらないだろうがやったら残るのは、宝島とドイルとチャンドラーとリューインとライアルと矢作俊彦と藤沢周平と氷の森・無限人形までの新宿鮫とさらば長き眠りまでの原りょうと・・・断捨離にならねえw 177 名無しさん@恐縮です [sage] 2022/10/23(日) 17:19:55.64 ID:WOwD+Udd0 https://i.imgur.com/rdP8AcY.jpg ↓ https://i.imgur.com/9uLTcIj.jpg 178 名無しさん@恐縮です [sage] 2022/10/23(日) 17:20:02.77 ID:WOwD+Udd0 https://i.imgur.com/P6gBEUL.jpg ↓ https://i.imgur.com/eW1r0ev.jpg 人生わからんもんやな さむけ3回目読了 やーっとストーリーの全体像が掴めたわ https://youtu.be/WGZHz_e1tV4 心の旅 吉田栄作 俺は女を抱かなかった伝説のホスト 「しろ!、、先!!、、、神(ジン)」 ジン→人、です ヒトシ→ジン、です ジン→神、人、ヒトシ あら?、ジン!(人、神) アラジン 完全無欠のロックンローラー https://youtu.be/oh921wAY1Lg 何か田舎でヤクザって馬鹿にされて可哀想な人らだぞ ガレッジセールの川田とかゴリとか 「歌舞伎町で眼の前にヤクザが歩いてたからドロップキックして逃げた」とか言うんだよ 田舎の若いヤツも、言うからね ヤクザにドロップキックして逃げたとか それと ヤクザってヤクザの組に入る奴が居ないから、知的障害者とかを組に入れてたから、本当にヤクザって馬鹿にされて可哀想だから 知的障害者を鉄砲玉とかパシリに使ってたから笑われて可哀想だったんだよ、 ボロボロのベンツに乗って可哀想だから 皆んなから馬鹿にされて可哀想だから 金持ちになったんだよね ごっつ 兄貴 https://youtu.be/9r6WV4VogUw https://youtu.be/TJAv3EPXcEU https://youtu.be/RsLX8Hp8QA4 https://youtu.be/TZixI0b5JCE https://youtu.be/-zUnPCgPpp4 https://youtu.be/eCmSkhgIXXQ そういや、このスレ住人的に女探偵物とかはどうなんだろう? このやりとり日本語になってないよな 村上春樹のセンスの無さに唖然 初めてサンフランシスコに行った時夜霧がすごかった。 マルタの鷹の世界がそこにあった。 >>444 羨ましい。いつかシスコとロスに行って舞台となったところを見て回りたいわ 家の近所は大抵夜霧が出る。ハードボイルドというより、キングのホラーに近い。 >>436 ローラ・リップマンのテス・モナハンのシリーズは好きよ 探偵小説は書かなくなったけど翻訳が止まって残念 パレッキーのウォーショースキー物は最初の二,三冊読んだが、面白くない事はないが今ひとつ乗れなかったな。 おばさん、何でいつも怒ってんの?て感じ。依頼人と寝る様な女じゃないとか言いながらしょっちゅう寝てるし。 長い別れで、これまでに出会った金髪のことをマーロウがこういう金髪もいる、こういう金髪もいる という場面があるが、これは過去のチャンドラー作品に出てきた女のこと? ロス・トーマスの訳者の一人藤本和子さんを大きく取り上げた本が出るな 残念ながらハードボイルド小説は取り上げられてないようだ 邵丹 「翻訳を産む文学、文学を産む翻訳: 藤本和子、村上春樹、SF小説家と複数の訳者たち」 正月休みにハメットをじっくり読む。 最高傑作は影なき男だと認識する。 今更かよと自分でも思うが(ほぼ一年前) アンドリューヴァクス亡くなってたのか… バークシリーズは一期(サクリファイス)までは昔読んだ ヴァクス亡くなったのか・・・ 「凶手」以降のバークシリーズはとんと御無沙汰しているけど あのニューヨークの必殺仕置き人ともいうべきシリーズ、完結してるのかな? 夢中になって読んだ記憶がある また読み返してみるかな 合掌 バーク・シリーズは2008年の第18作「Another Life」で完結したようだね ネットでは2021年の11月23日と12月27日の2つの情報があるが、まあほぼ一年前。 ハードキャンディが好きだったな >>458 藤本さん翻訳のゴアズ「狙撃の理由」読んだ やっぱりゴアズは合わなかった 翻訳は良かった ハードボイルド全集7巻の発売に北上次郎死去の影響はある? 発売が遅れたりとか NHK土曜ドラマ 探偵ロマン ハードボイルド明治浪漫譚 アル中で入院するんで風間一輝の地図のない街引っ張り出した >>474 カナダのGutenbergにチャンドラーの長編の英語版があるんで 翻訳サイトで翻訳して読んでみたら? DeepLだと有料版じゃないと5000文字制限あるけど 30日試用期間なら無料よ 昔読んだ時はイマイチだと思ったブラッドマネーの面白さがやっとわかった! 「マルタの鷹」読了 ハードボイルドを通り越してハードすぎた「血の収穫」と比べると こっちの方が自分が思い描くハードボイルド作品に近くて、「マルタの鷹」が後のハードボイルド作品の原型となったんだなと思った スペイドを始めとして登場人物がなかなか面白い奴ばかりで登場人物の掛け合いも面白く 暴力描写が少ないこともあってか思ってたよりユーモラスな作品だと感じた だが結末についてはまさにハードボイルドな話でこの作品が名作と評される所以を知ったよ 俺はリューインと相性が悪い。読んでてイライラする。 夜勤刑事なんてこの10年で3回トライして全て途中で放り出してる。 そんな無理しなくてもw。合うの読めばいいじゃない。 私はリューインはネオハーの中では最も好きな作家の一人だな。文庫版は全部買った。 ドン・ペンドルトンの死刑執行人シリーズは最高のハードボイルドだ。 これを読まずしてハードボイルドを語る資格はない。 ほかにもデストロイヤー、デスマーチャント、ブツチャー、インクィジター、プリンスマルコ どれもハードボイルドてはないたろう デビッド・ゴードンの「用心棒」シリーズ ニューヨークの裏社会のボスたちによって「街の用心棒」に任命された元特殊部隊の 男がテロリストに挑む内容で、タフだがどこか飄々とした主人公が巨悪に挑んでいく 展開が面白かった。 復刊した真夜中相棒を読んでテリー・ホワイトが気に入ったんだけど、他は副官されず終いだったなあ。 ハードボイルドに嵌まると普通の推理小説のスピード感の無さにイライラする 犯人にたどり着くまで何日かかってんだよ! だったら倒叙ミステリーを読んだら?いわゆる刑事コロンボ的な犯人を冒頭で明かすやつ。 リューインの夜勤刑事はハメットの焦げた顔のパクリだな 香納諒一でミステリからハードボイルドにハマりつつあるんですが、日本人作家でオススメのハードボイルドを何点か教えて下さい。 >>789 志水辰夫 行きずりの街、背いて故郷、深夜ふたたび、尋ねて雪か 北方謙三 弔鐘はるかなり、眠りなき夜、檻、逃れの街 生島治郎 傷痕の街、男たちのブルース、死者だけが血を流す、追いつめる 結城昌治 暗い落日、炎の終わり、赤い霧、死者に送る花束はない 若竹七海 さよならの手口 >>489 ハードボイルドもミステリです 念のため >>489 >>490 さんが挙げたやつ以外だと、 原りょう:そして夜は甦る、私が殺した少女 藤原伊織:テロリストのパラソル がいいかな テロパラは今開催中のKindleレビュー500以上の高評価書籍特集にも入っていた さすが直木賞&乱歩賞W受賞作品だ >>489 古いけどこんなのもある ただ今手に入るのかな 河野典生:殺意という名の家畜、他人の城 楢山芙二夫:冬は罠をしかける 矢作俊彦:さまよう薔薇のように、マンハッタンオプ 三好徹:天使シリーズ(短編) あとコミックだけど是非お薦めしたい 関川夏央・谷口ジロー:事件屋稼業 ポール・オースターがデビュー前に別名義で書いたハードボイルドの「スクイズ・プレー」の翻訳が出てたんで読んだけど面白かった わかる 普通によく出来たハードボイルドもので驚いた >>485 犯人に辿り着くスピードは大差なくないか? 最初に登場する依頼者が犯人だったり 終幕まで一度も登場しない異常者が犯人だったりするのは本格にはないよな >>489 藤沢周平 消えた女~彫師伊之助捕物覚 漆黒の闇の中で~同 ささやく川~同 又蔵の火 >>489 風間一輝「されど卑しき道を」「片道切符」「地図のない街」「男たちは北へ」 丸太の高は読んでないよなー? 自分の記憶に自身がない 映画で寝落ちしながらハフボガが女相手に啖呵切って垂らすとはなんとかなく覚えてるんけど ジョナサン ラティマーはもっと評価されても良いと思うんだが >風間一輝 >男たちは北へ このミス誌で知ったんだが、ランクインしたんだっけ? >>506 89年度の国内編6位にランクイン。 続編かつ番外編的な「片雲流れて」は武道活劇の趣もある異色作だけど 読後感が爽やかなのは共通してたな。 ダシール・ハメット「血の収穫」のように 騙し合いや濡れ衣の着せ合いで抗争を激化させていく有名なミステリ作品を教えてください ウィキペディアの ・おれの血は他人の血(筒井康隆) ・血の罠(血シリーズ)(大藪春彦) ・不夜城(馳星周) ・山猫の夏(船戸与一) はぜんぶ読みました。 あとジム・トンプソンやスコット・スミスの「シンプル・プラン」といった 犯罪小説も読んでいます。ルブランのルパンシリーズも集めています。 「リトル・シーザー」も積読中です。 ほかにおすすめがあればよろしくお願いします。 >>509 >>377 あたり その辺はスパイ小説に移っていったんだな あっちはそれが専門と言っていいので その嚆矢というべきハメットの王様稼業は読んだのかな? >>510 の引用先はどの作品が紹介されてるのかと思ったら俺の書き込みだった ただロストーマスは本人たちが騙し合う物語だからちょいと違うような気もするが >>512 一作目の人質交換だっけ? あれは現地の人間も絡むよね? >>509 大沢在昌「眠たい奴ら」 深町秋生「地獄の犬たち」「煉獄の獅子」 長浦京「リボルバー・リリー」「プリンシパル」 ウィンズロウ「犬の力」「ザ・カルテル」「業火の市」 ウェストレイク「殺し合い」 ブルトン「男の争い」 ジョバン二「おとしまえをつけろ」 ハリスン「揺さぶり」 図書館にハメットの『デイン家の呪い』が置いてたので読むべきかどうか迷っています。ハメット 作品では評価が低いから読む価値がないのかと。ごちゃごちゃ言わずに借りて読めば?とおっしゃる 方もいるかと思いますが他にも読みたい本、目白押しなので。御教授下さい。 >>516 ハメットの長編ではこれがミステリ的なサプライズでは一番だと思う。 普通に面白いミステリが読みたいなら読んで損はない。 >>517 、>>518 ありがとうございます、読むことにしました。感想を報告します。 「黒い瞳のブロンド」について早川書房のホームページには、 「英文学最高峰のブッカー賞受賞作家ジョン・バンヴィルが別名義で挑んだ、チャンドラー『ロング・グッドバイ』の公認続篇」と書かれていますが、「公認」とはどういう意味なんでしょう? 小鷹信光がよりにもよって村上春樹文体の模写に挑戦しているそうで不安しか感じない。 >>522 そのような財団があるのですね。 ありがとうございます。 読んでみます。 文庫化に際してあの世から翻訳手直しですか? 黒い瞳のブロンドは面白かったよ 最後はちょっとやりすぎた感があったけど 流石上手い作家で引き込まれた 新堂冬樹の劣化ぶりが激しいよな 馳も。一体どうしちまったんだろうな。 日本ハードボイルド全集の7巻は音沙汰ないが本当に出るのだろうか・・・ >>529 後書きに書いてあるけど? アマゾンにロバート・B・パーカーの方が巧いとレビュー書いてるバカがいるな。 ハメット『デイン家の呪い』読了。まだ読んでない人のために、ざっと自分なりの意見を。 もちろんホラー小説ではありません。ただ、怪奇小説の影響を受けた箇所はあり。ハメット自身が ホラー小説のアンソロジーを組んでたり、アーサー・マッケンを読んでたりしてたので、十分考え られる。呪われた血筋という軸に物語が進んでいるので、ゴシック小説の系譜ということはできる。 ハメット特有のカメラアイとも言える客観視点で語られ、登場人物の心理描写は徹底して排除されてる。 きわめて推理小説的な要素が強い。ハードボイルドにありがちの、登場人物がやたらと多くて、関連が ないと思われる事件が次々と展開して、微妙につながっており、前の内容を思い出すためにページを何度 も振り返って確認する手間がかかる。以上、参考までに。 スレチだったらすみません 黒川博行の疫病神シリーズはここのみなさんにはどう言った評価でしょうか 次に読むものを探してまして参考にさせていただきます 高城高(1935〜)、さすがにこの年じゃ新作は無理だろうなあと思っているが、 この人より年上の辻真先(1932〜)や皆川博子(1930〜)が現役なので、つい期待してしまう・・・ 疫病神シリーズは読んでる間は面白いけど再読はしないかなって作品 たまたま読んだ疫病神に嵌り20年振りにまた小説を読み出した 二宮と桑原の漫才のような掛け合いを楽しめるかによるな >>530 本の雑誌5月号に載ってる広告によれば今年の夏発売予定だってさ 稲見一良、片岡義男、小泉喜美子、小鷹信光なんかの作品が収録されて 解説は北上次郎・日下三蔵・杉江松恋の三人が書いているらしい ハードカバーなんかな 『ザ・ロング・グッドバイ』 https://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68333623&tr=s ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 【著者】レイモンド・チャンドラー 著 / 市川亮平 訳 【発行】小鳥遊書房 【予価】2,860円(税込み)※予価の為、価格が変更する場合がございます。 【発送時期】2023/06/上旬 「本当に賢い人間は自分以外誰も騙さない」 生きづらい時代だからこそ、フィリップ・マーロウの誠実な生き方が身にし みる。ハードボイルド不朽の名作を新訳でお届けします。 「チャンドラーの文章には特徴があり、描写が細かく、読むと映画の一シーン を見るようにその情景が彷彿としてくる。その一方、記述を省くことがまま ある。つまり文章によって極端な粗密があるのだ。だから粗の部分をそのまま 訳しても、ときとして意味不明になる。これが訳者として頭の痛いところだ。 そこで本訳ではそのような場合、原文に一言加えて意味を明瞭した、補助線 だ。」 --「訳者あとがき」より ◆本訳には、より楽しく作品を読んでもらうために、ロスアンジェルスの地図 や登場人物たちの邸宅の見取り図など、数点の挿し絵が入っています。 ▼目次 主な登場人物 参考地図 ザ・ロング・グッドバイ 訳者あとがき 山本光伸 R・チャンドラーの「長いお別れ」をいかに楽しむか 松原元信 3冊の「ロング・グッドバイ」を読む―レイモンド・チャンドラー、清水俊二、村上春樹― ってのもあるんだよね どっちの本か忘れたけど清水さんと春樹と 二人とも誤訳したところを取り上げて更に自分も誤訳してた 田口さんは流石に誤訳してなかった 尼も予約受付してたけど 発売日は5月30日なんだな 小鳥遊はたかなしと読むのかな、どんな出版社 チャンドラーだったら「大いなる眠り」も村上訳以外に新訳版が出て欲しい 「うふう」に限りない愛着があるのも事実だがいろんな訳で読みたい作品でもある >>549 2023.1 ハヤカワ文庫 解説目録で版権所有になってるから早川書房しか出せない オリジナルの著作権がどうなってるかこのスレに書いてある 俺はまだいま一歩理解できてない >>552 何回か延長されたが、通常の保護期間は亡くなった1959年3月26日の翌年1960年の1月1日から50年(2009年12月31日) 連合国及び連合国民の著作権の特例に関する法律(戦時加算特例法) 1) 1941年12月8日より前に権利を取得した著作は、通常の保護期間に3794日(USAの場合)を加算する 1939『大いなる眠り』1940『さらば愛しき女よ』 2) 1941年12月8日からサンフランシスコ平和条約が発効する1952年4月28日の前日の間に権利を取得した著作は、権利を取得した日から1952年4月27日までの実日数を加算する 1942『高い窓』1943『湖中の女』1949『かわいい女』 3) 1952年4月28日以後に権利を取得した著作は、通常の保護期間 1953『長いお別れ』1958『プレイバック』 4) TPP整備法の施行日である2018年12月30日の前日において著作権等が消滅していない著作物等についてのみ保護期間が延長(70年)される。 取得月がわからないけど、長篇では『大いなる眠り』『さらば愛しき女よ』『高い窓』『湖中の女』の4作が該当ということだろう。 >>549 「さよう、拙者はすこぶるりこう者でござる」とかw、グレープフルーツ(北米南部産ザボンの類)とか(却って分からんw)、今となっては逆に味わい深い。 村上訳が期待に遠く及ばなかった分、新訳は望む所たけど、作者が理系頭で他の訳がトムソーヤしかないのが気になる。 アマゾンレビューは高評価だけど、評価者が少なすぎて参考にならないし。 >>554 トムソーヤ出版はちょうど一年前だな ハックルベリーには行かずチャンドラーか 小鳥遊書房 2018/6/14設立だってよ ttps://www.tkns-shobou.co.jp/company.html 編集者2名がすべての業務を行なっています。 版元ドットコム ttps://www.hanmoto.com/nisshi898 >>555 マーク・トウェインならハックルベリーこそ読みたいのに 原ォ氏の逝去は大変に残念ですね。 5月4日夜、福岡県内の病院で死去したとのこと。享年76。 合掌 >>557 マーク・トウェインはトムやハックより『王子と乞食』の方が面白かった。 >>550 そこだよなぁ。いささか長いお別れは腹一杯だ。 寧ろ大いなる眠りが、てんでなってない村上訳しかないのを何とかして欲しいんだが。 クリスティも翻訳権所有をうたっているわりに他社からしょっちゅうでてる どれだけの根拠があるんだろう >>561 創元推理文庫から出ているクリスティ作品は、下記(旧)著作権法 第7条第一項(A)に該当。 第2項(B)の例としてはコナン・ドイル『シャーロック・ホームズの事件簿』死後50年+戦時加算で消滅なので、権利持ってなかった東京創元社から出たのは1991年。 ベルヌ条約 10年留保 1970年以前にベルヌ条約加盟国で発行された著作物がその後10年間日本語による翻訳出版がなされていない場合、それ以降は翻訳出版は自由 ※アメリカは1970年時点ではベルヌ条約には加盟してなかったが、サンフランシスコ平和条約締結時に特例として、アメリカの著作物にも翻訳権10年留保が適用されることになった。 旧) 著作権法 第七条 〔保護期間−翻訳権〕 著作権者原著作物発行のときより十年内に其の翻訳物を発行せさるときは其の翻訳権は消滅す A 前項の期間内に著作権者其の保護を受けんとする国語の翻訳物を発行したるときは其の国語の翻訳権は消滅せず B 現) 著作権法 附則 (施行期日) 第一条 この法律は、昭和四十六年一月一日から施行する。 (翻訳権の存続期間についての経過措置) 第八条 この法律の施行前に発行された著作物については、旧法第七条及び第九条の規定は、なおその効力を有する。 米国で1939年刊『大いなる眠り』は10年+3794日+6ヶ月が期限で、1951年8月「別冊宝石13号」が初訳だから翻訳権は消滅しない。 連合国及び連合国民の著作権の特例に関する法律 (翻訳権の存続期間に関する特例) 第五条 著作物を日本語に翻訳する権利について、著作権法附則第八条の規定によりなお効力を有することとされる旧著作権法第七条第一項(翻訳権)に規定する期間につき前条第一項又は第二項の規定を適用する場合には、それぞれ更に六箇月を加算するものとする。 原りょう亡くなったのショックすぎる。 新作出るまであと10年でも20年でも待つつもりだったのに 原りょうは1作目が傑作すぎて2作目以降は面白くなかったな 『長いお別れ』レイモンド・チャンドラー 読了 ページ数が長く途中でダレるところもあったが、その苦労に報いられるラストだった 衝撃的な結末とかではなく、しみじみと名作だったな…と後で浸れる作品だったなぁ マッギヴァーンの「緊急深夜版」6回目読了 やっぱこれだわ! いいなぁ、マッギヴァーンは手に入らないから読む機会がない。 マッギヴァーンは「ジャグラー」読んで即お気に入りになったんで古本屋で チョコチョコ集めたがやっぱり手に入らないヤツが少なくないな。 唯一読んだのが、『殺人のためのバッジ』メチャクチャ面白い。 >>543 狐につままれたような気分だ 昔の人はこういう時にこう言ったんだろうな 地図とかイラストはまあ面白いけど いつぞやの作家が選ぶ創元推理文庫フェアで逢坂剛が選んだ「最悪の時」は面白かった。ムショ帰りの主人公のヘタレぶりがいいw。 私は、ベイカー街のオフィスで、タバコを吸いながら、電話を待っていた。午後四時半。電話は鳴らなかった。私は、机の上に積まれた未払いの請求書を見て、ため息をついた。私は、貧乏な私立探偵だ。 ドアがノックされた。 私は、声をかけた。「どうぞ」 ドアが開いた。入ってきたのは、背の高い金髪の女だった。女は白いコートに赤いスカーフを巻いていた。女は美しかった。女は私の机に近づいてきた。 「あなたがフィリップ・マーロウさんですか?」 女は、甘い声で聞いた。 「そうです」私は、答えた。 「私はヘレン・ハーパーと言います」 女は、名刺を差し出した。 「どうぞおかけください」私は、椅子を指さした。 「ありがとうございます」女は、椅子に座った。 「どういうご用件でしょうか?」私は、聞いた。 「あなたに調査を依頼したいのです」女は、言った。 「調査というと?」 「あなたに死んだ夫のことを調べてほしいのです」 「死んだ夫?」 「そうです。ジョン・ハーパーという人です」 「彼は何者だったんですか?」 「彼は有名な作家でした」 「作家?」 「そうです。あなたも知ってるでしょう。『暗黒街の王』や『狂気の罠』や『死神の微笑』などのベストセラー小説を書いていました」 「ああ、そのジョン・ハーパーか」 「彼が死んだというニュースを聞きましたよ。自動車事故でしたね」 「そうです。それが三週間前のことです」 「それで?」 「それで……彼が死んだ後に不審なことが起こり始めました」 「不審なこと?」 「彼から電話がかかってきます」 女は、言った。 「電話?」私は、言った。 「そうです。彼の声で電話がかかってきます」女は、言った。 「それってどういうことですか?」 「わかりません。でも本当に彼の声なんです。私は間違えるはずがありません」 「それは、何回も続くんですか?」 「そうです。毎日です。夜中にもかかってきます」 「その電話に出ると、相手は何て言うんですか?」 「何も言われません。ただ呼吸の音だけが聞こえます」 「それって冗談じゃないんですか?」 「冗談じゃありません。私は怖くてたまりません。誰かが私を脅しているのだと思います」 「誰が?」 「わかりません。でも彼に何か関係がある人だと思います」 「彼に何か関係がある人?」 「そうです。彼の仕事仲間や友人や敵や、あるいは愛人や…」 「愛人?」 「そうです。彼には愛人がいました。私は知っていました」 女は、言った。 >>542 ソフトカバーでした 結構良かったです 有名な文を既存の訳とは違えて訳してるところで今一歩なところはあったし、若いの、おじさんって呼びかけはどうかと思ったけど >>542 あとがきが凄く短いんだけど凄く面白かった そのうちの一つを紹介 訳者はシルビアは銃では撃たれてないという説だった ポッターがシルビアの銃が使われたと言ってるのは 警察内部の情報に拠るものだと思ったから事実と受け取ってた けどレノックスの作った筋書きを受け入れただけかもしれない そう考えたら訳者の言ってる事も筋は通る それに銃にまつわる色々な疑問も解ける モーゼルなのかワルサーなのかなど 結局どちらの銃も使われず シルビアが普段持っていたのはワルサーPPKで レノックスがメキシコに持って行ったのはモーゼル 使ってないんだから銃は何でもいい アイリーンが糾弾の場の最後に マーロウを「その場に居たかのようね」と冷笑したのは 銃で撃たれてないことを知ってるからという解釈 面白い >>577 田口さんはチャンドラーは昔から銃には詳しくないと言われてたからと前置きした上でワルサーに統一したと後書きに書いてる こっちの方が妥当かな けど市川説も悪くないね 大槻ケンヂがラジオで「長いお別れ」は何度読んでも理解できないと言っていた そうなんだ。ヴォリュームあるけど単純な話なんだけどな 俺の読み方が間違ってるのかな? 映画『探偵マーロウ』予告 2023年6月16日(金)公開 https://www.youtube.com/watch?v=HD8JV4ECCMM 舞台は1939年、ロサンゼルス。私立探偵フィリップ・マーロウのもとに現れたのは、見るからに裕福そうなブロンドの美女。 「突然姿を消したかつての愛人を探してほしい」 ――依頼を引き受けたマーロウだったが、捜査を進めるにつれ映画産業が急成長する“ハリウッドの闇”に飲み込まれ・・・ 原作はブッカー賞受賞作家ジョン・バンヴィルが、ミステリ小説を手がける際の“ベンジャミン・ブラック”名義で著した 「黒い瞳のブロンド」(小鷹信光 訳/早川書房刊)。村上春樹の新訳が話題を呼んだチャンドラーの傑作「ロング・グッドバイ」の続編として本家の公認を受けている ニーソンはすごく好きな俳優だけど、マーロウはどうかなあ マーロウってつまりはおしゃべりな優男でしょ ニーソンのイメージってその逆だと思うが 予告見ると設定より全般的に高齢に感じる それからマーロウは優男ではない >>580 > 大槻ケンヂがラジオで「長いお別れ」は何度読んでも理解できないと言っていた なんとなく分からぬでもない ストーリー、プロットきっちり構成された普通の小説に対して、 主人公が行動することで現れてきた事実を積み重ねることで、全体を見せていく手法は 慣れてないと雲をつかむように感じるのだろう ちなみに大槻ケンヂは映画「チャイナタウン」も理解できず ハードボイルド全体が理解できないのかもしれないとも言ってたよ レノックスの無実を証明したが 友人としては三行半を突き付ける話なんだけど マーロウが最初からそれを意図してたかどうか分からない レノックスが偽装自殺せずあのまま行方不明になり アイリーンもリンダもメンディもマーロウに近づかなければ そのまま終わったんではないか だから要がないまま進む話になってる それからレノックスに親しみを感じる読者が多いようだ 村上春樹もそうみたいだし けどそれは誤読というもので マーロウがレノックスを許すことはない 完全な拒絶と言ってもいい その辺も分かりにくく感じるんじゃないか 映画版はその辺スッキリしてる さすがリイ・ブラケット >>577 ウェイドも小型のワルサーを持っていたことになってるけど スペンサーにオールズが確認してる これをアイリーンが使った事になる 何丁ワルサーPPKがあるんだ >>576 どこで売ってます?手に取ってから買いたいのでネットはなしで。 >>594 都内の大きいところでも売ってなかったから通販のみじゃないかな 最初の10ベージくらいなら出版社にpdfがある https://www.tkns-shobou.co.jp/company.html >書店の皆さまへ > 全国どの書店にもご注文を頂ければ取次経由でお届け致します。 > > ◎新刊について > ご注文を頂戴していない書店さまには取次を通した委託=自動配本はいたしません(委託販売可)ので、ぜひとも、ご注文をお願い致します。なお、返品可です。 > >読者の皆さまへ > >一冊からお気軽にご注文ください。 >送料は一律無料です。 >ただし、お振込手数料はご負担願います。 >>587 オレも良さがわからない。原因は自分の想像力の欠如だということは認めるよ。オレには ミッキー・スピレインのような分かり過ぎるくらい分かりやすい小説の方があってる。 俺もハードボイルドの入口はスピレーンだったけど ロスマクに辿り着いた瞬間にこれしかない!と思ったね ロス・マクドナルド、kindleに1冊 ミッキー・スピレーン、kindleに0冊 日本では人気無いんだなあ >>589 チャイナタウンには何故か90年代にニコルソン自身が監督した続編があるよな 当時あまり期待しないで観に行ってそこそこ良かった記憶が… ストーリーとか今や全然思い出せないんだけどね あー、ニコルソンがやっちまった奴か。 あれがヒットしてれば全三部作になったそうたが。見たかったなあ。 チャイナタウンか ホリス殺しの犯人捜しが本筋だけど、すぐにホリスが死体で発見されるわけではない だから、初めて観たときは、最初に出てくる女依頼人の正体と行方を追うのが本筋だと勘違いしてしまい、 前半はあまり楽しめなかった >>588 チャイナタウンもチャンドラーみたいに話が複雑って言われてたよね 脚本家がオリジナル書く前にチャンドラーを全部読み直したとか NHKの浅野がやったロング・グッドバイみたいに 話を単純にしないと苦手な人はいるんだろうね ハヤカワ文庫のチャンドラー短編集4冊とも勢いで買ったけどこれおもしろい? 長編の元になった物が多いと聴いたけど長編読んでいたら読む必要ない? チャンドラーは一般教養 読む読まないを人に聞かないと決められないって 小学生なの? チャンドラーは、いわゆる娯楽小説の範疇には入らないから、面白さを求めてもだめ。 むかし先輩にロス・トーマスを勧められたがさっぱり面白くなく、 「エンタメじゃない」って言ったら、先輩に「ガキの読む娯楽小説なんかと一緒にするな」と怒られたことを思い出した。 ロス・トーマス、おっさんになった今なら面白く読めるのだろうか。 さすがにロス・トーマスもチャンドラーも娯楽小説だよ アイドルオタクが自分の好きなアイドルを「ただのアイドルではない」というのに似た気持ち悪さがある S・J・ローザンのリディア・チン&ビル・スミスシリーズってハードボイルドとしてデキはどうなの?気になっているんだけど >>611 俺はスパイ小説は駄目だからロス・トーマスも駄目だ >>612 娯楽小説だからって格が下ってわけでもないのに。まあ、純文学では未だに自分達が格上だと思ってる人もいるだろうし、昔志賀直哉だか川端康成だかが直木賞作家に「君は直木賞なんだからね」と言ったそうだけど。 >>615 芥川賞の作家がおもしろいかは当たり外れある 直木賞とる作家はたいてい面白い 川端は、大衆文学はこうでなくてはならない(つまり型があるという事だろう)ものだが、純文学はどうあってもいい というような事は言ったらしいけど >>613 話がかっちりとして面白いよ 多分大槻ケンヂも話が理解できて満足できると思う 正格推理小説的な辻褄合わせが終盤多いから ハードボイルド感はやや失速する傾向があるかな 例えば「南の子どもたち」は老人ホーム直後に かなり面白そうになったけど そっちには行かずに丸く収まる方に徐々にトーンを下げた >>621 確かにチンの巻よりもシャープかもね それほど読んでるわけじゃないのだけれど チャンドラーは誰が誰を殺したかはっきりしないのが多いでしょ だからモヤモヤする人がいるんじゃない? 以下ネタバレ 最近かわいい女を再読したけど 妹が元ヤクザを殺した殺人以外はどうにでも取れる気がする 兄 スペイン女か医者 管理人 兄か売人か兄の部屋に居たヤクザ 兄の部屋に居たヤクザ 兄か元ヤクザの手下か女優 まあはっきりさせる必要はないんだけど 他にも、スペイン女がどうしてマーロウを 既に死んでる元ヤクザのところに行かせたか? (生きてるうちはマーロウを消すつもりだったはず) 女優がわざわざ写真を自ら取りに行く理由も分からん 個人的にはかわいい女が一番分かりづらいかなぁ。次が高い窓。 上で話題になっていたロス・トーマス、 死後30年近く経って、未訳の『愚者の街』が翻訳されたのか。 しかも新潮文庫から。全く新潮のイメージはないが、読んでみようかな。 しかしなんで今頃? ドナルド・E・ウェストレイク(別名義含む)も。 昨年69年の「ギャンブラーが多すぎる」が翻訳されたけど、 ドートマンダーや悪党パーカー、その他もまだまだたくさんあるはず。 新潮文庫は埋もれた名作を翻訳するシリーズ始めたからな ロス・トーマスもウェストレイクもその一環 ポール・オースターの「スクイズ・プレー」も出ているし アメリカの息子も出したしミステリオンリーではなさそう トニー・ピラーマンの「祟り」。新訳しなくていいから出してほしい。ずっと絶版だし、もう角川の権利切れたでしょ。 チャンドラー×北欧ミステリーってちょっと気になるな デンマークに死す(仮) アムリヤ・マラディ 美しい女は、決まって災いを連れてくる――チャンドラー×北欧ミステリー。 "Buzzfeedが選ぶ2023年の最も期待すべき作品" 噂の探偵小説が登場! 機体トラブルで宇宙船が酸素不足に陥り、残り7分しかなく・・・ 何度おしえてもハードボイルドをハードボーイと言ってくる、ちょいウザイけど 憎めない可愛い妻と子ども達が待つ地球へ・・・必死に戻ろうと様子を描いています。 白黒映画を思わせるような決してイイとは言えない音質ですが 想像してみてください。 //youtu.be/oWs3yvVADVg イヤフォンなど使うと、緊迫感と迫力が伝わりやすいと思います。 日本ハードボイルド全集は持ち歩くのが面倒なので全巻完結後でいいから電子書籍もリリースしてくれよ ハドボ全集7巻のラインナップって出てないよね? 入るとしたら志水辰夫、高城高、稲見一良あたりかな 東京創元社のHPによると 1.発売日は8月から9月中旬に変更 2.内容はアンソロジー だって 日本ハードボイルド全集の収録作家は本の雑誌に載ってる広告によれば 稲見一良、片岡義男、小泉喜美子、小鷹信光他だって ちなみに解説は北上、日下、杉江の3人とも書いてるって >>643 言葉足らずだった 日本ハードボイルド全集の「7巻」の収録作家ね すでに確定している収録作家・作品をここで公開いたしますので、新たな発売日まで楽しみにしていただけますとさいわいです。 『日本ハードボイルド全集7 傑作集』収録作品(収録順) 大坪砂男「私刑(リンチ)」 山下諭一「おれだけのサヨナラ」 多岐川恭「あたりや」 石原慎太郎「待伏せ」 稲見一良「凍土のなかから」 三好 徹「天使の罠」 藤原審爾「新宿その血の渇き」 三浦 浩「アイシス讃歌」*書籍初収録 高城 高「骨の聖母」*書籍初収録 笹沢左保「無縁仏に明日をみた」 小泉喜美子「暗いクラブで逢おう」 阿佐田哲也「東一局五十二本場」 半村 良「裏口の客」 片岡義男「時には星の下で眠る」 谷 恒生「彼岸花狩り」 小鷹信光「春は殺人者」*書籍初収録 * 日下三蔵「日本ハードボイルド史〔黎明期〕」 北上次郎「日本ハードボイルド史〔成長期〕」 杉江松恋「日本ハードボイルド史〔発展期〕」 >>645 ありがとう、結構情報出てたんだね。 最近ハードボイルド小説にハマって、知識が乏しい身としては馴染みのない名前が多いんで楽しみだ。 日本的心情ではハードボイルドってどうしても浪花節的というか、 「鬼を演じて心で泣いてる」とか「弱きを助け強きを挫く」とか「見かけはタフだが情に脆い」とか そういうのが好まれるのかなぁって 敵は情け容赦なく破滅させ、 女など抱き捨て上等で裏切られる前に裏切れる 男の友情など要らん、この世で信ずるはただおのれの腕のみ! みたいなのこそ真のハードボイルドだと思うんだが。敢えて言ってみた >>645 随分マイナーというか通好みの人選だな ほとんどが絶版作家じゃないか >>648 現行で買える作品入っててもしたかがないだろが・・・ >>649 むしろだから出す価値も買う価値もあると思う。 スティーヴ・キャヴァナーのエディ・フリンものってハードボイルド寄りだよね。 ゴールドダガーのThe Liar訳されないからkindleで読んだけどめっちゃおもろかったわ シリーズ2作目が未訳だからこのまんま訳されない可能性もあるな レイ・セレスティンのSunset Swingもだいぶ先だろうからこっちも原書で読むしかないか 神保町行ってハードボイルド系絶版文庫本を大量購入してきた。行くたびに 本屋が減っているので、ひょっとしたら今が最後のチャンスかもしれない。 ハードボイルドって絶版になってる作品多い気がする。というよりも新しい作品が少ないのか。 今、ハードボイルドをメインに書いてるのって大沢在昌くらいなのかな。 おっぱいロケットなんて描く奴だが? 横山秀夫を妨害した北方謙三や日大隠蔽ブス林真理子は横山秀夫の足元にも及ばない ディヴィッド・アンソニーの「真夜中の女」(角川文庫)を30年ぶり位か、古本屋の棚で見つけて購入。 前に持ってたのは、今はなき写真週刊誌フォーカスの表紙画描いてた三尾公三さんのカバーだったが、今回は石川俊さんのカバーで初版だった。 きっかけは、同じ角川でトニー・ケンリック訳してた上田公子さんの翻訳だったから、そこそこ読みやすいだろうと思って その少し前に買った新潮文庫の「血の収穫」は判りにくくて、なかなか先に読み進めなかった。 同文庫の同じ訳者の「スタイルズ荘の怪事件」は< 新潮文庫としては珍しく別訳者で新訳が出てたので、私だけではなかったのだろう 他には同じ角川書店で、小鷹信光さんの翻訳で出ていた「ミッドナイト・ゲーム」くらいしか知らない。 早くに亡くなったらしいが もう完全に忘れられた作家なのかな 暇つぶしで行った古本市でミッキー・スピレイン 「おれはやくざだ!」「やくざの帰還」入手。 スピレインといえばマイク・ハマー」か 「タイガーマン」しか知らなかったので今から 楽しみ。 今はスピレインは通俗ハードボイルドとしての低評価だけど、村上春樹とか は捨てられない本としてスピレインを上げているし、なんにせよ面白さは群 を抜いているのは確かだ。再評価される可能性は低いが。 ハードボイルドかノワールの文脈になると思うんですが、 シェイマス・スミスみたいに完全犯罪を目論む主人公の小説でオススメってありますか? 「ポップ1280」よりも計画性の高いやつがいいですね。 古典から新刊まで翻訳物中心で教えていただけると助かります。 >>663 比較的最近(といっても5年前だけど) プロの強盗が希少金属の奪取に挑む 「ダウンサイド強奪作戦」とか 古い作品なら犯罪プランナー率いる元軍人ら 4人のエキスパートがプルトニウム強奪に 挑む「悪魔の分け前」はおススメ。 >>645 はそこまでマニアックなセレクトと思えない 知名度より内容重視ではある >>650 自分はこの巻みたいな構成なら全巻買ったかも どうせ一般受けしない個人巻だったし >>663 >>613 はその傾向強い 裏切りありのチームものだから不確定要素はあるが マル鷹、映画を見たきりで読んでないよな いささか記憶に自身がないんだが、こーてくるか 力□□夕✒ @AnywhereZero_kt 創元推理文庫の日本ハードボイルド全集の最終巻7の傑作集には、原 尞さんの短編は入らなかったか。 …と思ってたら、他にも入らないんだ…って作家が何人かいるな。 むしろ、稲見一良が入っているのが珍しいのかな?🤔 日下三蔵 @sanzokusaka 今回の全集は基本的に1980年以前の作品を対象にしているので、大沢在昌さん以降にデビューした作家は入っていません。 稲見さんは本格的デビューの遥か以前、1968年にミステリの新人賞を受賞しているため、例外的に対象となりました。 力□□夕✒ @AnywhereZero_kt 日下さん自らのご反応、ありがとうございます! なるほど、顔ぶれからすれば確かに…稲見一良と片岡義男という名前に(個人的にも)古さを覚えないところに引っ張られてしまったようです。 またこの機会なので述べますと、小鷹信光「春は殺人者」はかなり胸熱ですね。 大沢以降は除外ってことは当然「風間一輝」や 「東直巳」も入らないんだな・・ まあ仕方ないか。 高城高って面白いですか? Kindleの試し読みしたけどどの作もほんの数ページで試し読み終わってしまってどんな作家かわからなかったんですが >>673 全集の2巻しか読んだことがないにわかの意見で申し訳ないが、高城高は初期のハードボイルドの精神を大事にしてる作家だと思う。 ストーリーに派手さはないけどとにかく硬派な文体が魅力。ヘミングウェイから多大な影響を受けてるようで、まさに文体としてのハードボイルドって感じ。 俺は正直、ハードボイルドっていうのは突き詰めれば文体でしかないって意見には否定的だったんだが、高城高読んでからは一理あるのかもしれないと考えるようになった。 ミステリ小説としても結構楽しめると思うが、ハードボイルドにアクションをもとめてる人には合わないかも。 人によっては退屈に感じるかもしれないけど、心理描写を削った乾いた文体から感じられる情緒や哀愁がこの作家の特徴かな。 試し読みで文章が気に入ったなら買っていいと思う。 >>674 ハードボイルドと対極の文体を持つ作家と言われたのがトールマン・カポーティ。 ハードボイルドの乾いた文体に対して、カポーティのそれは濡れた文体と言われた。 テリー・ホワイト、他も新装版が出るかと思ったが真夜中の相棒だけだったなぁ。 シミタツが19年ぶりに現代小説書いたらしいな うれしすぎてアマゾンでポチってしまった 非情のライセンスは生島治郎の兇悪シリーズが原作だっけ 会田刑事を天知茂が演じてたね 中田博久や堀田眞三もハードボイルドヒーローが似合う役者だと思うが、役に恵まれなかったなぁ。 >>58 これ結局作って日本でも6月に公開されたな もう公開されてないから配信待ちだな 短編集シスターズ・イン・クライムに収録の ジュリー・スミス「ばかな男」は 「長いお別れ」のレノックスの設定を そのままゲイリー・ワイルダーという男に当て嵌めた短編だな 話もよく似ている ジュリー・スミスはフィリップ・マーロウの事件簿にも短編書いてるな タイトルがRed rockだからRed windの変奏なのかな >>685 もう死んでるのに手紙来たり 明らかなパスティーシュだな ハヤカワ・ミステリアスプレス文庫のヒラーマンを3冊入手。 祟りも再販してくれんかのう。 あぶない刑事が映画で帰ってくるが、あの漢字二文字熟語サブタイから 競馬シリーズに興味を持った読者もいるだろう(あるいはその逆) > チャンドラー『プレイバック』市川亮平 訳 小鳥遊書房 > 四六判 > ISBNコード 9784867800379 2024/03/中旬 お話としてはな... 『かわいい女』が先かと あの名文句がどうなるかは興味あるけど > チャンドラー『プレイバック』市川亮平 訳 小鳥遊書房 > 四六判 > ISBNコード 9784867800379 2024/03/中旬 お話としてはな... 『かわいい女』が先かと あの名文句がどうなるかは興味あるけど 連休前に『プレイバック』 創元推理文庫からも田口さんの訳で出るな 「黒い瞳のブロンド」読了。蛇足の極み。 二次小説或いはドイル亡き後未だに出続けてるホームズの紛い物と思えばあんなもんか。 ボルチモアで船が橋の橋脚に衝突して全長2.5kmの橋が落ちたな この事件を題材にテス・モナハンシリーズ@メリーランド州ボルチモアが復活しないかな 女性探偵ハードボイルドでは一番好きなんだが クライブ・オーウェンがサム・スペードのその後をやったドラマ見たけど 「ハードボイルドだど」が足りなかったな… 「いままでに書かれた最高の犯罪小説の一つ」 レイモンド・チャンドラーが激賞した、 ノワール小説の古典的名作が、ついにそのヴェールを脱ぐ! 夜の人々 (新潮文庫 2024/3/28 エドワード・アンダースン (著), 矢口 誠 (翻訳 強盗未遂で殺人を犯してしまい14歳で終身刑となった青年ボウイは、囚人仲間Tダブ、チカモウとともにアルカトナ刑務所を脱獄する。チカモウの従兄ディーのもとへと向かいながらも、 さっそく銀行強盗を計画し、3人組はさらに犯罪を重ねていく。 まるたかも読み終えた ダシハメの他のも読みたいが品切れ中多いんな >>690 これ翻訳良かったよ それからこの人の解説はまたしても凄く面白い>>577 時代背景を調査して読み込んで翻訳してることが分かる こんなことは翻訳専業じゃないから出来る この人はチャンドラーの小説は ミスもあるけど伏線はちゃんと張ってあるし 小説内でくどくど解説はしてないけど ちゃんと回収もしていると考えているようだ 例を上げて説明してくれてる 大槻ケンヂは「プレイバック」の筋も理解出来ないな ロスマクの「別れの顔」初めて読んだ 以下プチネタバレ 面白かったけど人間関係パズル小説で疲れるな 警部以外全員関係者ではなあ ジョン・カディシリーズ初めて読んだ 「ニュースが死んだ日」 面白かった 俺はこういう真面目な探偵が好き 「象牙色の嘲笑」読んだ ロスマクは本当にによく書けてると思うけれど やっぱり好みじゃなかった これ読んで何故かはっきりしたけど ロスマクは好きになれる登場人物が殆どいない 性格も行動も言葉も アメリカの犯罪の現実はそうなのかもしれないけど 殺されるキャラの軽い扱いも好きではない これはロスマクの体験からくる悲観のようなものかもしれないけれど >>703 知らなかった。読んでみるよ。 情報ありがとう。 >>703 「つながれた山羊」も読んだが面白かった ジョン・カディのシリーズは半分しか翻訳されてないんだな 著者ジュレマイヤ・ヒーリーのwikipediaもフランス語版しかない p.157の「抜かれた銃倉は空だ」は 「銃倉を抜くと空だ」の間違いかな? >>703 これ原題は”Yesterday’s news" 過去の人、古い人って意味があって 依頼人が新聞記者であることとも掛けてる こういうのは翻訳するのが難しいね ネタバレになってもいけないし 自分なら「昔のニュース」ってタイトルにしたと思う 2作しか読んでないけど タイトル着けるのが上手いと思う >>703 「別れの瞳」も面白かった こんなんで大丈夫なんかとも思うけど プレイバ半分まで読み進めた 登場人物少ないなかでセッケスした美人秘書が気になる人物 プレバ、そーきますかってか捻りがないな あの有名な台詞は古いままでいいと思う で、ガラ鍵も読み終わった ハメット作品の中でも難解だってのは確かに実感 ハメットの「デイン家」や「影男」読みたいけど切れてて、しかもハヤカワじゃあ復刊もしてくれんから死ぬまでの楽しみにとっておくは >>703 GW挟んで「少年の荒野」「笥された眠り」も読んだ どれも面白い ただ嫁が病気で死んでいて何度も墓場に行って語りかけるところ モテるけど誘いにのらないことが気になる人はいるかも >>713 「少年の荒野」p.24 >彼女の車をパーキング・ガレージから引き出した は二人でレンタカーで出向いて車を拾い上げるので どうして「ピックアップした」と訳さないのかと思ったら 原文は”bailed"になってて「保釈金を払って保釈する」ですね ボストンの街のど真ん中の駐車場にバツイチ独身貴族女教師がランチ食べるために駐車料金も顧みず駐車するので皮肉ですね ハードボイルド小説のこういう大胆な表現は訳しにくいね >>711 あの秘書との再接触に気を使ってアムニー弁護士に報告しなかったんだよねマーロウは でどういうわけだか秘書じゃなくて弁護士が直接電話掛けてくるw 弁護士との裏の意味のやり取りが面白い 田口さんはそこは理解していて絶妙な訳 小鳥遊書房のチャンドラーは読みにくい 訳がどうこう以前に紙が薄くて裏の文字が透けてさ。目がチカチカするわ >>703 短編の「石の家の悲劇」も読んだ 作者の本職が刑事弁護士だからなのか 登場人物の性格付けや設定がことごとく上手いな 色んな人のことをよく知っている感じがある >>714 考えてみたが「高い金を払って保釈した」と意訳するのが良さそう >>703 「死の跳躍」も読んだ これと「つながれた山羊」は暴力小説に近いな 探偵がやや暴力的に解決する傾向があること ベトナム戦争の兵士についてやや肯定的な記述が多いこと 舞台がボストンであること それでスペンサーと比べられるんだな 全然小説の印象は違うけど あと暴力と戦争に関する記述で リベラルな評者に嫌われて評価低かったのかも 概ねリベラルな探偵なんだけどね 自分はハードボイルド探偵ものシリーズではベスト5入るくらい気に入った あと長編は2作あるから楽しみだ 「死の跳躍」は娼婦のフリーランスの話と ベトナムの地下壕戦の話が詳しく語られているところも面白かった キャラ造形やその後のストーリー展開に反映されてるし >>717 本職は刑事弁護士じゃなくて法律学校の教授 並行して読んでた「犯罪」のフェルディナンド・フォン・シーラッハと混同した これもハードボイルド小説でいいと思う 面白い >>11 ジョン・カディものは1993年「湖畔の四人」を1996年に出してその後シリーズの翻訳は止まってますね その後5作あるようですが >>703 短編「ケルズの書」も読んだが面白かった なぜあまり知られてないのかな goodreads見るとシリーズはどれも3点台後半で高いのは3.9あるから アルバート・サムスンと同じくらいの評価 「ジョン・カディ」シリーズは goodreads見ると「ジョン・タナー」シリーズと評価は大差ないけどタナーの方は2002年にシリーズ最後まで翻訳されてんだよね カディは後4冊残ってる タナーはやや軽めだから当時人気もあったのかな タナーも好きだけど 「死を選ぶ権利」「湖畔の四人」も週末に読んだけど面白かった 最初の方は法理がテーマだから嫌な予感がしたけど面白く読めた 湖畔の方はgoodreadsでは一番評価が高かった 自分はそこまででもなかったけど面白かった しかしこのシリーズは人があっさり死ぬな あとやっぱりちょっと保守的なんだなこの作者は >>704 もう全然話を覚えてないわ 「少年の荒野」と少し話が似ていることもあって こっちの方が自然が出てきているところが好きなこともあって印象が強くて スコット・ウォルドン「北方の大地、逃亡の西」も好きなんだよね 自然がよく出てるんで 探偵小説じゃないけど read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる