古典ミステリって現代に比べて何か物足りない
エドガー・アラン・ポー 「モルグ街の殺人」
ガストン・ルルー 「黄色い部屋の謎」
ヴァン・ダイン 「グリーン家殺人事件」
アガサ・クリスティ 「そして誰もいなくなった」
エラリークイーン 「Yの悲劇」
江戸川乱歩 「陰獣」
横溝正史 「獄門島」
高木彬光 「人形はなぜ殺される」
どれも劇的につまらないということはないけど読後に必ず何か物足りないという感情が沸き起こる。 これらを持ち上げて現代ミステリを貶してる人を見ると眉を顰めてしまう 1980年以降でようやく鑑賞に堪える作品が多くなってくるイメージ
それより前のは教養のために読んでるけどあんま面白くない 叙述トリックというか、どんでん返しは少ないからなぁ。 現代語ではないから感情移入しづらく読後感がなかったんでは。
または期待値が高すぎたとか >>1
古い作品なんだから物足りなく感じるのは当たり前やん
古い時代の小説から新しい要素を積み重ねて今があるんやで >>10
ホモしか出てこないあれのどこが面白いのか意味わからん Yの悲劇
は、そう思いました
激賞している作家を見ると、頭大丈夫か、と Yの悲劇ってほとんど日本でしか評価されてないんだっけ 3大奇書読んだことないけどあれって本格ミステリとして読むとクソなの? ドグラ・マグラはどう読んでも本格ミステリではない
夢野久作も本格のつもりで書いていない 獄門島やらX とYの悲劇やら今読むとこんなにつまらなかったっけってなるよね
今の本格ミステリがいかに高度化しているのかとありがたく感じる 叙述トリックに飽きると古典が恋しくなる時期がある。 推理のロジックってあったら良いね程度の認識だから日本の新本格作家のエラリークイーン信仰がよく分からん
斬新なトリックを生み出してないじゃん >>21
斬新なトリックなんてそうそう思いつくもんじゃないから新しいトリックがなくても創作が可能なクイーンを参考にしてるんだよ
カーを信仰している作家もいるけどみんなぱっとしない ドルリーレーンは最後のオチの為に前もって3冊も本を出したってのが馬鹿馬鹿しくて良い なんというか古典ミステリーの登場人物って情緒不安定なの多い気がする 長いお別れよりも大いなる眠りの方が好きだけど
いい悪いの判断は迷うな 自分はむしろ現代の日本のミステリーの方が物足りなさを感じる時がある
ミステリーとしてのデキももちろんのことだけど
海外古典はその世界観、空気感が好きで読んでるところがあるからだろうな 獄門島と人形は今読んでも古びてないけどな
文体とか時代背景が合わないとかなら仕方ないけど >>26
>その世界観、空気感が好きで読んでるところがある
おっしゃる通り
現代の作品は除菌済みの漂白された物感で物足りない なぜ凶器に楽器を用いたのか?
なぜ線路にマネキンを置いたのか?
重い釣り鐘の中にいつ死体を隠せたのか?
どれも今でも十分通用するよ ミステリーに限らず古典作品ってのは歴史的価値が勝手に付与されるわけだから作品の質よりも過大に評価されるもんだよ 獄門島の金田一無能すぎワロタwwwwwwww
いうほど名作か? 犬神家とか悪魔の手毬唄とかもっと無能なの有るだろというのは置いておいて
昭和に散々擦られた金田一耕助無能弄りで笑える人が令和にいる事に脳天に火箸を突き刺されたような衝撃を受けたよ
「名探偵の掟」がもう30年近く前か 人形は古びてるだろう
東海道刈谷駅の時代を知ってる人間が
どれだけ残ってるんだ >>32
獄門島は今読んでも面白くない
今でも横溝を持ち上げる化石のような人がたまに散見されるけど現代ミステリを読んでない人か思い出補正の老人 横溝は上位互換の三津田が出てきてしまったのがなあ… 古典の悪いところだけじゃなく最近のミステリの良い例を教えて欲しい そもそも三津田は横溝の上位互換じゃないだろ京極の劣化版だ 百鬼夜行シリーズしか読んだことないが京極のはミステリーとは呼ばない 横溝正史は上位互換の三津田信三が出てきたけど高木彬光には今も代わりがいない 三津田は文章が下手過ぎて、あの文書が目眩ましになってある意味最強の叙述トリックだけど
三津田には一生かけても悪魔の手毬唄のラストシーンのように叙情溢れる文章は書けないだろ >>42
一応ミステリーの範疇にはいるだろ
本格ではないだけで 旧日本3大探偵
明智小五郎 金田一耕助 神津恭介
新日本3大探偵
御手洗潔 島田潔 ?
最新日本3大探偵
剣崎比留子 城塚翡翠 ? >>47
島田潔は探偵としてそんなに有名ではないだろう
御手洗潔と、島田荘司をくっけただけの出来な悪いオマージュだし
火村英生や矢吹駆とかの方がまだ上だろう 有名さで判定するのなら確実に矢吹駆より島田潔の方が上だけどな
それに火村よりは江神だろう >>49
知名度で言うのなら近年連続ドラマ化している火村の方が江神より有名だろう >>47
こうだろ
>新日本3大探偵
>御手洗潔 島田潔 ?
↓
御手洗潔 中善寺秋彦 湯川学 相沢は読んだことないけど今村は寡作だけどその分質は高めだから本格好きにはオススメ
超能力設定がどうしても受け入れられない人はいるかもしれん >>32
横溝で一番の過大評価作品は八つ墓村だと思ってる
伝奇ものとしや冒険小説としては楽しめても
ミステリーとしては全然大したことない作品だろ >>58
なにをいってるんだ?
八つ墓村はもともと冒険小説としての評価だから過大評価でもなんでもないぞ
ミステリーとして弱いのは昔から言われていることだ >>60
そんなことは知ってる
今は、本格ミステリとしてはたいしたことはないが、八つ墓村さもともと冒険小説として評価されているから過大評価ではないという話をしているんだ
話がややこしくなるから>>58あわせてミステリーを本格ミステリの意味で使っているだけ 「ミステリー」を「本格ミステリ」の意味で使ったら余計ややこしいやん 本格目当てで横溝なら本陣と獄門読んどけば事足りるだろ
次点で悪魔が来りて笛を吹く ミステリって言葉が広いんだから狭義の話する時は推理小説って言えば? 最近知ったが「ミステリー小説」と「推理小説」は違うらしいな
ソースは島荘 >>66
それ島荘用語なんじゃないの?
少なくとも一般的ではないだろ 探偵が出てきて事件の謎をとくのが推理小説(それが限定された場所でトリックをロジックで解決することを重視するのが新本格)
刑事が犯人を追い詰めて捕まえるのは警察小説
事件や謎もあるけど、人物とか他に焦点が当てられてるのが社会派
上記も含む、犯罪ではない謎も含む、ホラーやSFなどの要素も含む、広義的なジャンルとしてミステリって適当に認識してた >>72
短編はだいたい面白い
通俗長編は今読むとキツい 現代のミステリーの方が物足りなく感じるな
DNA鑑定等の最新医学に監視カメラやスマホ等で書き辛くなってもいるし
特に登場人物たちが作中で、だれでも情報を得られる時代で
それをどう排除するか、むしろ逆利用するし書けないし
すると似たり寄ったりな進行になる 警察が介入しない作品も多いし現代が舞台じゃない作品も多い
警察が登場するとしても技術は万能じゃない 現代基準でも大傑作だと思う古典作品は「星を継ぐもの」くらいしか思いつかないな。1960より前ね
ディクスン・カーは読んだことないから楽しみにしてる >>75
だから、新本格ブーム以降はクローズドサークルものが増えた 古典なのかは分からんが「点と線」が1ミリも面白くなかったのは覚えてる むしろ今昔での好みで分けるより
点と線みたいな社会派推理物は基本的に刑事ドラマなので
もちろんそういうほうが好きな人もいるけど
現実だと起こりそうもない現実逃避したい探偵物とで好き嫌いが分かれると思うな
うまく言えてないかもだが 社会派が刑事ドラマって大いなる誤解だよ
刑事が主役ではない社会派の方が多いんじゃないか? 十角館の殺人で綾辻が登場人物にこう言わせている
「僕にとって推理小説は、あくまでも知的な遊びの一つなんだ。
小説という形式を使った、読者対名探偵、読者対作者の刺激的な論理の遊び。
それ以上でも以下でもない。だから、一時期日本でもてはやされた”社会派”式のリアリズム云々は、もうまっぴらなわけさ。
1DKのマンションでOLが殺されて、靴底をすり減らした刑事が苦心の末、愛人だった上司を捕まえる。
−やめてほしいね。汚職だの政界だの内幕だの、現代社会の歪みが生んだ悲劇だの、その辺も願い下げだ。
ミステリにふさわしいのは、時代遅れと云われようが何だろうが、やっぱりね、
名探偵、大邸宅、怪しげな住人たち、血みどろの惨劇、不可能犯罪、破天荒な大トリック…。
絵空事で大いに結構。要はその世界の中で楽しめればいいのさ。ただし、あくまで知的に、ね」 今昔で分けるより
社会派が好みかどうかで別れるだろうって話 新本格って叙述トリックが多いから続けて読むと飽きる。
下調べで知ることなんてできないのも辛い。 >>90
他のミステリと同様にただの一般人が主役を務めることが多い こんな感じじゃないか?
社会派……現実に起こるような事件、現実世界の延長
本格派……現実にはあり得ないような、謎の洋館、孤島での惨劇、密室、大胆なトリック、名探偵の推理、等で現実逃避
古典ミステリか物足りないと思うのは、時代背景で古典が書かれたリアルタイムでは、娯楽が今みたいになかったからだろうな
今は小説以外に、ゲームやアニメやなんやらといろんな娯楽があふれてるので
古典の時代より、もっと、もっとと求められる要求が大きいのだ 一番好きなのは叙述トリックと心理的密室トリック
物理系密室トリックとか社会派はいいや 叙述は好きだわ
どんでん返しとかミスリードで騙される系
その点において、東野の容疑者Xは本格か論争があったが、叙述トリックじゃないかと思うんだが
ミステリの定番である閉ざされた空間に数人の男女が集まって連続殺人てやつが好きじゃない
密室トリックも好きじゃない
まず建物の図とか書いてあってもじっくり見ないし、誰が犯人なのかと考えながら読むのがめんどくさい
ぼーっと読んでてもわかるようなのがいい
もしかしてミステリ好きじゃないんかもしれん 呪術トリックは数冊読めば暫く読む気しなくなる
しかし事前に叙述トリックだと判明していることなんてないのだから続けて読んでしまい食傷することも屡々
新本格が叙述トリックがあまりにも多いのも問題だと思う イニシエーションラブとか殺戮に至る病とか叙述トリックって知ってから読んだせいでおもんなかったな 本格は現実に起こるかで括られるのはしっくりこない
元を辿れば本格探偵小説は、謎と推理を読者が楽しむ小説、ぐらいの意味で
それ以外のSF怪奇冒険奇妙な味みたいな小説、を雑多に変格探偵小説と呼んでいた
社会派が流行り人間描写が〜の批判に反抗する意味で本格のロマンみたいな言葉が出たんじゃ? 本格はもっと広く含むと思うし現実に起こらない筋書きが要るなら日常の謎が入らないし 探偵小説=本格ならば、"現実の世界"では探偵が事件を解決することはないから >>99
探偵小説は推理小説とほぼ同義(海野十三などの科学小説=SFも探偵小説に含む)で本格を指す言葉ではないよ