古典ミステリって現代に比べて何か物足りない
エドガー・アラン・ポー 「モルグ街の殺人」
ガストン・ルルー 「黄色い部屋の謎」
ヴァン・ダイン 「グリーン家殺人事件」
アガサ・クリスティ 「そして誰もいなくなった」
エラリークイーン 「Yの悲劇」
江戸川乱歩 「陰獣」
横溝正史 「獄門島」
高木彬光 「人形はなぜ殺される」
どれも劇的につまらないということはないけど読後に必ず何か物足りないという感情が沸き起こる。 ミステリって歴史とか古典を知っていたほうが面白いジャンルの1つじゃん
先行するトリックやロジックだけじゃなく後期クイーン問題とか
トリックとロジックに関しても佐野洋と都筑道夫の論争とか
色位言われる「黒い仏」もクロフツ読んでいた方が笑えるし
それでもって新しい小説から古典に遡ってもそれはそれで楽しいし >>206
いや、過去の巨匠は素晴らしいですとてもかないませんと
思ってる新人作家なんて用はないよ 読者には古典なんてくだらないと宣う不届きものが沢山いるけどな
このスレみたいに >>207
黒い仏はどっちかっていうとクトゥルー神話読んでたほうがいい気がします 占星術殺人事件みたいなトリック厨大満足の作品古今東西教えてくれ >>202
「幻の女」は途中までは凄く面白いよ
ただオチは賛否分かれると思う
まあ、ウィリアム・アイリッシュの小説ってそういうのが多いけど >>207
新本格の代表作である十角館なんて海外古典を読んでてこその作品だしな >>211
派手なやつなら二階堂の人狼城の恐怖とか柄刀の密室キングダムとかいいぞ
短編なら歌野の密室殺人ゲーム >>211
ジョン・ディクスン・カーの「三つの棺」
トリックがごちゃごちゃしすぎててるし、人によってはなんじゃこりゃ!?ってなりそうな真相なので
割と人を選ぶ作品だと思うが カーの「三つの棺」は新訳版を読むに限る
旧訳版はさすがに今は古すぎて読むのがさすがにしんどい
密室談義の文中でルルーの「黄色い部屋の秘密」のネタバレがあるので注意 >>220
カーは読む順番を気にしなくても大丈夫ですよ 始祖のポー読んでないけどミステリ好き名乗ってるわ😄 十角館に出てるキャラのうち
アガサ←読んでる
エラリイ←読んでる
カー←読んでる
コナン←短編だけ
ルルウ←読んだことない
ポウ←読んだことない
ヴァン←誰?
オルツィ←誰? 古典はその時代での最高値だからね
更新されていく可能性が高い ポーは黒猫は有名
その後のリスペクトが多いアッシャー家〜くらいは知識として読んでおいたほうがいい 別に時代が進むにつれてミステリが進化したとは思わないけどね
傾向に変化があるだけで トリックに依存しないハードボイルドや冒険小説は古典であるチャンドラーやマクリーンは現代の作品と比べても全く劣っていない
トリックやロジックに依拠する本格ミステリにしてもそこに注目しなくとも語り口何か見れば古典も現代の本格に劣っていないだろう そして誰もいなくなったの超有名なトリックも有名過ぎて手垢が付きまくったけどそれは劣っているとは違うしね
いつの時代にも名作凡作駄作があるだけ >そして誰もいなくなったの超有名なトリック
トリックあったっけ?と一瞬考えた
あれってトリックか どのジャンルも名作と言われてるものは普遍的な面白さがあるよ
むしろ読む時代によって面白さが減るってのがよくイメージできん 『そして誰もいなくなった』はトリックだけなら大した事ないし自分も読む前にトリックを知ってたが
犯人を誰か当てることができなくて真相で驚かされたな 過去に罪に問われずに済んだ、まったく関わり合いのない者たちを島に集める場合
それが可能なのは何者かを考えれば
わりと犯人の目星はついた 台詞が古臭いの無理かもしれん
そんな言葉遣いしてるやつ誰もいないだろっていう
金田一とかになると違和感ないんだが、一応現代(その時代での)の若者とかだと余計に気になる
特に本格モノに多い
不自然な喋り方するやつ >>1
今発表されても本ミスで5位に入るかどうかも怪しい作品しかないね まあ今の作品が昔の作品を参考にしているだから当然といえばそうなんだけど 本格ミステリをトリックとロジックでしか評価しないのならそうかもね
俺はそうは思わないけれど 俺は本格ミステリだろうがただのエンタメ小説でしかないと思っているから
小説として面白ければ評価するしトリックだのロジックだのはどうでも良いかな
だから一定の評価を下されて長い年月生き残っていふ古典が評価されふのも当然だと思う 古典は今発表されたら本ミスにランクインしないととうが論創社や国書刊行会あたりから出ているクラシックミステリとやらが
毎年のように本ミスの海外ランキングの上位に入っているのはどう整合性つけているのか気になる >>236
そし誰はギリ入るかねぇ🤔 微妙なラインだわな そして誰もいなくなったが今発表されたら余裕で1位だよ
本ミスはD・M・ディヴァインなんかが複数回1位を獲るくらいだし 屍人荘や城塚翡翠が1位取れるランキングなんだから、昔の名作なら普通に今出ても1位になるわ 個人的にパズルとして読むと屍人荘やmediumより面白い作品は>>1の中にないけどね パズルとして面白ければ良いのであれば出来の良い推理クイズがあればそれで満足するということか?
俺は面白い小説が読みたいから理解できない >>245
そうだね
どちらかというとパズルが優れた小説=面白い推理小説だと思っているから「屍人荘の殺人」は「そして誰もいなくなった」より面白い小説と考えてるね。これは個人的な思想だから理解されなくて当然だし、「そんなのより人間が描かれている方が大事だ」とか「パズルとしてもそして誰もいなくなったの方が上だろ」と言う人がいても批判はしないよ。 じゃあミステリ小説なんて無駄な部分が多いのだから推理クイズ読んでれば良いじゃん >>247
ミステリ小説でしか得られない成分みたいなのがある
ただたんに推理クイズを出されて答えるだけだと真相に辿り着いた時のカタルシスが少ないとかね >>246
ゾンビ出すなら何でもありになるじゃん?という意見も >>244
逆じゃないか
小説としては若い作者の作品のほうが読みやすいよ
中身も文体もラノベ化してるからね ラノベはあまり情景描写が無いから世界観捉えるのが難しいんだよな
まああまり長々あっても退屈になって挫折するんだけど >>241
「そして誰もいなくなった」に影響されて生まれたであろう「殺しの双曲線」「十角館」のような作品が生まれてない世界なら
現代で「そして誰もいなくなった」が発表されたなら1位になると思う
「そして誰もいなくなった」が生まれてなくても、似たような作品がたくさん生まれてる世界なら
「そして誰もいなくなった」は現代で発表されたら大して評価されないだろう >>241
後、D・M・ディヴァインって独自のアイディアで勝負してるわけじゃなくて
ミスリードの上手さとか伏線の張り方とかストーリーの良さとか基本技術の高さで評価されてる作家だから
現代でも通用してるんだと思う
まあ、クリスティも基本技術の高い作家だからオンリーワンなアイディアの無い作品でも評価が高いんだけどね ストーリーがいいと再読できるからね
そういえば屍人荘は未読でゾンビとか言ってたけど超常現象込みのミステリーはありなの? 屍人荘は設定からして変格と思いきや超真面目に本格やってるし、パズラー好きには超オススメよ >>257
ありがとう
気になってきたのでチェックしてみるわ >>254
そもそも「そして誰もいなくなった」が今発表されたならという仮定がアホらしすぎてまともに語る気にならないがね ゾンビの話なら屍人荘より先に、生きる屍の死を読むのをすすめるよ
昔の本読めないなら無理にとは言わんけど 殺人事件というタイトルそのものがトリックだが
それを詐欺だと立腹するか、良い意味で騙されたと思うかで賛否が別れるのだろうな 本陣はどっちかというと密室にする動機が希薄なのがダメやね 純和風の家屋で密室を作るのはかなり難しいのにそれをうまくこなしてるとは思う本陣 結局雪の中の密室だし純和風でもテニスコートでも竪穴式住居でも成立するんじゃない >>263
『本陣殺人事件』より角川文庫だと同時収録されてる『車井戸はなぜ軋る』の方が面白いと思う
まあ、トリックは某海外作家の応用だけど 本陣殺人事件とかで驚きがないのは
今はもうほとんど映画やドラマを見た後とか
どこかでネタバレ聞いてしまってから、オチまで知っていて読むからじゃね? >>272
それはあるかもね
藤原宰太郎の推理クイズ本でネタバレされてから読んだ本は俺もそんなに評価高くないし カナリヤ殺人事件とかも当時としては驚愕のトリックだったんだろうな 密室殺人トリックって現実の事件で使われたケースはあるのだろうか? 頭の中で建物の間取りやら窓の向きがとかドアの鍵の形状はとか考えて読んでないから密室てあんまり魅力感じないんだよな
絵でかいてあるのもあるけど想像ができない
限られた場所で限られたメンバーがってのも興味わかない
トリックで好きなのは叙述や倒叙かな、本格派多分向いてない 糸と針を使ったトリック→映像じゃないから微妙なことが多い
被害者が鍵をかけた→微妙
抜け穴がある→微妙
実は密室じゃなかった→微妙
実は自殺→微妙
鍵を後から置いた→微妙
現場に入った時実は犯人が中にいた→微妙
文字で読んでも分かりやすく、かつ大胆で斬新な密室殺人とか難しいよな ギャグだけど大雪で家が傾いで戸が開かなくなったてのあったな
ギャグと斬新は紙一重 被疑者が即死じゃない場合、たいがいは、被害者が自ら鍵かけ密室状況を作り上げた
ってのが一番多い気がする
理由は、犯人をかばうため? そのパターンで一番有名な作品はメ欄だけど犯人をかばうためじゃないし理由はいろいろ 岩文の英国古典推理
チェスタトンとオーモット氏のは他の違う作品にしてほしいかったな
他で四ドルけ アクロイド殺し再読の時のこんなもんか感
○○ミステリ多すぎてな 今読み終わったけどXの悲劇つまらなすぎて逆に笑えたわ
こんなのが古典の最高峰って終わってんなホント その見方に立つと肝心な最後が不出来なんで評価がさがる 最後の悲劇は凡作とまではいわないが、出来は確かにいまいち。
むしろZがもっと評価されていい。 ZはX、Yが特別評価高いせいで過小評価されてると思う
国名シリーズの下位よりは普通にデキが良い Zはもともと国名シリーズ用のプロットだったって聞いたことがある
なんにしても、名作
ロジックがよい Zの犯人指摘のあの場面で、あのシチュエーションで、あのロジックで犯人わすれるか? 黄色い部屋の謎ってトリック知ってて読んでも面白い?
なんとなく知恵袋見てたらネタバレされたわ トリック以前に、昔のだけど読みやすいし
探偵同士の推理合戦と
犯人をかばおうとする被害者の人間ドラマは面白いと思う たいていの密室ものって、実は密室ではなかったというオチが多くて
完全な密室内での殺人でしたって推理小説は意外と少ない 完全な密室だと機械トリックか自殺しかないからあまり面白くないんだよな
俺は心理的密室の方が好き >>301
すべFなんかはちゃんと犯人が密室で殺してから逃げてるケースだな ススキノラブホ殺人事件
盲腸手術の跡とはXの悲劇みたいだな