「そして誰もいなくなった」今更読んだんやけど
冒頭の船のシーンで、フレッド・ナラコットが乗客それぞれに言及するところでウォーグレイブが何も言われてないのはどいうことなんや?
フレッド目線だと「アイザック・モリス=ウォーグレイブ判事」になってる理解でええんか? 「そして誰もいなくなった」の最も関心する点は医者にある
これ以上言うとネタバレになるんで言わないが これ東西ミステリ1位だから期待して読んだら、トリックしょぼすぎてつまらんかったわ かかれた当時だったらわからんでもないが、今もなおこの作品を絶賛してるミステリ界隈アホだろ 「そして誰もいなくなった」レベルの作品なんて現代ならありふれている これは「星を継ぐもの」のような真の名作と違って時代を超えない作品 >>3
昔から「優れたサスペンス小説だが、ミステリとしては破綻している」
と評価する人も多いですよ。 でもクローズド・サークルものは星の数ほどあるけど全員死亡プロットって少ないよね >>3
トリックだけでミステリーを判断するなよ
そもそも「そして誰もいなくなった」のメイントリックは発表された当時から使い古されているし、評価ポイントはそこではない
元々クリスティの作品に出てくるトリックは凡庸なものが多い
『ナイルに死す』や『白昼の悪魔』などの代表作もトリックだけ取り出してみれば前例のある使い古されたものだ
それを巧みなミスディレクションやプロットの妙で効果的に活用している点が評価されているんだよ >>4
いまなお、『そして誰もいなくなった』のようなクローズドサークルミステリーが書かれ続け、映像化もされ続ける
その事実こそが時代を超えて愛されているってことですよ
『星を継ぐ者』にはそこまでの影響力はない 「そして誰もいなくなった」は今読むと日本の二流新本格作家が書いたと錯覚してもおかしくない凡作だが、あの雛形を作った先駆者的評価が上乗せされているからね >日本の二流新本格作家が書いた
「ヴァンダインです」デスってルの? >>11
そんなの古典作品のほとんどにいえることじゃん
大いなる先駆者がいて、その礎のうえに現代の作品があるのにそれでドヤるのは恥ずかしい トリックショボイとかありがちとか言われるけどこの作品のキモは「犯人がどうやったか」という物理的トリックじゃなく叙述トリックでしょ
多少頭の回る読者は
・内心でウソ言うやつはいないから犯人の内心描写があったら丸わかりのはず
・だから犯人の内心描写が描かれるわけない
・だから内心描写無いやつは怪しい
こういう先読みをするけど堂々と犯人の内心を出している
同様に
・1人でいる時に演技する必要は無いから合流前の犯人を描写したら丸わかりのはず
・だから犯人の出発シーンが描かれるわけない
・だから出発シーンの無いやつは怪しい
この裏をかいて堂々と犯人の出発シーンを描いている
小賢しくメタ読みする読者を騙しに行ってる 俺は登場人物全員が全滅する話だと聞いた時点でメ欄トリックだと確信し、そのトリックを使っている前提で読んだけど、「全員そのトリックを使うのは無理じゃん」という結論に達して、結局最後まで犯人が分からなかった
ミスディレクションがうますぎるんだよね
トリックがしょぼいという奴はこの作品の何が凄いのかを全く理解していない 自分もトリックだけは知ってたけど見事にミスリードに引っかかってしまったから
真犯人には驚かされてしまったな
シンプルだけど上手い事できてる作品だと思うわ ワイは映画で先に観た
舞台は孤島ではなくて、吹雪の山荘に変わってた
結末も違ってたな >>17
『そして誰もいなくなった』の映画化は過去に何度もされているけど、山荘が舞台というと1965年公開の『10人の小さなインディアン』かな?
その作品を含め多くの場合、結末は小説版ではなく、クリスティー自身が1943年に発表した戯曲版の方を採用している
ちなみに、小説版と結末が同じでファンの評価も高いのが1987年に公開されたソ連映画の『10人の小さなインディアン』と、イギリスBBCがテレビドラマスペシャルとして放送した2015年版そして誰もいなくなった >>18
間違えた
>山荘が舞台というと1965年公開の『10人の小さなインディアン』かな?
1965年に公開されたのは『10人の小さなインディアン』ではなく、『姿なき殺人者』だった? 観たのは小学生の頃だったのでタイトルまでは覚えていないよ
スマン あ、検索してみたけど、姿なき殺人者みたいだった
ケーブルカーとか出てきたし 日本でも2017年にテレビ朝日が仲間由紀恵主演でドラマ化しているね
これも小説版準拠だけど、事件の後の警察による捜査パートがやたらと長い(原作では数ページ) 仲間由紀恵らが出演した『そして誰もいなくなった』は
放送のすぐあとくらいに渡瀬恒彦が亡くなって
ある意味、作品内での彼のセリフが遺言みたいに感じとられ
奥深いものになったんじゃなかったかな、当時
そんな記憶がある