日に日に大麻有効成分の医療的価値が明らかになっている。

日本のように大麻の臨床研究も強く禁止されている状態だと、益々、世界の大麻研究から
置いてきぼりを食ってしまう。

大麻に関する特許は海外の企業が取り尽くし、先行者利益を受けて、
日本人は医療大麻が合法化されたとしても、利益は海外に持って行かれる。

せめて、「大麻取締法 第4条 =人体への施用禁止」を改正して、臨床研究を始めるべき。
大麻取締法は、日本人の適切な治療を受ける権利、経済的利益を奪う最悪の悪法だ。

大麻から作られる医薬品がアメリカでオーファンドラッグとして認証へ 2017/8/13
http://www.chem-station.com/chemistenews/2017/08/lowe.html

FDA(アメリカ食品医薬品局)*1 は、ジャマイカの科学者 Dr. Henry Lowe によって開発された大麻を
ベースとした医薬品である、クリソエリオール(Chrysoeriol)を、オーファンドラッグ*2 として認証しました。
これにより研究に関わる補助金の獲得や、先発権が保護されるようになります。

今回認証されたクリソエリオールは、骨髄性白血病という病気の治療に使用されるものです。
開発者である Dr. Lowe は、ジャマイカ初の医療大麻会社である Medicanja を設立しました。
Dr. Lowe によると、ベンチャーキャピタリストに最新の発見を売却してしまうことに対抗することが
次のステップであるとのことです。

大麻に対するFDAの見解は、以前から発表している通り慎重であるという様子が伺えますが、
今回の決定は製薬業界に大きな影響を及ぼすものとなるのでしょうか。

今、欧米諸国を中心に大麻有効利用の流れが進んでいます。