反対派は無知なので知らないが、大麻の有効性は臨床試験でも確認されている。

しかし、大麻の臨床試験は禁止されているので、政府認可の大規模な臨床試験は
できなかった。

それ故に現在までの臨床試験は小規模であり、複数のメタ分析ではエビデンス・レベルが
低いと評価されている。だから、法改正して臨床試験を増やそうと言うのが世界の流れだ。

Medical Marijuana for Cancer(がん治療のための医療大麻)
http://www.f-gtc.or.jp/medical-cannabis/medical-marijuana-for-cancer.html

この論文はアメリカがん協会が発行する学術雑誌に報告された「がんと医療大麻」に
関する最新の総説です。

臨床研究において、抗がん剤治療における吐き気と嘔吐の軽減に関して、それまで
使用されていた治療法に比べて大麻喫煙がより有効性が高いことが明らかにされた。
少なくとも大麻喫煙は経口THCやフェノチアジンよりも有効であった。(表1)

【表1】抗がん剤による吐き気と嘔吐に対する大麻喫煙の有効性
http://www.f-gtc.or.jp/medical-cannabis/medical-cannabis-1.png

【表2】疼痛に対する大麻喫煙の有効性
http://www.f-gtc.or.jp/medical-cannabis/medical-cannabis-2.png

大麻の使用を報告しているHIV陽性の患者は、食欲増進と吐き気の軽減
(さらにその他の症状も)に大麻が有効であることを示している。

HIV陽性の慢性的な大麻使用者のプラセボ対照試験では、大麻喫煙が食事摂取量を
増やす効果が認められている。

【表3】食欲と体重減少に対する大麻喫煙の有効性
http://www.f-gtc.or.jp/medical-cannabis/medical-cannabis-3.png