0001朝まで名無しさん
2023/09/28(木) 08:38:48.29ID:Ffw4PlI0奥山)2016年夏、当時のオバマ政権がいろいろなウォーゲーミングをしていました。「ロシアが核を使ってきたらどうなるだろう」というようなシミュレーションをしていたのです。
飯田)当時のオバマ政権が。
奥山)フレッド・カプランさんが2020年に『The Bomb』という、核兵器に関する暴露的な話を掲載している本を出しています。
飯田)フレッド・カプランさんが。
奥山)実際のところ、ロシアはウクライナを侵攻していますが、2016年夏にオバマ政権のなかでシミュレーションが行われました。ロシアがバルト三国を侵攻し、それをNATOが通常兵器で食い止めたあと、もしロシアが小型の核兵器をドイツ辺りに使ったらどうなるかというものです。
飯田)ウクライナとバルト三国の違いは、NATO加盟国かどうかということくらいですね。
奥山)当時はクリントンさんが国務長官だったのですが、現在の国務長官であるブリンケンさんがクリントン役になり、シミュレーションを行ったのです。
シミュレーションではロシアが核兵器を使い、その報復としてベラルーシに核を落とす
奥山)その結果、ロシアに核兵器を使われたら、アメリカ側は通常兵器で報復しようという案が出たのですが、「それでは生ぬるいだろう」という話になった。「アメリカも核兵器を落とさなければいけない」という恐ろしい方向になったのです。
飯田)行動には行動で返さざるを得ないと。
奥山)そういうことですね。最初はロシアの飛び地であるカリーニングラードに落とすという話が出ましたが、カリーニングラードに落とすとロシアの本土になってしまうので、ベラルーシに落とそうということになった。