カップリングの避雷針

遮断機おりたままの開かずの踏切みたい
心を閉ざして僕をいつまで待たせるんだ
君っていつも 何か言い掛けて 結局、言葉飲み込むよ

古着が好きなのは知らない誰かになって
本当の自分隠して演じてみたいだけ
今日の生き方も誰かのお古なのか
どうせまたフリマ行き

どうでもいいけど どうでもよくないし どうにでもなればいい
毒にも薬にもならない日常をチクタクとただ繰り返す無駄が
僕たちの特権だと主張して もったいない生産性がないとか
大人からみれば腹立たしい

君は何を放棄したんだ そして何を諦めたんだ
でも (そうやって微笑む) そんなに不幸に見えないのはなぜ?

君が気になってしまうよ Ah 面倒くさいその存在
だって誰も理解できない Negative Negative Negative 暗い目をしている

そんな不器用さを守るには 僕がそう、楯になるしかない
世の中の常識に傷つくのなら 君の代わりに僕が炎上してやるさ
いつだって傍で立ててやるよ 悪意からの避雷針

警報器鳴りっぱなしで意思なんか通じない
上下線何回通り過ぎれば開くんだろう?
ずっと前から知っていたはずさ 電車なんか来ないって

独りが楽なのは話さなくていいから
分かってもらおうなんて努力もいらないし
何も関わらず存在知られたくない fade-out したくなる

それでもいいけど それでも息をして それでも生きてるし
いくつの扉を閉めたり鍵を掛けて引きこもってじっとして
ただ儚すぎるこの若さ萎れるまで 使い切れず持て余す時間
過保護な夢を殺すだけだ

僕は何に惹かれたの 僕は何に期待するの
僕も不幸に見えるというのか?

無関心は味方だ (君は感動のないまなざしで 君は感動のないまなざしで)
いつだって味方だ (僕を見ていた 僕を見ていた)
信じることは裏切られること 心を開くことは傷つくこと
落雷のような悲しみに撃たれないように

僕はどっち側にいるの? Ah 扱いにくいその価値観
だからきっと目が離せない Positive Positive Positive 君は君のままで

どんな理不尽だって許容できる さぁ気配を消して支える
重箱の隅を突かれたって 僕が相手になってやる

平凡な日々を 今、約束しよう
ここにあるのは 愛の避雷針