>>147の続き

閉園間近のディズニーランド
人々はみな、門の方向に歩いていく
日村と西野の二人は、ベンチに座っている

西野「今日は1日、楽しかっですね」
日村「そうだな」
西野「あの改めて聞きたい事があるんですけど?」
日村「うん、何だ?」
西野「本当に神田アナを愛しているんですか?」
日村「ああ、彼女は俺の運命の女性だからな」
西野「それなら、ななだって。運命の女性になれるはずです!」
日村「だから前にも言ったろ。アイドルは恋愛をしたら、いけないって!」
西野「だったら、乃木坂を辞めてでも!」
日村「馬鹿野郎。そんな事をしたら、西野のファンが悲しむじゃないか!」
西野「・・」

すると日村はベンチを立ち上がる

日村「じゃあ、俺たちもそろそろ帰るとしよう」
西野「なら最後に一つだけ、お願いがあります!」
日村「何だよ、お願いって?」
西野「ななとキスをして下さい!」
日村「ええっ?」

二人は顔を向き合う、そして西野が顔を近づけてキスをするような雰囲気になる!
すると次の瞬間、4人組の記者が二人を
取り囲み、写真を撮影する!

記者A「バナナマンの日村さんに、乃木坂46の西野さんですよね?」
記者B「我々は週刊文春です!」
日村「ぶ、文春?」
記者C「あなたは結婚したばかりなのに、もう不倫デートですか?」
日村「ち、違います。これはデートじゃなくて。なぁ西野、違うよな?」
西野「はい、私達は交際をしています」
日村「何を言ってるんだ、お前?」
記者D「この関係を、奥さんは知ってるんですか?」
日村「だから違うって!」

そう言うと、日村は慌ててその場を走り去る
その後ろ姿を見つめる、西野

記者B「これで良いんですか?」
記者A「僕たち、文春の記者なんかじゃないですけど」
西野「かまへん。それよりちゃんと、キスをしたような写真は撮れてるか?」
記者D「それは、バッチリ!」
西野「フフフ。この写真をFRIDAYに売り込んで、神田アナと離婚させるのが今日の目的だったからな・・」

そう言うと、西野は財布から札を取り出す
そして偽記者たちに、金を渡す

西野「これは、今日のギャラや」