AKB48グループの前田敦子と大島優子の“二項対立”から始まり、欅坂46と日向坂46の“全員選抜”に至った秋元康氏プロデュースグループ。
どのグループにもセンターは必ずいるものの、楽曲を歌う“選抜”に関しては様相が変わってきている。

現在はAKB48グループの“後輩”グループでも、NGT48が「シャーベットピンク」(7月22日発売)、
STU48が「思い出せる恋をしよう」(9月2日発売)と、全員選抜制が採用されるようになった
(※STU48はType Aに1期生とドラフト3期生、Type Bに2期研究生が歌う表題曲MVが収録されるという形式)。

確かに“二項対立”を大きな軸とした「選抜総選挙」は大きな注目を集めるきっかけとなったが、
メンバーには精神的負荷、ファンには金銭的負荷を強いるイベントだったことは否めない。

競争の要素を薄くした“全員選抜”(その中での“序列”の話は別にあるのだが)を用いて、
メンバー全員で盛り上がりをつくっていくという動きが、 長いスパンを見据えたサステナブルな活動として主流になっていくのだろうか。

とはいえ、“先輩”グループは所属する人数も多く、全く同じように全員選抜の形でシングルをリリースすることは難しいように思える。
それでも「選抜」「非選抜」という“国境”のない時代がやって来るのか、今後の動向に注目したい。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200918-00243719-the_tv-ent