>かつての声優といえばコアなファン向けの存在であり、地上波テレビでスポットが当てられることは少なかった。
しかし、いまや声優はエンタメ業界の中でもかなり重要な存在となっている。

「普通のタレントやアイドルよりも人気がある声優も多いですからね。
ただ、いわゆる“芸能界”とはちょっと違うジャンルなので、地上波テレビではなかなかフックアップされなかったのも事実。
しかし、昨今はテレビ局がネットでのバズりや“コア視聴率”を気にするようになり、
より若い年代に強く支持されているコンテンツを扱わなければならなくなってきた。そこでテレビ業界もやっと声優に注目するようになってきたのでしょう」(同)

10月28日放送のTBS系『D4DJ presents CDTV特別編』は、多くの歌うまタレントが出演し、数々の名曲を披露するという番組。
ブシロードが展開するメディアミックスコンテンツ「D4DJ」がスポンサーだったということもあり、「D4DJ」に登場する声優たちも数多く出演した。

「スマホアプリなどを含めた二次元コンテンツは、CMを打ってくれるので、テレビ業界にとっては重要な存在です。
この『D4DJ presents CDTV特別編』のようにスポンサー絡みで声優が地上波に登場するケースもどんどん増えていくでしょう」(同)

今後は番宣やスポンサー絡みだけでなく、声優が地上波テレビに登場する機会が激増しそうだという。
「キャラクターが濃い声優も多いし、トークに長けた声優も多い。つまり、バラエティ番組でもかなりの戦力になる。
おそらく、ゴールデンタイムのバラエティ番組のひな壇に声優が何人も座っているなんていう未来はそう遠くないはずです。
さらには、『鬼滅〜』で人気が爆発した竈門禰豆子役の鬼頭明里なんかは見た目もかわいいですし、
テレビドラマにキャスティングされるなんてこともあり得ると思います」(同)

『鬼滅の刃』の大ヒットが、テレビ界を大きく変えることになるかもしれない。

https://www.excite.co.jp/news/article/Cyzo_256983/