渡邉 みなさん、すごく活躍されていて本当にすごいなと思います。でも私が仕事をする上で、私に対してアイドルというフィルターがかかっていることを感じることもある。お芝居の現場に来ると、たまに“アイドルだから”という雰囲気を感じてしまうこともあって、すごく悔しいんです。

 ――最初から他の共演者と同じ土俵に立てていない、と

 渡邉 同じ出演者として、フィルターがかからないくらいの実力をつけないといけないんだなと思っています。卒業したらアイドルという肩書はつかなくなる。そこで「元アイドルだからね」と言われるのも絶対に嫌なんです。だから今もアイドルではあるものの、いい意味でアイドル感がない人になれたらいいなって。もともとアイドル感はない方なんですけど(苦笑)。演技の現場では、アイドルとして見られたくないという強い思いはずっとあります。