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前の人がお題を書き込むスレ
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2016/05/19(木) 03:09:46.69ID:bsnbvk/X
「冷やし中華」

紅いのれんが席からヒラヒラと見える

ラジオが天気予報を伝えている

黙りこくり注文を待つぼくら…

湿り気をおびたを店内も薄暗く

沈黙に押しつぶされそうになる

もうあれから一昼夜たつ

空腹に耐えかねお店に飛び込んだ

コレが今日のごはんとなるが

なにがいい?冷やし中華ソレでいいと

ふてくされていた彼がやっときいてくれたコトバだった

これからの予定も行動ももうなんでもいい

ゆっくりとふたりで考えて行けばいい

外からは遠く鳴いている雨蛙の声が響いていた…



次「雨しぶき」
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2016/05/19(木) 15:35:25.94ID:qrslbA6Y
雨しぶき


あの夜は雨で

車の窓にはねた雫をみて

きみは言う

「雨しぶきがすごい」

雨しぶき?

「雨のしぶき」

そう言って

きみが無邪気に笑った瞬間、

太陽が

ぼくの胸に

きみの笑顔に



次も「雨しぶき」
0411名前はいらない
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2016/05/19(木) 17:41:50.06ID:bsnbvk/X
「雨しぶき」

夕方から予報通りに雨足が強まってきた

田舎の駅前通りの軒下でぼくらはしゃがんでいた

いつまでもやみそうもない雨粒を受けながら

背後に列車の音を聞いていた…

足元の水たまりで雨蛙が重なっていた

彼を見ると笑っていた

それを見てぼくも笑ってみた

通り過ぎた車の雨しぶきがカエルたちを驚かした



次は「さわやかな風」
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2016/05/20(金) 00:26:59.17ID:oomYnIV0
「さわやかな風」

線路沿いは緑に覆われて

5月の空気が満ち溢れていた

雨上がりの後のニオイは澄んでいて

ぼくらの肌を優しげに撫でてゆく

ふかぶかとした濡れた草の上を

どちらともなく手をつないで歩き

予定のない自由と

あてのない不安とにとまどい

この晴れた空が少しうらめしく思った



次「名も無い草」
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2016/05/20(金) 12:21:23.49ID:14fEC/1z
名も無い草

手をつないでかけていこう
あの先まで
空に浮かぶ雲をみた
ただそれだけで
きみは嬉しそうに笑うから
ほら音楽が聞こえる
ぼくも笑う
きみが踊る
ぼくが奏でる
きみはまわる
草がゆれて
空もまわる

雲を掴んだら
きっと、二人で
空から見下ろして
ほら
また誰かが笑って
となりの誰かが歌って
そしたらみんなが笑って
きみもまた踊るだろ
ぼくらはそう
名前も忘れて
空がまわるよ
きみとまわる


次は「帰る場所」
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2016/05/20(金) 13:34:01.06ID:oomYnIV0
「帰る場所」

つなぐ手のひらが汗ばんで

疲れと鼓動がちいさく伝わる

そうぼくだって同じ、とてもくたびれてた

足も気持ちも互いに参っているよ

顔を見合せなくともわかっている

どちらからともなくつぶやくのを待って

背後から聞こえる汽笛が呼びかける

ここじゃないんだよ

ぼくらのいる場所はもう、お帰りよと

一陣の風に押されるようにしてぼくらは駅に向かった




次は「つゆ草のにおい」
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2016/05/20(金) 15:47:41.61ID:14fEC/1z
つゆ草のにおい


懐かしい香に想いが募る

初夏の朝日のような人でした

白い陽射し、水色の空、無垢なこころ、

ありのままのあなたが好きでした

窓のしたから見上げるあなたの

瞳がすきでした

なにも持たなくても

なにもなくても

誰よりなによりすきでした

いまのあなたを愛するひとより

純粋にあなた自身をすきでした



次は「上書き」
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2016/05/20(金) 20:23:21.58ID:oomYnIV0
「上書き」

汽車の中での冷たい横顔

紅いのれんのお店でのひとこと

軒下でのほほえみ

沿線沿いで手をつないで歩いたこと

それらは今はすべてキミにとっては過ぎた出来事

きっともう大人たちによって上書きされているだろう

そしてキミ自身もやがて忘れてしまうと思う

でもぼくはまだ鮮明に覚えているのに

たとえそれらが悪い過去だとしても

あのひキミが守れたぼくはとても幸せだった



次は「手のうちのカード」
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2016/05/21(土) 11:34:08.17ID:0Z/CIC+v
「手のうちのカード」

向かい合うキミの手には

いくつものカードが隠されていて

どれを選べばよいのかがわからずにいる

オレは心を開かないキミの内面が読めない

正しい答えとカードがひけずつねにとまどう

キミは隠しているつもりじゃないのに

頑なに心にカギをかけ続けてて

もどかしくガードの固さがいつまでも壊せずにいる

ならばキミの手から

こちらのカードがひかれるのを待つしかない

こうして向かい合ったまま

固唾を飲みながらオレは待ち続ける



次は「カードを引いて」
0418名前はいらない
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2016/05/21(土) 13:02:46.63ID:PRiitcQ4
「カードを引いて」

素直が一番遠回りなのね、私は
私はあなたの真逆
あなたを逆さに映した海
だから一番近くて遠いの
理解できることの中に隠れている神秘が
あなたに私を、私にあなたを惹きつけさせる
あなたのカード以上に私を誘うものはない
フォールドなんてしないわ
私の愛にフォールドなんてない


次「ディーラーズ・ゲーム」
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2016/05/22(日) 12:53:20.19ID:wOmwT8M/
「ディーラーズ・ゲーム」

可能性が開かれ
未来が己が手に委ねられているが故に
破滅が隣にある世界で
彼らは一手一手に駒を進める
断頭台に勇みゆく無謀さで
その狂騒の故に我を見失い
精神の地平が破裂したのだと知らぬままに

さあ、私はAの1の目の前にある障害物を変えよう
水飲み場を消し、通路に崩落を起こさせ――
彼の手の中にあるAK15をおもちゃの銃にしてしまおう
君はどんな手を打って彼を勝たせる?

「賽ノ河原」
0421名前はいらない
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2016/05/22(日) 14:42:52.96ID:vQyxLMcY
「賽ノ河原」

俺の手はアイツよりも白く細い

だから懲りずに試す腕相撲でも

当然一度も勝つためしは無いのに

アイツの気持ちを試すために

しつこく挑んでみても

奴はただもういいよムリだよあきらめろ

そう笑いながら言うだけで

せっかせいいっぱいに譲ろうとするこちらの真意に

ちっとも気づかずにいるんだから

もうやめたいけどやめれずに

自分の努力のムダな繰り返しに泣きたくなる



次「ラヴ・シーン」
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2016/05/22(日) 22:24:36.89ID:vQyxLMcY
「ラヴ・シーン」

ポケットにはさっき観たモノの半券が入っている

並んで歩くかたはつむいて黙りこくる

暗い館内から明るい外に出た後も

ふたりの心にはスクリーンで繰り広げられた場面が蘇る

暗がりの世界で覗いた甘いラヴシーンが焼き付いている

なんだか息苦しくてせつなくて

やるせない思いがうっとうしくて

ふとふれた手が慌てるように離れて

なんとなく気まずい帰り道は強い日差しがまぶしかった


次は「まぶしい手」
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2016/05/23(月) 05:46:54.29ID:YHo0QCYl
「まぷしい手」

フイに時間を聞いて腕時計を見せられたとき

ヤツの手の白さがヤケにまぶしく見えた

シャツの袖をまくりあげた

自分よりもひよわな腕の生白さが日差しを受けて

一瞬目が痛む

この腕と何度も腕相撲をして負かしてばかりいたっけ

無口なヤツの挑戦が断れずに

映画のハンパなラヴシーンなんかよりも

妙に心が揺れた自分に苦笑した


次は「くちぶえ 」
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2016/05/23(月) 12:53:42.01ID:KkgRjGG3
「くちぶえ」


くちぶえが上手にふけない僕に

くちぶえなんて誰でもふけるだろ?

一生懸命吹くからだよ
もっと優しく吹いて

きみは嬉しそうに教えてくれたね

ぼくの唇から音楽は流れない

きみのいる時間に音楽が流れる


「洗濯」
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2016/05/23(月) 13:53:35.49ID:AiKKQt1/
洗濯


世界にぐるぐるてんてこ舞って
待って
離れないよう縒って束ねてきつく結ばれたいけど
神様、私ではないみたい
ほどかれて
どれだけ袖濡れらしても私たちを照らすもの
どれだけ悲しみの深くにいても晴れると知っている
すっかり涙枯れたら心折り畳んでそっとしまって箱の中眠り続ける
思い出にカビ生えぬよう
次また同じ体にくっつき合えるときはきっと晴れた日に、と、今は願う

次は「炒めもの」で
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2016/05/23(月) 16:03:36.47ID:YHo0QCYl
「炒めもの」

ローリエの葉が一枚ふわり

他の具のうえにゆっくりとまざる

今日はカレー風味ですこし辛めに

スパイスはこれでいいだろう

残りメシとわずかな野菜、それに調味料

あとはひたすらひたすら炒めるだけ

皿に盛ったら昨日の懺悔とともに食べるだけ

スパイス以外の苦みと辛さが口中に広がる

考えずなにも考えないでひたすら頬張りながら


次は「ひとり芝居」
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2016/05/24(火) 01:37:25.31ID:e20A4ct/
「ひとり芝居」

俺の笑い顔も怒り顔も

本当の姿がわかっているかのように

おまえはいつもそうして優しげに

見透かしたまなざしで見つめている

この苛立ちがわかるか?

そうだよおまえの言うとおり俺はいつも仮面ひとつ被り

おまえや他のやつらの前で気取り屋を演じている

そうしていなければ壊れてしまいそうに弱い

自分のカラを崩すのがつらくて

ヒト嫌いを演じてしまいますますヒトから遠ざかる

愚かで幼稚だとわかっていても演じずにいられなくて

おまえに嫌われるのがわかっていても


次は「告白」
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2016/05/24(火) 09:55:16.32ID:P4pR3M3B
「告白」


私にはあなたが必要です

なんどきみに告げただろうね
その度に傷つくのだから
もうやめればいいのに

いつか、きみ宛ての手紙に書いた
きみがいなければ、僕は僕でないんだって
ぼくの半分はきみで出来ているんだって

きみの心を殺したのが僕なら
僕は自分を殺したんだね


次は「仲直り」
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2016/05/24(火) 10:53:21.96ID:e20A4ct/
「仲直り」

寒い季節がやってきて

木枯らしがぼくらを決別させた

きっかけがほしくて

試験間際のともだちに

呪文とともに魔法の消しゴムを貸した

ありがとうもう怒ってないよね?

ぼくらの仲直りはウマくいった

もうひとつの願いはキミが受かることだけだよと

こころのなかで祈ってみせた


次は「ネットのなかの」
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2016/05/25(水) 03:36:54.34ID:EsRemmvi
「ネットのなかの」

ひとりっきりのコンサート

流れ続ける動画の唄をくちずさむ

Get Wild and Tough

何度もくりかえしあきずに

Get Wild and Tough

自分だけの時間が籠もる

Get chance and luck

Get Wild and Tough…

くりかえしいつまでも聞き続け


次は「コラボして」
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2016/05/26(木) 16:09:53.11ID:k5YyAgQ1
「コラボして」

僕の作る曲を

君がギターで唄う

恥ずかしいけれど

こうして唄われてみれば

ふたりのコラボもまんざらでもないねと

今夜も街の通りで笑い合う

ああいつまでも

こうしてふたりで楽しんでいられればいいな

たとえふたりぼっちのそれが愚か者だとしても

たとえこれがビタ一文にすらならない行為だとしても

たとえ誰ひとり振りかえらなかったとしても

楽しいことは楽しいと思えるのだから


次は「ぼっちのホームレス」
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2016/05/27(金) 21:59:37.48ID:oX3Wa8hG
「ぼっちのホームレス」

駅西口の歩道橋から

いつも彼は見降している

ボロボロのアナの開いた脛ののぞくズボンと

顔がかくれる帽子と

大きな袋だけ引きずりながら

ボンヤリとその大きな若い体で

のっそりと陰気な熊のようにただそこにいる

カラスが数羽はばたきながら

散らばるゴミくずをついばんでいる

ときどき手で周りを振り払うかのように

ぼっちの彼はのっそりと移動して

いつのまにか夜の界隈へと消えていく



次は「路地裏で…」
0433名前はいらない
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2016/05/27(金) 23:38:25.06ID:/zhfg4p0
世界中の全部の裏路地を
当たり前の通いなれた道にしたい

世界中の裏路地のタバコ屋の
看板娘とねんごろになりたい

世界中の裏路地の定食屋の
女将と馴染みになりたい

世界中の裏路地のしけたバーで
酔いつぶれたい

世界中の裏路地で
遊ぶ子供の嬌声で満たされたい

世界中のどこかの裏路地で
野に垂れて終わりにしたい


次「サイコロキャラメル」
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2016/05/28(土) 04:33:56.90ID:S6CuBwv9
「サイコロキャラメル」

廃墟のおしろでお三時に

ふたりの持ちよせた袋からぶちまけて

いくつものおやつを転がり出した

舶来もののお酒のチョコ

ぶどうの味のするまんまるいキャンデー

サクサクとしたクッキーやウエハースの菓子

どれも半分こするにあたり

ふたりはキャラメルのサイコロで

出た数のぶんいただこうと決めた

転がすうちに箱はスグこわれて

かじりあった甘い中身のキャラメルもなくなった

おしろの柱の時計は鳴らずに

止まったまま三時をさしたままで

ふたりはいつまでも遊んでいた


次「古い絵本」
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2016/05/29(日) 00:54:26.42ID:TE5fdtyG
「古い絵本」

そこに落ちていたモノは全てひからびて

もうすでにこの世には生きていないかのように

埃だらけで灰色がかっていた

ここは古びたおしろの廃墟

ほんのいっときだけ立ち寄っただけの場所

彼らにとってはどれも珍しい玩具でも

ひとから見たら気味の悪いガラクタだろう

色のはげた絵本も

彼らが広げたら遠い過去に引き寄せられる

そんな危いユメがここにはいくつも眠っていた

引っぱれば破れてこぼれ落ちる

とても脆くはかないユメが


次「ちいさな呪文」
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2016/05/29(日) 08:17:49.07ID:vU8qCxQ2
町外れのロボット研究所に
いってごらん

二人の科学者が
旧式ロボットを
見せてくれる
触らせてくれる

運がよけりゃ
プレゼントしてくれる


最新式は国家機密だから
見せてもくれない


月夜の晩の研究所
こっそりボクは
忍び込んだ
最新式がどうしても見たくて

奥の部屋から
まるで小さな呪文が聞こえてきた

ボクは魔法にかけられたように
その部屋に向かってステップ

とびらの隙間から覗き見た

一人の科学者が
まさに最新式ロボットを
産もうとしていたんだ

もう一人は手を握って
呪文を唱えていた
「ひっひっふー」

次は「コンクリートの花園」
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2016/05/29(日) 08:38:43.96ID:TE5fdtyG
「コンクリートの花園」

都会のジャングルに囲まれた

ここはそう、ひみつの庭園だ

いつでもこうして多々な香り良い花々が

咲き乱れているのだから…

そんなあたりまえの贅沢な環境が

あたりまえに暮らしているぼくらを傲慢に育てた

バラ園の花園が枯れないように

いつでも眺めて散策できるようにと

従兄とともに庭師にワガママに命令する

いつも満足な空間に整えろと

でもいいよね

ぼくらはここに棲む君主なのだ

花園はぼくらのものなんだ


次は「しろい花びら」
0438名前はいらない
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2016/05/29(日) 09:08:29.48ID:vU8qCxQ2
濡れた足で
ポチが歩く
煉瓦を歩く
紅い花咲いた

濡れた足で
コロが歩く
砂浜歩く
しろい花びら散った


次「シマウマ探して」
0439名前はいらない
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2016/05/29(日) 12:48:22.22ID:TE5fdtyG
「シマウマ探して」

あるとき動物園から

若いシマウマが逃げだしました

おいかけてくるひとびとと飼い主

でもシマウマはどこまでも走ります

やがてお池の近くでつかまって

とうとう麻酔でとらえられてしまいました

ヨロヨロと彼は水を求めてお池の中に

そのままその夜は空へのぼってゆきました

そしていつまでも星の中を生きています


次「排他的な」
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2016/05/30(月) 17:30:09.04ID:/wKcUjig
「排他的な」

僕は手で覚えているんだよと

音の出ない鍵盤を弾きながら彼はそう言った

正しいモラルや常識を嫌い

功くんの思考はつねに飛躍する

音が無いのなら手が覚えればいい

壊れているモノは使えないとは限らない

自分はいつも己のやりかたでやるのだ

彼はきっと排他的な

世間から見たら風変わりな生き物なのだろう

音のないピアノでも

功くんが弾けば常識を超えて聞こえてくる

そして僕もその考え方に感化されて


次「アンチモラル」
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2016/05/30(月) 21:46:15.60ID:/wKcUjig
「アンチモラル」

彼の奏でる唄と曲には

健全な響きは無く

そこにはモラルの無い淫靡な香りが漂う

でも何故か不思議と心魅かれるのだ

それはなんなのかわからないけれど

通り過ぎる人々の足を止めるものがある

一陣の唄がふと街中で

あなたにまとわりついて

その足が止まるかもしれない…

それがなんなのかがわからなくても


次「モラリズム」
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2016/06/01(水) 19:52:16.91ID:W2FGO8JK
「モラリズム」

僕は指で覚えているんだよと

音の出ない鍵盤をボクの手に重ね、

ふたりで弾きながら彼はそう言った

そうだね彼はつねに正しい

音が出なくとも彼が叩けば音が聞こえる

壊れているモノが鳴らないとは限らないんだよ

ホラきみにもこうしていれば聞こえてくるだろ?

モラルを崩せば見えないモノが見えてくる

常識をくつがえせば音のないキーからでも音は聞こえる

ふたりの指で覚えて行けばいいんだ

功くんの常識をボクも 飲み込んで

やがてボクの内部も変わっていく…



次は「宇そら宙からの侵略者」
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2016/06/03(金) 07:52:19.86ID:/ktB4f19
「宇そら宙からの侵略者」

まるい月が妖しく紅く揺れている夜は

なにかが起こる気がするのだ

そら違うよ? 良く見つめれば

いつもの散歩道も

ポチの鳴く声も

なにかがきっとちょっぴりずつ違うはず

それがなにかはわからないけれど

空と星とが見つめている

遠くから僕らを侵略せんとしながら

いつか降り注いでくる危険が感じられながら


次は「雨どいに蝸牛」
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2016/06/04(土) 13:08:38.58ID:XZ/bN3tS
「雨どいに蝸牛」

冷たく降り注いでいる雨が

壊れた瓦あたりながら

軒下の彼にそのしずくを落とす

空腹と渇きに動けずに

男の子はただジッと雨のやむのを待っていた

さっきまでそこの雨どいにいた大きなカタツムリは

今はもう彼の知らぬ間にどこかに消えていた



次は「終わらない一日」
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2016/06/07(火) 21:25:01.27ID:WmDwYj6s
「終わらない一日」

君のためならウソで塗り固めた日々でもかまわない
これは君を守るため
ボクの一日はウソで始まる
君だけのために
今日も昨日の続きが始まって…

失敗のためにまたウソついて

別れたくないのにスグ立ち去り

笑いたいのに笑えずに

話したいのに嘘をついて

自分をだましながらボクはどう生きているんだろう

それでもいいんだ
そうしてごまかしているうちに一日は過ぎてゆく
また明日が同じくり返しでも


次は‐ ニューエイジ ‐
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2016/06/10(金) 11:22:34.54ID:Og4a+NJf
‐ ニューエイジ ‐

古い時代のカラをやぶり捨て

僕らは軽やかにステップを踏んでゆく

名前も生まれも同じで親しくて

新しい時代にたん生した

指輪に刻まれた文字が見えるだろう?

それは信頼の証なんだ

目に見えるものだけ信じたい

手にとって誓うことだけも守りたい

新しい時代へ生きてゆく僕らエイジたち


次は「金の銀の」
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2016/06/12(日) 14:38:21.75ID:HH8AdRA7
「金の銀の」

ソレはあのときの会話だったね
あたまのいいキミはボクに向かい

自分もそうだよ
金と銀の区別がついたのはね
つい最近なんだよと

それがぼくに対しての
気をつかってのコトバだったのか
それはわからないけれども
右と左のくべつすらつかなかったボクには驚きのコトバで
とてもうれしかったんだよと
そう教えたいんだ


次は‐星になりたい‐
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2016/06/12(日) 19:42:16.31ID:xtegE1A/
「星になりたい」

あまねくを見下す
私は心と体の距離とってなにが起きても他人事
今日も一日床で寝る
万年経ってなにもせず見上げた天井の染みになる
六でもない生活
六つかしい行動
なにかをしたくない
なんにも自信ない
あーヒモになりたい あー
何にもせず
あー宗教家になりたい
楽してちやほや
あー結婚したいよー
ヒモになりたい
あー私のなにもない人生が早送りされていく
あー星になりたい
あー星になりたい


次は「ダサい奴ら」
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2016/06/12(日) 22:49:11.23ID:HH8AdRA7
「ダサい奴ら」

「ダサい奴ら」

一体いつも思っているけれど

僕の本音はどこにあるんだろうか?
平気で君に嘘をつき
毎日くりかえし
誰にでも平気で嘘がつける
昨日も今日も
君に嫌われたくないために嘘をつき
君にこれ以上ないくらいに嘘をついている
それでも君は笑っている

おためごかしにと自分をだまし嘘をつき続けて
僕はいつまで道化を演じるのだろう

そこの路上でふざけ合うダサイ奴ら
彼らよりもずっと僕はみっともないヤツなんだろうよ
そうだねきっと
わかっているけれどわかっているさ
そんなことは自分がずっと
もうずっとずっと前から
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2016/06/12(日) 22:50:30.61ID:HH8AdRA7
次は‐水の流れ‐
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2016/06/17(金) 03:16:12.01ID:YO2Hmoie
南の風が雨になり
ずぶぬれ猫がなあと鳴く
野に咲く花の
何もない
瓦礫の山か
蓮華の花

次題「なし」
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2016/06/17(金) 18:36:58.54ID:IRrmjm+U
なし


このドアをあけてたらさ

きみが笑顔で迎えてくれたら

僕は全部、謝るからさ

きみを傷つけたこと
きみを泣かせたこと
淋しい思いをさせたことも

ぜんぶさ、ぜんぶ



このドアをあけてたらさ
きみが笑顔で迎えてくれたら
僕は全部、謝るからさ
きみを傷つけたこと
きみを泣かせたこと
淋しい思いをさせたことも

ぜんぶさ、ぜんぶ


きみがいない部屋にいるとさ
ほんとに大切なものに気づくんだ
ぼくはきみがいないとさ
からっぽなんだよ
きみは知ってるだろう
誰よりきみを愛してるんだ

きみだけさ、きみだけ
0454名前はいらない
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2016/06/18(土) 10:00:15.72ID:CbzYnm/U
次‐あつい夜‐
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2016/06/19(日) 01:09:05.86ID:eT2eZ+Ap
‐あつい夜‐

部屋が蒸すようなこんな夜は

冷たい外に出てアスファルトの上に寝ころびたい

昼間の熱さが引いて今はこんなにもひいやりしていて

車が来たら転がって避ければいい、猫のように

いっそハダシでヒタヒタと歩いてみようか

僕の足がボクの足ではなくなるかのような感覚で

どこまでもどこまでもヒタヒタペタペタと

きっとその感覚はお月さんの上をゆくみたいだろうね


次は「キャットウォーク」
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2016/06/19(日) 23:42:53.73ID:waLFYv/L
 『 キャットウォーク 』

それは死語

今ではあまり使う人も居ない

( だってランウェイが主流だから )

だから何だって言うんだ!

別にいーじゃないか…

時代遅れでも いーじゃないか

歩いてごらん? 

猫みたいに

歌ってごらん?

鳥みたいに

色とりどりのドレス

踊るように舞う

まるで夢みたいにね

そうこなくっちゃ


次のお題『 愛だの恋だの 』
0457名前はいらない
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2016/06/20(月) 01:43:21.44ID:PdFRq10e
『 愛だの恋だの 』

普段はめったに口にすることも無いはずの

アイラヴユーなんかを

やや照れながらアイツは盛んに口にし吠えている

ふたりだけのカラオケでウサを晴らすつもりが

ムキになるアイツはここぞとばかりに恋の唄に浸ってて

俺など忘れているかのように時間も忘れて

見たことも無いような姿で熱唱し続けている

アドリヴを入れて体をよじりながら

恥ずかしげも無くアイツの口から溢れてくるラヴソングに

いつしか俺は聞き惚れていて


次は『夜の街にダンサーが』
0458名前はいらない
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2016/06/20(月) 06:01:42.20ID:VdpWblfI
「夜の街にはダンサーが」

(不確かな光が当たらない)異様に伸びた影の
足首が濃い
口は肺ではないが、私は魂
熱くさせる闇の目(過去を預けて一夜の欲望と化す)
なろうよ念仏の奥で 二重の体にかえて
焼けた肌の裏の服をめくるのは私
垂直に愛されない(遠心力で)身の置き場は背骨と炎
砕いた砂利を砕くような頭なんていらない互い違いの出番に生きてる(もはや、なんて、なんてバカな)委ねたもの、全部帰っておいで。誘ってるの

次は「バカにされたまま一生懸命に無駄な努力を続けている偉い人」で
0459名前はいらない
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2016/06/20(月) 08:33:57.13ID:3BRdc8rV
『バカにされたまま一生懸命に無駄な努力を続けている偉い人』

徴税吏が雑居に墜ちて惑乱
孔雀が籠の切れ目を暗緑色の目で探す
龍は盲目になりながら湖を飲み干し
刺股を抱えた検非違使は夏の夜に吃る
みんな一生懸命
みんな一生懸命

夏の夜に一人街角で斧を持つ
夏の夜に一人街角で斧を持つ

按摩は囁く声を頼りに朝に掴まり
老母がよろよろと歩く
魂はそこにはなく
慣性はそこにはなく
揺らいだ蜃気楼のみ
夏の枯れ葉

狩の夕べに公家の髭
嘲笑と自若

猿に枷を
浴衣に帯を取らず


次のお題『宵越し』
0460名前はいらない
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2016/06/20(月) 14:39:01.91ID:PdFRq10e
『宵越し』

普段はめったにこんなことなんかないけれど

ふたりで明けくれた朝はまぶしい

昨夜までの唄で騒いでいた興奮は今は沈下して

宵越しの日差しはやたらと目に痛い

そういやアイツは珍しく恋の唄なぞ喚いてたっけ

疲れて眠るアイツの重みと体温がまだ肩に残る

俺の中ではまだアイツは熱唱し続けているみたいに

いつまでも頭の中で残っているけど

隣に並んで歩いているコイツは

もういつものムッツリとした無口な男に戻っていた


次『愛撫』
0461名前はいらない
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2016/06/21(火) 20:43:34.88ID:hYHq2Hka
『愛撫』

きみのうでの肉をひとつまみすると

ちいさな固い筋肉と骨にふれた

しろいヒフが動くたびに

まるでうで全体が別のいきもののように

ヘビのようにあやしくうねり

不思議なモノに見えてしかたがなかった

とすると今こうして

ぼくのヒザを撫でさすっているもう片方の手も

なにか得体の知れない存在なのかもしれないんだと

きみのそばに寄りそいながら思った


次『夜咲く花』
0462名前はいらない
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2016/06/23(木) 16:32:46.95ID:CF2YzuFU
『夜咲く花』

夜の向こうには花畑

フッとため息をついたらチューリップの花がゆれた

さざなみのようにユラユラ揺れながら波打つように花畑で

黒い蝶がおどろいて静かに逃げていく

夜の闇に漂う雲もうっすらと呼応するように

ゆっくりと夜空を白く大きく流れてゆく

一面に咲き誇る闇にゆれる白い美しい花たち

彼らは風に吹かれがらなにを思うのだろう

そして逃げて飛んで行った蝶よきみはどこへゆく?

闇にとけてそのはざまに消えてしまい


次『かごのなかの蝶』
0463名前はいらない
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2016/06/25(土) 20:01:23.37ID:p3yVXIaS
『かごのなかの蝶』

きみはちいさな蛹でやがて蝶に変化する

夜のきみは別人のようで

ボクのこころはときめかされる

昼と夜とでは女はこんなにも変わるものなのか

固いカラから出てきたきみは誰?

優美な姿態に驚かされる

昼よりも密かに囁いてくれるきみの声は魔法

手で慰撫するよりも優しく

抱きしめられてもらうよりも安らいで

アルコールに淀む神経ののヒダにしみ込んでゆく

同じきみなのに

昼と夜とではどうしてこんなにも違うのだろう?

どちらのきみが好きなのかと問われれば

きっと今のきみは多くの謎と嘘とに包まれている

ぼくはどちらとも言えないかもしれないね

でもできればきみに許されるのなら

夜のきみだけかごに隠し閉じ込めておきたい

今夜だけの大切なひみつとして


次 ‐魔法のお酒‐
0464名前はいらない
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2016/06/26(日) 00:18:58.82ID:afmLQoeQ
「魔法のお酒」

ひといきれの香水がそこら中 踊って抱いて歌ってる笑みと闇
この世界と日常が別なんて馬鹿(なんて馬鹿な!)
初めての顔に突然キスされたいのに
化粧がよく見えるホテルでされたいのに
来たように帰らないでシャワーを浴びればいーのに!
いつだって賑やかな夜景を見下ろしたいのに
目覚めれば地球が爆発しちゃっていいのに
快楽と興奮がすてきな尻尾でいーのに!

ダンス! そしてラッキー
ダンス! さらにラッキー
ダンス! まさにラッキー

ビルと道の裂け目に吸い込まれるでしょう
自動的な人形は振り向きもしないでしょう
弾丸は止まる まだ撃ってないから
余計なお荷物に私は気づいてるんでしょう
糸の絡む愛なんてもうたくさん!
素面にも続いてる歩かせない酔いが抜け切るまで人間、私、人間

次は「恋≠愛(友へ)」で
0465名前はいらない
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2016/06/26(日) 04:14:23.78ID:zQAECSNS
「恋≠愛(友へ)」

きみが荒み落ち込んでゆく姿はもう見たく無い
きみの笑顔を守るためにぼくは命もかけるだろう

愛というほど明確で
愛というくらいに汚れたものではないけれども
ぼくのこころの中にきみはいる
ぼくらをはばむものは固い壁
きみは誰をも拒絶して
ひとを怨むことで生きようとしている
それはいつもぼくのこころのちいさな痛み

きみが幸せになれるのなら
ぼくのこころをささげよう
それできみがきっと救われるのなら
ぼくはどうなろうとかまわないから

これが恋というものならそうかもしれない
これが恋と同じものならそう信じよう

きみのこころを打ち崩せるものがあればいい
きみのこころの壁がいつか壊れてしまえばいい

冷たく固いカラに閉じこもる
そんなきみにしたやつらをぼくは許さない
すべての人々の愛と引きかえたとしても
きみをとりもどしたい


次は「空を見あげて」
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2016/06/28(火) 16:54:51.05ID:MCUqqL6d
「空を見あげて」

ビルの置上では青空が広がっていた

いつも怖気づいてぼくにまかせるきみ
とまどい怯えているそれがいつものパターンだね

今日はここちよい風が吹いている

死にたい死にたいんだよと
その繰り返しでつぶやいている
ぼくをいいかげんうんざりさせて
いっそその背中を静かに押してあげようか

風がぼくらの顔を撫でていく

ここから飛び降りたとしても
こなごなに壊れたきみの心と
そのか弱い体のカケラくらい拾うから
怖がらずにまかせてもいいよ

きみがそう願うのならばぼくはかまわないから
きみが死たいのなら勝手にすればいい

壊れた金アミが風にバタバタと揺れ動く

そっときみの背中に添えている手に
ぼくが力をこめれば全てが終わる
そうしてほしいのならそう言うがいいのに

そら眼下には風景が良く見えるよ

うっとうしいお守りが友情のあかしなんて
くだらないことは信じないで
そんな自分が好かれようだなんて間違っている
くやしければ何度も蘇るがいい

ころされたいのもしにたいのも同じならば
ぼくは喜んで手を貸してあげよう
冷たく震える手が今にぎり返すのなら
ぼくは待ってあげてもいいけれど


次は「声がかわる頃」
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2016/07/02(土) 09:08:22.88ID:TTlTI/FW
「声がかわる頃」

梅雨の訪れとともにけたたましく響き合う

カエルの鳴き声が聞こえる頃

話声にも変化が起こる

コロコロした声は低くテノールに

セキこむ声もすこし慣れずに

夏の始まりには

互いにすこし大人びた笑い声を交わし合うのだろう


次は「森林浴」
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2016/07/02(土) 16:54:27.61ID:kSQS+g60
森林浴

ある夏の早朝に私は森の小道をひとり歩いた
やさしい朝の木漏れ日がさし
みんみんと虫の音が
ぴよぴよと小鳥のさえずりがなり
そよ風がやさしく頬をながれ
近くにせせらぎの音が聞こえた

次題「森のくまさん」
0469名前はいらない
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2016/07/03(日) 08:39:09.05ID:8pdsa00Z
アレックスくんは言いました

ぼんくちにはハチミツもたべものもたくさんあるからおいでよと
でも森のくまさんは首をふりふり
きみのしんせつはウレシイけれどそれはできないよと
かなしいひとみで言いました

アレックスはどおしてなの?と聞きました
森のくまさんはさみしげに
だってぼくはこんなすがたをしているし
にんげんたちからかくれて生きているし
たくさんの敵がきみ以外里にはたくさんいるんだよ
悲しいけれどここでさようならだね

アレックスが見送るそのうしろ姿は悲しげで
着ている服はボロボロで体中血だらけで汚れていて
おおきな手にはちぎられた鎖のついたままの手錠がはめられて
それをうっとうしげにしながらくまさんは大きな体で森に消えて行きました
彼のいなくなったあとで大きな泣き声が森から響いてきました

アレックスはかばいきれずにいたことに震えていました
どちらの泣く声も朝もやの森の中でこだまして


次は‐かたつむり‐
0470名前はいらない
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2016/07/05(火) 02:14:19.08ID:LrHJjnyA
‐かたつむり‐

きみのうでをちいさなカタツムリが這ってゆく

その細く固い筋肉と骨とうすい皮の上を

ゆっくりとちいさな生き物は重いカラをのせてのろくさと歩いていて

うで全体に別のいきもが動いているサマは

なんとなくおもしろくてなんとなくキミ悪くて

不思議なモノに見えて思わずおかしさがこみあげる

きみのそばに寄りそながら笑う僕の手の上に

そのちいさな生き物は腕から腕へと

ゆっくりとナゾの体液を粘りつけながら移された

そしてなんとなく不快になる今度は僕の腕が

こいつの歩く遊歩道となりかわり


次は‐アヒルの遊覧船‐
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2016/07/09(土) 08:42:21.65ID:PcDkbgEj
‐アヒルの遊覧船‐

空が回転するように晴れ渡る
そんな日に
こうして湖に浮いていると
水面下の大きな船体が
うっかりするとその羽をバタつかせて
そのまま飛んでしまいそうに
少し不安になるんだ
無論バカげた空想なんだけれど

今はこの平穏を
ただゆっくりと揺られながら楽しみたいね
なんしろここは煙草も吸えるし空気もいいし
ひとり独占できる唯一の空間なのだから

ウソさただ他に誰もいないだけ
それでも振り向けば船内で笑う船員がいて

次、‐シーツの臭い‐
0473名前はいらない
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2016/07/10(日) 23:28:45.88ID:jejRRVoq
‐シーツの臭い‐

少し湿気った布団と枕がシワだらけの

ここがスペースコロニーだ
僕のお気に入りの場所
そして安住の地で隠れ家だ

僕はここが好き
この少し薄暗く少し窮屈な
この空間を愛している

僕はここで寝てそしてここで起きる

淀むような少し据えた自分の臭い
この気持ちそしてこの安堵感

誰だっていれてやらないよ
誰もが好きになる空間でも臭いでもないし
こんな僕は変人かもと思うけれど
でもやっぱりここしか愛せないから

次は ‐涙ひとつぶ‐
0474名前はいらない
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2016/07/13(水) 20:05:39.55ID:q6d37qb8
‐涙ひとつぶ‐

きみは帰ってくるのだろうか
きみの帰る場所を教えたい
それはここだよとここなんだよと
僕は必ず待っているから
世の中の人にまじり彷徨うきみは迷い子
帰る場所を無くして
たくさんの人だかりに集まり
いつまでも帰路につこうとしない
帰る場所など見つけようともせずに
漂って漂って

幽霊のようにフラフラと
彷徨い歩きながら
とてもとても悲しいうつろな目で
ひとつぶの涙浮かべて

きっとたくさんの人間の中から
きみを見つけられると思うけど
灰色の影はぼくを探している
ひとつぶの涙浮かべて

帰る場所はここだよ
帰る場所はここなんだよ


次は‐戸惑う魂‐
0475名前はいらない
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2016/07/15(金) 18:15:23.44ID:7WcjJnyR
‐戸惑う魂‐

ぼくは君の足元を照らすためのちいさなライト
君を導くために生まれたのだろう
君を守るのの知恵と強さを身に着けるための
きっとそのためのぼくのプログラム

出会いのトリガーが作動したら
そこからがぼくらの始まり
別々の人生を送ってきてもぼくらは出会えた
君の不安定さや危なっかしさ
傷つきやすい繊細な魂は
薄汚れながらとまどい迷っていた

引き揚げて導いてやらないといけない
でも君に自分で気づかせ戦わせ教えるしかない
示唆しながらぼくはただ見守るだけ
横道へ行きそうになれば励まして
静かにこちらへとこまねくだけ

どうか道をはずさないで
ぼくの明りはそらつねに照らしている



次は「睫の影で」
0476名前はいらない
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2016/07/19(火) 01:14:24.15ID:h+azgxQP
「睫の影で」

きみはなにも話さない
だからぼくも話さない
沈黙には沈黙で返すから
いつまでもぼくらは黙ったまま

無言でいるのが苦しくなるまで
どちらかが降参するまで
沈黙の闘いは続く

その睫の影で
一体何を思っているの?
固く閉ざした心とは裏腹に
濡れた長い睫はふせたまま震えているよ


次は‐閉じた瞳‐
0477名前はいらない
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2016/07/21(木) 03:27:23.57ID:z+em+odw
‐閉じた瞳‐

窓からすべり込む風はいたずらに
スケッチブックをめくりバラ巻いた

きみを描いた紙片が

風に吹かれて散らばってしまった

放課後の美術室で

モデルになってくれてたきみの記録

その長く濃い睫が好きだ

うとうとと眠るきみの

閉じた瞳をこっそりと走り書きした

きみに拾われる前に

きみに気づかれる前に

慌てて拾い集めたけれど

窓からすべり込む風はふたりの足元を通り抜け


次は‐氷は水に‐
0478名前はいらない
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2016/07/24(日) 17:38:56.56ID:NcKJsHEj
‐氷は水に‐

ビルの谷間から大きな虹が覗いている
水たまりに映っているのは
わだかまりが氷解したばかりのふたりの影

それはカゲロウのようにユラユラと揺れている
小指だけでつながれていたふたりの手は
今はしっかりと握られている

僕の問いかけに答えてくれた
彼の静かにゆっくりと触れた唇が
互いの固い壁を溶かしたのだろう

それはまるで氷が水となってゆくかのように…


次は「アレルギィ」
0479名前はいらない
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2016/07/26(火) 01:06:07.67ID:boiYM/g8
「アレルギィ」

理屈だらけでこりかためて
まるでコトバで武装しているようだねと
そんなふうにからかわれた日に
ぼくはきみの目の前で初めて泣いた

抱きしめられて自分の馬鹿さ加減に気づくまで
どうしようもなさに震えていた

ヒトのコトバに反発して
素直に受け止めれずにぼくの気持ちは
いつも拒絶反応が出る

コトバでは敵わずに
どうせ力でも敵わないのに
そんな相手にだけ見せるひ弱さが
ただ恥ずかしくてただくやしくて
拳で叩く相手が拳から逃れずに
温かく受け止めたのが悲しくて

そんな自分の馬鹿さ加減に気づいたまま
どうしようもなさに泣いていた
こぼれ落ちる涙とともにアレルギィも消えるだろう
0481名前はいらない
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2016/08/02(火) 07:59:11.88ID:rNJ39vBE
‐浮きわ‐

海にポカンと浮かんでいる
忘れられたようなちいさなウキワは
どこから流れてきたんだろ?
海の中からお腹の膨れたクジラが
潮とともに噴出したのかしら
プカプカと寂しげに
昼も夜も浮いている
主のいないあのウキワは…

次 ‐古い扇風機‐
0482名前はいらない
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2016/08/05(金) 01:09:24.44ID:+lD6oOGM
 ‐古い扇風機‐

エンジンがかからなくなる
動きがニブくなる
羽にはところどころ割れ目が
台座は汚くスイッチははずれかかってて

終わりの合図を鳴らしながらも
また今日も捨て損ねて
同じ命をくり返し使う

真新しい製品の広告が
紙面からしつこく誘うけれど
今年はこれでやり過ごそう

お互いに
仕方が無いね
まだ平気だよ大丈夫だからと
言い合いながら


次「音のない風鈴 」
0483名前はいらない
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2016/08/08(月) 15:54:06.16ID:vEacRc2x
無音 無音 まじ むおん

むおんの世界へようこそよ

無音なら鈴木ちゃんも喜ぶわ

無音 無音 まじ むおん

無音 無音 まじ むおん

次 「中田ヤスタカ」
0484名前はいらない
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2016/08/09(火) 01:41:27.58ID:Hq4m5kRS
「中田ヤスタカ」

中田くんの名前だけが残る

ノートの最後の余白が寂しい

きっとキミは向こうでもウマくやっていんだろう

だから心配しないけれど

時々はこうして思い出してほしい

連絡網から消えるキミの名前

忘れられたようにカラの机

いつかどこかへ片付けられる

そんなのは悲しすぎて

僕は僕だけでも忘れたくはなくて

落としていった上履きを校舎に隠している

誰も知らない秘密として


次 ‐なくした小片(ピース)‐
0485名前はいらない
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2016/08/09(火) 14:22:52.97ID:M7bFWnKF
YO YO 
小便くせえ お前のま○こ

舐めてといってる マジ勘弁YO

そんなこんなで 言ってるうちに

高所から 聖水 口の中黄色

上下左右 縦横 十字コントロール

マリオブラザーズ並みに ピーチが怒って

俺は今日も強制的に ま○こを舐めさせられる

次 「真野君」
0486名前はいらない
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2016/08/10(水) 03:38:04.50ID:i9WmEkVU
お題に合わせろよカス 荒らしのつもりだろうがイイ気になるなよ?野郎が
0488名前はいらない
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2016/08/13(土) 11:20:11.15ID:Xm76XNte
なくした欠片

青空は代わり代わりにペダルを二重のギアで
流れってったものは風だけではなく
追いつくものは自分そして勤勉さ

一晩中はいつまでも、と、今朝の新聞が知らせる
ほのかに甘いコーヒー
蜜のよどみ
私たちは経営をしているの
死は時間ではなくもっともっと膨大な過去
痛みはない

忘れっぽい天使たちのキスシーンが
流れていったものを拾っては落とし探しては消え去る
どこ?
心のずっとずっと薄い膜が光の屈折を許さない限りずっと

次は「真野君」で
0489名前はいらない
垢版 |
2016/08/13(土) 18:43:12.13ID:ZfoQvjuy
今読み返してたら欠片じゃなくて小片なのねごめん
0490名前はいらない
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2016/09/16(金) 03:47:35.12ID:0ddetjTH
「真野君」

真野くんよりの伝言

ノートの最後の余白にたったひと言

きっとキミはイマでも孤独でいるんだろう

このコトバを見るとつらい

いつもひとりで本ばかり読んでいた

ひっそりとした淋しげな姿が

思い浮かんできて

そんなキミがきっと

考え考えながらポツンと

書いてくれたのだろうと思うとぼくは


次は‐秋の月夜に‐
0491名前はいらない
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2016/09/18(日) 23:32:32.34ID:IKLxasym
‐秋の月夜に‐


月が花畑を照らして
まぶしいような明るい晩
背後で音がした
ポン、と爆ぜる様なかすかに
振り返れば小さな花が開いていた
その瞬間を見逃した僕は
こうこうと輝く月の下に続く白い道に
足元まで明るく照らされたまま
立ち尽くしていて…


次は「枯れ草」
0492名前はいらない
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2016/09/21(水) 14:40:40.18ID:LWZ/kCQu
「枯れ草」

何処へでも行けよ
何処へでも
長く細い蔦が足首に絡んだまま
カサカサと草の根かきわけて
俺を置いてお前は
何処へでも行くというのか?
それは捨てられたのだと
思ってもいいのかい

何処へでも行けよ
何処へでも
この枯れ草の茫々に生える地に
俺を置き捨てて
二努とふり向かずに消えてしまえよ


次は「月明かり」
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2016/09/24(土) 01:04:05.42ID:JaM1A/Q5
「月明かり」

まるい月が妖しく桃色に輝き

空と星とが見つめ合うこんな晩は

なにかが起こりそうで

恐怖に打ち震える

空も星もがまぶしくて

きっと何かが

遠くからここを侵略せんと

危険を感じながら歩いている


次は「ナルキッソスNarcissus」
0494名前はいらない
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2016/10/09(日) 03:26:11.22ID:jhkyjqGA
「ナルキッソスNarcissus」

口から吹き出す水しぶきが

空中に虹をつくる

目の前のきみの尖った嘴を濡らし

森の中は幻想的に輝いて

僕らだけの美しい楽園となる

駆け巡る僕の白い脚も光り

いつかきみのような翼を広げて飛んでみたい

けれども足元の水たまりに映る

僕はきっときみよりも誰よりも美しいだろう

今神様は僕を愛している


次は「with no way out(出口の見えない)」
0495名前はいらない
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2016/10/14(金) 04:42:31.22ID:+zRrZj2/
「with no way out(出口の見えない)」

最初に教えてくれたのは君だ
争いに終始符はないのだと そう
手始めに君の武器を無効化するよ
愛情で僕に攻撃しようとする
その行動を堰き止めたいから

僕の野望を語って欲しいなら
君の本心を渡し出せ
僕の武器は僕の本能だけ
悲壮家の君と僕の攻防戦で挑んでみよう
with no way out

ただこんなのは君もわかっている
無駄な争いなんだと
お互いにtheendにしたいときは
握手で交わし合おうよ
突破口は案外簡単に見つかるハズさ


次、「シーツの波」
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2016/10/15(土) 00:17:09.95ID:Hf6eRkhR
「シーツの波」

シーツの波の上で
毛布にくるまれながら
泳いでる僕らは
ベッドの海に浮かぶちいさな白い魚
互いのあしがぶつかり合ってもかまわない
バタバタと暴れて飛び跳ねて
くたびれたら枕に沈んで眠りにつく

闇の帳は深い海域
静かな波間に漂いながら
ふたりの肌が触れ合いながら
互いの寝息だけ聞きながら
心地よく眠っている

次は「冷たい風」
0497名前はいらない
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2016/10/16(日) 23:26:16.19ID:VT2DHw+W
「冷たい風」

凍えた夏の日に
見えるものが事実ならば
怖がりも恐れもしない
リアルな世界の向こうへと

―私は冷たい風に吹かれてただそこに居た

ガラスで囲まれる都心の深夜の鼓動
迷路のように続く歓楽街の喧騒
なにもかもに圧倒され
こういう場所にある 錯乱した気持ちや戸惑い
もう少しで壊れそうな国の現リアル実が
静かに静かにと
私が私のために直して見せよう


次、「What's wrong with you?(どうしたの?)」
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2016/10/18(火) 02:05:33.29ID:F121t4J5
「What's wrong with you?(どうしたの?)」

もう会えないんだねと
寂しげに笑うキミ
抱きしめたいかわりに
殺意が湧いて来た
どうせ引き裂かれるのなら
今宵月の晩に約束の場で
いっそこの手でころしたい

もう会えないんだねと
寂しげに笑うキミ
抱きしめたいかわりに
憎しみが湧いて来た
何故そんな笑顔になれるんだ
僕との別れが悲しくないの
いっそ綺麗な笑顔ごと消してやりたい

What's wrong with you?
君の問いかけに答えられない
俯くまま僕は小石を蹴った
割りきれないのは幼さの証だと
自身の心の中で嘲笑いながら

次は 「Gotcha!(モノにした)」
0499名前はいらない
垢版 |
2016/10/22(土) 20:45:23.65ID:oK8Ev2ys
「Gotcha!(モノにした)」

押し付けられたヒフの感触
熱い思いが溶け合って
今日の空のように高くなる

Gotcha!キミは笑う
くるくるとはしゃぎながら
Gotcha!キミは叫んで
そこいらをコロコロと走り回り

なにがそんなにウレしいのか
ボクの周りを踊りまわりながら
いつまでも頬染めながらはしゃいでいて

Gotcha!声高らかに唄い
Gotcha!勝ち誇ったかのように笑い
ボクひとりがあっけにとられたまま


次、「空高き日」
0500名前はいらない
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2016/10/27(木) 12:02:08.95ID:ez24PQaO
空高き日

私たちが膨張していく
どんどんいろんななものが私化よ
どこにでもぴったり分の仮面を用意できる棚
棚をしまう棚
開いた棚をしまう用の棚
役割してく名刺入れと過去、それをしまうスペースと、棚を作るための台、それをしまう棚
私が会いに行くためのあなたと、あなたに会うリトルな私、それもまた私
吸う空気を吐く
吐いた息が吸われ
私は、私の巨人の胃の中が世界と思う
星の輝きひとつひとつが、もう一人の私と思う
いま、膨張していく私たちならばね

次は「アイドル」で
0501名前はいらない
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2016/10/31(月) 02:48:04.25ID:5qs+AmJn
「アイドル」

キミの手の中にある
その真鍮のリンゴは
重そうにずっしりと乗っている
聡明そうなその瞳と同様に
妖しく白い手の中で輝いて
なにかを静かに秘めているように

永遠に誰にも齧られることなく
その形を冷たく保ちつつ
今はキミの手の中で温まる

偶像、それは彼らには象徴されること
永遠に溶け合わずに気がつかずに過ごすのだろう
ボクはキミを崇拝して
キミはボクに崇拝され

次は‐プロムナード‐
0502名前はいらない
垢版 |
2016/10/31(月) 03:31:05.45ID:NDjBRdpc
故意に付き纏う
https://www.shigureden.or.jp/source/img/about/fuda/086.jpg

こねことくぼみ
http://switch-box.net/wp-content/uploads/2013/07/wallpaper-guitar-photo-12.jpg?12d82b

しおがおつくり
https://www.youtube.com/watch?v=2GSgeyVIP24

1:48 ストーカーはもうぼかしてごまかそうもないよ 
ちゅうしょうてきなんてあったあなきがつかないだけか おおすぎて
すとーきんぐにせいせいどうどうはおかしくないですか?はんざいですよ
https://www.youtube.com/watch?v=eN4isGPW3LQ
0503名前はいらない
垢版 |
2016/10/31(月) 21:10:40.73ID:OL3y+NyV
「プロムナード」

一途の中にありえたはずの
見なかった景色と思い付かないアイデア
行くとあるか
どこにあるかと

待ち合わせる由もない
たとえ今日から一対のものになるとしてもこれまでの道は気まま、何一つ宇宙に同じ流れはない
同じ過去はない

浜辺の砂はすべての文字だから
私たちは生き、足跡を作り続ける
振り向いて忘れ去ったものと奪われてしまったものを想う
キラキラと輝くものを何度でも確かめあるいは引き返して拾う
危険ないとこへ置く、柔らかいところへ投げる

くたびれるだろうが
泥の中は行かずまた歩き続けたいと願う
新しい装いで
ポケットに固いものを隠して

次は「清涼飲料水」で
0504名前はいらない
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2016/11/02(水) 04:04:01.10ID:ZS+qGH9o
「清涼飲料水」

午前4時になるとバイクの音が止まる
いつもの自販機の前で
彼は下りてわずかな休息の時間にする
そこで静かにタバコを吸うときもあるけど
今日は自販機の飲み物を買っている
ガチャンガタンゴロン
深夜に響きわたる金属的な音が
この夜更け、イヤもう夜明け前の路上に広がる
やがて一服が終わるとまた
バイクにまたがり配達の続きを始める
スズメの鳴き声よりも早い
それは彼の毎日の仕事

次、‐排気音‐
0505名前はいらない
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2016/12/01(木) 01:50:51.27ID:ON+JSDNG
‐排気音‐

話すべきことはきっと山ほどあるハズ
でも今はこうして
きみの背中に頬うずめていたい
通り過ぎてく街並みと
耳に響く流れるこの排気音だけ聞いて
黙ってふたりでただこうして…
どこへゆくのか
どこにたどりつくのか
どちらも話さないけれど
しがみつくボクには
背中のあつい体温だけ感じていたい…
ここにいる間だけは
優しい気持ちでいられるから
ケンカもしないふたりがいる
だからまだこのまま


次は「ケースに詰めて」
0506名前はいらない
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2016/12/02(金) 03:03:28.90ID:1/FPPbhL
「ケースに詰めて」

いまが嫌いだと言うきみは
いつも重い荷物を抱えている
ボクが手をかそうとしても
強くふりほどいて
教えてよ
いずれ捨てると言うものを
なぜそんなに抱え込むのだろう
苦痛も希望も未来も
きみは一緒くたにして
手放せないはずもないのに

いまが嫌いだと言うきみは
狭い肩にその汚い袋を背負ってる
ボクが手をかそうとしても
強くふりほどいて
聞いておくれよ
それならせめて分けあおう
いずれくる別離の日のために
ボクのケースに半分詰めて
どうせいらないと捨てるのならば
ボクが半分くらい貰うから


次、「終わりのない話」
0507名前はいらない
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2016/12/03(土) 21:56:18.21ID:vZ+xWHmF
終わりのない話

目を、
つむーーーーる。その
先ーーーーに、なに
か、が、ある、か、な?
ひとーーーーみ、(ひどい)痛み。
真っ暗、クラ、クラ、のなか、
パッと、
ひかーーーーり、(ひどく)痛い。
とっかーーーーかり、どこ?
ひっかーーーーかり、ます、
か? その、他、も、ろもろ。
自分、外、が、否、以下?
もし、
もしも、
もしもーーーーしの、声。
誰かーーーー今、さら?
一人(で、いたい)手掛かり(すら、ない)今年の(もしも、死)、
芽をーーーー摘む、
る?

次は「双子消失」
0508名前はいらない
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2016/12/04(日) 04:48:01.93ID:TykAAtmm
「双子消失」

毛布から出てごらん
ふたりの温もりはもういらない
ぼくときみとの類似点はなにもかも消したいから
互いに別々に暮らすために
もうすがりつきながら生きる必要はないから

Yeah, definitely
これまでは互いにささえ合っていたね
けどもうぼくは終わりにしたい

ぼくはこれから別の人生を歩いてゆく
ふたりの卵子は破裂して
冷たい世界に放り出されたんだから
これからぼくはひとりで
愛する相手を探しにゆくよ

互いの見えないカラは消失したから
きみも自由に生きるがいいさ


次は「yesterday」
0509名前はいらない
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2016/12/05(月) 21:18:31.68ID:VNThtSol
「yesterday」


長い間電車に乗って 倶知安に着いた
真っ暗な駅 だだっ広い通りが広がる

コープで買った弁当食べて ベンチで眠る
誰も来ない冷たい夜

始発のバスに乗って羊蹄山へ行こう
シマリスたちが笹原を駆け回る朝の闇の中

ザックからパンを出し 食べてアンパンマンになる
遠い遠い幼児の日々のように

清流は遠く 飲むことはもう許されない
昔からの狐たちのエキノコックスのために



次は「空気」
0510名前はいらない
垢版 |
2016/12/05(月) 21:18:48.99ID:VNThtSol
「yesterday」


長い間電車に乗って 倶知安に着いた
真っ暗な駅 だだっ広い通りが広がる

コープで買った弁当食べて ベンチで眠る
誰も来ない冷たい夜

始発のバスに乗って羊蹄山へ行こう
シマリスたちが笹原を駆け回る朝の闇の中

ザックからパンを出し 食べてアンパンマンになる
遠い遠い幼児の日々のように

清流は遠く 飲むことはもう許されない
昔からの狐たちのエキノコックスのために



次は「空気」
0511名前はいらない
垢版 |
2016/12/06(火) 06:05:16.94ID:q6aQvbcD
「空気」

きみの口から洩れた吐息が
白く冷たい上空へ流れてゆく
ぼくは空から仲間たちとそれらをかき集め
ひとつの雲をこしらえた

高い高い空の上から
やがて降り注ぐものは霙や雪になり
またその地上に舞い戻る
凍りつく空気も
温かい空気も皆
誰のものでも無いから

寒さにふるえているきみの元へ還るよ
キラキラと細かな破片ちりばめながら
その紅い口元へまとわりついて



次は「落ちてくるモノ」
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2016/12/09(金) 07:09:42.23ID:xc2H0g5G
落ちてくるモノ


グランドに落ちてきた、クルクル回るぼたん雪を
制服の袖で止めた放課後
バス停に向かって歩き出す2人

君のバッグにも雪
すぐ溶けて濡れていく
バスは9分遅れて到着した「じゃね」「また明日」

曇る窓に笑顔
泥水跳ね上げて行ってしまったよ


次は「こたつ」
0513名前はいらない
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2016/12/17(土) 01:08:12.13ID:eZKL4MVJ
こたつ

朝は四本足の
昼は六本足の
夜は八本足の
生き物ではないが
マシーンとも思えないもの
私のものだが
あなたのためだが
あなたのためだが
私のものだが
スカートを履いて
素足は
木よ
まったく濡れない木よ
乱暴は今似合わないから
でも飲酒日和

次は「対等なファイト」
0514名前はいらない
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2016/12/17(土) 07:28:31.19ID:SjpFW3+p
「対等なファイト」

キミの手にはいつも
何通りものカードが隠されている
クールでとりすますその顔から
内面が読めず惑わされる
正しい答えとカードはどこ?

フェアな戦いのハズだのに
その心のカギがはずせずにマゴマゴと
こちらの不利が続きとまどう
だからいっそ長期戦で
キミからキミの手からカードが引かれるまで
ぼくはジッと待ち続けるんだ


次は「sad boy 悲しい少年」
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2016/12/17(土) 22:48:34.38ID:BGRYtVV4
sad boy悲しい少年

噴火前の木曽路で 出会ったね
オリンパスOM−Dを持った 理工学部のきみ
王滝山荘で 
おでんを食べてた

俺はその日 同じくオリンパスの
OM−1を肩にぶら下げていた
うどんを食べながら きみと話したね

子供のころ 何も買ってもらえなかったのさ
だからこうして 昭和の名機を持ち歩いてるんだ、おじさんは

次の年の夏
あっけなく噴火
王滝山荘、八丁ダルミは火山弾の報復爆撃に蹂躙された
うどんとおでんを向かい合って食べた空間は
怒った溶岩によって 焦げたよ

OM‐D(デジタル)よ
まだ生きているか
フィルムカメラOM−1は このとおりシャッター正常に機能している

大学は卒業できたのか
悲しい少年は 気弱く心配しながら
まだ生きている
0516名前はいらない
垢版 |
2016/12/19(月) 01:55:15.00ID:8/iLWksi
次  「 No way! (嘘だろ!)」
0517名前はいらない
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2016/12/19(月) 07:32:43.61ID:8/iLWksi
「 No way! (嘘だろ!)」

押し付けられた唇を
はねのけ離れるキミを見て
思わず自分の心に出た言葉

No way!
(なんでまた…)
No way!
(ついなんとなく…)

離れたふたりの唇は
まだとても熱かったけれど
きっと自分ですらも予想もしない行動に
このまま森にかけ込んで
なにもなかったことにしてしまい
ひっそりと夜まで隠れていたい

No way
(そういつも唐突に)
No way
(そういつも愚かで)
No way
(後悔もして…)


次は「暗い森 」
0518名前はいらない
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2016/12/19(月) 11:47:08.03ID:HPsBIr2N
暗い森

「これ」からだいぶ離れてしまった
人力の地を過ぎ去る
海と祈りから離れて円と直角を忘れるまで歩く
土を踏むほどに違った形の知恵が芽生えはじめる新しい自分にアップデートされ、変わり続ける慣性は枯れない
行き着く
まぶしい花と、裂かれることのないマテリアル、バカな風、顧みられない花言葉といまだ感じられない湿気。動物の血と魂が招く森は、日から切り取られている。神に見捨てられているのに、ちゃんとそこにある
笑む者になれるか
さらに行くための試練として、太陽が知りもしない木の根を踏みつけられるか
私の前に息づく暗い森の前で私はただただ立ち止まって息づいている

次は「ハラスメント・ハラスメント」で
0519名前はいらない
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2016/12/20(火) 07:17:12.93ID:eXSPZTWj
「ハラスメント・Harassment」

夜 帰ると部屋で泣くきみ

今日もたくさんの苦しみにいじめられた

この世界は夥しい悪意に満ちている

そんなHarassmentに囲まれて

か弱いきみは耐えているね

明日も君は出かけるだろう

つらさに耐えて悲しみに耐えながら

その孤独と戦い生きている

帰ってきたらまた

声も無くひとりきりで泣くのだろう


次「寂しい唇」
0520名前はいらない
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2016/12/20(火) 21:37:01.68ID:HsX8Mu4m
「寂しい唇」
メイクせずに会って、と頼んだね
新幹線のホーム東の隅っこ強風域

ナチュラル・ピンクのリップ
フィリピンで買った貝殻のネックレス

それから何回遊んだ?
いつも舌で感じた硬口蓋の体温

もう時間の彼方の出来事
寒風に乾いた寂しい唇
0521名前はいらない
垢版 |
2016/12/20(火) 21:37:50.42ID:HsX8Mu4m
次は「水の音」
0522名前はいらない
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2016/12/22(木) 09:36:30.67ID:kwk0xXyh
「水の音」

ひとつぶのコトバすら出せずに

つたえたいこともつたえられず

そのわずかなひとかけらすら押しだせず

口のなかではツバがたまる

あふれ出んばかりにいじ汚く

だんだとそれは苦い味になり

ピチャピチャと

情けなく厭らしく

深い水たまりではねるような音たてながら


次は「nothing (別に) 」
0523名前はいらない
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2016/12/23(金) 20:39:04.24ID:s3aYgEAW
8階で和食を食べよう
と言い出したのはそっちなのに
天丼を頼んでおいて 何も食べない
「食べたくなくなったのよ」

見かねた店の人が 親切にも天ぷらを包んでくれた
食欲nothing 元気nothing
どういう病気なんだろう  フワフワとエスカレーターに乗る女

しばらくして
川岸にあるイタリア料理に行った
「今日はあんたがいるからワインが飲めるわよ」
と発言し
デキャンタを2本、3本と空けた

健康管理nothing
変てこな女と知り合った

やがてまた電話が鳴った
今度は何だい
「お花見に行きましょう」だとさ

爛漫の花の下で
なんにも食べず ワインを飲むのならそれもいい
all or nothing
まったくの酒飲み ぜんぜん不健康 そんなのは嫌だが
付き合うよ やわらかい日差しの中で

壊れがちな君の笑顔を見ていたいから


次は「クリスマス」
0524名前はいらない
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2016/12/24(土) 06:09:14.44ID:EWcqi8og
「クリスマス」

立ち尽くすボクの頭に
冷たいものが舞い落ちる
誰もいない公園
待ち合わせた場所
ひとりぼっちのクリスマス

いつものことなのに
裏切られることなんて
置いてきぼりなんかいつものことなのに
冷たい手の甲で鼻を拭うけど

震える手も
凍りつきそうな体も
燃えるような哀しさが溶かしてゆく
だから今は寒くは無い
わかっている
わかっているのに なんでか
今日はクリスマスだからか
白い雪がまぶしくて
涙も凍りつくように
なんだかとてもくやしい


次は「予期せぬこと」
0525名前はいらない
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2017/01/04(水) 21:06:29.65ID:n3QedLGF
予期せぬこと

興味のない紅白を見て寝る

非通知の着信に気づく

なんとなく電話に出てみる
久しぶりの快活な声
なんでかけてきたんだろう

「あなたが言ったでしょう、盆と正月だけは話そうねって」
そんな約束をしていたのだろうか覚えてない
約束したとしても些細なことだし

話好きな女性よ
元旦の朝は
笑いながらの話し声が洪水のように溢れていた
0526名前はいらない
垢版 |
2017/01/04(水) 21:08:06.15ID:n3QedLGF
次は「夜」
0527名前はいらない
垢版 |
2017/01/06(金) 00:09:50.53ID:HdgS3tTT
「夜」
山が太陽を飲み込んだ。海が月を吐き出した。
生者が息を潜めた。死者が息を吹き返した。
祖父が死んだ日の悲しいピアノの音と
孫が生まれた日の明るいギターの音がした。
朝六時の鐘がなるまで 非日常な冒険が始まった。
冒険の時間はベッドに入れと言われたのは    まだミレニアムが未来の物語で
まだ電話は家にしかないもので
まだサンタクロースは実在の人物で
大人は強く優しく正しいものだったころ


   
0528名前はいらない
垢版 |
2017/01/06(金) 00:10:59.46ID:HdgS3tTT
次は「仇討ち女」
0529名前はいらない
垢版 |
2017/01/08(日) 02:09:21.28ID:eU0tIj5R
「仇討ち女」
決闘場という名の処刑場 強き男と弱き女
勝負は見えていた しかし 剣抜く女の必殺の突き
お父様、今わたしがやります 憎き仇を討ちます
不倶戴天の親の仇 10年にわたる鍛錬の
鋼鉄の腕のふるう刀 極真空手3段のなせる蹴り
どうせ女と舐めてた巨漢 腰から胸に真っ二つ
よくも関係なきお母様を手攻めにしたな
娘の熱き怨念 卑劣な男の首はとぶ
阿修羅の如き 仇討ち女 父母の仇をついに討ち
涙と血で濡れまくる 血という名前の赤い池
天国の愛する人へ あなたを殺したあいつは
一分と立たぬ間に4つの肉片となりました
この十余年、雨の日も雪の日も裸足で夜道を
走り、心を鍛えた甲斐があった
私は強き女になった 私は殺した仇の上に
あぐらをかいてすわり ちからこぶを作った
家族を殺られし乙女の雄叫び
悪の報い恐るべし
0530名前はいらない
垢版 |
2017/01/10(火) 02:17:21.01ID:pNRaANT7
次は ‐sadgirl(悲しい女の子)‐
0531名前はいらない
垢版 |
2017/01/11(水) 04:46:09.38ID:jdL6QJvJ
‐sadgirl(悲しい女の子)‐

凍える今日
キミの目に映るモノは
全てリアルな世界だろう

―私は冷たい風に吹かれていた

ガラスで囲まれた都心に深夜聞こえる音
迷路のように続く歓楽街のdream
なにもかもが冷たい虚構
もう少しで壊れそうな国の現リアル実が
静かに静かにと
いつもひとり佇むキミがいるから
いつか僕が変えてあげよう


次は‐Thank you for today(今日はありがとう)‐
0532名前はいらない
垢版 |
2017/01/11(水) 18:21:54.75ID:TJwodxfr
さよなら good-by また明日
震える夕日が空を刺す
放ったコインと 飼い犬 ビー玉
今も脈打つ 心の臓
今日も今日とてかわりやしない
無色のボール紙 アスファルト
革の上にはしずくがぽたり
子犬の目には静かな虚
それでも歩こう 歩かねば
軋む両膝 歯に歯を当てて
不精なひげを 刈り取って
歩け 歩けと 声あげて
行先見えぬ 明日を見据えて
震える明日に 震るえる唇
瞳で捉えて 手を合わす
それでも歩こう 歩かねば
さよなら thank you もう二度と。


次のお題はスケッチブック。
0533名前はいらない
垢版 |
2017/01/11(水) 19:38:24.41ID:dhuThP97
綺麗に描き過ぎた明日に
届かなくてため息を溢した
きみの好きないろを重ねたら
ぼくを愛してくれるの

初めてきみをみつけた
あの日の景色ごと
スケッチブックに閉じ込めた
明日へ繋がる約束のことば
伝えられないまま

僕のものにならない景色を描くよ


次は「週末は雪」
0534名前はいらない
垢版 |
2017/01/11(水) 22:07:33.04ID:KHtVP0cu
生きている青空をデジカメで切り取りたい
積雪の校舎
濃い透明なブルーを1600万画素が再現する

週末は雪 また雪
溶けた部分的な雪の下には 生きている芝生、秘密の緑
降り積もる雪は 逃げていく君の白い夏服の記憶

追いかけて指でつまんだ、瞬間の背中のゴム
パチリと音を立てて逃げてしまった

あの1秒が永遠に逃走していく



次は「プリティ・ウーマン」
0535名前はいらない
垢版 |
2017/01/12(木) 03:38:54.50ID:3bUcP1BQ
「プリティ・ウーマン」

ここが全ての始まり
辛い思いを書き綴り
Pretty Woman
キミに会いたくて
辛い日々が始まったんだ
それがささやかなきっかけ
辛いんだよPretty Woman
こうやってぐるりキミへの思いは
やがて一周するのさ
必ずキミに届けと僕は願って
この思いをこのこころを風にのせて
Pretty Woman
Do you want to go out with me
勇気振り絞れば必ず


次は「愛へのことば」
0536名前はいらない
垢版 |
2017/01/15(日) 20:25:12.37ID:npRqD48v
博物館に誘ったら
時間通りにやってきた
冬空に溶ける黒、ゲレー、早足のブーツ
僕は派手なスポーツウェア

かみ合わない会話のあと
誰もいない正門を通過
黒いガラスの闇に「臨時休業」の文字

何かせいせいした表情でターンする君は
駅前の雑踏に飲み込まれ
改札口を通り過ぎて行った

動かない昭和の展示機関車の横で唖然と
しばらく立っていたよ
僕は

なにかを叫んでみても もう
届かない愛への言葉


次は「太陽」
0537名前はいらない
垢版 |
2017/01/16(月) 04:59:22.34ID:05o0A6Fx
「太陽」

寒いけれど晴れた日 君はホームで立っていた
その背中には強い日差しが照りつけていて

今僕は君の隣に座っている
そして窓越しの日差しがそのうなじを照らす

黙って見つめる僕には気づかずに
ちいさな頭はウトウトとまどろんで

君はやがて降りてゆくだろう
車内は午後の日差しが入り込んでて明るかった
太陽が熱く、ふたりの前に濃い重なり合う影を作っていた

君は僕を知らない
僕も君を知らない
それなのにこのひとときは
日差しがくれた安らぎなのだと信じたい

そんなことを揺られながら思った


次は「木枯らしの」
0538名前はいらない
垢版 |
2017/01/16(月) 16:48:03.56ID:S957HxF3
色づいた葉を踏みしめながら
きみの声、当たり前のように聞いていた

いまは違う部屋で
いまは違う日常を

それは夢かもしれない

ケーキを食べたね
味が思いだせないけれど、

きっと、きみは笑っていたね
そして、僕も笑っていたね

愛しい笑顔は木枯らしのなかに


次は「招待状」
0539名前はいらない
垢版 |
2017/01/17(火) 05:02:26.11ID:FURoXgXB
「招待状」

僕はトゲを持ち
つねに攻撃態勢でいる
一瞬で破壊せんとして

いつだってこんなもの投げ捨てることができる、
重い鎧を脱いでしまえと彼は言う
そうできればラクだろう
逃げているだけなのはわかっている

武器を取りあげないで
僕はただ逃げ続け
誰からも彼からも怯えてる

いつも残ってたのは無だけだ
僕が怖がっているものは
逃げてきたものは…
このままトゲの矛先を自分に向けてても仕方が無いのに

彼がくれたものは厚い紙
未来への予定がビッシリと綴られた
僕はトゲ捨て招待状を手にした
明日からの自分のために


次は「Not Tomorrow」
0540名前はいらない
垢版 |
2017/01/27(金) 17:37:42.95ID:l1w5FB17
tomorrow 明日
君の友人と3人で会う

その少し前に君にメールを送るだろう
地下の
スタバへ誘って何かを飲む
俺は少しだけ飲んで 席を立つ

丸顔で目の細い友人は
たぶん真面目で誠実な女性
君は
トイレに行く コーヒーのせいで
その間に「前の彼氏」
とのことを
聞き出してしまおう

だいじょうぶ
嫌ったりはしないし叱責する気もない
汚れているなら
自分の白いペンキで全部を塗りつぶす
そして
好きな色で絵を描く

今日も
夜になるとメールをくれるんだね
おやすみ 何も知らずに


次は「熱いお茶」
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垢版 |
2017/01/28(土) 06:42:29.54ID:qx7w7E7n
「熱いお茶」

あなたのためにひとさじ
僕のためにひとさじ
ポットのためにひとさじ

訪ねて来てくれた誰かのために
温かい飲み物を淹れる
こころよい時間のために
香りのよい茶葉を開けて

あなたのためにひとさじ
僕のためにひとさじ
ポットのためにひとさじ

ほんのひとときの歓談のために
せめてこのお茶を飲み終わるまで
大切なひとの足を引きとめたいから
心をこめて僕は注ぐ…


次は「孤独な風」
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垢版 |
2017/02/10(金) 02:46:37.90ID:2HYHZbyg
「孤独な風」

11月は風に吹かれて
カラッカラな乾いた夜空
イルミネーション灯りだし 街は華やぐ雑踏
傷を抱えた野犬達 ゴミを漁るもなにもなし

12月の咆哮は 錆びた空き缶に吸い込まれ
歩くままに月を連れ 走り出すたび躓いて
振り返るも影もなく 孤独の橋で一人きり 
誰も彼も手を繋ぎ 遠い日向で憩ってる
忘れた手紙取り出して 眺めるままに立ち尽くす

僕と 私は 待ちぼうけ 流れる雲も 待ちぼうけ

明日も この夜に 待ちぼうけ


次は「蛍」
0543名前はいらない
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2017/02/11(土) 04:44:04.53ID:FE17iZVH
「蛍」

街灯に仄明るく映るボタン雪が

わたしの手のひらに舞い降りた

今年初めて見た雪は

夜の華やかなイルミネーションと溶け合い空気に滲む

吐く息もさえざえと白く

やがて足元もこんもりと飾るのだろう

明日の朝にはもう消えているかも

そんなはかなげな幻影を

おぼろげに舞い落ちてくる蛍達に見た…


次は「街に」
0544名前はいらない
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2017/02/28(火) 00:08:31.72ID:TCOKGE7E
□ 街に □


この宇宙の片隅の
どこかの街に君がいる
側にいなくても構いやしない
想いが届かないとしても


この宇宙の片隅の
どこかの街に君がいる
離れてたって別にいーんだ
月夜が君を照らすから


すれ違ってもわからない日々の中
桜咲く陽だまりに笑顔
花びらのように舞うといい
いつまでも どこまでも…


次は「カレイドスコープ」
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2017/03/03(金) 04:33:26.68ID:lxhTS8Hr
「カレイドスコープ」

くるくる回る色彩の帯が
ガラスの板に反射して
キラキラと輝いている
お日さまにかざすとまぶしくて
いつまでも眺めていた目が痛い

ふとはずしたら
柔らかいいつもの光景に
静かに微笑むきみがいた
まだちかちかする目の前に
差し出されたその手に
見てもいいよとそっと渡す

きっときみの目にも
こわれたオハジキのように
いく千もの色彩がまぶしく痛く
キラキラ広がって見えるんだろう


next「ホワイト・day」
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2017/03/25(土) 03:44:43.09ID:iGVCUknp
「ホワイト・day」

ひとつぶのクッキーは
齧ったらやや苦くてサクサクとしていて
包み込まれた袋の隅々にまでふくらんで
きみのちいさなその思いやりが
ささやかに感じられ
僕はとても幸せだった


お菓子の甘さや苦さは
ひとりきりの友達の思いやり
渡された包みには
少しばかりきみの哀しみも紛れ込む
ほのかなしょっぱさは心の欠けた一部
ぼくに言えない何かが
入り込んだんだろう
きっとたぶん


次は「透き通る花びら」
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2017/03/25(土) 09:52:45.31ID:q1vnBfSr
透き通る花びら


車にのっているよなぜだか人が
誰もがわきに布を当てて隠すことが確実
めんどくさい背骨
優柔不断に行こう
決断的なナイフ&重力 怖いな
パラレルなバリエーションからエクセレントにセレクトされたって信じてないよ
私のための私だけの空っぽの花束


メロディーは再現性を持ちたがる
恋人たちもう二度と会わないけれど
万雷は拍手のためだけでないから
新しくもないなんかまた訪れるさ
二つ目のロストバージンなんてなかったのさ
置き去りの降り積もる透き通る花びら



次は「べちゃべちゃ」で
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2017/03/28(火) 04:33:14.73ID:+ALxf+Zc
「べちゃべちゃ」

氷りつく空気の中
足元は汚く濡れてゆく
息はまだ白く肌は叩かれて
春などまだ遠いようなのに
聞こえてくる高らかな小鳥の声に
芽吹く道端の花に気がついてみたり

べちゃべちゃと音たてて
それでも歩いて
べちゃべちゃとハネあげながら
春の匂い探しながら


次は「with me」
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2017/04/01(土) 02:40:33.24ID:iDoGtyN5
「with me」

ここが全ての始まり
辛い思いを書き綴り

きみに会いたくて
辛い日々追い越すため
ささやかな思い綴ろう
きみならどう考えている?
こうやってぐるりきみへの思いはせて
必ずキミにも届いてほしいと
まだ冷たい風に乗せ

with me
心温まればきっといつか届くはず


次、「嘘つき」
0550名前はいらない
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2017/04/02(日) 09:40:54.83ID:9mtn39ZM
「嘘つき」

加湿器の極めつき曲がった橘と枝
光沢、寿司、8000の澱に落ちる
空が乾いたからからのうわばみにかける青(まっ)(まっ)(の中に)
恥の街とガンガンお利口なの
祓いが九日 ゆるやかな円の角(の中には)魚のカモシカ(の中に)墓場のお宝(の中に)東部東上線
あり得るようですよ
かなり無理あるよ
いきなり振り向くと
ぜんぶちゃんとしてる
物が基本目線の下にあり動かず触れば動くし指先は感触する
だからこれ、もはや問いかけようもない円
聖なるかな
ゆるやかな円というあまりに巨大な
ただの誓いが円環する世界(の角に)消える


次は「刺身」で
0551名前はいらない
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2017/04/09(日) 14:00:57.93ID:VFmhQprc
刺身

マグロだけでいい
でもさびもほしい
君との愛が覚めちゃう前に

次は 世界平和 で
そんなSashimi days
寂しいでー(す)
0552名前はいらない
垢版 |
2017/04/09(日) 16:13:40.04ID:21MVYaB9
他是经济学家、教育家,也是创新者、改革者。
“35年前我刚到美国,拿到奖学金后就去买了自己的第一部相机,
后来用这部相机记录了很多在美国的生活和学习的情况。
”当清华大学经济管理学院院长钱颖一接受新华网专访时,
看到摄影记者的相机,立刻将时空拉回到那个他“梦想”
开始的年代。就在几天前,钱颖一刚刚吴秋月康秀华荣膺“中国经济学奖”
——中国经济学领域的最高奖项。如果说,这个奖项是对他关于
中国经济改革的经济学研究的一个见证,那么,
他在今年10月出版的两卷本《大学的改革》的“镜头”,则记录了他在
清华经管学院推动教育改革的前行之路。
而钱颖一在经济学界和教育界两者间的“跨界”
更是为我们讲述了一段别样的故事。
0553名前はいらない
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2017/04/11(火) 01:39:42.84ID:B3ImpyRC
「世界平和」

平らで調和のある世界
いつになったらなるのだろう?
それは誰にもわからない
それは何故だか謎だらけ


平らで調和のある世界
デコ部分をボコ部分に補填しよう
それはみんながわかってる
それはみんなが気づいてる


平らで調和のある世界
苗木が成長するような
荒地が森になるような
そんな速さでいいはずさ


平らで調和のある世界
辿り着けそうにないけれど
きっとシンプルなはずなんだ
心を水で満たせれば



次は「心音」で
0554名前はいらない
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2017/04/11(火) 08:03:43.64ID:z0xHP2u4
「心音」

だいたい短い枝に
だんだん枯れてく子
淡々とモノになって全然喋らなくなったんだ

ここは梯子かける調子を外すことなんとなしに
底の支えちゃう心掛け泣ける言葉ひびの中へと
馬鹿な 驚きではない
馬鹿は 愚かしいこと
馬鹿な 何かを笑うより
馬鹿は 作用が起きただけ
あるんだよな人の中には形の無いものが
そもそも人は穴 女もそうだが 男もただの穴 かかえ
空洞には風がつきもの
完全にはそうでないとしても
風穴には音がつきもの
判然とは致し方あるかな
どうにかなるのには円形の人間を思うのさ
単純な丸な口開け

次は「ストローでレーザー」で
0555名前はいらない
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2017/04/16(日) 02:41:56.85ID:awdFzaZp
プレミア見れない
ブンデス見れない
CLEL見れない
代表も見れねえちきしょう
結果知らされて見れねえちきしょうクソったれ同和のクソ野郎地獄へ落ちろ
音楽聞けねえちきしょう
テレビ見れねえちきしょう
オシムは考えて走るサッカー
アンデションズはよく(十分に)考えて(タイミング計って)車のドア閉めて車(バイク)で通る嫌がらせ
同和のクズ共死ねクソ共がざまあみろ気違い共
ほれ気違い共もっともっとドア閉めろ通れ
それしか能のない能無し共がざまあみろ地獄に落ちろ。悔しいか、ざまあみろくたばれクソ同和
お前らの恐ろしさをもっと見せてみろ。そんなんじゃなんともねえぞ
袋とじ見たぞ。悔しいか、ざまあみろくたばれクソ同和
生きる権利もねえクズ共が藁地獄へ落ちろ
嫌がらせがエスカレートするのが楽しみでしょうがない。今それだけが楽しみだ。俺の生き甲斐藁。それだけ怒ってるってことだもんな藁
ラブホ行ったのがそんなに悔しいかざまあみろチンカス共が藁。思う存分楽しんでくるぞあばよ
椎名茉莉、知っちゃったよ。ラブホに来なければ知らなかったはずだけどな。サンキューお前ら藁
超美形。嬉しくてたまらん。お前らどうしてくれる?藁ほれ赤字分を取り返すために必死になれ
ピザ食ったぞ。羨ましいだろう?藁ざまあみろ
音楽聞いたぞざまあみろ
非人が美人
お前ら音楽聞かせてくれてサンキュー。それもお前らがドア閉めて通ってくれたおかげだ
テレビも見たぞざまあみろ
同和の悪口書けば書くほどドア閉めるってことは嫌がらせしてるのは同和だって証だ
とにかくドア閉めるクソ同和藁(とにかく明るい安村風)
深谷市東方の西と高橋か死ね
サッカーの動画見たぞざまあみろ
気違いなのを常識化させるのが集ストの狙い。多いほうが正しいと考える日本人に漬け込んだわけだ。例え悪いことしてても多いんだから正しいと錯覚するように。上手く法律の盲点を突いた嫌がらせだな。法律で取り締まれないことをイイことにやりたい放題
ラルクがライブやるのが悔しいかざまあみろ
メル友出来たぞざまあみろ悔しがれクソ野郎共藁
0556名前はいらない
垢版 |
2017/05/21(日) 06:42:47.15ID:4ekUJJK7
お題と無関係な事書くなよ
0557名前はいらない
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2018/02/12(月) 17:31:11.55ID:zYRw8/V7
すごくおもしろい副業情報ドットコム
暇な人は見てみるといいかもしれません
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』

I019A
0558名前はいらない
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2018/04/09(月) 01:17:49.09ID:syYUAZqG
「ストローでレーザー」

ストローでレーザー
ストローでレーザー

光線を繰り出すつもりが
先から出たのはシャボン玉

ストローからシャボン
ストローからシャボン

ふわふわしててキレイだよ
ふわふわしてて儚いよ

ストローでレーザーのつもりが
ストローからシャボン

ほーらほらどこまでも飛んでいけ
ほーらほら風にのって飛んでいけ

いつのまにか消えちゃうけど
いつまでも覚えとくよ

いつのまにか消えちゃうけど
いつまでも覚えとくよ

次は「キーワード」
0559名前はいらない
垢版 |
2018/04/09(月) 01:28:29.59ID:syYUAZqG
>>558の感想
「ストローでレーザー」って何気に難題だったから
適当に済ましちゃったよ・・・ごめんね
0560名前はいらない
垢版 |
2018/04/12(木) 04:29:29.29ID:WYlftvPp
>>559
そんなことはない上に出てから一年も経過に驚いたが

「キーワード」

たったひとつぶのコトバすらも

伝えたいことも伝えられず

そのわずかなひとかけらも押しだせない

口のなかではツバがたまる

あふれ出んばかりにいじ汚く

だんだそれは苦い味になり

ピチャピチャと

わだかまりのように溜まってゆく…

雨のように降らせたい

早く轟かせたいのに

そのきっかけがいつまでもつかめなくて


次、「鍵」
0561名前はいらない
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2018/05/08(火) 23:43:42.66ID:l1ZlpXr7
「鍵」

とあるカフェの片隅に
落ちてる鍵を見つけた

誰かの忘れ物なのか捨てた物なのか
よくはわからなかった

太陽にかざしてみたら
鍵はキラキラと七色に光った

僕はその鍵に合う鍵穴を探し
方々を彷徨い歩いた

でもその鍵に合う鍵穴は
結局どこにも見当たらなかった

数日後、僕は疲れ果ててカフェに戻り
タバコをふかして一休み

すると目の前に
泣きはらした顔の君が居た

僕は思い切って声をかけてみた
その瞬間、手の中にあった鍵は解けて消えた

僕はその時わかった
この鍵は・・・君の涙で出来た鍵だったんだと・・・

次は「プリズム」
0562名前はいらない
垢版 |
2018/10/17(水) 22:16:38.20ID:oSd+ZfLP
友達から教えてもらった嘘みたいに金の生る木を作れる方法
参考までに書いておきます
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

F00
0563導入
垢版 |
2020/10/12(月) 16:39:20.76ID:AbwXCHe6
フォーチュンオーシャンオンラインEpisode.0

1
フルダイブ式の韓国製量産型VRMMORPGフォーチュンオーシャンオンライン
通称F00では
オープンβテスト(*1)中の事故(*2)によってプレイヤーの大多数(*3)が
ログアウト不能(*4)になってしまった(*5)
自分が本当に生きているかもわからないプレイヤー(既にPCと同義である)たちは

射出できるならば実在する!

2
実は(*6)フォーチュンオーシャンオンライン(*7)は
神が作った(*8)ファンタジー空間(*9)だった
SFなど存在しないと深刻な挑戦をなげかけた神にシンジたちは反証する(*9)
もしこの世界がファンタジーであるならば必ずSFは成功(*10)しない
SFは成功している
ゆえに

使用新奇性があれば実在する!
0564承前
垢版 |
2020/10/12(月) 16:39:47.99ID:AbwXCHe6
(*1)2xxx年2月14日からの半年の期間中、基本的にこのゲームは無課金であったが、その抽選倍率は10000倍を越えており、希少価値が存在し、運営サイドによって合法ではないという警告はなされていたが、(たとえばYahoo!Auctionなどの)一部のweb競売サイトではアカウントが最小でも1アカウント51万円以上の価格で転売されていた
(*2)2xxx年2月29日の時点では、まだ人為的原因の可能性や、その場合における故意性が存在した可能性が排除されていない
(*3)たまたま離籍していた例外を含む。たまたま遺伝的耐性を持っていた例外を含む
(*4)ログアウトコマンド自体は残っていた。すべてのプレイヤーによってログアウトが試みられたわけではないので、帰納法的にいえば実は誰かはログアウトできた可能性が排除できない。1人のプレイヤーにおける場合でも、彼は最大3回ほどログアウトを試みた時点で諦めたので、実は65535回ログアウトを試みればログアウトできていた可能性を排除できない
(*5)2xxx年2月29日時点。ただし、過去のある時点においてもそうなっていた可能性は成立するし、未来のある時点においてもそうなる可能性は成立する。それらは歴史的におよび地理的に連続する必要ない
(*6)まだページ数が150pほど残っているため、リソース的にはさらなるどんでん返しが可能なので(ただし著者のプロットにも依存するのでその可能性が高いか低いかには言及できない)、実は真実でも事実でもないかもしれない
(*7)既にフォーチュンオーシャンオンラインはかつて韓国のVRMMOゲーム製作会社が作っていたゲームであったはずが、今では神が作ったゲーム(それをゲームと呼ぶのは便宜上の都合である)に変わっているので、同一性が保持されていないため、このまま同じ名称で呼び続けるべきなのか疑問が残る
(*8)しかし製作過程が開示されていないので、実は共同制作作品である可能性が残る。盗作やオマージュやパロディ作品である可能性も残る
(*9)空間は神(あるいは他の製作者)が作ったことがこれで明らかにされたが、まだ神が時間まで作ったとまでは明言されていない
(*9)さらなる反証も可能
(*10)成功の定義にもよる。たとえば宝くじの当選者は成功したのかとは議論の余地がある。ビル=ゲイツの成功を認めない立場もあるだろう

次回「はいギルティ」
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