二時限目が終わって 教室を移動する君を
引っ捕まえて ライブ会場にぶち込んだ

忘れらんねえよ サンボマスター
もちろんブルーハーツもいいよな

多大なる嫌がらせを受けても
愛と平和を 叫んでんだ
金だけじゃねえぞ、と怒鳴ってんだ
永遠の輝きだ
二度と忘れられない 黄金の輝きを
浴びちまったんだ 浴びちまったんだ

数学の授業では 習わねえだろ
何の為に 生きるのか
愛する者のためなのか 自分を愛するためなのか
音を愛すか 人を愛すか
全ては パンクに詰まってんだ いいから 聞け

それともなんだ?
「妬ましい」だの「疎ましい」だの
いちいち 他人と自分を比べて卑屈で
それで 毒づいて 大人になった気分にでも
なってんのか? ダセえ奴 パンクを聞けー!

青春パンクの時間だぜ
青春パンクの授業だぜ

綺麗事だけで いいんだよ
どーせ 俺らは 誰かの敵で
いつか 誰かを裏切っちまうんだ
だから この瞬間だけ
額縁に入れて きれいな部屋に 飾るのさ
それが大事なんだ そこが黄金の魂だ

青春パンクの授業だぜ
青春パンクの時間だぜ

叫べ
愛と平和! 愛と平和!
愛と平和ー! 愛と平和!

繰り返してると まるで世界中が
愛に包まれてる気分になったろ
世界が美しく 思えてきただろ
だから 辞められねぇんだよ
このまま 全てが ピンクに染まればいいのに

でも それは どだい無理だから
今 この瞬間だけ 叫ぶのさ
愛と平和! 愛と平和!
愛と平和!愛と平和!

(青春パンクの時間は終わり、また彼女は退屈な数学の授業へと帰っていった。
しかし彼女の耳元には、無機質なオッサンの退屈な話だけではない。
若者の『善を信じる心』その魂の叫びが四六時中流れている
もう彼女は、一人ではない。繰り返す。もう、彼女は一人ではない
それがどんだけ嬉しいだろうか。パンクマンにはそれがどんなに、嬉しかっただろうか
明日は明日の風が吹く。愛と平和!愛と平和!では、行こう
まだ人生は終わらないから。さあ、行こう)