何も考えたくなくなるほどなのは
何か考えたことが、きっと丸々うまくいっていないから

でもきっと、その衝動のような欲望は
自分の本意ではないはず

拡散のように目まぐるしく
枯れることと咲くことが
日々廻る運命のこの世の中

好きだったはずのことを裏切るのは
飽きたから?

そんな飽きた程度で
好きでなくなるくらいならば
あの時の好きは、嘘だったと言いきれないことでもなくなる
そう思ってもいいと思う

まだ純粋な心が残っていたみたい

流行り
流れに乗る先
行き着くのは結局、それほど好きでもなかったという事実
そして、次の獲物

また誰かも知らない人が仕掛けている
カリスマというお面を王冠にまで、一時でもそうできたのなら、一応成功なのらしい

波の上で躍らされてる
とまでは言わないし、言う必要もないけど
残念ながら、それを面白いとも思えない

それだけで、波から落っこちて
見事に沈むらしい

きっと海底が好きなわけではない
誰かが仕向けた波が
あまりにも面白くなくて、つまらないと感じるから
それならまだ海底の方が
その暗闇もまだマシで
全然良かったというだけ

十分、間に合ってたし
今でもまたそれを味わって楽しめる才能なら全然残ってるはず

でも、もうちょっとちゃんと成立させたくなってる自分もいるはず

自分だけの波乗りで
他の波にいちいち乗らないことを、楽しめる自分にしたい

浮かび上がることの意義
勝つことだけを成立とさせない意味

負けながら成立させる
その成立が可能となったとき
負けたくても、負けにはならない

そんな都合の良さを、
エゴで取り返したい