光走性

なぜ歴史の上に人が生まれたのか
なぜ感情を細分化させているのか
喜びの裏に悲しみがあって
悲しみの裏に喜びはない

失えば取り戻そうとしたり
手に入れればそれ以上を求めたり
幸せになんてなれやしない
不幸の権化それが人です

それでも諦めきれずに今日も探している
それがひとときの安らぎと知ってても
暗闇の中小さなマッチをかき集めて
一つずつ燃やしながら永い道を歩んでく


なぜ現在私たちは生きているのか
なぜ現代になっても答えは出ないのか
喜びの歌を歌ってたって
悲しい気持ちは消えたりしない

生きている時には死にたがり
死にそうな時には生きたがり
ただ意味もわからず生きたがり
無知の権化それが人です

それでも諦めきれずに今日も探している
それが気休めでしかないと知ってても
暗がりの中小さな光だけを目指して
期待しながら絶望しながら永い階段を登ってく