高松市とことでん物資備蓄協定09/06 17:14nhk
災害の際に避難所に届ける物資を利便性の高い中心市街地に保管しようと、高松市は
ことでん=高松琴平電気鉄道と物資の備蓄に関する協定を結び、ことでんが所有する
市中心部のビルに非常用の物資が保管されることになりました。
高松市役所で開かれた協定の調印式には大西市長とことでんの真鍋康正社長が出席し、
それぞれ協定書に署名しました。
大西市長は「市として南海トラフの巨大地震に備えることは重要で、市中心部に物資
の保管場所を確保できることはありがたい」とあいさつしました。
協定ではことでんが高松市中心部に所有する「コトデン瓦町ビル」の1階にある40
平方メートル余りの空き倉庫に毛布2100枚や長期保存可能なパン1350食分
など15種類の物資を保管するとしています。
高松市では非常用の物資を小中学校の体育館などを中心に備蓄していますが、今回の
協定で避難所に避難する人が想定よりも多かった場合に中心市街地の利便性を生かして
迅速に補充用の物資を避難所に届けることができるようになるということです。
10月初旬には物資が運び込まれ保管が始まるということで、ことでんの真鍋社長は
「地震や豪雨など、万が一の場合に備えて官民が連携して災害に強い町作りを進めて
いくことは重要だ」と話していました。