そして、小浜京都ルートの問題として、
費用便益比が1.0に達しない、つまり着工不可能ではないかという問題があった。

この点、国交省の予測では、2046年に小浜京都ルート開業後、利用客が2.4倍になるという想定で、なんとか費用便益比1.05、マスコミ報道では四捨五入して1.1というつじつま合わせをした。

しかし、現在の2.4倍の利用者という数字は全くもって信じられない。

なぜならば、2011年開業の九州新幹線でさえ、1.4〜1.8倍にしかなってないからである。
また、2046年には日本の人口は9700万人に減少する。2060年には同8700万人。
石川県の人口はわずか70万人台、福井県の人口は50万人台に減少するからである。