南海6000系の長生き伝説

21世紀前半、新大阪駅まで開通したなにわ筋線に南海6000系が走り、
最新鋭のリニア新幹線との横並びを見せる。
21世紀後半、南海6000系は世界文化遺産と産業遺産に登録される。
22世紀、南海6000系は世界一の長寿電車としてギネスに登録される。
23世紀、南海6000系は現存する世界最古のステンレス素材としてギネスに登録される。
24世紀、ドロドロした歴史を取っ払い新今宮が高級住宅地になる。6000系での通勤はステイタスの高さの象徴に。
25世紀、トレンディードラマにも、20世紀を舞台とした時代劇にも南海6000系が登場し、
引退と無縁の電車が現役で走り続ける500年の時代の流れに国民が驚かされる。
26世紀、初代走ルンですの209系から始まるJR東日本の短寿命車両が100回目のモデルチェンジを行ったが、
その一方で南海6000系はなおも現役バリバリである。
27世紀、それでもやっぱり6000系は走り続ける。
28世紀、空海生誕2000周年記念として高野線の線路を大改造し、ダイヤ改正を実施。
高野山地域の名所である金剛峯寺大門や奥の院に南海6000系が乗りつけるようになる。