神鉄の復刻レトロ車両 お披露目でファン歓喜
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201805/0011270781.shtml

11月で開業90周年を迎える神戸電鉄(神戸市兵庫区)が1950〜60年代に運行した車両を復刻させ、お披露目イベントが19日に谷上駅(同市北区)であった。
ライトグリーンとシルバーグレーでツートンカラーの塗装を施した「メモリアルトレイン」を一目見ようと、鉄道ファンらが駆け付けた。
前身の神戸有馬電気鉄道は28(昭和3)年11月、湊川−有馬温泉間で営業運転を開始。
49年に現在の社名となり、総延長は69・6キロ。
輸送人員はピーク時の92年度に約6600万人、昨年度は約4100万人だった。
イベントでは、谷上駅2番ホームに展示された車両を開放。
250人以上が詰め掛け、子どもらが制服や帽子を着用して運転台に座るなどして楽しんだ。
その後、復刻車両は谷上−岡場間を特別運行。
ファンら約120人を乗せ、谷上駅を出発した。
神戸市立西山小学校6年の男児(11)は「かっこいい色。運転台も初めて入れた」と喜んだ。
20日から定期運行する。
運行情報は同社ホームページに掲載。
60〜80年代に使われたオレンジとシルバーグレーの車両も復刻し、7月下旬から運行する予定。