ヒント
読売新聞 2018年04月18日 15時50分

九州新幹線長崎(西九州)ルートの整備方式について、
JR九州の青柳俊彦社長は18日に開かれた与党検討委員会の会合で、全線を一般の新幹線と同じ「フル規格」で整備することが望ましいとの考えを改めて示した。

会合終了後、報道陣に明らかにした。青柳社長は三つの整備方式のうち、「フル規格は時間短縮効果が最も高く、西九州地域全体に発展をもたらす」と強調。
車輪の間隔を変えてレール幅の異なる新幹線と在来線を走る「フリーゲージトレイン(FGT)」と既存の在来線を活用する「ミニ新幹線」の2案は、安全面や費用対効果の面で難があるとの見解を述べたという。

長崎ルートでは、武雄温泉―長崎間(66キロ)で、フル規格での整備が進んでおり、検討委は残る新鳥栖―武雄温泉間(約50キロ)の整備方式を議論している。
フル規格は運行速度が速い反面、整備費が最も高く、費用の一部を負担する佐賀県が採用に難色を示している。

http://www.yomiuri.co.jp/economy/20180418-OYT1T50067.html?from=ytop_main2