田園都市線の計画は、
何から何まで一私企業による私的なもの。
もちろん行政も絡んで開発されたが、
当の開発した会社としては、
全体を私的な開発の結果できた
私的な勢力圏として考えているのでは。
いわば、東京ディズニーランドの敷地内は
ディズニーランドだと考えるように、
田園都市線も含めて、
田園都市開発圏はすべて
私的な開発の努力の結果できたもので
あくまでも私的な勢力圏として自負しているのかも。
”電車まで引いてやって、
毎朝電車で川を渡って勤め先まで便利に行けるのは、
いったい誰のおかげだと思っているんだ、
少しはありがたいと思え、
混雑とか、冷房の効きが悪いとか、電車が古いとか、
贅沢言ってるんじゃないよ、
人が苦労して開発したものに毎日お世話になっているくせに、
感謝の欠片もない、文句ばっかりうだうだ言いやがって、
こっちが開発してなかったら、いまだに原野のままだったんだぞ、
藻前らの今の生活もありえなかったかもしれないんだぞ、”
位に思っているとしか考えられない。