JR九州は10日、観光列車「或る列車」の乗客に提供した炊き込みご飯のアサリについて、「中国産」とすべきところを「福岡県 長崎県 あさり」とメニューに表示して提供していたと発表した。

 同社によると、表示を誤ったアサリを含む炊き込みご飯は、昨年4、5月と今月に計23日、1161人に提供した。長崎県内の業者などから福岡、長崎県産として仕入れていたが、実際は中国で1年以上肥育した稚貝を輸入し、
長崎県内で約半年、育てたものだったという。今月6日、調理担当者が「原産国 中国」のシールが貼ってあるのに気づき、業者に問い合わせて判明した。

 JR九州は「今後は発注の際に明確に産地などを指定し、仕入れの度に確認を徹底する」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180511-OYT1T50045.html?from=ytop_main7