じゃあちょっと客観的な試算してみるか。
大阪─草津間65.0kmで、1両あたりの売上を比較しよう。
乗車券1,140円、特急自由席1,180円、特急通常期1,700円。
入れ替わりなしで乗客全員が大阪─草津を正券で乗り通したものとする。

■モハ225形(座席72名、乗車率100%時定員144名)
料金なし座席満席の状態:1140×72=82,080円
料金なし乗車率100%の状態:1140×144=164,160円
料金なし乗車率200%の状態:1140×288=328,320円

■モハ683形(座席72名、定員乗車)
特急自由席満席の状態:1140+1180×72=167,040円
特急指定席満席の状態:1140+1700×72=204,480円

このように新快速にギュー詰めが、余計な手間を掛けずに圧倒的に儲かる仕組み。
ただし200%では苦情が大きいので、全面12両化により昼間100〜120%に下げたのが現状。
有料座席にするなら、大阪─草津間で1,000円以上もらわないと西としては割に合わない。