特急「南風」新型車両を公開01月23日 12時25分ttps://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20190123/8020003892.html
先月完成したJR四国の新型の特急車両の内部が、試験運転を前に初めて公開されました。
JR四国が開発した新型の特急のディーゼル車両「2700系」は、「2000系」という車両の老朽化に伴い後継の車両として開発されました。
先月完成した4両が神戸市から香川県多度津町のJR四国の工場に運ばれ、このうち2両の内部が初めて報道陣に公開されました。
新型車両は、長時間乗車する特急でもくつろいでパソコンを使った作業などができるよう、
全ての座席に座る部分が前に動くリクライニングが備えられ、肘かけにコンセントを設置しテーブルを大型化しています。
また外国人観光客の利用が増えていることからデッキに大型のスーツケースが入る荷物置き場が設けら、
車いすでも利用できるトイレも整備されています。
JR四国によりますと、新型車両の最高速度は時速130キロで、高知と岡山を結ぶ土讃線の特急「南風」を中心に使用する計画です。
1両あたりの製造費は3億5000万円ほどで、およそ40両を導入する予定だということで、JR四国は今月下旬から試験運転を始め、
今年秋頃からの営業運転を目指しています。