1956(昭和31)年に高島町〜桜木町間を複線化した頃のパンフレットには、退避設備を増設して特急列車を設定し
渋谷〜桜木町間を25分程度に短縮するといった趣旨の文章があったようだが、「東横特急」の登場はそれから実
に45年も経過した2001(平成13)年で、しかも現在の同列車は渋谷〜横浜間でさえも日中26〜27分を要している。
登場間もない旧5000系高性能車の使用が前提と思われるが、湘新の登場すら予想できない時代だったにもかか
わらず、遠大な構想をもっていたようだ。