早期全線開業向けて大阪府が協議会設立へ 北陸新幹線
2019年3月3日
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20190303/CK2019030302000014.html
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自民党北陸新幹線整備プロジェクトチーム(PT)の会合が二日、初めて大阪市内であり、府が明らかにした。
会合は冒頭を除き非公開で、終了後に座長の高木毅衆院議員(福井2区)が説明した。
組織の名称は「北陸新幹線早期全線開業実現大阪協議会(仮称)」。
府知事と大阪商工会議所会頭が共同代表に就く。

 構成メンバーには大阪市と府商工会議所連合会、関西経済連合会(関経連)、関西経済同友会が名を連ねる。
四月以降に設立総会や大会を開き、国などへの働き掛けを強める。
ホームページやインターネット上の交流サイト(SNS)などを活用した情報発信にも取り組む。
関西ではこれまで、三七年開業予定のリニア中央新幹線名古屋−大阪間に目が向いていた。
高木座長は「意義深いと感じた。これから建設に向けて熱い思いを持って動いていただける」と歓迎した。
この日の会合には大阪、京都両府市、関西広域連合、関経連が出席し、いずれも未着工区間(敦賀−新大阪間)の早期開業を主張。
PTメンバーと思いを共有した。

国土交通省は三一年度着工、四五年度開業と想定するが、
財源にめどが付けば、敦賀開業後の二三年度着工も可能との見方を示している。