完成するのは、24年後。遠い先です。このようなものを造る意味など全くないのに。
 24年後の北海道は新幹線ができたとしても経済が上向きになっているとは思えません。
 過疎化が一段と進行しているでしょう。
 24年後のために今から造ること自体がナンセンスです。
 24年後にしかできないような国力であるならば、やはり壮大な無駄であるということ。
 羽田雄一郎国土交通相も参列されたそうですが、曰く、
 「24年とされている工期の短縮について、記者団に「1年でも2年でも早くしたいという地域の思いは私も同様。
 これからも努力を続けたい」と表明。」
 羽田氏は、一体、いつまで国交相でいられると思っているのでしょう。11月解散ということになれば、それまでのこと。わずかな在任期間中に本当に無責任な判断をしたものです。

 今後、東京、札幌間は交通の大動脈になることはありません。物流が増えることもありません。
 既に、中央リニア(東京、大阪)ですら、採算性や実現可能性などが問題になっているのに、
 札幌まで伸長する意味など、全くありません。

 北海道新幹線で経済上向きになるなんて、夢のまた夢(というより妄想)、
 それよりは、北海道が財政再建団体になっていなければいいですけれど。

 それにしても北海道新聞は、社説などよい記事が多いのに、どうして北海道新幹線の
 ことになると批判的視点がなくなってしまうのだろう?