1991年と1995年を境に関西を取り巻く経済状況が急激に悪化したからな。

それとこの間にJR東日本では901系を発端とする技術革新があり、他のJR旅客各社はもちろん、
車両規格や輸送形態の面でJRと近似する関東私鉄各社もその恩恵を受け、
営団地下鉄(東京メトロ)もJR東日本と異なるアプローチの低コストの車両製造技術を用いた車両を大量導入し、
結果的に関西私鉄より低コストで車両の体質改善を一気に推し進め、地域格差が一気に縮まったことは大きい。

実は南海や阪神は1990年代には209系流の軽量ステンレス技術を取り入れていて、名鉄や西鉄も追従。
アルミ主体の京阪も2002年度の車両から東京メトロ車の設計や部品を流用。

長らく近鉄とともに自前主義だった阪急も2000年代初めの経営難によるアルナ工機の解散で
その手綱を緩め(独自仕様はまだまだ残るけど)、結局は近鉄が取り残された形。