新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、日本感染症学会と日本環境感染学会は21日、市民向けの注意点を発表した。
電車やバスでつり革や手すりなどを触ったら、鼻や口、目などを触らないことや、こまめな手洗いと手指の消毒などを呼びかけている。

糖尿病や心不全の患者、透析を受けている人、抗がん剤や免疫抑制剤を使っている人、高齢者は、感染すると重症化しやすいとされる。
両学会は、こうした人は多くの人が集まる場所に行くことは控え、毎日、朝と夕方に体温測定するよう求めた。
また、病院や介護施設は高齢者らが多いため、ウイルスの持ち込みに注意が必要だと指摘。面会は控えるよう求めている。

市民が注意すべきこととして▽電車やバスでつり革などを触ったら、鼻や口、目などを触らない▽会社や学校、自宅に着いてから手洗いをしっかりする▽時差通勤やテレワークを活用する
▽37・5度以上の発熱やせき、倦怠(けんたい)感があるときは会社や学校はなるべく休んで自宅で安静にし、マスクをつける、などを挙げた。

https://www.asahi.com/articles/ASN2P6X90N2PULBJ01B.html